2020年12月21日月曜日

本日のCD Russell Malone Quartet ♪ Wholly Cats

 

ラッセル・マローンのギターは音の輪郭がはっきりしていてわかりやすく親しみやすい
はっきりしているだけに「教科書」のように聞こえるがそうでもない
和音とアルペジオの使い方や
この作品でのアウトフレーズの入れ方も
やり過ぎず少し入れて戻ったりするところがニクイです

音の輪郭がはっきりしていてわかりやすいだけに
このように弾けたら良いなあと思うギタリストにとっては
「教科書」のように錯覚できるのかと思います

このアルバムはスタンダードを題材にしながら
ストレートなジャズで曲の長さもちょうど聞きやすいこと
ピアノのLarry Willisもラッセル・マローンとのギターの相性は抜群で
ラッセル・マローンのアドリブの随所で、
弾き手を高揚させるアオリ加減が絶妙です 

アルバム名のWholly Catsはチャーリー・クリスチャンが
ベニー・グッドマン楽団中に書いたオリジナル・ブルースで
終盤の登場するピアノとのスリリングな掛け合いが素晴らしい
そして、ラッセル・マローンではロック的なブルースを聴くことが無かったのだが
Chitlin Bluesでは、違ったストレートなブルース・ギターも良かった

electric guitar : Russell Malone
piano : Larry Willis
bass : Rodney Whittaker*
drums : Yoron Israel

1. Wholly Cats
2. I Concentrate On You
3. Carousel
4. Swing Low, Sweet Chariot
5. Off The Top
6. Four In One
7. After All
8. Chitlin Blues
9. Yesterdays


Wholly Cats

Swing Low, Sweet Chariot

Russell Malone JAS Cafe Aspen Colorado
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ブラザー・サン・シスター・ムーン 恩田陸

 

蜜蜂と遠雷」の描写でとても気に入った作者ですが他を読んでませんでした

作者の自伝的小説とのことで、やはり音楽をやってられたんですね

小説家、ジャズバンド、映画監督と3人の若者がの群像小説
共通しているのは皆が最終的に職業が表現者となること
小さい頃の不思議な記憶が将来に影響を与えたのかは不明ですが
読み終えた後にそんなことも想像しました

私にはジャズ研での大学時代のくだりが
自分の大学時代ともリンクしてとても共感しながら読めました

小説としてはそれぞれの人生の関連性とかが希薄なので
つまらないと感じる人もるのかもしれません

私的には、ジャズ研エピソードだけで
印象がグンと引きあがったので
意味を読み取ると言うよりも、
空気感を感じる小説で良いのではないかと
おそらく少数派の◎をつけときます

大学時代は金は無かったけど時間はあった
音楽に没頭する暇もあった
懐かしいなあ
2年後くらいにまた読もう♪

2020年12月20日日曜日

本日のCD The Ramsey Lewis Trio ♪ The In Crowd


1965年ボヘミアン・キャバーンズでのライブ
観客の手拍子の音が演奏よりも大きい録音状態ですが
とてもラフなファンキージャズで独特の泥臭さ、
R&B色が色濃く出ていてアルバムとしては楽しめます

「Crowd」とは「群集」の意で、何よりも楽しむ事の大切さが
このアルバムには入っています

私のラムゼイ・ルイスはファンク時代の「Sun Goddess」から
始まっているので、このアルバムを聴いて
なるほど、このジャズ時代があってのラムゼイ・ルイスと
興味深く聴けました

本CDは紙ジャケ、ライナーノーツなど一切なしの
そっけないヤツです

piano : Ramsey Lewis
bass, cello : Eldee Young
drums : Red Holt

1. The 'In' Crowd
2. Since I Fell For You
3. Tennessee Waltz
4. You Been Talkin' 'Bout Me Baby
5. Spartacus (Love Theme From)
6. Felicidade (Happiness)
7. Come Sunday

The In Crowd

Spartacus (Love Theme From)

Felicidade (Happiness)
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2020年12月17日木曜日

