2021年12月13日月曜日

平井堅 / Ken's Bar


 ほぼ洋楽で構成されている私の音源コレクションの中でも日本人のボーカル物はかなり珍しいかと思います。他では山下達郎とUAのシングルぐらいかと思います。きっかけはTVで、このアルバムを取り上げたドキュメント番組をみてなんと新譜で購入してしまいました。(平井堅 はこのほかにも「歌バカ」も購入していますが、それぐらいです)現在ではⅢまで発売されて 15th Anniversary Special なるものまで発売されているようですね。息の長い活動をされているようです。
 さてこの Ken's Bar は番号はついていませんが最初のアルバムで、元々は小さなライブハウスでのやるときのカバーを中心にお酒を飲みながら聞けるKen's Barなるライブだったとのことで、それをスタジオで再現したとのこと。大きな古時計のピアノは 矢野顕子、 The Rose では塩谷哲 が参加、見上げてごらん夜の星を では 坂本九 との疑似共演も気持ちが入っています。曲はアコースティックで収録したカバーソングを収録していて、Bette Midler の The Rose 、Norah Jones の Don’t Know Why、ダニーハザウェイの You’ve Got A Friend では、娘の Lalah Hathaway (レイラ・ハザウェイ) が参加しているのは今回聴き直して知りました。


 私の所有するギター譜にいくつか古時計のアレンジがあります。この当時流行った「古時計」ですが、それ以来でしょうか、ギタリストなどでこの曲をカバーしたりしている人は多く多いですがボーカリストではあまり聴かないような気がします。
 平井堅のこのファルセットは好きなんですが、聞き続けると飽きるかもしれないかなあ、ちょと聴くとすごく良い

1.Open
2.Even If 〜Instrumental〜 / piano : Peter Cincotti
3.The Rose / piano : Satoru Shionoya
4.One Day / piano : Masaru Suzuki
5.Lovin' You / acoustic Guitar : sigenji
6.What A Wonderful World / acoustic guitar : Juana Molina
7. You've Got A Friend  
 / vocals : Lalah Hathaway, acoustic guitar : Paul Jackson Jr.
8. Intermission / piano : Masaru Suzuki
9. 大きな古時計 /  piano : Akiko Yano
10. Faith / acoustic Guitar : Masato Ishinari
11. When You Wish Upon A Star  
 / acoustic Guitar : Masahiro Itami, piano : Makoto Kuriya, bass : Yasuhiko "Hachi" Sato, percussion : Masatoshi Kainuma
12. ABC 
 / acoustic guitar : Masato Ishinari, bass : Tomohiko Okanda, percussion : Hideaki Sakai, piano : Masaru Suzuki
13. Don't Know Why / bass : Tony Scherr
14. Close
15. 見上げてごらん夜の星を
 /  acoustic guitar : Masayoshi Furukawa, piano : Akimitsu Homma, bass : Chiharu Mikuzuki, flute : Tadasuke, harp : Tomoyuki Asakawa, percussion : Mataro Misawa, strings : Naoto Strings, synthesizer : Takahiro Iida, trombone : Satoshi Sano, vocals : Kyu Sakamoto






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2021年12月11日土曜日

Ronny Jordan / The Antidote

 

 1992年の Ronny Jordan のデビュー作で、当時ラップなどには全く興味がなかったのに愛聴になってしまった一枚。1985年ごろから Acid Jazz が英国の音楽シーンに現れて Jazz と打ち込みのクラブ系のリズムが融合してきたムーブメント。今聴いても素晴らしいセンスだと思います。
 Acid Jazz と言えば、踊れるジャズとして Lou Donaldson 「Alligator Boogaloo」、Donald Byrdの「Black Byrd」などがあります。ここら辺はファンクとジャズの融合でした。


