2021年6月26日土曜日

昨晩つまみは、コルティーホとMJQ

 


 モノラルで聴く、1曲2分半のラテンはコルティーホ🎵 まあ酒に合うことこの上なく、昨夜はこれでスタートして三杯いってしまいました。聴いていると古典音楽のように同じパターンなのがまた心地よく、ピーナッツの硬い殻を叩き潰しながら・・ノリノリでした。


 そしてMJQはクラシックのようなチェンバロ曲とジャズが交互に収録されていて、ゆっくりと酒を飲みながら落ち着いて、金曜の晩は終わりました。一気に酒をあおるにはコルティーホ。チビチビやるのはMJQ。🍺🍺🍺


2021年6月25日金曜日

本日のCD Rainbow ♪ Down To The Earth

 

 中古CD屋で懐かしく見覚えのあるジャケット。ボーカルの Ronnie James Dio が脱退して、Graham Bonnetの最初で最後のアルバム。1979年のスタジオ録音作品です。後で思えばRainbowにしてはポップなアルバムの認識ですが、当時中学生だった私にとっては、とても刺激的に聞こえたものです。この後のボーカルが Joe Lynn Turnerになってからの I Surrender, Death Ally Driver なんかもかなりのポップ路線ではありました。後になって Ronnie James Dio 時代のRisingの方がハードで好きになって、これはレコードで持っていた覚えがあります。
 今更調べてみると もともとはイギリス出身のBritish rock の Deep Purple を Ritchie Blackmore が脱退し Rainbowを結成。初期は(Ritchie Blackmore's Rainbow)2ndアルバムからは(Blackmore's Rainbow)、3rdアルバム以降は(Rainbow)の名義での活動となっています。そしてリーゼントのアメリカ人の Graham Bonnet とこのアルバムを作成し、ヒットする訳です。
 ロック小僧であった私は当時使っていたストラトでコピーをしていました。All Night Long はバンドでもコピーしてライブとかでもレパートリー。曲としては No Time To Lose が適度にロックンロールっぽくてので好きでしたがバンドメンバーには受け入れられず。今聞くとボトルネック使ったソロのようですが、当時ボトルネックは知らなかったので必死にチョーキングでこのニュアンスを出そうと頑張ってました。シングルカットされた Since You Been Gone もバンド・コピーしましたね。エンディングのギター・ソロも懐かしい。ラストの Lost In Hollywood も当時好きだったんですが今聞くとキーボードが少しピコピコしているのが古臭くて面白いです。
 中高生の頃に聴いていた曲は、かなりしっかり頭の中に刻み込まれていて、脳の奥から記憶が蘇ってきます。今やジャズばかり聴いている私にも聞いていると心地よい懐メロ。

guitar : Ritchie Blackmore
vocals : Graham Bonnet
bass : Roger Glover
keyboards : Don Airey
drums : Cozy Powell

1. All Night Long
2. Eyes Of The World
3. No Time To Lose
4. Makin' Love
5. Since You Been Gone
6. Love's No Friend
7. Danger Zone
8. Lost In Hollywood





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2021年6月23日水曜日

本日のCD Blood Sweat & Tears ♪ Child Is Father To The Man

 


