さて、このシングル Radio Version は少し短め、Extended Version は当然長め、Opaz 7" Version はかなりエフェクトかけてうねります。Roger's Brand New Radio Anthem はクラブでかかりそうなリミックス。私は普通に Extended Version が好きです
1. Midnight At The Oasis (Radio Version) 3:48
2. Midnight At The Oasis (Extended Version) 4:56
3. Midnight At The Oasis (Opaz 7" Version) 3:45
4. Midnight At The Oasis (Roger's Brand New Radio Anthem) 4:36
Sly & the Family Stone ベーシストとしてデビューアルバムの A Whole New Thing(1967) から There's a Riot Goin' On (1971) まで在籍し1972年に脱退、翌年の1973年に自身のこのバンド「GCS」を結成。1970年代は大活躍だったGCSも1979年に解散し、Larry Graham も1980年代は活動は停滞で、1990年代のブラック・ミュージック・リバイバルの流れでGSC復活しました。13年ぶりの再結成は、1992年厚生年金会館のこのライブとなります。
このGCSの再結成ライブのリード・ボーカルは日本人シンガーのMimiこと宮本典子です。銀座生まれ。生っ粋の江戸っ子で、パフォーマーとしての本格的なデビューは赤坂にあった伝説のディスコ「MUGEN」でダンサー・デビューし、ここでバンドを組んでグッチ祐三、ドラムにはウガンダでファンクバンドを結成し音楽活動を始めたとのこと。日本人歌手として活躍するが、90年に単身での渡米。GCSの再結成ライブのオーディションに合格しこのバンドとともに訪日することとなり、この後も Brothes Johnson のメンバーとして活動しています。
このアルバムではイントロの「1・2・ガンバッテクダサイ!」から宮本典子の外人ライクな日本語と日本語の歌詞で参戦しています。スライの I want to take you a higher、Get the funk of ma face、Tomorrow なんかもやってくれているのは、Larry Graham のバンドならではの大興奮のサービスでした。
他メンバーとしては、1975年に弟の Louis Johnson と結成されたファンク・バンド The Brothers Johnson のギターの George Johnson。キーボードでは、GCSにデビューアルバムから全7枚に渡り参加した Robert"butch"Sam。6枚目のアルバムまで参加していたHershall"happiness"Kennedy は、Hot Chocolate というバンドでクラブで演奏していて Larry Graham にプロデュースを依頼したのが縁のキーボードとトランペットを担当。ドラムは サンタナのツアードラマーなどでも活躍する Gayload"flash"Birch など。
先日は、ディスコサウンド時代の Future Shock を懐かしんで聴いていたら、かなり脂ギッシュだったので口直しにジャズ時代の若い頃を聴いています。18年前の録音とはいえ余りの落差に同じ人とは思えません。さて、このアルバムのタイトル「Empyrean Isles」は古代宇宙論でいうところの 「天空の島」 、ギリシャ語が語源で「火と光の世界」だそうで、何やら難しくも謎めいたアルバム名です。1964年、Herbie Hancock は24歳のリーダー4作目です。1963年から始まる第2期のマイルス・デイビス黄金クインテットから、Wayne Shorter、Miles Davis が抜けて、ベース Ron Carter、ドラム Anthony Williams のリズム隊がそのまま、コルネットで Freddie Hubbard が加わった形です。
私のコレクションには珍しい Alternative Rock と言われる分野の方で、Peter Blegvad (ピーター・ブレグバド)。これは自発的購入ではなく久しぶりに会った小学校時代の友人からの頂きものです。この友人、本職ではないけどインディーズのオムニバス作ったりしていたそうで、こっちの筋には詳しい人のようでワザワザくれたということは、彼は私が、音楽好きだとは知っているので何かコメントが欲しかったんだと思います。が、残念ながらこちらの方は、まるっきり聞かないのでコメントのしようもなく、ありがたく頂戴しただけで彼にこのアルバムのコメントは返していません。
お勧めいただいた Peter Blegvad はニューヨーク生まれですが、14歳で1965年のころにロンドンに移住してイギリス、ドイツなどヨーロッパでミュージシャン活動をしていて、漫画家として働くためにニューヨークへ戻りました。今もミュージシャンとして現在も活動されています。このバンドの他に Slapp Happy という1970年代中期、ドイツ・イングランド・アメリカ合衆国混成の(Krautrock)クラウトロック・グループのギタリストでもあったようです。