 その後踊れるジャズ Acid Jazz として出てくるのは、ジャズとソウルやヒップホップを融合させた The Brand New Heavies、Incognito などなど
 そんな音楽の影響もあってか、Benson系のJazzyなギター・ジャズ演奏が繰り広げられる構図よりジャズよりではありながら、ヒップ・ホップなどを自然にとり入れてしまった。オルガン、ベースによるイントロに、ストリート系のグルーヴにRapが加わった Get To Grips。Jazzyでオルガンとのユニゾンでセンス抜群の Blues Grinder。そして何よりもテンポ早めでGroovy、スピード感のあるピアノソロでマイルスがこうアレンジされてしまうのかと思わずニヤッとしてしまう So What。これにはノック・アウトされてしまった人が多数いるはずで、私もインパクト大で昔からの愛聴盤となっています。

guitar : Ronny Jordan
organ : Hugo Delmirani、Adrian York
double Bass : Arnie Somejee
piano : Joe Bashorun
flute : Philip Bent
vocals : Isabel Roberts
rap : IG (Dodge City Productions) (1, 4)

1. Get To Grips
2. Blues Grinder
3. After Hours (The Antidote)
4. See The New
5. So What
6. Show Me (Your Love)
7. Nite Spice
8. Summer Smile





▶ So What


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2021年12月8日水曜日

Donald Byrd / Places And Spaces

 

 こんなファンク・アルバムが Blue Note ? というレア・アイテムではないでしょうか。Donald Byrd (ドナルド・バード)のファンク・アルバムです。
 Blue Noteには、Off to the Races (1959年)~次のアルバム Caricatures まで在籍して25枚のリーダー作を残しています。ハードバップのトランペッターだったドナルドですが、Black Byrd(1973年)あたりからファンクの要素をとりれた作品を発表し、これは1976年の作品。グルーヴとは何かを追求、模索していた頃の作品で、青空に浮かぶ飛行機と雲の動きをコマ落としでとらえた爽快感のあるジャケットも爽快。
 お勧めは、2曲目 Wind Parade, 5曲目 You and the Music でさりげないバックグラウンドの Kay Haith 女性ボーカルが心地好い感じです。同じくバックグラウンド・ボーカルのLarry Mizell & Fonce Mizell は兄弟でもともとはジャズ・ボーカルの人らしい。


そしてこのアルバムで特筆すべきミュージシャンは、なんといってベースの Chuck Raineyドラムの Harvey Mason の強力なリズム隊ですかねえ。

 

 ファンとしてはこれが、ドナルド・バードのファンクなんだよなあと、飽きの来ない演奏内容ではありますが、一般的にコンテンポラリーなファンク・アルバムとして売れ線かと言えばそうではないかもしれません。


trumpet, flugelhorn, vocals : Donald Byrd
backing vocals : Kay Haith, Larry Mizell & Fonce Mizell
tenor sax : Tyree Glenn, Jr.
trombone : George Bohannon
trumpet : Raymond Brown
clavinet, trumpet : Fonce Mizell
piano : Larry Mizell
electric piano : Skip Scarborough
guitar : Craig McMullen, John Rowin
electric bass : Chuck Rainey
drums : Harvey Mason
congas : King Errisson
congas, percussion : Mayuto Correa
whistler : James Carter

producer : Larry Mizell & Fonce Mizell

Recorded August/September 1975.

1. Change (Makes You Want To Hustle)
2. Wind Parade
3. Dominoes
4. Places And Spaces
5. You And Music
6. Night Whistler
7. Just My Imagination

▶ Change




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2021年12月5日日曜日

Maceo And All The Kings Men / Doing Their Own Thing


 ファンク界のサックスプレイヤーでは有名な Maceo Parker (メイシオ・パーカー)。メイシオは1964年ジェームス・ブラウンのバックバンド (J.B.'s) に参加、そして1975年には Pファンク へも参加しています。共演はプリンス、リビングカラー、ブライアンフェリー等々の名プレイヤーです。
 