 1967年2月に録音され1968年発売のBlood Sweat & Tears(BS&T) のデビュー作です。帯には「子供は人類の父である」と直訳でした。ジャケットもメンバーが自分のミニチュア人形のように合成した写真を抱えるSF風。タイトルとジャケ写からはプログレかな?といった感じですが、この翌年発売の「Blood, Sweat & Tears」は既に聴いているのでそんなことはあり得ないと確信しながら聴き始めると少し印象が違いました。
 簡単に表現するとブルースやロックにブラスをプラス、クラシック的要素も加えて、セールスも意識しなければならないんで当時絶好調のBeatles的要素も盛り込んだといった感じで、私のイメージするBS&Tの原型でした。これはキーボード、ボーカルの Al Kooper の幅広い音楽性と、ザ・サークル、サイモン&ガーファンクル、レナード・コーエンなどのアレンジやプロデュースをして注目され始めていたプロデューサーはプロデュースした John Simon の手腕も大きい。Simon はこの後 The Band の最初のアルバム2枚も制作しています。なども同じようにブラス・ロックの代表格とされるバンドChicago (最初はChicago Transit Authority)のデビューは1969年でBS&Tはやや先輩ですのでブラス・ロック文化が作られる最初の過程の一つとしては、こんな感じだったのかと思いながら聴くのもまた一つ勉強です。
 メインの作曲、ボーカルも担当していたことから実質 Al Kooper のソロ・アルバムにも近いのですが、ワンマン体制が災いしてかこのアルバムでクビになり、一般的には路線を変えたセカンドアルバムが名盤とされているようです。
 メンバーにはトランペットで Randy Breckerが参加しています、ドラマーはジャコにも深くかかわるBobby Colomby

organ, piano, synthesizer, vocals : Al Kooper
bass : Jim Fielder
guitar, acoustic guitar, flute, vocals : Steve Katz
drums, percussion, vocals : Bobby Colomby
alto sax, piano : Fred Lipsius
trumpet, flugelhorn : Jerry Weiss, Randy Brecker
trombone : Dick Halligan

producer : John Simon

1. Overture
2. I Love Y ou More Than You'll Ever Know
3. Morning Glory
4. My Days Are Numbered
5. Without Her
6. Just One Smile
7. I Can't Quit Her
8. Meagan's Gypsy Eyes
9. Somethin' Goin' On
10. House In The Country
11. The Modern Adventures Of Plato, Diogenes And Freud
12. So Much Love / Underture
【Bonus Tracks】
13. Refugee From Yuhupitz
14. I Love You More Than You'll Ever Know
15. The Modern Adventures Of Plato, Diogenes And Freud





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2021年6月22日火曜日

本日のCD Miles Davis ♪ Milestones

 

 あの「Kind of Blue」(ジャズアルバムでは異例の1,000万枚超え)直前のモードジャズへ移行する記念碑的アルバム。1958年の2月4日&3月4日ニューヨークのコロンビア30番街スタジオにて録音。メンバーは精鋭プレイヤーばかりを集めてマイルスが編成したセクステット、Cannonball AdderleyとJohn Coltrane、ドラマーの "Philly" Joe Jones、ベースはPaul Chambers、ピアニストのRed Garland。
 「モード」という概念を導入のきっかけとなった 「Milestones」 は新しい時代の響きを探求していったあまりにも有名な曲で和音の動きが減少したことにより自由度が増しています。ボーナス・トラックにも同曲が収録されていますが、別テイクの方はテンポの遅いバージョンで演奏者のアイデアが色々もちこまれているので魅力的な演奏です。
 タイトル曲ばかりがクローズ・アップされますがアルバムとしての曲の配置も絶妙に良いのではないかと思います。ハードバップから軽快に始まり、じらすようなテンポでふらふらとした危険な世界観の「Sid’s Ahead」続いて、次の「Two Bass Hit」でまた演奏にギアを入れる。そして原版ではB面にひっくり返して、モード手法の「Milestones」明るく軽快でどこか格式のあるような「Billy Boy」(かなり好きです)締めは「Straight, No Chaser」でコルトレーンが大胆に、マイルスは落ち着いたソロと続いて各自の持ち味を活かした貫録のこれぞ一流のジャズと聴きごたえのある構成です。
 かつてはモノラル盤だった音源がリマスターされてこのCDではステレオになっています。再発売で曲名の表記は色々と変わっていて、原曲の「Dr. Jekyll」ですが、リマスターのライナーノーツでは「Dr. Jeky」、PCハードディスクに落としたら「Dr. Jekyll」。「Milestones」も原版では「Mile」だそうです。

trumpet : Miles Davis
alto sax : Cannonball Adderley
tenor sax : John Coltrane
piano : Red Garland
bass : Paul Chambers
drums : "Philly" Joe Jones

recorded in New York City at Columbia 30th Street Studio on February 4, 1958 (3-8) and March 4, 1958 (1 & 2)