本日のCD Motörhead ♪ No Sleep 'Til Hammersmith


MotörheadのOは上に点が二つのってます
ドイツ、フィンランド語などで使われるようですが
彼らは英国のバンド

若かりし頃に購入で、ここら辺を聴いてたのは
1981年リリースのライブ盤だから高校生ぐらいでしょうか

豪快なヘヴィロックでとにかく音がでかい三人組
ガンガン、ゴリゴリと鳴ってバーンと炸裂する音の連続攻撃です
デカい音だけではなく、シンプルで張りがあり力強くわかりやすい
久しぶりに聞いてもゾクゾクするドライブ感!

lead vocals, bass : Lemmy Kilmister
guitar, backing vocals : "Fast" Eddie Clarke
drums : Phil "Philthy Animal" Taylor 

1. Ace Of Spades
2. Stay Clean
3. Metropolis
4. The Hammer
5. Iron Horse
6. No Class
7. Overkill
8. (We Are)The Road Crew
9. Capricorn
10. Bomber
11. Motorhead

Ace Of Spades

Overkill

Motorhead
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2020年12月15日火曜日

本日のCD Sonny Boy Williamson ♪ Real Folk Blues


Folk Bluesばかりなのかと思ったらそうでもない
まあそうかSonny Boy Williamsonは
エレクトリック・ブルースの草分けでデルタ・ブルースの普及委員ですからね

「The Real Folk Blues」「More Real Folk Blues」を合体させたカップリング盤のようです
アルバムのジャケットは安っぽいなと思っていたのですが
1965年の死の翌年、1966年に発売されたもので
それを思うとこの写真は追悼していたのかと、また見る目が変わります

アンプを通さない生Harpは、やはりパワーあり
意外と若々しい系の歌声もあったり(二日酔いのブルースマンみたいな声もありますが)
やっぱり容姿のイメージと反比例

voval, harp : Sonny Boy Williamson
guitar : Buddy Guy(1), Robert Jr. Lockwood (2-5, 8, 10-12), 
Eddie King(9), Matt Murphy(7), Luther Tucker(2-5, 8-12)
piano, organ : Lafayette Leak(1, 3, 6-8), Otis Spann(2-5, 9-12)
bass : Wille Dexon(2-5, 8-12), Jack Myers(1), Milton Rector(6,7)
drums :  Fred Bwlow(1, 3-5, 8-12), Odie Payne(2), Al Duncan(6, 7)

1. One Way Out
2. Too Young To Die
3. Trust My Baby
4. Checkin' Up On My Baby
5. Sad To Be Alone
6. Got To Move
7. Bring It On Home
8. Down Child
9. Peach Tree
10. Dissatisfied
11. That's All I Want
12. Too Old To Think

One Way Out

Sad To Be Alone

Bring It On Home
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2020年12月14日月曜日

本日のCD Thelonious Monk ♪ The Unique


ホーンが加わったジャム・セッション的な演奏も良いが
このようなトリオで、スタンダードを演奏することで
他のミュージシャンと違うユニークさが理解しやすく非常に楽しい

1. Lizaは新鮮な感覚で聴けるし
ソロで演奏される2. Memories of you は音を確かめるように
背中を丸めて弾いているような感覚
5. Tea For Twoでは、可愛いらしいフレーズ

緊張感丸出しの挑戦的なモンクも素晴らしいが
このようなリラックスした演奏も繰り返し聞きたくなる良盤

piano : Thelonious Monk
bass : Oscar Pettiford
drums : Art Blakey

1. Liza (All the Clouds'll Roll Away)
2. Memories of You
3. Honeysuckle Rose
4. Darn That Dream
5. Tea for Two
6. You Are Too Beautiful
7. Just You, Just Me