 私メイシオは J.B.'s で、ずっと働いていたんだと思っていたんですが、どうやらドラマがあったようです。メイシオとその仲間たちは1970年に3月に J.B.'s の賃上げ要求、待遇改善を求めてライヴでの演奏をボイコットするストライキに突入した。しかし事前に謀反を察知していたJBは彼らをあっさり解雇した。そして、メイシオの初リーダー作で謀反を起こしたメンバーでこのアルバムは1970年リに発売されたとのこと。しかし謀反を起こしたメンバーの録音はラジオなどでのオンエアもされるわけもなくセールス的には不発だったとのこと。
 不本意でしょうが、ホーンアレンジやリズムの作り方はJ.B.'sで既に聞き覚えがあるパターンもちらほら。しかし冒頭の Maceo なんかは、Boscoe あたりで聞き覚えのあるリフとリズム・パターンに J.B.'s にあるイントロの掛け声の様式美の複合型。頭からグッと心が掴まれてしまいます。少しづつ異なるリズムと旋律が複合化されると素晴らしいグルーブになり、繰り返されても飽きずに聞こえます。続く Got To Getcha なんかも王道ファンクに、JB、Sly 的な要素が入っていたりします。時代劇のようないわく付きのアルバムですが中身は最高です。

alto tenor sax : Maceo Parker
bass : Bernard Odum
drums : Melvin Parker
guitar : Alfonzo Kellum, Jimmy Nolen
tenor sax : Eldee Williams
trumpet : Richard Griffith
vocals : Maceo Parker

producer : B.B. Cunningham Jr., Ray Riley
Recorded at Sounds Of Memphis Studio Inc. · Memphis, Tenn.

1. Maceo
2. Got To Getcha
3. Southwick
4. Funky Women
5. Shake It Baby (Keep On Shakin' It)
6. Better Half
7. Don't Waste This World Away
8. Mag-Poo
9. (I Remember) Mr. Banks
10. Thank You For Letting Me Be Myself Again

▶ Maceo



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2021年12月4日土曜日

Digin' P-Vine Vol.0 / Mixed By MURO



 P-Vine Records は、1975年設立のかなり愛用させていただいているレーベル。
 これは、2012年タワーレコードで行われた P-Vineのキャンペーンの景品CDで、期間中の対象商品購入者に無料で配布されていたものでジャケットなどはござりませぬ。
 内容はといえば、MUROと浜野謙太(在日ファンク、SAKEROCK)によるMIX。


 ソウル、ファンク、ヒップホップ、 R&B、ワールド・ミュージックからロック、ジャズ、そしてJ-POPに至るまで、こだわりを持った独自の視点、個性的な音楽作品の数々
Funkshone, Mountain Mocha Kilimanjaro, The Soul Investigators, Third Coast Kings, Speed Meter  とお馴染みのファンク・バンドのオムニバスとなっていて、これは持っていたっけ?と思って探してみると録音が違っていたりと楽しい中身になっています。

1. Forward On Brother / Funkshone
2. The Preavher / Mountain Mocha Kilimanjaro 
3. Momma's Gravy (Yam Yam) / The Soul Investigators 
4. Emcee Marie / Third Coast Kings 
5. Never Never Love A Married Man / Martha High With Speed Meter
6. Stop, Think, Work It Out / Funkshone 
7. Do Whatever Makes You Feel Hot / Hannah Williams & The Astemakers 
8. Mo'hash / The Soul Investigators 
9. It Must Be You / Mountain Mocha Kilimanjaro
10. No More Heartaches / Martha High High With Speed Meter
11. Mamacita / Dojo Cuts Featuraring Roxie Ray
12. Each To Their Own / The New Mastersounds





  

2021年12月3日金曜日

FUNK. INC CHIKEN LICKIN'


