2021年6月19日土曜日

金曜は、酒に酔い、荒城の月に酔う!

 

 いつもと酒量は変わらないんですがね・・・・なんだか昨日は酔いました。私の場合は陽気になって、最後は眠くなるだけなんで酒癖はすこぶる良い方だと自分では思っております。
 昨日の飲み始めは、イスラム系の格好に髭が気になって、参加ミュージシャン見たらボブ・ジェイムスとかグローバー・ワシントン・Jrが参加していたので購入してみた Idris Muhammad Power からはじまります。周囲の方々も当然全く知らない人で、中近東系の濃い曲でも始まるのかと期待しながら、まずは乾杯です。
 かけ始めるとムード歌謡に近いベタなテーマのフュージョンです。この手のアルバムには完成度とか売れ線は求めていませんので、ニヤリとしながらお代わりです。さてどんな展開となるものかと2曲目に突入すると繊細な感じの爽やかなフュージョンです。ジャケットを見るとアルバム発売は1974年ですから、まあそんなもんかなと、チビチビやりながらマスターの奥さんの北陸土産の「フグの卵のカス漬け」をいただきながらバーボンは意外と相性は悪くない。いけます。
 さて4曲中の3曲目に突入ですが静かなフュージョン曲でグローバー・ワシントン・Jrが
甘めのソプラノ・サックス、そして硬質な音のギターカッティングも、1970年代中盤はこれだよなと思いながらバーボンお代わり。ここらへんで周りの人もどう聴いてもアメリカ系フュージョンじゃねえか?と気づいているようです。1曲目のようなアクの強めの曲がこないかと期待しながら最後の曲に突入しましたが、これがまた普通に聴けるフュージョン曲で、ギターソロの頭にアラブ系のスケールが1小節ぐらい入りましたが残念!聞き終わった後には皆さま「音楽に髭は生えていなかった」「ターバンの雰囲気も無かったね」と今週もインパクトを与えることはできませんでした。先週のように「普通じゃね?」とは言われておりませんが、
 2枚目は外さないように持ってきたモンクのストレイト・ノーチェイサーです。これは私も聴いたことがあるアルバムですが購入していなかったヤツですので安心の皆様の心を癒す一枚と思っていたら、オリジナルではB面、本CDでは4曲目に Japanese Folk Song の文字が見えます。マスターとこれは何だっけ?かと首をひねりながら、歳をとった頭では思い出せません。赤トンボ?とかかな?いやそんなのあったか?と言いながらお代わりです。
 あとはブログの表題の通りで、「荒城の月」が延々と16分42秒でした。日本の誇る滝廉太郎の名曲ではありますが、小学校で聴いて歌ってきたこの曲はモンクがどんなにかっこよくアレンジしてくれてもこのメロディーを聴くと、小学校の教室で意味も分からず「歌わされていた」頃を思い出してしまいます。ここでもう一杯お代わりと私の持ち込みの「山形の豚の味噌漬け」をマスターが焼いて皆さんにふるまってくれます。
 少し疲れた感じがして酔いがまわったところでエスペランザなどをYouTubeで見ながらの週末でした🍺


