2021年7月10日土曜日

本日のCD Face To Face ♪ Standards & Practices

 

 おしゃれな R&B を予想して中古CD屋で購入したら何か違う?結構エッジの効いたメロコアです。50代半ばになり老化が始まっているとは思っていましたが今回の勘違いは、Baby Face と Face To Face でした。(Faceだけで判断ですか?)と我ながら茫然とします。
 茫然としつつ私メロコアもスカパンクも聞きますので、しまった!ではありません。聞いているうちに良い曲を書いているんでないかい?に変わりました。
 で、これを聴きながらCDのジャケットをスキャンして、WalkMan に楽曲をエクスポートしていざこれを書き始めると Standards & Practices とはジャズの教則本みたいなタイトルです。ライナーノーツに評とかは無くバンドの演奏写真と裏側に曲名などが掲載してあるだけです。曲名の下段には originally performed by ・・ smiths, the jam, psychedelic furs, inxs, the ramones は知ってます。jawbreaker, the pgues, fugazi, sugar は知りません。アルバムタイトルはStandards & Practicesですが、全曲カバー曲なので Standard で良いような気もします。
 原曲を知らないため、どれだけ Practices をしているのかはわかりませんが完成度が高い楽曲には結構満足です。検索してもあまり情報はないためWikiが頼りで、このバンドについて調べてみると、1988年に前身のビクトリアマナーという名前のメタル・バンドを結成。その後の1991年の後半、名前をFace toFaceに変更し1992年に作品を録音し Don’tTurn Away を発売しキャリアをスタートとあります。
 これは1999年の作品ですが、音の割にはライナーノーツに写る中身の写真のギターの二人はオジサンです。メロコアと言えば、Green Day の Dookie は1994年に発売され、パンクロックを健全なイメージに変えての大ヒットし、その後数々のバンドがこの路線でヒット。メロコアブームを迎えながら Face To Face も1995、1996年と続けて2枚のアルバムをリリース。このアルバムの発売は1999年。ブームの陰りも見えてきたころだが、懐メロのメロコア・アルバム制作は少し早いかも。



vocals, guitar : Trever Keith
guitar, backing vocals : Chad Yaro
bass, backing vocals : Scott Shiflett
drums : Pete Parada

1. What Difference Does It Make?
 originally performed by The Smiths
2. Chesterfield King
 originally performed by Jawbreaker
3. Don't Change
 originally performed by INXS
4. Sunny Side Of The Street
 originally performed by The Pogues
5. Planet Of Sound
 originally performed by The Pixies
6. KKK Took My Baby Away
 originally performed by Ramones
7. Heaven
 originally performed by The Psychedelic Furs
8. Merchandise
 originally performed by Fugazi
9. Helpless
 originally performed by Sugar
10. That's Entertainment
 originally performed by The Jam





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2021年7月8日木曜日

本日のCD Kiss ♪ Psycho Circus


 1973年にバンドを結成してからオリジナルメンバー(Gene Simmons, Paul Stanley, Ace Frehley, Peter Criss)で活動していたが、1980年にPeter Crissが脱退、ついで1982年にAce Frehleyが脱退し、メンバーの入れ替わりが激しかったキッス。
 しかし1995年にMTVアンプラグドでオリジナル・メンバーであるエース・フレーリーとピーター・クリスがゲスト出演し、これをきっかけに、バンドはオリジナル・メンバーで再始動することとなり、1998年にオリジナル・キッス再集結のアルバムという事でこの Psycho Circus が発売されたわけです。セールス的には、全米初登場3位にランクインし、ツアーPSYCHO CIRCUS TOURは無事成功を収めたように見えたのですが、このメンバーでの活動は、やはりウマが合わなかったようで長くは続きませんでした。
 私がロックを聴き始めたころにはやはりキッスは、かなり聴いていました。キッスのレコードを持っていたわけではありませんが、当時のサウンドや楽曲は刷り込みのように頭の中に入っています。ただ私の好きだったキッスサウンドは初期のハード・ロックンロール。そのイメージでこのサイコ・サーカスを聴く少し物足りなくはあります。ただキッスでなければレベルの高いロックだとは思いますし、進化系と捉えればそうゆうもんです。ちなみにPeter Criss, Ace Frehleyは1曲しか参加していないとのことでオリジナル・キッス再集結のアルバムって宣伝文句は少し誇張ではないかと思う今日この頃。

vocals, bass : Gene Simmons 
vocals, guitar : Ace Frehley 
vocals, guitar : Paul Stanley Guitar
vocals, drums : Peter Criss 