 Prestige ‎から FUNK. INC のアルバム2枚分【FUNK. INC 1971】【Chicken Lickin' 1972】が収録のCDです。FUNK. INC とはオルガン奏者 Bobby Watley を中心に結成されたインスト・ジャズ・ファンク・グループです。
 購入した時は、クセ強めのファンクだなあぐらいにしか思っていなかったのですが、聞きなれると耳に残ってしまう系です。そしてマイナー系だと思っていたらどこかで耳にすることも多いアルバムで、どうやらヒップ・ホップ・ネタとして Chicken Lickin' は有名らしいです。このレビューも書き直しで2回目なんですが、第1回のレビューから、このページへのアクセスは他のアルバムと比較しても若干多めで、古いネタでも常にどなたかに見ていただいている感じです。ヒップ・ホップ系のアーチストの検索に引っかかっている?んでしょうかねえ。
 ベースレスのジャズ・ファンクの原点のようなアルバムで、オルガン、ギターが一体となり、サックスが絡むグルーブは聴き直していて The Baker Brothers の原点みたいな感じもすることを今回感じました。古臭くて泥臭いイメージでしたがホント聴き直しても結構いい味ですね。お勧めです。

 このアルバムの他では私の所有は、Hangin' Out / SuperFunk こちらの方が音的にはすっきりしてるかもしれないですね


organ : Bobby Watley
guitar : Steve Weakley
drums : Jimmy Munford
congas : Cecil Hunt
tenor sax : Eugene Barr

【FUNK. INC 1971】
1. Kool Is Back
2. Bowlegs
3. Sister Janie
4. The Thrill Is Gone
5. The Whipper

【Chicken Lickin' 1972】
6. Chicken Lickin'
7. Running Way
8. They Trying To Get Me
9. The Better Half
10. Let's Make Peace And Stop The War
11. Jung Bungo


▶ Bowlegs


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2021年12月1日水曜日

Hearts Of Stone / Stop The World-We Wanna Get On


 ノーザン・ソウル系男性ボーカル・グループで、Carl Cutler、Floyd Lawson、John Myers、Lindsey Griffin の4名がメンバーで前身のバンドThe Four Penniesで数枚のシングルをリリースし、Hearts Of Stoneと改名し Motown 傘下の V.I.P. からリリースした唯一のアルバム。この V.I.P. は新人や中途入社組の多い独立型レーベルであったらしく、在籍アーチストも極わずかでアルバムはこのハーツ・オブ・ストーンを含めて6枚しかリリースしていないマイナーレーベルです。
 マイナーなレーベルから発売のマイナーなバンドではありますが音は非常にしっかりとしています。テンプテーションズ的なもの、サイケな作風のもの、等々色々な表情があります。どれも完成されたサウンドですが、アルバムとしては少々散漫なところもあるか?もしれないとは思います。が、全く悪くない、いや聞きごたえにある内容であります。
 唯一のシングルカットは It's A Lonesome Road で勢いのある1970年代にデビューした当時のフレッシュさがにじみ出る。続く If I Could Give You The World もミドル・テンポの爽やか系ソウル・ナンバー。ストリングスに乗せたコーラス」が楽しい What Does It Take、サイケな雰囲気漂う "Thank You" Falettinme Be Mice Elf Agin なんかも素晴らしい。そして哀愁あふれるモータウンの名曲 You’ve Made Me So Very Happy なんかも収録されています。Blood,Sweat&Tears でもヒットしていましたねえ。
 とにかくこの時代は、様々なソウルバンドが出ては消え、出ては消えだった。この手のレア・グルーブを聴くと層の厚さわかります。1枚でなく、もっとアルバムを出して欲しかった才能の一つですね。

1. It's A Lonesome Road
2. If I Could Give You The World
3. Would You Take A Dime From A Poor Man
4. Rainy Night In Georgia
5. You Gotta Sacrifice (We Gotta Sacrifice)
6. What Does It Take (To Win Your Love)
7. Yesterday's Love Is Over
8. "Thank You" Falettinme Be Mice Elf Agin
9. He Ain't Heavy, He's My Brother
10. You've Made Me So Very Happy
11. One Day



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