1970年に大阪市立工芸高等学校の高校生時代に、木村充揮、内田勘太郎で結成し、1975年に「おそうじオバチャン」でデビュー。日本にブルース・ブームを起こしましたが「おそうじオバチャン」の歌詞は差別的だと放送禁止になります。
1976年には、Sleepy John Estes の前座とバックバンドを努め。1980年には Muddy Waters とのジョイント、1988年にはシカゴのブルース・フェスティバルに出演と精力的な活動を続けますが、1998年バンドは冬眠します。2012年ドラムの島田和夫氏が自殺。2013年に再結成し同年に〜島田和夫祭り〜を開催しています。また、木村充揮、内田勘太郎の二人は「憂歌兄弟」として活動もしています。
雑誌で読んだのですが、メジャー契約成立したら契約金が入り、みんな飲んだくれて仕事をしなかったとか。熱烈なファンでは無かったのですが、歌は知っていますし youTube でライブなども楽しく見させていただいておりました。日本語で歌詞がダイレクトに伝わりますし、木村充揮(きむらあつき)のしゃがれた声とタイム感は他にはありませんし、内田勘太郎のラグ・タイムを基本としたブルース・ギターも素晴らしい。私自身がスライドとラグ・タイムを練習していた時には、教則DVDなどでお世話になり、今では相当好きなバンドとなっています。
ライナー・ノーツを見ていて気付いたのですが、作詞・作曲で 木村秀勝 となっているので、ボーカルの木村さんの兄弟?かと思ったら作詞作曲は「秀勝」バンド活動は「充揮」としていて、意外と細かいとこにこだわってはるようです。また作詞には、沖てる夫氏の名前も、かなり出てきます。1951年愛知県生まれ。フリー紙編集のほか、コピーライター、作詞家、構成作家など、いわゆる書くこと全般を職業とする。作詞については憂歌団の『おそうじオバチャン』『嫌んなった』『10ドルの恋』をはじめ多数の作品がある。鍼灸師でもある。また 尾関真氏は名古屋で尾関真ブラザーズで活動していたブルースマンとのことで、憂歌団はザ関西のイメージですが名古屋方面の方ともかかわりが深いようです。一方スティーリンについては、ザ大阪のブルースマン上田正樹氏とサウス・トゥ・サウスを組んでいたギタリストの有山淳司氏も名を連ねています。ラグ・タイム系の方ですね。石坂まさを氏の方は、藤圭子のデビュー作「新宿の女」の作詞家で本名「澤ノ井龍」だが、気狂い龍二との渾名が付くほどの激しい方だったとのこと。
歌でギターで人生が語れる、日本のブルースの中心にいる、ほんまもんの和製ブルース・マンですね。ここには週rくされていない「胸が痛い」なんかは私のカラオケの十八番です🎶🎸
vocal , guitar : 木村充揮(秀勝)
guitar : 内田勘太郎
bass : 花岡献治
drums : 島田和夫
1. 嫌んなった (詩 沖てる夫, 曲 憂歌団)
2. おそうじオバチャン (詩 木村秀勝, 曲 憂歌団)
3. 10$の恋 (詩 沖てる夫, 曲 内田勘太郎)
4. 出直しブルース (詩 沖てる夫, 曲 内田勘太郎)
5. 金持ちのオッサン (作詞、作曲 尾関真)
6. 当れ! 宝くじ (作詞、作曲 木村秀勝)
7. パチンコ~ランラン・ブルース (作詞、作曲 木村秀勝)
8. イコマ《女町エレジー》(作詞、作曲 石坂まさを)
9. ケツに火がついた (詩 沖てる夫, 曲 内田勘太郎)
10. どてらい女 (詩 沖てる夫, 曲 内田勘太郎)
11. 俺の村では俺も人気者 (作詞、作曲 尾関真)
12. はんか街のはんぱ女 (詩 沖てる夫, 曲 憂歌団)
13. ボクサー (作詞、作曲 木村秀勝)
14. スティーリン (作詞 有山淳司, 内田勘太郎 作曲 Gus Canon)
▶ 嫌んなった
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