1. Psycho Circus
2. Within
3. I Pledge Allegiance To The State Of Rock & Roll
4. Into The Void
5. We Are One
6. You Wanted The Best
7. Raise Your Glasses
8. I Finally Found My Way
9. Dreamin'
10. Journey Of 1,000 Years
11. In Your Face






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2021年7月3日土曜日

本日のCD Weather Report ♪ 8:30

 

  Weather Report 通算 10 枚目のアルバム。2CDで構成されていて2枚目 4 ~ 7はスタジオ録音で、他はライブ音源で1978 年8~11月のツアーと記載されていますが メインは11 月 28 日に行われた カリフォルニア州 ロング・ビーチ "ザ・テラス・シアター" のものが通説とされています。
「8:30」のタイトルはライブでは午後8時30分から開演するというこのバンドの習慣から取ったものです。ツアーの際ではバンド4人でで約2時間30分もの間演奏を続けなければならなかったため、他のメンバーに休息のための長尺の個人ソロを取っていたとあり本作に収録の「8:30」は曲というよりはライブの間休憩的ジャムっぽい。またこのツアーは商業的に成功を収めた直近の「Black Market (1976)」「Heavy Weather (1977)」の2作品からの楽曲がメインであることもうれしくBlack Market、Teen Town、Birdlandなどの売れ線を押さえつつ、The Orphan では、西ロスアンジェルス・キリスト教児童合唱団とのスタジオセッションでありジャコはパーカッションを演奏していて、この頃のウェザー・リポートの浮世離れした音楽性がこれまた楽しい。カリプソの Brown Street では、Joe Zawinulの息子Erich Zawinulがジャコと一緒にパーカッションを演奏しているのは親の七光りか?
 これは正規購入したCDで日本語ライナーノーツもしっかりついていて日本人のライターは「告知 天候」なる人物。この黄金期ウェザーリポートを「感覚的無国籍共同体」と書き、ジョー・ザビヌルを「アルチザンよりも大道芸人を志した」※アルチザンはフランス語で職人の意と評し、さらにウェイン・ショーターを「黒人臭さを忘れ去り、独自の瞑想的宇宙に遊び、恐らくUFOを語らせたら矢追純一とタメを張る」などの核心をつき、ジャコは「マイアミで”酒とバカの日々”にうつつをぬかしながらも、ベースの腕前だけは世界一だった」と薬のことは公の評論なので敢えて触れず、「善人というのが取り柄の温和な性格で、細かいことは気にしない西海岸の男といった風情とは裏腹に、仕事は正確で厳しい技を披露する」とピーターアースキンだけは何か愛があるような表現。なかなか才能がある人のようです。

keyboads, sythesizer, percussion, vocoder : Joe Zawinul
soprano tenor sax : Wayne Shorter
bass : Jaco Pastorius
drums : Peter Erskine (disc1 1-6, disc2 6.7), Jaco Pastorius (disc2 4, 5)
percussion : Erich Zawinul (disc2 5)

Recorded live during a worldwide tour, January and February 1979.

【Disc 1】
1. Black Market
2. Scarlet Woman
3. Teen Town
4. A Remark You Made
5. Slang
6. In a Silent Way

【Disc 2】
1. Birdland
2. Thanks for the Memory
3. Medley: Badia / Boogie Woogie Waltz
4. 8:30
5. Brown Street
6. The Orphan
 The Members Of West Los Angels Christian Academy Children Choir
7. Sightseeing





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2021年7月2日金曜日

本日のCD Sex Pistols ♪ Pretty Vacant

 