1. Dr. Jekyll
2. Sid's Ahead
3. Two Bass Hit
4. Milestones
5. Billy Boy
6. Straight, No Chaser
【Bonus Tracks】
7. Two Bass Hit (alternate take)
8. Milestones (alternate take)
9. Straight, No Chaser (alternate take)





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2021年6月21日月曜日

本日のCD Kenny Burrell& John Coltrane


 1958年3月7日にニュージャージー州ハッケンサックのヴァンゲルダースタジオで録音されたアルバム。時代的にはケニー・バレルはリーダーアルバムを2枚発売し、第1人者として認知されつつあり、コルトレーンは1957年に、一旦マイルス・バンドを退団しモンクのバンドに加入、9月には初期の代表作 Blue Train を録音、1958年にコルトレーンはモンクの元を離れ、マイルスのバンドに再加入という目まぐるしく色々なセッションを繰り広げている時代です。
 メンバーはバレル (g)、フラナガン (p)、コルトレーン (ts)、さらにチェンバース (b)とジミー・コブ (d) と凄腕メンバーですが、まだ知名度が上がっていく過渡期だったのかすぐに発売せずに4年寝かせた1962年のリリース。4年経って発売した頃にはもはや同じ顔ぶれで新作を制作するのは不可能なほど全員が大物ジャズマンとなっていたので、この顔ぶれは、かなりレア。
 コルトレーンとギタリストの共演はおそらく他にない貴重な録音でこの組み合わせだと、とんでもない化学変化を期待してしまいます。しかし変化というよりは、とてもリラックスした、わかりやすくシンプルなハードバップ・セッションと言えるかと思います。
 本作のバレルとコルトレーンは両者とも良い演奏ですがどこか軽く思える。思うにバレルは安定感のあるキレのある演奏ですがゴリっと弾くような場面は少なく抑え気味。これはフラナガン (p)との相性のような気もします。全体的に平坦になってしまっている印象で、このメンバーならもっと理解できない世界ぐらいまで飛んでいって欲しかったとは思います。
 さて演奏ではなくて、少し気になるのはコルトレーンの「Blue Train」は1957年9月録音で 「Soultrane」は1958年2月録音。本作は1958年3月、録音の最初は 「Freight Trane」で作曲は Tommy Flanagan。train には電車という意味と「ドレスの後ろの長い裾」という意味がある。一方 trane はドイツ語で「涙」の意味ではあるがアルバム名は「Coltrane」とひっかけてあるような気もする。freight train はなら貨物列車だが、なにせ曲名は「Freight Trane」である。ここらへんに言葉遊びみたいな関係があるんだろうか?Blue Train はコルトレーン作曲で曲がありますが、Soultrane はアルバム名で曲はありません。実際に英語を使いう人にとっては train、 trane は実は同義?だとかもありそうだし・・・・
 偶然並んだだけかもしれませんが、なんだか不思議な世界にはまり込んだような感じで、結論は全く出そうにないですね。誰か助けて!!

guitar : Kenny Burrell
tenor sax : John Coltrane
piano : Tommy Flanagan
bass : Paul Chambers
drums : Jimmy Cobb

recorded in Hackensack, NJ on March 7, 1958.