1曲目の犬は、Dog Star で The P-Funk Guitar Army Tribute To Jimi Hendrix にも Fly on 収録されていたジミヘンを敬愛しつつファンカデリックの要素を取り入れた楽曲で基本的には Blackbird McKnight のギターを楽しむ曲となっています。弾き始めると止まらないBlackbird が8分間弾きまくりです。2匹目の犬は U.S. Custom Coast Guard Dog 本アルバムのコンセプトとなるラップでジョージのラップがメイン 3匹目は犬ではありませんでした Some Next Shit これもラップナンバーですがファンカデリックらしい大勢のコーラスが特徴で多分違う曲を合わせて作った構成的には凝っている曲 4匹目はクラシック的なヒップホップ 5匹目 6匹目 7匹目 8匹目Fifiで少し雰囲気を変えた打ち込みではあるがオリエンタルな楽曲となり異色ではあるが悪くない。きりがないので飛ばして12曲目 Kibbles and Bits がお気に入りです。ジョージのラップ教室となっていて、ジョージの孫のバタヴィアンに楽しそうに指導しているのですが段々とリズム感がとれてきて上手くなってくるのが微笑ましい。不良でありファンクでありパンクでありジャンキーであるファンカデリックのイメージを孫の可愛い声で変えてしまうのも悪くはない。
そしてこのアルバムの最後に曲名のクレジットがある Tales That Wag the Dog part2は収録されていないのに今気づき(無音の曲ではなく曲自体が存在しない)どんなメッセージがあるのか気になるところであります。
メンバーは書いてたらキリがないんですが
vocals : Amelia Jesse, Andre Foxxe, Barbarella Bishop, Belita Woods, Bobby Gillespie, Calvin Simon, Daddy Freddy, Denise Johnson, Duane "Sa'D'Ali" Maultsby, Fuzzy Haskins, Garry Shider, Gary Mudbone Cooper, George Clinton, Grady Thomas, Janet Evans, Jeanette McGruder, Jessica Cleaves, Joe Harris, Larry Heckstall, Lige Curry, Lloyd Williams, Louie "Babblin" Kabbabie, Shawn Clinton, Micahel "Clip" Payne, Nicole Tindall, Pat Lewis, Patavian Lewis, Ray Davis, Robert "P-Nut" Johnson, Cuz, Sandra Feva, Sheila Horne, Shirley Hayden, Starr Cullars, Steve Boyd, Tracey Lewis
keyboards, piano : Joseph "Amp" Fiddler, Martin Duffy, Tracey Lewis
organ, synthesizer : Bernie Worrell, Blackbird McKnight, George Clinton, Jeff Bass, Loic Gambas, Michael "Clip" Payne
guitar : Andre Foxxe, Andrew Innes, Bootsy Collins, Catfish Collins, Cordell Mosson, Dennis White, Blackbird McKnight, Eddie Hazel, Garry Shider, Jeff Bass, Jerome Ali, Loic Gambas, Michael Hampton, Michael "Clip" Payne, Robert Young
bass : Bootsy Collins, Blackbird McKnight, Henry Olsen, Lige Curry, Lonnie Motley, Michael "Clip" Payne
drums, percussion : Blackbird McKnight, Frank Waddy, Gabe Gonzales, Guy Curtis, Loic Gambas, Michael "Clip" Payne
horns : Bennie Cowan, Fred Wesley, Greg Boyer, Greg Thomas , Maceo Parker, Marcus Belgrave, Richard Griffith, Rick Gardner
programmed by : George Clinton, Mark Bass, Mike Payne, Mike E. Clark, Mike Wilder