  Liza

Memories of You

Tea for Two
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2020年12月13日日曜日

本日のCD Russell Malone ♪ Heartstrings


スローな優しい曲が中心の色気のあるジャズ・ギター
ゆったりとジャズに酔いしれたい時にぴったりです

また全編にストリングスがアレンジされていますが
控えめで全く気にならない入り方が非凡です

1. Heartstringsはアルバムタイトル曲で、
ミルト・ジャクソンの1957年「Plenty Plenty Soul」で
発表されたナンバーでウェスも取り上げています
ミルト・ジャクソンMJQで演奏するときよりソロの方が
グルーヴィかつソウルフルでブルースなんだけど美しい仕上がりに
2. How About Meは、エラやジュリー・ロンドン、
ダイアン・シューアなどの歌手に人気がある曲
などなどエレガントで渋い選曲が続き
11. Flowers For Emmett Tillは日本盤のボーナストラックでのみ収録で
1955年にミシシッピ州で白人女性になれなれしい態度を
とったことでリンチで殺されてしまった黒人少年へのレクイエム
そんなことを思いながら聴くと優しいメロディーなのに物悲しい

人種差別問題はこれだけグローバルになった2020年でも
発言や暴行などが世界のニュースでなくならない
言論の反対もありますが、
このように曲にして事件を忘れないようにすること
聴く側もそんな曲の背景を知ったら心に留めておくことが大切なんですね

guitar : Russell Malone
piano : Kenny Barron
acoustic bass : Christian McBride
drums : Jeff "Tain" Watts

1. Heartstrings
2. How About Me
3. Loved Ones
4. You Needed Me
5. Handful Of Stars
6. Wind In The Willow
7. Why Try To Change Me Now
8. The Bad And The Beautiful
9. Guess I'll Hang My Tears Out To Dry
10. What A Friend We Have In Jesus
【Japanese Bonus】
11. Flowers For Emmett Till 

Heartstrings

Handful Of Stars

 Flowers For Emmett Till 
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炎上する君 西加奈子

 

8つの短篇を収録。いずれも、ちょっとシュールで軽めの短編が8つ収録されています

太陽の上
空を待つ
甘い果実
炎上する君
トロフィーワイフ
私のお尻
船の街
ある風船の落下

作者のイメージが変わる別の側面が見ることが出来て
こんなタッチの作品が書けるのかと楽しい一面が見れました
炎上する君は、燃えているような錯覚なのかと思っていたら
本当に燃えていたのですね

奇想天外な面白さもありますが
人間の側面を色々な切り口で、極端に切り取ったような描写も
また面白い

2020年12月12日土曜日

本日のCD Horace Silver ♪ 6 Pieces Of Silver


ホレス・シルバーはジャズ・メッセンジャーズの初代ピアニスト
   シルバーがメッセンジャーズを脱退(解体)は1956年
グループ名は アート・ブレイキー が取り
アート・ブレイキー & ザ・ジャズ・メッセンジャーズ となり
シルバーは自身の ホレス・シルバー・クインテットとなって
翌年の1957年に Epicから Silver's Blue(1956年7月録音)
Blue Noteから本作  6 Pieces of Silver(1956年11月録音)をリリース

地味目の作品ではあるが典型的ハードバップ編成の良品で
わかりやすくてキャッチーなメロディとリズムが好感
ゴスペル、アフリカン、ラテンの影響が色濃く
代表曲としても有名なSenor Bluesは、alternate takeで
2バージョン収録されています

アルバム・タイトルはオリジナル盤の 7 曲中の
ラスト曲For Heaven's Sakeを除く 6 曲が
 ホレス・シルバー の曲だったところから名づけられています
だったら6曲で良かったんじゃないかとも思いますが
LPにするための尺が足りなかったんでしょうか?

このレビューを書くために色々見ていたら
メッセンジャースとは関係ないですが
アート・ブレイキーは元々ピアニストでドラムに転向
ホレス・シルバーは、サックスからピアノに転向らしい
才能ある人は楽器選ばずなんですね
現代も著名なミュージシャンはマルチに楽器演奏が可能な人が多いしね

(1 - 8)
piano : Horace Silver
tenor sax : Hank Mobley
trumpet : Donald Byrd 
bass : Doug Watkins
drums : Louis Hayes
Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, November 10, 1956.