 昔パンク野郎だった。なんてこともなく単純明快なこのブリテッシュ・パンクのサウンドが好きなだけで歌詞などは気に留めずに昔から聞いているのがSex Pistols。
 私の家庭は母親がクリスチャンで英語の教師でした。母は学生の時に留学もしていたのでかなり流暢に英語を喋れたため、山下達郎のアカペラ・アルバムなんかを聴いていると「あら良い歌ね、発音も素晴らしいわ」などと言われたことも度々あり、さすがにピストルズは「聞かれると歌詞の内容もわかるし、なによりもバンド名がまずい」とピストルズだけは家では目立たないように小さな音で聞いていました。
 このアルバムには入っていませんが Anarchy in the U.K. なんてAnarchy (無政府主義)という反体制のポリティカルなタイトル。God Save the Queen ではエリザベス女王在位25周年祝典の日にゲリラ・ライブで逮捕なんてお騒がせなバンドですからね。
 でも雑誌などのメディアで受けていた私のイメージは反体制の政治的思想を持った若者たちではなく、マネージャーのマルコム・マクラーレンの作った目立てば金になるイメージを具体化したバンドでした。いわば目立てば視聴回数があがり広告収入が増えるので流行っていた迷惑系YouTuber を組織的に作ってしまったようなイメージです。お騒がせな部分も話題つくりの計画的な行動にも思え、演じているうちに皆洗脳されて本物のパンク野郎になっていったといったイメージです。
 私の好きなのは、このストレートなディストーション・ギターとがっちりとした単純明快なドラム、ベースのサウンド。誰かがTVで言ってました。英語のバンドなんて歌ってる意味がわかんなくても音で聞いてよければ良い音楽と感じそれで良い。名言ですね。
 このアルバムはミニ・アルバムとされており未発表音源やデモ・テープ、リハーサル音源を収録したレコード会社の金儲けの道具であり、それを少しでも阻止しようと私が中古CD屋で購入したものでありますそれでもかっこいいだけに、彼らはつけあがるのです。

1. Pretty Vacant
2. Seventeen (Demo)
3. Submission (Demo #2)
4. Watcha Gonna Do About It?
5. No Feelings (Demo)
6. EMI (Unlimited Edition) (Demo)
7. Satellite (Demo)




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2021年7月1日木曜日

本日のCD Curtis Mayfield ♪ Roots

 

 カーティスはImpressions を アルバム「Check Out Your Mind (1970年)」に発表後、ソロとして独立。「Curtis」1970年、「Curtis/Live!」1971年に続いて本作はソロ第3作となるアルバムです。Impressions のカーティスではなく、ソロ・アーチストとしてのサウンドが明確に確立されたアルバムといえると思います。この頃のカーティスはかなりの多作で次作は10か月後にあの大ヒット作「Superfly」へと続きます。
 Impressions時代には、ゴスペルやソウルを基調とした音楽でありましたが、かなりの黒い混沌とした重厚ファンクサウンドと変化し「Roots」と名付けられたタイトルの通り、自らのルーツを振り返り、ブラック・プライドやブラックパワーの連帯といった鋭い社会メッセージを投げ掛け人種問題やベトナム戦争を背景にした当時の社会情勢をテーマに歌っています。その一方で、優しい歌声で明日への希望や永遠の愛を訴えるラブ&ピースな楽曲も印象的です。大衆性(ポップさ)が薄まったサウンドはファンク好きの心をくすぐってくれて、聴いているとこういった楽曲の作り方や、特定のフレーズを泥臭く繰り返すファンクの流れがファンカデリックなどにも引き継がれているんだなと聴いてとれます。
 楽曲のメッセージ性は強力な言葉を繰り返します。「Get Down」はグルービーなファンクで、派手さはありませんが怪しい低音ベースにひたすらGet Down!の連呼でジワジワとテンションをあがります。「Keep On Keeping On」はテンダー・ソウルでロッド・スチュワートの歌い方にも似ている(ロッドが真似しているといった方が正しいでしょうか)Keep On(前に向かって進め) 若者たちに向かって繰り返し歌い For all the wrong is now all right, The nation's of people are now united as one (かつての間違いは今は正しい、この国は一つに結ばれる)のメッセージ。「Underground」では人種差別を嘆き、The future starts from the undergraound (未来はアンダーグランドから始まる)「We Got to Have Peace」は、平和を訴えるメッセージ・ソング。開放的なノーザン・ソウル風サウンドと希望に満ちたメッセージPeace!Peace!Peace!はのちのライブでも定番の曲。「Beautiful Brother of Mine」では、The black pride is now true ブラック・プライドの顕示を呼び掛ける強力ファンク。息の詰まるようなメッセージソングが連発し「Now You're Gone」でやっと普通にブルースとなりラストは「Love to Keep You in My Mind」ラブ&ピースなソウル。My love for you is one you'll always Know で安心。
 カーティスの仕事の中では地味めすが、かなり中身は濃い仕上がりです。

vocals, guitar : Curtis Mayfield 
backing vocals : Mr. Leroy Hutson, Mr. Michael Hawkins
guitar : Craig McMullen 
bass : Joseph "Lucky" Scott
drums : Tyrone McCullen 

1. Get Down
2. Keep On Keeping On
3. Underground
4. We Got To Have Peace
5. Beautiful Brother Of Mine
6. Now You're Gone
7. Love To Keep You In My Mind