Swing Journal は買いませんが、ライナー・ノーツによると「Swing Journal 選定【ゴールドディスク】です。結論から言えば、その通りの秀作です。ピアノの Bill Charlap は実は初めて聴いたのですが、きちんとした優等生的で整然とした演奏は、背筋が伸びるような聴き心地でした。Bill Charlap は、1966年生まれで1994年にAlong with Me という初リーダーアルバムをリリース、2001年にこのトリオを結成してから2008年までベースの Jay Leonhart とドラムの Bill Stewart とアルバムを出しています。の音の構成も飛びぬけたハイセンスのものであり、ニューヨークのピアノ・トリオとの銘々に相応しい演奏を聴かせてくれます。発売は Venus Record という日本のレーベルで、1992年にジャズ専門レーベルとして設立され、個人が経営する独立系ジャズ・レーベルとしては現在、日本最大級の規模です。アメリカのミュージシャンを中心としてイタリア、オランダなどのヨーロッパにもレコーディングを拡大しているレーベルです。なるほど日本人好みの音のような気がします。
さて、再度じっくり聴きながらレビューしていきましょう。The Shadow Of Your Smile トリオなのに、いきなりピアノの独奏から始まります。邦題は「いそしぎ」ほぼこの曲の名前で以外では使われない日本語ですので、何か調べてみたら鳥の名前「磯鴫」でした。お馴染みのこの曲は1965年に映画「いそしぎ」のテーマ曲として、Paul Francis Webster が作詞して、Johnny Mandel が作曲したものですね。The Things We Did Last Summer カクテル・ピアノになりそうでギリギリそっちではないタメの効いたピアノと雰囲気のあるベース、シャクシャクしたブラシ・ワークは気楽に聴けます。How Long Has This Been Going On? 印象的なテーマのスタンダードです。場末のスナックで、こんな演奏を聴きながらコックリしてしまうシーンが想像できます。How High The Moon ここで、少し上げてきます。歌詞は Nancy Hamilton 作曲は Morgan Lewis で、ホントに様々な人に愛される名曲です。Mona Lisa は、作詞作曲は J.Livingston/R.Evans です。印象的なのは Nat King Cole、Gregory Porter などのボーカルものが好きです。このピアノも悪くはないですが、教則本っぽくて熱いところが無いのが寂しいかもしれません。You'd Be So Nice To Come Home To あの有名な曲がこのトリオになるとこうなるよねと若干のつまらなさを感じたところでドラムのブラシのチキって音を合図にテンポ・アップします。テーマに忠実にがモットーのようなので、それほど崩していくことはありませんがなるほど9分13秒のこのアルバム一番の長尺です。It's Only A Paper Moon は、ライナーノーツを書かれている寺島靖国氏の批評通り、最初からスローテンポの曲であるかのような、ゆったりとしたバラードに仕上げているのが気持ち良いです。ためてから、ギリギリのところで発するコードも一つ一つが大切に発せられています。When Your Lover Has Gone は、Einar.A.Swan の作曲です。邦題は「恋去りし時」ですが曲名に反して、悪い恋の呪縛から解き放たれたのでしょうか、軽やかな浮きだつメロディのテーマです。軽いけど良いなあ。As Time Goes By が最後です。H.Hupfield の名曲ですね。
それでは、久しぶりに大ヒット作を聴いてみましょう。 The Only Thing That Looks Good On Me Is You カッコ良いタイトルですね。ZZ TOP みたいなギターのリフのブルース・ロック。Do To You 跳ねるアメリカン・ロックです。ハーモニカもブライアンは吹けるんですね。Let's Make A Night To Remember スイートなラブソングです。こんなハスキーボイスでささやくように力強く歌われたら女子ファンは増えるでしょう。18 Til I Die タイトル曲です。イントロはキラキラなアルペジオ。本編はジャギジャギなカッティング。ゴツゴツと歌い 18 Til I Die と力いっぱいに叫ぶのが非常に心地よい。Star こんな曲があったのは忘れてました。大人になったら何になりたい?って、語りかけ、最後は星に向かって願いをかけてみる。と言う曲で、タイトル曲の続きの曲のような感じ。 (I Wanna Be) Your Underwear 君の濡れてるシャツになりたい。シャワーになりたい。タトゥーになりたい・・歌詞もカッコ良いですね。We're Gonna Win は、俺たちは勝つんだ、一位になるんだという、アスリートへの応援歌のような曲。かき鳴らすギターがシンプルにギター小僧たちには受けるに違いない。ロックはこういったシンプルなものが響きやすい。I Think About You 君のことを四六時中考えているよ、というラブ・ソングです。18歳の時の自分もこんな気持ちになってたことがあるような気がします。I'll Always Be Right There 今度は付き合っている女の子を愛おしく思う気持ちを歌っています。ギターのアルペジオってこんなにしんみりとするのかというお手本。It Ain't A Party...If You Can't Come 'Round 一転して勇ましい曲です。君と一緒にパーティに行きたい。アメリカの若者はこんな感じなんでしょうね。日本には若者がパーティを開いてみんなで踊る習慣はありませんので映画のワンシーンを見ている感じです。Black Pearl ブラック・パールと呼ぶ南部の女の子に惚れちまったっていう曲です。ハノイ・ロックスによくあるリフで、この曲もカッコ良い。You're Still Beautiful To Me ここで、またバラードです。この曲のバランス具合もこのアルバムの魅力ですね。しっかり聴かせてくれます。Have You Ever Really Loved A Woman? 手拍子がスパニッシュ風の曲です。芸が細かいですね。アイデアが曲に詰まっていてバンドも脂がのっています。Hey Elvis エルビスは、やっぱりアメリカのロック好きの若者のヒーローなんですね。ハード目のロックンロールでとても良し。私がロックバンドを組んでいた若かりし頃に、この曲があったら、きっとライブでやっていたでしょう。