(9 , 10)
piano : Horace Silver
tenor sax : Junior Cook
trumpet : Donald Byrd 
bass : Gene Taylor
drums : Louis Hayes
vocals : Bill Henderson
   Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, June 15, 1958.

1. Cool Eyes
2. Shirl
3. Camouflage
4. Enchantment
5. Senor Blues
6. Virgo
7. For Heaven's Sake

【Bonus Take, not part of original】
8. Senor Blues (alternate 45 take)
9. Teppin'
 10. Senor Blues (vocal version)
 
Cool Eyes

Camouflage

Senor Blues
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2020年12月11日金曜日

本日のCD The Modern Jazz Quartet ♪ European Cocert Volume One


スウェーデンのスカンジナビアでの1960年4月のライブ録音
(5.6.)4月11日 ストックホルム
(1.2.3.4.8.)4月12日イエテボリ
(7.) 4月13日ストックホルム
ちなみにスカンジナビアは半島の名称で
スウェーデン・デンマーク・ノルウェーの3国が位置します

MJQはアメリカ本国よりもヨーロッパの方が人気が高く
ヨーロッパツアーは多かったようです

いつもスタジオ録音では、クラシックのような雰囲気がして
静かに厳かな緊張感ありますが
ライブでは、だいぶリラックスして軽やかで聞きやすい

元々は2枚組のLPで販売されていたのが今は別売りとのことで
 Volume Twoもどこかで手に入れなければなりませんな

vibraphone : Milt Jackson
piano : John Lewis
 bass : Percy Heath
drums : Connie Kay

1. Django
2. Bluesology
3. I Should Care
4. La Ronde
5. I Remember Clifford
6. Festival Sketch
7. Vendome
8. Odds Against Tomorrow

Django

I Remember Clifford

Vendome
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2020年12月10日木曜日

本日のCD Jaco Pastorius ♪ Rare Collection


音楽誌「ADLIB」の編集長の松下佳男が監修・選曲した
ジャコのサイドメンとして参加した曲をまとめたコンピレーション
他にも数多くの音源があるがレーベルを超える壁は厚く中々困難なようです

他にも「50thアニヴァーサリー・エディション」なる
ものが発売されていますが、曲はカブっているらしい
コレクターの宿命としては、おそらく買うと思いますが未だ購入せず

「Dreamland」は静かなバラードでフレットレスでムードあり
「I Can Dig It Baby」では「Jacko Padoron」でクレジットされ当時22歳
「The One Thing」 は強力なパーカッションとスピーディなベース
「Spiral」で、このフレーズは?に出会えます
「Nativity」はジャコの一人ソロプレイの原型がここにあり
「Portrait Of Sal La Rosa」ではレアなアコースティック・プレイ
「Ant Steps On An Elephant’s Toe 」はリバティ・シティのフレーズ
「Mood Swings」はマイク・スターンのUpside Downsideでレアかな?
「The Hope」では、デビッドサンボーンとのユニゾン

など中々興味深い演奏がコンピレーションされていて
ファンとしては楽しめる内容でありました

1. Dreamland / Michel Colombier
2. I Can Dig It Baby / Little Beaver
3. The One Thing / Manolo Badrena
4. Spiral / Bob Mintzer
5. Nativity / Airto Moreira
6. Portrait Of Sal La Rosa / Ira Sullivan
7. Ant Steps On An Elephant’s Toe / Albert Mangelsdorff, Jaco Pastorius, Alphonse Mouzon
8. Mood Swings / Mike Stern
9. The Hope / Flora Purim

Dreamland

The One Thing

 Spiral 
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2020年12月8日火曜日

東芝クレーマー事件 前屋毅

 

ノンフィクションで現代のネット社会ではありがちな炎上が
当時は事件になってしまっている話し
現代であれば東芝の社員のありえない客への言葉遣いの
音声ファイルだけでネット民とマスコミで企業側に制裁が加えられます

