1994年のアルバムで発売時に購入したのかどうかは記憶ありませんが、私がアシッド系にはまり始めた時期と同時期ではありますので、中古ではなく新品で購入したのかと思います。それ以来、お気に入りのアルバムになり聞き続けていますが、既にライナーノーツなどが紛失し、CDの本体のみしかありませんが、現代はネットが発達しているので、色々調べがつきます。当時、詳しいことはわかっていなかったのですが、Bernard Wise (Skipper Wise)、Les Pierce のマルチ楽器奏者の二人が、プログラミングを駆使するグループ。ジャンル分けでは American smooth jazz group、Soul-Jazz にあたるようです。私の中では Acid Jazz にも分類されるのは、ヨーロッパ式です(今初めて知りました)
サウンド的には、打ち込みが主体ではあるものの、リズム、ベースラインなどが非常に優秀で、様々な楽器の使い方も含めて、とにかくハイセンスでした。過去形にしたのは、おそらく後輩にあたる今のミュージシャンが真似しまくっているので、いまや新しくは無いということで、おそらく当時は先駆者的なサウンド・クリエイターだったはずです。アシッド・ジャズ愛好家は、私の周りにはいなかったので日本でのセールスはどうだったのかはわかりませんが Freedom Words はシングルカットされ、American Billboards Video awards にノミネートされています。
それでは、長年の愛聴作品を再度レビューします。Welcome To The Colour Club Welcome の女性ボイス、オーケストラヒット、ストリングス、シンセ、テナー・サックスの単純リフが組み合わさって、いかにも打ち込みで作りましたって感じがクールだと思います。Scene I 行進する 音だけで7秒です。Freedom Words けだるい歌い方の Ronee Martin のソウル的な 歌い方と声が素敵で、フリューゲルホルンの使い方も素敵です。
The Great Issue "Freedom Words Part II" シャカシャカと忙しい曲です。前の曲からの続きかと思いますが、エンディング的な違う曲ですね。Trust In Me 大好きな曲です。アコースティック・ベース音でのプログラミングで跳ねるようなベースライン、ジャズ風な楽曲は日本の、かつて国民的男性アイドル・グループでも取り入れた曲があったかと思います。このサウンドの先駆者かと思います。Consumption マーカスでも、このベースの使い方があったかと思います。こちらの方が先だと思うのですがどう mpでしょう。Scene II 今度は41秒のSE。On And On アーバン・ソウル的でアシッドです。普通に良い曲かと思えば怪しい雰囲気の編曲がアシッドです。Scene III 1分22秒で今度はSEというよりは小曲。こういった差し込み方もセンスありますね。Chicago 普通にソウルで、ひねりは少な目です。Cultures Of Jazz ハッピーなメロディーラインのシンセのテーマとミュート・トランペットの音のプログラミングのフレーズの組み合わせが繰り返され、それに Tony Guerrero の生トランペットええ色付けしていきます。これもアシッド系の曲でよくある手法です。ここら辺は先駆者とは言えないと思いますがセンスが良いです。Scene IV 今度は17秒のスライドギターとシンセのフレーズ、ループに使えそうなヤツです。Howbotsumtinlikdis ラップとのセッションです。ラッパのフレーズがやはり効果的。おっとScene IVのフレーズが使われています。Scene V 27秒のSE State Of Mind ちょと聴くと EWF の曲調に女性ボーカルを重ねたように感じるが Stevie Wonder のような気もするしキャッチーな曲であることは間違いない。Don't Wait Too Long 完全にメジャー級ブラコンの楽曲です。Colour Club Revue 1曲目をDubミックスして、アルバム収録曲を切り取ってつなぎ合わせてハイセンスにコラージュ
久しぶりに通してアルバムを聴いて、やはり色褪せることの無いハイセンスな秀作を確認し、後発のミュージシャンのアレンジなどの参考になったであろう痕跡を感じます。私のパソコンでの音楽制作にも、かなりの影響ありの作品です🎶
producer (produced by) : Bernard Wise, Les Pierce
recorded by : Bernard, Pierce, Tom McCauley
Recorded at Moving Hands Studios, Sherman Oaks, Ca.
1. Welcome To The Colour Club (Bernard, Pierce)
Keyboards , programming: Pierce
spoken words : Bernard
2. Scene I (Bernard, Pierce)
3. Freedom Words (Bernard, Pierce)
congas : Tom McCauley
flugelhorn : Tony Guerrero
Keyboards , programming:Pierce
vocals : Ronee Martin
4. The Great Issue - "Freedom Words, Pt. 2" (Bernard, Pierce)
electric guitar : Bernard
Keyboards , programming:Pierce
trombone : John Garb
trumpet : Rick Braun
5. Trust In Me (Thomas, Pierce)
Keyboards , programming:Pierce
vocals : Dave Thomas
6. Consumption (Bernard, Pierce)
bass : Bernard
electric guitar : Derol Caraco
Keyboards , programming: Pierce
trombone : John Garb
trumpet : Rick Braun
7. Scene II
keyboards:Pierce
voice : Lorna Pirece
8. On And On (Bernard, Pierce)
vocals : Bernard, Pierce
drums : John Mahon
Keyboards , programming:Pierce
vocals : Dave Thomas
percussion : Tom McCauley
sax : Dave Stambaugh
9. Scene III
Keyboards , programming:Pierce
10. Chicago (Bernard, Pierce)
acoustic guitar : Bernard
bass : Bernard
electric guitar : Derol Caraco
Keyboards , programming:Pierce
vocals : Rhassan Patterson
11. The Cultures Of Jazz (Bernard, Pierce)
acoustic guitar : Bernard
Keyboards , programming:Pierce
sax : Gary Meek
trumpet : Tony Guerrero
12. Scene IV
acoustic guitar : Bernard
13. Howbotsumtinlikdis (Bernard, Pierce)
acoustic guitar : Bernard
trombone : John Garb
trumpet : Rick Braun
vocal, keyboards, programming : Pierce
14. Scene V
voice : Jessica Wise, Lana Pierce, Sonny Pierce
15. State Of Mind
vocals : Bernard, Pierce, Rhassan Patterson
bass : Larry Kimpel
drums : John Mahon
keyboards, programming : Pierce
sax : Dave Stambaugh
16. Don't Wait Too Long (Bernard, Pierce)
vocals : Rhassan Patterson
keyboards, programming : Pierce
drums : John Mahon
sax : Dave Stambaugh
17. Colour Club Revue (Bernard, Pierce)
keyboards, programming : Pierce
dub , mix : Bernard
▶ Chicago
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