タイトルはビートルズの「A Day in the Life」で、Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)に収録されていたナンバーです。気になって調べてみると、ビートルズのアルバム発表は 1967年6月で、なんと本作レコーディングも1967年6月であり、なんとも素早い対応での録音です。レイ・チャールズで有名になった When a Man Loves a Woman なども収録されていますが原曲は1966年 Percy Sledge のデビュー・シングルで Billboard 1位の曲となっていますので、これも素早い対応で、アルバムのセールスの目的としての選曲が濃いアルバムということがうかがわれます。ピアニストは、Herbie Hancock ですがアルバイトみたいなもんでしょうか。あまりハンコックの良さを感じた気はしません。
ジャケットも煙草の吸殻のド・アップで、今の時代なら批判を受けてしまいそうなもので、選曲含め色々と一過言あるジャズ好きに総攻撃されそうなアルバムですがレビューしていきましょう。 A Day in the Life もう解説してしまいましたが、ほぼ同時期の録音となったビートルズのヒット曲です。ベースに Ron Carter ですが、つまらない単音のベース・ラインをずっと弾いています。それに合わせてウェスがオクターブでメロディ・ラインを弾きますが、ウェスである必然性は全くないですね。 Watch What Happens 1964年のフランス映画「シュルプールの雨傘」に Michel Legrand が書いた曲です。曲としては良いですが、街の喫茶店で流れる有線のBGMみたいです。When a Man Loves a Woman これについても。前述していますが、ウェスがオクターブ奏法でテーマを弾いてオーケストラが味付けをしています。教則本の演奏みたいですね。California Nights これもカバーでスティング、追憶、007のテーマなどの作曲をした Marvin Hamlisch の楽曲です。確かに映画音楽っぽい。Angel 本作で唯一のウェスのオリジナルです。後のフュージョンにつながるような感じはします。Eleanor Rigby これはビートルズ・ナンバーで、ボサ・ロック風です。サンタナバンドを聴いている感じでウェスを聴いている感じでは無いです。それも途中まででオケが入ると安っぽい。Willow Weep for Me ビリー・ホリデイが良く歌うことで有名な曲で、他のジャズ・ミュージシャンも良くセッションで使っていますが、楽譜をナゾッて演奏しているだけの感じがします。ウェスは楽譜は読めなかったと言われていましたっけ。Windy は、聴いたことあります、ロック・グループの Association の楽曲ですね。もはや、イージー・リスニングと割り切って聴くしかありません。Trust in Me やっとジャズっぽいのが来ましたが、時すでに遅い感じがします。The Joker ミュージカルの楽曲ですね。でも、またサンタナがやってきました。ボサ・ロックです。
全てがウェスのオクターブ奏法でテーマを弾いて、オーケストラで味付けをするパターンで一流ミュージシャンが、やればスタジオの録音時間は節約できたでしょう。プロデューサーの Creed Taylor は、これで一儲けと思ったのか、ジャズは古い、時代はこの流れと決意をもって作ったのか、面白い時代です🎵
guitar : Wes Montgomry
piano : Herbie Hancock
bass : Ron Carter
drums : Grady Tate
percussion : Jack Jennings, Joe Wohletz, Ray Barretto
conductor : Don Sebesky
cello : Alan Shulman, Charles McCracken
harp : Margaret Ross
viola : Emanuel Vardi, Harold Coletta
violin : Gene Orloff, Harry Glickman, Harry Katzman, Harry Urbont, Jack Zayde, Julius Brand, Leo Kruczek, Lewis Eley, Mac Ceppos, Peter Buonconsiglio, Sylvan Shulman, Tosha Samaroff
woodwind : Phil Bodner, Stan Webb
flute (bass) : George Marge, Joe Soldo, Romeo Penque, Stan Webb