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2021年6月30日水曜日

本日のCD Gregory Porter ♪ All Rise

 


 2020年のグレゴリー・ポーターのオーケストラ・アレンジのライブ盤を挟んでの3年ぶりのニュー・アルバム。前作は2017年のナット・キング・コールのトリビュート作品「Nat "KIng" Cole & Me」録音は LAの Capitol Studios, パリの Studio Saint Germain でグレゴリーとバンドは録音、ホーンとドラムはロンドンの Spark Studio, London で、ロンドン交響楽団のストリングスは ロンドン Abby Road Studio と豪勢な録音をされています。
 全曲ポーターの書き下ろしで今回はカバーは無し。奥行きのあるゆったりとしたサウンドに、ポーターの中音域の歌声が気持ちの良い芸術性の高い作品に仕上げられているかと思います。細かくは読み込んでませんが英語サイトを読んでいると歌詞には日常の哲学、現実の人生のディテールを込め、心の内を表現していることを難しく例えて書かれていて「私たちは皆、愛によって高められれている。愛をもって、お互い高めあい、より良い世界にしていこう。これが私の思想であり本当リアルな私です」と語り大きな愛、前向きながメッセージが込められています。
 楽曲としてはクワイアを従えた「Revival」が力強く、優美な「If Love Is Overrated」
「Dad Gone Thing」は明るい雰囲気ですが、亡くなったお父さんへ対峙する思いが込められているようです。ソウル味が溢れる「Faith In Love」も捨てがたい。

1. Concorde
vocals : Gregory Porter
piano : Chip Crawford Hammond
organ : Ondrej Pivec
bass : Jahmal Nichols 
drums & percussion: Troy Miller
(HORNS)
alto sax : Andrew Ross 
tenor sax : James Gardiner-Ba­ teman
baritone sax : Graeme Blevins Horn Arr. Etienne Charles & Troy Miller
trumpet : Chris Storr Trumpet: Tom Rees-Roberts Tenor Saxophone: Jim Hunt
trombone : Trevor Mires 

2. Dad Gone Thing
vocals : Gregory Porter 
piano : Chip Crawford Hammond 
organ: Ondrej Pivec Horn Arr. Etienne Charles Choir Arr. Troy Miller
bass : Jahmal Nichols 
drums : Emanuel Harrold 
(HORNS)
alto sax : Andrew Ross 
trumpet : Chris Storr
trombone : Trevor Mires
(CHOIR)
sopranos : Philly Lopez, Vula Malinga, Phebe Edwards.
altos : Teyana Miller, Priscilla Jones-Campbell, Sharlene Hector, Ladonna Harley-Peters.
tenors : Jaz Ellington, Kevin Mark Trail, James Thompson.

3. Revival Song
vocals : Gregory Porter
bass : Chris Hill
drums : Troy Miller Piano: Troy Miller 
claps : Oli Rockberger & Troy Miller
(HORNS)
tenor sax : Jim Hunt 
baritone sax : Andrew Ross
trumpet : Chris Storr
trombone : Trevor Mires
(CHOIR)
sopranos :Philly  Lopez,  Vula  Malinga,Phebe Edwards.
altos : Teyana Miller, Priscilla Jones, Sharlene Hector, Ladonna Harley-Peters. 
tenors : Jaz Ellington, Kevin Mark Trail, James Thompson.

4. If Love Is Overrated
vocals : Gregory Porter
piano & rhodes : Chip Crawford
bass : Jahmal Nichols 
drums : Emanuel Harold
percussion : Troy Miller
(London Symphony Orchestra Strings)
first violin : Giovanni Guzzo, Guest Leader, Clare Duckworth, Laura Dixon, Maxine Kwok-Ada ms, Claire Parfitt, Colin Renwick, Sylvain Vasseur, Rhys Watkins
second violin : David Alberman, Sarah Quinn, Miya Vaisanen, David Ballesteros, Elizabeth Pigram, Csilla Pogany 
viola : Edward Vanderspar, Gillianne Haddow, Malcolm Johnston, Lander Echevarria, Carol Ella, Robert Turner CELLO Tim Gill, Alastair Blayden, Jennifer Brown, Hilary Jones, Laure Le Dantec, Amanda Truelove
double bass : Colin Paris, Patrick Laurence, Jose Moreira