1. Freight Trane
2. I Never Knew
3. Lyresto
4. Why Was I Born
5. Big Paul





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2021年6月20日日曜日

本日のCD Dazz Band ♪ Under The Streetlights


 購入してからだいぶ眠っていて忘れ去っていたバンドです。改めて聞き直してみるとウォークマンに入れているので、何回か聴いていて耳覚えはありますが1曲目なんかはファンカデリックと思い込んでました。(2曲目以降はブラコン系ファンク後半はアース系)
 ブルース系のバンドかと想像してしまいそうなジャケットデザインもこのバンドの印象を薄くしてしまう原因ですね。ジャケからは想像できない私の好み系のサウンド。やはりこうやって古い音源をじっくり聞いていくのは、大事な作業だなあと思いつつ老化していく自分の記憶力に悲しくもなります。
 さてこのバンド調べてみると、アメリカはオハイオ州のクリープランド出身で(バンド名は”Danceable Jazz”の省略) 1980年代前半には結構注目されたバンドのようです。 前身はTelefunk(テレファンク)で、「20th Century Records 」とは「Kinsman Dazz」で契約。なんとデビューは「Philip Baileyプロデュース」(実はMarvin Gayeによるプロデュースの予定だったのがマービンが病の為、急遽プロデューサーが変更になった)「Dazz Band」に改名したのは1980年でMotownと契約。知らなかったけど1982~2004年はヒットチャートに一桁で食い込んでいたらしい実はメジャー系なバンド。音的なとこで言えば、Philip Baileyプロデュースは納得のサウンドです。ザップ的ではありますので、オジサン的にはこれからもたまに聞くかなあって感じではあります。
 
lead vocals : Terry Stanton
vocals (additional) : Andra Harris, Bobby Harris Jr., Bryon Harris, Duke Garrett, Grady Harrell, Jeff Young, Maurice Buchanan
keyboads : Niles McKinney
keyboads, background vocals, sequence programming :  Michael Norfleet
guitar, background vocals : Marlon McClain
bass, backing vocals, programmed by (Sequence Programming) : Nate Phillips
drums : Derek Organ
saxophone, backing vocals : Bobby Harris
trombone : Ed Myers
trumpet : Greg Adams

1. Tryin' To Get My Groove On
2. Dance With Somebody
3. Under the Street Lights
4. Give Me Just A Little Bit
5. Fly Away
6. Lets Talk About Love
7. Dazz
8. It's Your Party
9. Love Is A Bitch
10. Nasty Boogie
11. I Like You
12. Ten Toes
13. Dazz Mega Mix




