オープニング・ナンバー「In the Stone(石の刻印)」がヨハネの黙示録の基にした楽曲なので邦題は「黙示録」となっています。
もちろんかなり売れたアルバムで、収録されている楽曲も素晴らしくのですがベスト盤には入らないマイナーな曲も秀悦な曲が多いのが特徴です。ディスコティックでスペーシーな印象があるアースですがブギ・ベースの曲をとりれたことにより、ポップなサウンドにもなっていることかと思います。シングルカットは3曲で、In the Stone、After the Love Has Gone、Boogie Wonderland で、 AORで著名な David Foster 作曲の After the love has gone は、リズムよりも曲を聴かせる楽曲で、このアルバムのアクセントとなっています。セッションメンバーには、TOTOからスティーヴ・ルカサーとスティーヴ・ポーカロが参加しているのも聞きどころ。
それでは久しぶりに聴くアルバムとなりますが、過去擦り切れるほど(CDは擦り切れませんが)聴いたアルバムを再度聴きながらレビューしていきます。In The Stone 出だしのホーンアレンジが懐かしいです。バンドでコピーしたことありますね。インストでしたけど。これぞアースのアレンジとポップでファンクな楽曲でギターのカッティングの勉強になりました。Can't Let Go これもテンポ上げ気味のクールな楽曲。イントロのアレンジも凝ってます。楽曲に入ると安定の踊れるテンポとディスコ・サウンド。ファルセットのコーラスは今聴いても素晴らしい。After The Love Has Gone は、前述のAORで著名な David Foster 作曲。ゴージャスで憂いのあるメロディーがとにかく秀悦な作品です。Let Your Feelings Show 邦題は「天空に捧ぐ」で何か大袈裟な感じますが、いつものアース・アレンジのファンクで、ホーンアレンジとコーラスの絡み方が聴き手を高揚させてくれます。Boogie Wonderland これは流行りましたね。当時の踊りに言っていたら1日に数回かかるヘビロテだったことでしょう。ズンズンと突き上げるリズムパターンは、誰もが足でリズムをとってしまいます。コーラスは女性グループの The Emotions(エモーションズ)で、パーツは単純なのですが、盛り上げる組み合わせと展開です。Star ミディアムなテンポとモータウン風の楽曲で爽快。Aメロ、Bメロはよくあるパターンですが、サビのメロディで豪華な感じになり、終盤の昔風ファンクのソロ大会は更に盛り上がります。Wait バラードです。改めて聴いても、楽曲の配置も絶妙です、上げて上げて聴かせて落ち着かせて上げてよく考えられています。Rock That! インストのファンクですね。完全に私の大好きなスペクトラムの元ネタ、そのままですね。ギターにはこの曲は Steven Lukather が参加しているはずなので注意して聴いていましたが、ギターソロは1発目はおそらく違いますよね。後半のバッキングとオブリガードを混ぜた部分だけの控えめな参加でしょうか。You And I 綺麗にアルバムをまとめる楽曲を作ったって感じです。
私の大好きなスペクトラムのメンバーも、このアルバムを聴きこんでいたことは必至の名アルバムで、これは何時までも色あせないサウンドで楽しめます🎵
vocals, congas, percussion : Philip Bailey
keyboards : Billy Myers, David Foster, Eddie Del Barrio
piano, synthesizer : Larry Dunn
synthesizer : Steven Porcaro
guitar : Al McKay, Johnny Graham, Marlo Henderson, Steven Lukather(8)
bass : Verdine White
drums : Fred White
vocals, drums, kalimba : Maurice White
percussion : Paulinho Da Costa, Ralph Johnson
alto sax, tenor sax, baritone sax : Don Myrick
sax : Fred Jackson Jr. , Herman Riley, Jerome Richardson
tenor sax : Andrew Woolfolk
trombone : Benjamin Powell, William Reichenbach, Garnett Brown, George Bohanon, Louis Satterfield, Maurice Spears
trumpet : Bobby Bryant, Jerry Hey, Michael Harris, Oscar Brashear, Rahmlee Michael Davis, Steve Madaio
french horn : Barbara Korn, Marilyn Robinson, Richard Perissi, Sidney Muldrow
harp : Dorothy Jeanne Ashby
timpani : Richard Lepore
cello : Daniel Smith (4), Delores Bing, Jacqueline Lustgarten, Jan Kelley, John Walz, Kevan Torfeh, Larry Corbett, Miguel Martinez (2)
viola : James Ross, Laurie Woods, Linda Lipsett, Marilyn Baker, Rollice Dale, Virginia Majewski
violin : Anton Sen, Sherman Bryana, Carl LaMagna, Cynthia Kovaks, Gina Kronstadt, Haim Shtrum, Harris Goldman, Henry Ferber, Henry Roth, Ilkka Talvi, Jack Gootkin, Jerome Reisler, Jerome Webster, Joseph Goodman, Joseph Livoti, Judith Talvi, Leeana Sherman, Marcy Dicterow, Pamela Gates, Pavel Farkas, Ronald Clarck, Rosmen Torfeh, Sheldon Sanov, William Henderson (2)
producer : Maurice White
recorded at Hollywood Sound Recorders, Sunset Sound Studio and Davlen Studio, Los Angeles, CA.
1. In The Stone
2. Can't Let Go
3. After The Love Is Gone sax : Don Myrick
4. Let Your Feelings Show
5. Boogie Wonderland vocals : The Emotions
6. Star trumpet : Rahmlee Michael Davis
7. Wait
8. Rock That
9. You And I