5. Faith In Love
vocalsv: Gregory Porter 
acoustic piano : Chip Crawford
guitar: Femi Temowo
bass : Jahmal Nichols 
drums : Emanuel Harrold 
congas : Miles Bould
(CHOIR)
sopranos : Philly Lopez, Vula Malinga, Phebe Edwards.
altos : Teyana Miller, Priscilla Jones, Sharlene Hector, Ladonna Harley-Peters. 
tenors : Jaz Ellington, Kevin Mark Trail, James Thompson.
(London Symphony Orchestra Strings)
first violin : Giovanni Guzzo, Guest Leader, Clare Duckworth, Laura Dixon, Maxine Kwok-Ada ms, Claire Parfitt, Colin Renwick, Sylvain Vasseur, Rhys Watkins
second violin : David Alberman, Sarah Quinn, Miya Vaisanen, David Ballesteros, Elizabeth Pigram, Csilla Pogany 
viola : Edward Vanderspar, Gillianne Haddow, Malcolm Johnston, Lander Echevarria, Carol Ella, Robert Turner CELLO Tim Gill, Alastair Blayden, Jennifer Brown, Hilary Jones, Laure Le Dantec, Amanda Truelove
double bass : Colin Paris, Patrick Laurence, Jose Moreira

6. Merchants Of Paradise
vocals : Gregory Porter
Bass: Jahmal Nichols 
hammond organ : Ondrej Pivec
marimba : Troy Miller String Arr. Troy Miller
drums : Emanuel Harrold
percussion : Miles Bould
soprano sax : Tivon Pennicott 
(London Symphony Orchestra Strings)
first violin : Giovanni Guzzo, Guest Leader, Clare Duckworth, Laura Dixon, Maxine Kwok-Ada ms, Claire Parfitt, Colin Renwick, Sylvain Vasseur, Rhys Watkins
second violin : David Alberman, Sarah Quinn, Miya Vaisanen, David Ballesteros, Elizabeth Pigram, Csilla Pogany 
viola : Edward Vanderspar, Gillianne Haddow, Malcolm Johnston, Lander Echevarria, Carol Ella, Robert Turner CELLO Tim Gill, Alastair Blayden, Jennifer Brown, Hilary Jones, Laure Le Dantec, Amanda Truelove
double bass : Colin Paris, Patrick Laurence, Jose Moreira

7. Long List Of Troubles
vocals : Gregory Porter
piano & moog bass : Chip Crawford Hammond 
organ: Ondrej Pivec 
bass: Jahmal Nichols 
bass: Anton Davidyants (solo) 
drums Emanuel Harrold
(HORNS)
tenor sax : Jim Hunt 
baritone sax : Andrew Ross 
trumpet : Chris Storr
trombone : Trevor Mires

8. Mister Holland
vocals : Gregory Porter
tenor sax : Tivon Pennicott 
hammond organ : Ondrej Pivec
bass: Jahmal Nichols 
drums : Emanuel Harrold 
(HORNS)
tenor sax : Jim Hunt 
baritone sax : Andrew Ross 
trumpet : Chris Storr
trombone : Trevor Mires

9. Modern Day Apprentice
vocals : Gregory Porter 
piano : Chip Crawford 
(London Symphony Orchestra Strings)
first violin : Giovanni Guzzo, Guest Leader, Clare Duckworth, Laura Dixon, Maxine Kwok-Ada ms, Claire Parfitt, Colin Renwick, Sylvain Vasseur, Rhys Watkins
second violin : David Alberman, Sarah Quinn, Miya Vaisanen, David Ballesteros, Elizabeth Pigram, Csilla Pogany 
viola : Edward Vanderspar, Gillianne Haddow, Malcolm Johnston, Lander Echevarria, Carol Ella, Robert Turner CELLO Tim Gill, Alastair Blayden, Jennifer Brown, Hilary Jones, Laure Le Dantec, Amanda Truelove
double bass : Colin Paris, Patrick Laurence, Jose Moreira

10. Everything You Touch Is Gold
vocals: Gregory Porter
piano : Chip Crawford
hammond organ: Ondrej Pivec
bass : Jahmal Nichols 
drums: Emanuel Harrold
flugal & trumpet : Keyon Harrold 
(London Symphony Orchestra Strings)
first violin : Giovanni Guzzo, Guest Leader, Clare Duckworth, Laura Dixon, Maxine Kwok-Ada ms, Claire Parfitt, Colin Renwick, Sylvain Vasseur, Rhys Watkins
second violin : David Alberman, Sarah Quinn, Miya Vaisanen, David Ballesteros, Elizabeth Pigram, Csilla Pogany 
viola : Edward Vanderspar, Gillianne Haddow, Malcolm Johnston, Lander Echevarria, Carol Ella, Robert Turner CELLO Tim Gill, Alastair Blayden, Jennifer Brown, Hilary Jones, Laure Le Dantec, Amanda Truelove
double bass : Colin Paris, Patrick Laurence, Jose Moreira