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2021年6月19日土曜日

本日のCD Play Jaco ♪ A Tribute To Jaco Pastorius By Japanese Bass Guitarists


 櫻井哲夫、納浩一、日野賢二、コモブチキイチロウ、今沢カゲロウ、Akira。日本のベーシスト6名のジャコのトリビュートアルバム。ベーシストではなく Bass Guitarists(ベース・ギタリスト)としているところが、ジャコは単なるリズム楽器のベースないという主張が表れています。発売は2006年12月21日ジャコ・パストリアスの55回目の誕生日で、プロデュースは、Adlib編集長の松下佳男氏です。
「日野“Jino”賢二」Teen Town / 打ち込みを駆使した作品でスラップを使用したマーカス的なアプローチ。インタビューでは「ギターは一切使っていなくてピッコロを使用」だそうです。Soul Intro~Beautiful Spirits~The Chicken / オールドスクールなアプローチで、そブルースハープの西脇辰弥が効果を発揮しています。ドラムJay Stixx、ギターは吉田智使用機材はJINO4(アトリエZ、日野賢二モデル4弦)、JINO6(同6弦)、ピッコロ(アトリエZ)、フレットレス(アトリエZ)Soul Intro~Beautiful Spirits~The ChickenはJINO4のみ
「納浩一」 Continuum / 基本的にはアレンジはジャコを踏襲していて、音質もジャコっぽくしていますがソロはフレッテッド・ベースで弾いています。テーマは、Roscoe の5弦フレットレス(LG 3005 Custom)、ソロはフォデラのImperial 5弦Elite。Three Views of a Secret / Juzak チェコ・スロバキア製1920年ごろのアコースティック・ベースを使用してエレガントに仕上げています。原曲のジャコと違ったジャズ的なアプローチが素敵です。
「櫻井哲夫」Portrait Of Tracy / ベースソロを完コピ。バックの演奏はかなり丁寧に作りこまれている印象。Slang / バッキングはジャコと同様にディレイを使用し、打ち込みによるドラムを重ねて作っていますが完成度高いです。私の友人もこれがやりたいがためにディレイ購入者は多数。 使用機材はFender Jazz Bass Fretless 1961
「今沢カゲロウ」 Steps~Reza / 原曲が管楽器入りでしたがベースとドラムのみで作りこまれていて幻想的に後半はファンク的に盛り上がる楽曲に仕上がっています。Moon MBC-6 6string fretless bass "QI special"、Moon MBC-6 6string fretted bass "QI special"、Musicman Stingray 5string bass。 John & Mary / 原曲と全く違うアレンジで幻想的な作りこみですが、ベースサウンドはジャコっぽい。 パーカッション以外の全てのトラックをベース、ベースシンセから作りこみ。Moon MBC-6 6string fretless bass "QI special"
Musicman Stingray 5string bass
「AKIRA」Barbary Coast / ベースは裏方に回り曲の良さを活かしたアレンジになっています。Good Morning Anya / 怪しげな雰囲気のセッションで始まり後半からジャコの高速ファンク・バッキングパターンに転じます。最後のベースソロが良いです。使用機材はクルーズのフレットレスとクルーズの5弦(フレッテッド)
「コモブチキイチロウ」 Liberty City / イントロでベースと一緒に歌っているところから好感。バッキングのカリブ的なリズムもジャコだったら、こんなアレンジもあってもおかしくないと思わせてくれます。バッキングではxoticフレットレス5弦、 メロディ部はxoticフレットレス6弦。Las Olas / アルバムを締めくくるのにふさわしい鎮魂。これもジャコだったらこんな感じもありだろうというアレンジでフレットレスの特性をジャコ風に素晴らしい演奏。かなりのジャコ好きなんですね。 ザンドナー・ジャーマンウッド・ベース、メロディではxoticフレットレス6弦。
 使用機材など全面的に HMV&BOOKS インタビュー からの受け売りです。日本の名ベースプレイたーのそれぞれに個性あふれる解釈・アレンジやジャコへの理解度アプローチが楽しかったです。

1. Teen Town / 日野“Jino”賢二
2. Continuum / 納浩一
3. Portrait Of Tracy / 櫻井哲夫
4. Reza~Giant Steps / 今沢カゲロウ
5. Barbary Coast / AKIRA
6. Slang / 櫻井哲夫
7. Liberty City / コモブチキイチロウ with tiron
8. Good Morning Anya / AKIRA
9. John And Mary / 今沢カゲロウ
10. Soul Intro~Beautiful Spirits~The Chicken / 日野“Jino”賢二
11. Three Views Of A Secret / 納浩一
12. Las Olas / コモブチキイチロウ with tiron

さすがにこのアルバムはYouTubeに誰もアップしてませんでしたので・・





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金曜は、酒に酔い、荒城の月に酔う!

 

