2021年11月21日日曜日

本日のCD Kenny Burrell & The West Coast All Stars Laguna Beach Jazz Festival '79


 Laguna Beach は南カリフォルニアにある海岸で開かれるFriends Of Jazz Festival が National Public Radio のジャズアライブシリーズの一部として放送された1979年のジャズ・フェス録音です。ラジオの録音なので最後にプログラム紹介も入ってます。貴重な音源をリリースしたのは、Hi Hat というレーベルです。
 あまり耳慣れないレーベルなので調べているとどうやら日本のレーベルで、埼玉にあるインター・アート・コミッティーズという会社の事業部のひとつ。この会社中々な多角経営でカーライフサポート事業、音楽関連(エンタテインメント)事業、地域開発事業 といった全く音楽に関連の無い事業も展開してます。音楽事業の中には Hi Hat 、Alive The Live の二つのレーベルがあって Hi Hat は 洋楽アーティストのラジオ番組用として収録された貴重なライヴ音源を所有し、その中でもジャズに特化したアーティストの作品を国内でリリースするレーベルとのこと。そのほか弦楽器、洋楽、ロックなど分野別にレーベルを保有しています。ジャズライブの Hi Hat の統括はドラマーなんでしょうか。



 さて、この Hi Hat が発掘してきたライブ音源ですが、ラジオ用に録音した音源とのことですが、Kenny Burrell & The West Coast All Stars と名前だけあってバレルの録音レベルが特に高いのが気になり、状態としてはあまり良いとは言えないですが貴重な音源として拝聴します。演奏としてはいかにもフェスらしい開放感のある雰囲気は伝わってきますがフェスでありラジオ用の音源、レコードを目指した録音ではないので少し間延びしたソロ回しって感じがしたところでバレルが入ってくるとぐっとバンドの演奏が引き締まってくるのがさすがです。
 収録曲の中では、個人的に A Child Is Born がお勧めです。バレルのソロギターアルバムの Tenderly に収録されていたのが大好きなのですがバンドで演奏するとまた違った印象です。Newport Jazz Festival 1976 での収録もある曲ですがライブ音源としてはこっちの方が好みです。音的にはわかりやすいストレートなトランペットは好印象です。Conte Condli はウディ・ハーマン、スタン・ケントン、ベニー・グッドマン、ディジー・ガレスピーのビッグバンドで演奏で馴らした人のようです。

guitar : Kenny Burrell
sax flute : Jerome Richardson
trumpet : Conte Condli
flugelhorn : Thad Jones
tenor sax : Frank Foster
keyboads : Art Hilley
bass : Leoy Vinnegar
drums : Shelly Manne

1. The Common Ground
2. A Child Is Born
3. Blues In The Closet
4. It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing
5. Now's The Time
6. Program credits




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