11. Phoenix
vocals : Gregory Porter 
piano : Chip Crawford
hammond organ : Ondrej Pivec Guitar: Femi Temowo
bass : Jahmal Nichols
drums & tamborine : Emanuel Harrold 
congas : Miles Bould
additional percussion : Troy Miller Horn Arr. Etienne Charles
tenor sax : Tivon Pennicott 

12. Merry Go Round
vocals : Gregory Porter 
piano : Chip Crawford
bass : Jahmal Nichols 
drums: Emanuel Harrold Acoustic 
soprano sax : Tivon Pennicott String Arr. Troy Miller
(London Symphony Orchestra Strings)
first violin : Giovanni Guzzo, Guest Leader, Clare Duckworth, Laura Dixon, Maxine Kwok-Ada ms, Claire Parfitt, Colin Renwick, Sylvain Vasseur, Rhys Watkins
second violin : David Alberman, Sarah Quinn, Miya Vaisanen, David Ballesteros, Elizabeth Pigram, Csilla Pogany 
viola : Edward Vanderspar, Gillianne Haddow, Malcolm Johnston, Lander Echevarria, Carol Ella, Robert Turner CELLO Tim Gill, Alastair Blayden, Jennifer Brown, Hilary Jones, Laure Le Dantec, Amanda Truelove
double bass : Colin Paris, Patrick Laurence, Jose Moreira

13. Thank You
vocals : Gregory Porter
piano : Chip Crawford Hammond 
organ : Ondrej Pivec 
bass : Jahmal Nichols
drums : Emanuel Harrold  
Tamborine: Troy Miller
(CHOIR)
soranos : Philly Lopez, Vula Malinga, Phebe Edwards.
altos : Teyana Miller, Priscilla Jones, Sharlene Hector, Ladonna Harley-Peters. 
tenors : Jaz Ellington, Kevin Mark Trail, James Thompson.





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2021年6月28日月曜日

本日のCD Marcus Miller ♪ Renaissance


 2007年に発表した Free から5年ぶりの2012年に発表したマーカスのソロアルバム。マーカスはマルチプレイヤーなので作品には打ち込みや、多重録音のものが印象に残るのですが独りで作成された作品はどうしてもマニアな楽曲やペラペラのボーカルものなど、ファンといえども繰り返して聴く気にならない作品も多いのですが、今回のアルバムは、プログラミング系は使用せずに生楽器で制作して作りこみがしっかりしているのがうれしい。
 もちろんマーカス得意のスラップを使用したテクニックは堪能できますが、比較的楽曲重視で他の楽器のバックに回ったり、他の楽器とのユニゾンでメロディーをなぞることも多くバランスがとても良く俺が俺が・・的なベースソロばかりではなく他の楽器にソロもきちんと任せています。
 参加したミュージシャンは私には聞き覚えのないメンバーですが、若手の優れたミュージシャンの起用と書いてあります。ただマーカスの個性が強いのでソリストの個性は出にくくなっているような気はします。楽曲で言えば Redemption,  Jekyll & Hyde なんかが楽曲の良さが光り、マーカスを楽しみたいなら Slippin' Into Darkness, Mr. Clean なんかをお勧めします。CEE-TEE-EYE のテーマユニゾンもかっこいいです。その他ジャクソン5のカバー「I'll Be There」と、ポール・チェンバースに捧げられたオリジナル曲「Rebop」(日本盤ボーナス・トラック)は、マーカスのベースだけのソロで、特には「I'll Be There」が秀逸であると感じます。
 Paul Chambers は、マーカスの叔父であるジャマイカ出身のピアニスト、ウィントン・ケリーの盟友でもあり、ウィントンと共にマイルス・デイヴィスの黄金クインテットのメンバーだったというつながりがあるとのこと。

1. Detroit
bass : Marcus Miller
piano, electric piano (Fender Rhodes) : Kris Bowers
guitar : Adam Agati
drums : Louis Cato
alto sax : Alex Han
trumpet : Maurice Brown

2. Redemption
bass : Marcus Miller
electric piano (fender rhodes) : Frederico Gonzalez Peña
guitar : Adam Rogers
drums : Louis Cato
alto sax : Alex Han
trumpet : Sean Jones