 いつもと酒量は変わらないんですがね・・・・なんだか昨日は酔いました。私の場合は陽気になって、最後は眠くなるだけなんで酒癖はすこぶる良い方だと自分では思っております。
 昨日の飲み始めは、イスラム系の格好に髭が気になって、参加ミュージシャン見たらボブ・ジェイムスとかグローバー・ワシントン・Jrが参加していたので購入してみた Idris Muhammad Power からはじまります。周囲の方々も当然全く知らない人で、中近東系の濃い曲でも始まるのかと期待しながら、まずは乾杯です。
 かけ始めるとムード歌謡に近いベタなテーマのフュージョンです。この手のアルバムには完成度とか売れ線は求めていませんので、ニヤリとしながらお代わりです。さてどんな展開となるものかと2曲目に突入すると繊細な感じの爽やかなフュージョンです。ジャケットを見るとアルバム発売は1974年ですから、まあそんなもんかなと、チビチビやりながらマスターの奥さんの北陸土産の「フグの卵のカス漬け」をいただきながらバーボンは意外と相性は悪くない。いけます。
 さて4曲中の3曲目に突入ですが静かなフュージョン曲でグローバー・ワシントン・Jrが
甘めのソプラノ・サックス、そして硬質な音のギターカッティングも、1970年代中盤はこれだよなと思いながらバーボンお代わり。ここらへんで周りの人もどう聴いてもアメリカ系フュージョンじゃねえか?と気づいているようです。1曲目のようなアクの強めの曲がこないかと期待しながら最後の曲に突入しましたが、これがまた普通に聴けるフュージョン曲で、ギターソロの頭にアラブ系のスケールが1小節ぐらい入りましたが残念!聞き終わった後には皆さま「音楽に髭は生えていなかった」「ターバンの雰囲気も無かったね」と今週もインパクトを与えることはできませんでした。先週のように「普通じゃね?」とは言われておりませんが、
 2枚目は外さないように持ってきたモンクのストレイト・ノーチェイサーです。これは私も聴いたことがあるアルバムですが購入していなかったヤツですので安心の皆様の心を癒す一枚と思っていたら、オリジナルではB面、本CDでは4曲目に Japanese Folk Song の文字が見えます。マスターとこれは何だっけ?かと首をひねりながら、歳をとった頭では思い出せません。赤トンボ?とかかな?いやそんなのあったか?と言いながらお代わりです。
 あとはブログの表題の通りで、「荒城の月」が延々と16分42秒でした。日本の誇る滝廉太郎の名曲ではありますが、小学校で聴いて歌ってきたこの曲はモンクがどんなにかっこよくアレンジしてくれてもこのメロディーを聴くと、小学校の教室で意味も分からず「歌わされていた」頃を思い出してしまいます。ここでもう一杯お代わりと私の持ち込みの「山形の豚の味噌漬け」をマスターが焼いて皆さんにふるまってくれます。
 少し疲れた感じがして酔いがまわったところでエスペランザなどをYouTubeで見ながらの週末でした🍺


2021年6月18日金曜日

本日のCD Rebirth Brass Band ♪ We Come To The Party


 アメリカ合衆国ルイジアナ州南部にあるNew Orleans(ニュー・オリンズ)もともとはフランス人によって1718年に設立され、1722年にはフランス領ルイジアナの首府となり、1763年パリ条約によりルイジアナはスペイン領となり、1801年ナポレオン皇帝がルイジアナをフランスに返還させた、財政上の必要から1803年アメリカ合衆国に売却という色々なことあった土地です。
 ニューオリンズは、音楽的にはジャズの発祥地とされ、今ではニューオーリンズ・ジャズ、ディキシーランド・ジャズ、ニューオーリンズ・ブラスバンドなど様々な音楽が息づいています。
 Rebirth Brass Band はそんなニューオリンズを代表するブラスバンドで We Come to Party は、まさにパーティで騒ぎながらブラスバンドを演奏しているような音楽です。パーティといってもドラッグ的なニュアンスは無く、健康的にビールでも飲みながら騒いでいる感じです。このバンドはリーダーのPhil "Tuba Love" Frazierと兄弟のKeith "Shorty" Frazier、そしてKermit Ruffinsを中心に、ニューオーリンズ市内の高校のメンバーと結成されたバンドとのこと。
 ブラスバンド自体には私は関わったことはありませんが、大学時代のジャズ研メンバーのブラス部隊は、ほぼブラスバンド出身でブラバンの話はよく聞いていました。
でもこのブラスバンドは日本の高校のクラシック・ポップスをアレンジしているものとは違うファンク、ジャズ的な要素の強い音楽。購入当初はそれほど好きではなかったんですが、秩序よりもノリ重視のブラスとドラムでファンクっぽいノリは全く楽しい。私も管楽器をやってみたい。

