ノーザン・ソウル系男性ボーカル・グループで、Carl Cutler、Floyd Lawson、John Myers、Lindsey Griffin の4名がメンバーで前身のバンドThe Four Penniesで数枚のシングルをリリースし、Hearts Of Stoneと改名し Motown 傘下の V.I.P. からリリースした唯一のアルバム。この V.I.P. は新人や中途入社組の多い独立型レーベルであったらしく、在籍アーチストも極わずかでアルバムはこのハーツ・オブ・ストーンを含めて6枚しかリリースしていないマイナーレーベルです。
マイナーなレーベルから発売のマイナーなバンドではありますが音は非常にしっかりとしています。テンプテーションズ的なもの、サイケな作風のもの、等々色々な表情があります。どれも完成されたサウンドですが、アルバムとしては少々散漫なところもあるか?もしれないとは思います。が、全く悪くない、いや聞きごたえにある内容であります。
唯一のシングルカットは It's A Lonesome Road で勢いのある1970年代にデビューした当時のフレッシュさがにじみ出る。続く If I Could Give You The World もミドル・テンポの爽やか系ソウル・ナンバー。ストリングスに乗せたコーラス」が楽しい What Does It Take、サイケな雰囲気漂う "Thank You" Falettinme Be Mice Elf Agin なんかも素晴らしい。そして哀愁あふれるモータウンの名曲 You’ve Made Me So Very Happy なんかも収録されています。Blood,Sweat&Tears でもヒットしていましたねえ。
とにかくこの時代は、様々なソウルバンドが出ては消え、出ては消えだった。この手のレア・グルーブを聴くと層の厚さわかります。1枚でなく、もっとアルバムを出して欲しかった才能の一つですね。
1. It's A Lonesome Road
2. If I Could Give You The World
3. Would You Take A Dime From A Poor Man
4. Rainy Night In Georgia
5. You Gotta Sacrifice (We Gotta Sacrifice)
6. What Does It Take (To Win Your Love)
7. Yesterday's Love Is Over
8. "Thank You" Falettinme Be Mice Elf Agin
9. He Ain't Heavy, He's My Brother
10. You've Made Me So Very Happy
11. One Day
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