3. February
bass : Marcus Miller
piano : Frederico Gonzalez Peña
acoustic guitar : Adam Rogers
drums, djembe : Louis Cato
alto sax : Alex Han
trumpet : Maurice Brown

4. Slippin' Into Darkness
bass : Marcus Miller
organ : Bobby Sparks
piano : Kris Bowers
guitar : Adam Rogers
drums : Louis Cato
percussion : Ramon Yslas
alto sax : Alex Han
trumpet : Sean Jones
trumpet (muted) : Maurice Brown

5. Setembro (Brazilian Wedding Song)
bass (Fretless), bass clarinet, double bass (acoustic bass) : Marcus Miller
electric piano (fender rhodes), piano : Frederico Gonzalez Peña
drums : Louis Cato
percussion : Ramon Yslas
alto sax : Alex Han
vocals : Gretchen Parlato, Rubén Blades

6. Jekyll & Hyde
bass : Marcus Miller
organ : Bobby Sparks
guitar : Adam Rogers
drums : Louis Cato
alto sax : Alex Han
trumpet : Sean Jones

7. Interlude: Nocturnal Mist
bass : Marcus Miller
piano : Frederico Gonzalez Peña
guitar : Adam Agati
drums : Louis Cato
percussion : Ramon Yslas
alto sax : Alex Han

8. Revelation
bass : Marcus Miller
piano : Frederico Gonzalez Peña
guitar : Adam Agati
drums : Louis Cato
percussion : Ramon Yslas
alto sax : Alex Han

9. Mr. Clean
bass : Marcus Miller
clavinet, organ : Bobby Sparks
electric piano (fender rhodes) : Frederico Gonzalez Peña
guitar : Adam Rogers
drums : Louis Cato
alto sax : Alex Han
trumpet : Sean Jones

10. Goreé (Go-ray)
bass clarinet, bass : Marcus Miller
piano : Frederico Gonzalez Peña
acoustic guitar : Adam Rogers
drums : Louis Cato
alto sax : Alex Han

11. CEE-TEE-EYE
bass : Marcus Miller
electric piano (fender rhodes) : Kris Bowers
guitar : Adam Agati, Paul Jackson, Jr.
drums, congas : Louis Cato
alto sax : Alex Han
trumpet : Maurice Brown

12. Tightrope
bass : Marcus Miller
piano : Kris Bowers
guitar : Adam Agati
drums : Louis Cato
alto sax : Alex Han
vocals : Dr. John

13. I'll Be There 
bass : Marcus Miller

【Bonus】
14. Rebop (For Paul Chambers)
bass : Marcus Miller





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2021年6月27日日曜日

本日のCD Pat Metheny ♪ Bright Size Life


 1975年にドイツで録音されたパット・メセニーのデビュー作。当時メセニー21歳。ジャコもメセニーもマイアミ大学でジャコ同様に教鞭を執っていて音楽仲間だったことからウェザー・リポート正式加入前年のジャコが24歳で参加しています。この後、ジョニ・ミッチェルのライヴでも2人は共演はしますが、ジャコとメセニーの緊密なプレイは本作だけととても貴重な音源です。
 メセニーの6弦ギターと12弦ギターを使い分けながらのこのアルバムの抒情的演奏は私にも理解しやすい。メセニーのギターはとても抽象的な絵画のようで、ジャコの躍動感ある揺れ動くフレット・ベースと絶妙なリズム感でバンドサウンドがマッチして音像がくっきりとして聴きやすい。メセニーの作品を聴きこんでいるわけではありませんが、私のイメージでは抽象的な絵をぼんやり眺めているような気分になって理解しにくい作品が多いように感じます。
 このアルバムは最後の Round Trip/Broadway Blues だけがオーネットコールマンのカバーで全てメセニーの作曲です。幻想的に進行していたアルバムの最後にカバーを持ってきて、さらに最後の最後はジャコとメセニーのユニゾンはジャコのアイデアでしょうか?心して静かに聞いていたのに最後に聞こえる遊び心に思わずニヤっとしてしまいます。
 パット、そしてジャコの出発点となった歴史的なアルバムで、今後も繰り返し愛聴し続ける宝石のような作品と言えます。正直前回に聴いた時よりはるかに印象に残っています。改めて引っ張り出して聞くことによって思い出す新鮮な発見もまだあるものです🎵

acoustic guitar (6-string), electric guitar (12-string) : Pat Metheny
bass : Jaco Pastorius
drums : Bob Moses