sax, vocals : John "Prince" Gilbert
trumpet, vocals (and raps), percussion : Glen Andrews
trumpet, vocals, percussion : Kenneth Terry
trombone (Additional), vocals (Additional) : Stafford Agee
trombone, vocals (and raps) : Tyrus Chapman
tuba, leader, vocals : Phil "Tuba Love" Frazier
bass drum, vocals : Keith "Shorty" Frazier
congas : Michael Ward 
percussion (Snare Drum), cymbal, vocals : Derrick Tabb

1. Don't U Wish
2. Fire
3.Roll With It
4.Why U With Me
5. Liberian Girl
6. We Come To Party
7. Glory, Glory / Jesus On The Mainline
8. U Been Watchin' Me
9. Let's Get It On





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2021年6月16日水曜日

本日のCD Rod Stewart ♪ As Times Goes By..The Great American Song Ⅱ

 

 いつもの「おでんバー」に行く前に立ち寄る中古CD屋。私の知らないロックアーチストや日本人アーチストメインなんで私の守備範囲のCDはごくわずか。そんな棚の中に懐かしのHot Legs を歌ってサッカーボールを観客に蹴りながら歌ってた「ロッド」を発見、手に取ってタイトルを見れば「As Times Goes By」へえスタンダードを歌ってるんだと迷うことなく即買い。この日は他にも数枚ロックのアルバムを購入し、いつもの「おでんバー」に・・
 何か買ってきた?と言ってくれたんで早速見せて、期待はせずに聴いてみますかとCDデッキに挿入。聴き始めるとマスターも私も「!」女性ボーカルのような繊細さに思わず顔を見合わせてしまいました。3曲ほど聞いたところでマスターと私の間では殿堂入り(店のパソコンに、落としていつでも聞ける状態にスタンバイすること)が決定。店にいる間はずっと音楽を聴いているマスターのお眼鏡にかなうと、こちらも良い買い物をしたんだなあと幸せな気分になります。
 よく見るとタイトルに The Great American Song Ⅱの文字もあり第1弾もあるようです。とにかく上手くて改めて世界のボーカリストの実力を思い知らされたって感じでした。ちなみに2003年10月14日にリリースのロッド21番目のアルバムとのこと。
 すっかりテンションが上がり、その後来る常連さんに「良いでしょう?」の押し売りをしていたのですが、一人だけ「悪くはないけど軽薄だよな」のコメントいただきました。そんなコメントでめげるわけもなく家で楽しんで聞き直しております。

lead vocals : Rod Stewart
Executive Producer – Clive Davis

1. Time After Time
keyboards : Philippe Saisse
piano : Henry Hey
trumpet (Solo) : Arturo Sandoval
acoustic guitar : David Spinozza
bass : David Finck
cello : Ann Kim, Mark Shuman, Richard Locker
drums : Frank Vilardi
Violin, Concertmaster : Elena Barere
violin : Ann Leathers, Avril Brown, Carol Webb, Cenovia Cummins, Jan Mullen, Laura McGinniss, Marti Sweet, Maura Giannini, Ricky Sortomme, Yuri Vodovoz
viola : Adria Benjamin, Mary Hammann, Monica Gerard, Vincent Lionti

2. I'm in the Mood for Love
guitar : Dean Parks
bass : Reggie McBride
drums : John Ferraro
sax (solo): Doug Webb

3. Don't Get Around Much Anymore
piano : Peter Nero
keyboards : Philippe Saisse, Rob Mounsey
acoustic guitar : David Spinozza
guitar (nylon string), keyboards : Rob Mathes
bass : Tom Barney
drums : Shawn Pelton
clarinet (Solo) : Lawrence Feldman
violin, concertmaster : Elena Barere
violin : Ann Leathers, Avril Brown, Carol Webb, Cenovia Cummins, Jan Mullen, Laura McGinniss, Marti Sweet, Maura Giannini, Ricky Sortomme, Yuri Vodovoz
viola : Adria Benjamin, MarybHammann, Monica Gerard, Vincent Lionti
cello : Ann Kim, Mark Shuman, Richard Locker

