2021年4月21日水曜日

本日のCD Blood, Sweat & Tears


ベーシストのジャコの本「ジャコパストリアスの肖像」の
第2章「オン・ザ・ロード」でのエピソードを読んで
Blood, Sweat & Tears のアルバムも聞きたくなって購入
タワレコの棚にはこれ1枚でした

そのエピソードですが、このバンドドラマー Bobby Colomby が
ジャコの奥さんのトレイシーをナンパして
翌日にからかい半分でジャコの演奏を聞いたら驚いた
そしてレコード会社のエピックとの契約を取り付けて
その年の1975年10月に自身のスタジオでデビューアルバムが録音された
その後の、このバンドのギグに参加している(残念ながらレコーディングは無し)

でも、この録音はジャコと出会うはるか前の1969年の作品です
アル・クーパーの呼びかけでジャズやクラシックの経験者で
譜面の読めるミュージシャンたちで作ったこのバンドのデビューは1968年
「Child Is Father To The Man」を発売し、ブラスロックというジャンルを確立
しかしワンマンのクーパーにメンバーが造反し、リーダーが追い出され
デビッド・クレイトン・トーマスを迎えてリリースしたのが本作
グラミーで(年間最優秀アルバム)を受賞するの世界的な大ヒット

2ndアルバムにしてバンド名をアルバム名にしたことでも自信がうかがえ
特にシングルヒットした「スピニング・ホイール」は
生まれてはいましたが覚えているはずもない頃なのに
メロディとか知ってて歌える名曲で
よりジャズのテイストが濃いブラスロックです

一番長い「ブルース・パート2」はイントロの長いオルガン
ジャズのベースライン~テクニックを見せつけるドラムソロ
そしてジャズ・サックスの長いソロ
クリーム「サンシャイン・ラヴ」「スプーンフル」が出てきて
ようやくサザンソウル的なブルースに

古臭くはありますが、当時のブルースロック・ファンにも
確実に受け入れられる仕掛けも満載で
計算された「あざとさ」も楽しめる名盤ですね

bass : Jim Fielder
drums, percussion, vocals : Bobby Colomby
guitar, harmonica : Steve Katz
lead vocals : David Clayton-Thomas
organ, piano, electric piano, harpsichord, 
celesta, trombone, flute, horn, vocals, alto Flute : Dick Halligan
piano, electric piano, vocals, alto sax : Fred Lipsius
trombone, recorder, bass trombone : Jerry Hyman
trumpet, flugelhorn : Chuck Winfield
trumpet, flugelhorn, piccolo trumpet : Lew Soloff

1. Variations on a Theme by Erik Satie (First and Second Movements)
2. Smiling Phases
3. Sometimes in Winter
4. More and More
5. And When I Die
6. God Bless the Child
7. Spinning Wheel
8. You've Made Me So Very Happy
9. Blues, Pt. 2
10. Variations on a Theme by Erik Satie (First Movement)
11. More and More  (previously unreleased, bonus track)
12. Smiling Phases  (previously unreleased, bonus track)

Spinning Wheel 

Blues, Pt. 2

More and More


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