1. Bright Size Life
2. Sirabhorn
3. Unity Village
4. Missouri Uncompromised
5. Midwestern Nights Dream
6. Unquity Road
7. Omaha Celebration
8. Round Trip/Broadway Blues





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IQ84 村上春樹

 


 ノルウェーの森を読んだので、もう一作読んでおこうと IQ84 を選択してみた。読み終わったと思ってタイトルを見てみるとBOOK1前編、BOOK2後編とある。何か気になって検索してみたらどうやらこの本は、BOOK1、2、3 の前編、後編からなる全6冊と書いてあるではありませんか😱

 下巻を読み始めたときに、少し話が飛躍しているとは感じていたのですがなるほどそういうことでしたか・・・と言うことでまずは古本屋に行って残りを探してみることとします。

 さしあたって断片的に読んだ感想としては、ノルウェーの森の不思議な出だしと違って、最初からグイグイと話に引き込まれます。異次元の世界に入り込んでしまって「空気さなぎ」という小説に書いた出来事が現実に現実に起こったり、様々な超常現象が起こったりするなど、SF的ファンタジーの要素があり、さらに2009年~2010年にかけて発売された作品なので、1995年に起きた地下鉄サリン事件が宗教団体「さきがけ」の題材となっています。ラブストーリーかと思ったら青豆は自殺ときたのも意外な展開でしたが、実は未だ読んでいないものが4冊もありますし、この物語は終わっていない。つまりは青豆の復活もあるのかもしれない。やはり急いで今から古本屋を覗いてみよう!

2021年6月26日土曜日

本日のCD Straight No Chaser The Most Popular The Vaults , Most Sampled Songs From Blue Note


 ブルーノートの名門の定番がまとめて聴ける!オムニバスで2CDです。
これを購入した数年前に既に持っているものが何曲か入っていました。そして久しぶりに聞いたら今ではかなり被ってしまっています。これを購入したころにはまだ私は Horace Silver, Donald Byrd などは持っていなかったはずですが、色々と興味がわくにつれて買いそろえていますので、このCDの久しぶりのレビュー(2回目)で段々とマニアになってきている自分に感心してしまいます。
 購入当時は気にもしませんでしたが、選曲は Art Blakey 厚めでオルガンがフューチャーされたものも多いようです。最も今更ながらアルバム・タイトルを見ると「ブルーノートで最もサンプリングされた曲」とのことなので、DJ?とかで使われたりBGMなどで使われた頻度が多い曲になるので、耳にして残りやすかったり、わかりやすいもの、アレンジやテーマがはっきりとしている曲が選択されているわけですね。認知度が高いものという側面もありそうです。
 勉強という意味では Herbie Hancock, Reuben Wilson, Lou Donaldson, Bobby Hutcherson なんかは、私としてはまたこれから勉強するところであります。世に言われる名演というものは、古臭かったりはするのですが、やはり多くの人に好かれてきた曲なので良い曲であることがほとんどです。またアルバムで聴くと更に良かったりもします。(逆もあることはありますが・・)リスナーとしては好きな人を聴いていれば偏っていてもかまわないのですがマニアとしてはこれからも精進します。
 ということで、こういったコンピを聴いて持ってない曲の購入意欲を刺激されるわけです。そして、ブルーノートの罠にひっかかるわけです。モンクは1曲しか入ってないのに、タイトルになってます。一番売れたから?タイトルにしたんでしょうか??「Most Sampled Songs From Blue Note」で十分わかりますが・・・・
 それと Comment On Ritual では Art Blakey のしゃべっている音声が 1分56秒 ここらへんはプロデュースした人の趣味なんでしょうか?それともサンプリングされて使われている?

【Disc1】
1. Pee Wee Marquette Intro / Art Blakey
2. Cantaloupe Island / Herbie Hancock 
3. Ronnie's Bonnie / Reuben Wilson
4. Comment On Ritual / Art Blakey
5. Alfie's Theme / John Patton
6. Cool Blues / Lou Donaldson
7. Crisis / Art Blakey
8. Straight No Chaser / Thelonious Monk
9. Sookie Sookie / Grant Green

【Disc2】
1. Goin' Down South / Bobby Hutcherson
2. Song For My Father / Horace Silver
3. Blind Man, Blind Man / Herbie Hancock
4. Filthy McNasty / Horace Silver
5. Jeannine / Donald Byrd
6. Steppin' Into Tomorrow / Donald Byrd





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