4. Bewitched, Bothered & Bewildered
guitar : Aaron Kaplan, Dean Parks, Larry Koonse
bass : Reggie McBride
drums : Joe LaBarbera
horns, sax(solo) : Doug Webb

5. Till There Was You
piano, keyboards : Rob Mathes
guitar : Carl Sturken, David Spinozza
bass : David Finck
drums : Warren Odze
percussion : Shawn Pelton
vibraphone : Joe Locke
cello : Jean LeBlanc, Richard Locke

6. Until the Real Thing Comes Along
piano, synthesizer (Strings) : Mike Thompson
bass : Reggie McBride
guitar : Dean Parks, Larry Koonse
drums : John Ferraro
clarinet, alto sax : Doug Webb

7. Where or When
guitar, piano : Carl Sturken
bass : David Finck
drums : Warren Odze

8. Smile
piano : Henry Hey
synthesizer (strings) : Mike Thompson, Philippe Saisse
bass : David Finck
guitar : David Spinozza, Jimmy Rip
drums : Shawn Pelton

9. My Heart Stood Still
piano : Henry Hey
arranged by (rhythm), keyboards : Rob Mathes
arranged by (Strings), Keyboards – Philippe Saisse
acoustic guitar : David Spinozza
bass : David Finck
drums : Frank Vilardi
alto sax : Dave Koz
violin, concertmaster : Elena Barere
violin : Ann Leathers, Avril Brown, Carol Webb, Cenovia Cummins, Jan Mullen, Laura McGinniss, Marti Sweet, Maura Giannini, Ricky Sortomme*, Yuri Vodovoz
viola : Adria Benjamin, Mary Hammann, Monica Gerard, Vincent Lionti
cello : Ann Kim, Mark Shuman, Richard Locke

10. Someone to Watch Over Me
piano, synthesizer (strings) : Mike Thompson
guitar : Dean Parks, Frank Simes
bass : Chris Golden
drums : Jimi Paxson Jr.
whistle : Rod Stewart

11. As Time Goes By
guitar : Dean Parks, Larry Koonse
piano, synthesizer (Strings) : Mike Thompson
bass : Reggie McBride
drums : Kendall Kay
sax, woodwind, sax (solo) : Doug Webb

12. I Only Have Eyes for You
keyboards : Philippe Saisse
arranged by (Rhythm), keyboards : Rob Mathes
arranged by (Strings), conductor, keyboards : Rob Mounsey
acoustic guitar : David Spinozza
bass : Tom Barney
drums : Shawn Pelton
piano : Henry Hey
trumpet (solo) : Arturo Sandoval
violin, concertmaster : Elena Barere
violin : Ann Leathers, Avril Brown, Carol Webb, Cenovia Cummins, Jan Mullen, Laura McGinniss, Marti Sweet, Ricky Sortomme, Yuri Vodovoz
viola : Adria Benjamin, Mary Hammann, Monica Gerard, Vincent Lionti
cello : Ann Kim, Mark Shuman, Richard Locke

13. Crazy She Calls Me
piano, synthesizer (strings) : Mike Thompson
bass : Reggie McBride
drums : Joe LaBarbera
guitar : Dean Parks, Larry Koonse
horns, woodwind, clarinet (solo) : Doug Webb

14. Our Love Is Here to Stay
piano : Henry Hey
synthesizer (Strings) : Philippe Saisse
synthesizer (strings, vibe solo) : Mike Thompson
guitar : David Spinozza, Dean Parks, Jimmy Rip
bass : David Finck
drums : Shawn Pelton





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