個人対東芝という大企業のクレーム処理のズサンさ、勝手な勘違いが
HPを立ち上げたことで大きく膨らんだ事件ではあるが
事件の進み方が今よりゆっくりなので
余分な誤解が誤解を生んでいるのが読んでとれた

筆者のは公平な立場で書かれてはいるものの
企業:東芝側への批判が最後の方に散りばめられている

興味深かったのは事件性よりも「曖昧さ」が「誤解」となり
こじれるとここまで事が大きくなると言うこと
企業側も個人も「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」
と言うビジネスでは鉄則の押さえるべき点を曖昧に話しながら
お互いの齟齬が生まれてきている点です
日時でさえ具体的では無いので
お互いの都合が良い解釈で
意思の疎通ができていないのにはびっくりでした

クレーム処理であるので企業側には最低限求められる点なので
企業側のお粗末さが際立ってはいますが

私もサラリーマンのはしくれ
物事を円滑に進めるためには
「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」
を常に明確にしておく必要性を感じます

よくありがちなのが「いつ」「だれが」を明確にしないで
会議や商談が終了するパターン
進行が遅くなったり、空中分解したり、もめたりします
私は過去の経験から、会議・商談の終了間際に
これを簡潔にまとめるてお互いの確認をとるようにしていますが
相手によっては、面倒なヤツととらえる人もいるようですね
理由は「会議が長引くから」「曖昧にしておきたかった(やりたくなかった)」
などが主であると感じますが
「やりたくなかった」であれば
会議中に反対しておけよ!と言いたくなります

この手のノンフィクションはくだらないものが多いですが
この話は週刊誌のゴシップ記事を細かく長くした感じで
大した内容ではありませんが、くだらなくはありませんでした

2020年12月6日日曜日

ヤマハのデジタルサックス「YDS-150」注文しました

 


ヤマハのデジタルサックス「YDS-150」
先週の日曜に発見
水曜に会社の同僚と楽器屋に試奏しに行って
金曜の晩に注文ボタン押してしまいました

大学時代に先輩のサックスを吹かしてもらったことはありますが
これは、自分には向いていないと思いましたが
このデジタルサックスは息を吹き込めば音が出るし音量も調節できる
基本的にデジタル楽器なんで
音量小さくすれば夜中でも練習できる

おそらくこの楽器が上達してもサックスそのものが
吹けるようにはならないとは思いますが、思わずポチっとボタン押しました
でも人気のようなので、いつ来ることやら・・
年内に来てくれてコロナ自粛の冬季休暇中に楽しみたい

2020年12月5日土曜日

本日のCD Miles Davis ♪ 'Round About Midnight



プレスティッジからコロンビアへ移籍の第1弾で1956年作品で
当時まだ新人のテナーサックスのジョン・コルトレーンを起用した

  録音は、ほぼリハ無しで短期的の録音とのことですが
1956.Oct.27 / Columbia 799 Seventh Ave stuidio ,NY (2)
1956.Jun.5 / Columbia 30th Street stuidio ,NY (4, 5, 6)
1956.Jun.5 / Columbia 30th Street stuidio ,NY (1, 3 )
滞在時間が短かったんですかね。そんな短くも無いんじゃ?

モンクの「Round Midnight」で静かに俺の音楽を聴けと言わんばかりの迫力
「Ah-Leu-Cha」はイントロ・エンディングはデキシーランド風
「All Of You」「Bye Bye Blackbird」は軽めに仕上げ
「Tadd's Delight」「Dear Old Stockholm」はノスタルジック

非常に印象に残り、モダンジャズと呼ばれる要素を持った
王道の演奏ながら万人に理解しやすい
これは名盤

trumpet : Miles Davis
tenor sax : John Coltran
piano : William “Red” Garland
bass : Paul Chambers
drums : “Philly Joe”Jones

1.'Round Midnight
2.Ah-Leu-Cha
3.All Of You
4.Bye Bye Blackbird
5.Tadd's Delight
6.Dear Old Stockholm

 'Round Midnight

All Of You

Tadd's Delight
全世界の音楽を聴きつくすことはできない
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