スローな優しい曲が中心の色気のあるジャズ・ギター
ゆったりとジャズに酔いしれたい時にぴったりです
また全編にストリングスがアレンジされていますが
控えめで全く気にならない入り方が非凡です
1. Heartstringsはアルバムタイトル曲で、
ミルト・ジャクソンの1957年「Plenty Plenty Soul」で
発表されたナンバーでウェスも取り上げています
ミルト・ジャクソンMJQで演奏するときよりソロの方が
グルーヴィかつソウルフルでブルースなんだけど美しい仕上がりに
2. How About Meは、エラやジュリー・ロンドン、
ダイアン・シューアなどの歌手に人気がある曲
などなどエレガントで渋い選曲が続き
11. Flowers For Emmett Tillは日本盤のボーナストラックでのみ収録で
1955年にミシシッピ州で白人女性になれなれしい態度を
とったことでリンチで殺されてしまった黒人少年へのレクイエム
そんなことを思いながら聴くと優しいメロディーなのに物悲しい
人種差別問題はこれだけグローバルになった2020年でも
発言や暴行などが世界のニュースでなくならない
言論の反対もありますが、
このように曲にして事件を忘れないようにすること
聴く側もそんな曲の背景を知ったら心に留めておくことが大切なんですね
guitar : Russell Malone
piano : Kenny Barron
acoustic bass : Christian McBride
drums : Jeff "Tain" Watts
1. Heartstrings
2. How About Me
3. Loved Ones
4. You Needed Me
5. Handful Of Stars
6. Wind In The Willow
7. Why Try To Change Me Now
8. The Bad And The Beautiful
9. Guess I'll Hang My Tears Out To Dry
10. What A Friend We Have In Jesus
【Japanese Bonus】
11. Flowers For Emmett Till
Heartstrings
Handful Of Stars
Flowers For Emmett Till
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