2021年6月18日金曜日

本日のCD Rebirth Brass Band ♪ We Come To The Party


 アメリカ合衆国ルイジアナ州南部にあるNew Orleans(ニュー・オリンズ)もともとはフランス人によって1718年に設立され、1722年にはフランス領ルイジアナの首府となり、1763年パリ条約によりルイジアナはスペイン領となり、1801年ナポレオン皇帝がルイジアナをフランスに返還させた、財政上の必要から1803年アメリカ合衆国に売却という色々なことあった土地です。
 ニューオリンズは、音楽的にはジャズの発祥地とされ、今ではニューオーリンズ・ジャズ、ディキシーランド・ジャズ、ニューオーリンズ・ブラスバンドなど様々な音楽が息づいています。
 Rebirth Brass Band はそんなニューオリンズを代表するブラスバンドで We Come to Party は、まさにパーティで騒ぎながらブラスバンドを演奏しているような音楽です。パーティといってもドラッグ的なニュアンスは無く、健康的にビールでも飲みながら騒いでいる感じです。このバンドはリーダーのPhil "Tuba Love" Frazierと兄弟のKeith "Shorty" Frazier、そしてKermit Ruffinsを中心に、ニューオーリンズ市内の高校のメンバーと結成されたバンドとのこと。
 ブラスバンド自体には私は関わったことはありませんが、大学時代のジャズ研メンバーのブラス部隊は、ほぼブラスバンド出身でブラバンの話はよく聞いていました。
でもこのブラスバンドは日本の高校のクラシック・ポップスをアレンジしているものとは違うファンク、ジャズ的な要素の強い音楽。購入当初はそれほど好きではなかったんですが、秩序よりもノリ重視のブラスとドラムでファンクっぽいノリは全く楽しい。私も管楽器をやってみたい。

sax, vocals : John "Prince" Gilbert
trumpet, vocals (and raps), percussion : Glen Andrews
trumpet, vocals, percussion : Kenneth Terry
trombone (Additional), vocals (Additional) : Stafford Agee
trombone, vocals (and raps) : Tyrus Chapman
tuba, leader, vocals : Phil "Tuba Love" Frazier
bass drum, vocals : Keith "Shorty" Frazier
congas : Michael Ward 
percussion (Snare Drum), cymbal, vocals : Derrick Tabb

1. Don't U Wish
2. Fire
3.Roll With It
4.Why U With Me
5. Liberian Girl
6. We Come To Party
7. Glory, Glory / Jesus On The Mainline
8. U Been Watchin' Me
9. Let's Get It On





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2021年6月16日水曜日

本日のCD Rod Stewart ♪ As Times Goes By..The Great American Song Ⅱ

 

 いつもの「おでんバー」に行く前に立ち寄る中古CD屋。私の知らないロックアーチストや日本人アーチストメインなんで私の守備範囲のCDはごくわずか。そんな棚の中に懐かしのHot Legs を歌ってサッカーボールを観客に蹴りながら歌ってた「ロッド」を発見、手に取ってタイトルを見れば「As Times Goes By」へえスタンダードを歌ってるんだと迷うことなく即買い。この日は他にも数枚ロックのアルバムを購入し、いつもの「おでんバー」に・・
 何か買ってきた?と言ってくれたんで早速見せて、期待はせずに聴いてみますかとCDデッキに挿入。聴き始めるとマスターも私も「!」女性ボーカルのような繊細さに思わず顔を見合わせてしまいました。3曲ほど聞いたところでマスターと私の間では殿堂入り(店のパソコンに、落としていつでも聞ける状態にスタンバイすること)が決定。店にいる間はずっと音楽を聴いているマスターのお眼鏡にかなうと、こちらも良い買い物をしたんだなあと幸せな気分になります。
 よく見るとタイトルに The Great American Song Ⅱの文字もあり第1弾もあるようです。とにかく上手くて改めて世界のボーカリストの実力を思い知らされたって感じでした。ちなみに2003年10月14日にリリースのロッド21番目のアルバムとのこと。
 すっかりテンションが上がり、その後来る常連さんに「良いでしょう?」の押し売りをしていたのですが、一人だけ「悪くはないけど軽薄だよな」のコメントいただきました。そんなコメントでめげるわけもなく家で楽しんで聞き直しております。

lead vocals : Rod Stewart
Executive Producer – Clive Davis

1. Time After Time
keyboards : Philippe Saisse
piano : Henry Hey
trumpet (Solo) : Arturo Sandoval
acoustic guitar : David Spinozza
bass : David Finck
cello : Ann Kim, Mark Shuman, Richard Locker
drums : Frank Vilardi
Violin, Concertmaster : Elena Barere
violin : Ann Leathers, Avril Brown, Carol Webb, Cenovia Cummins, Jan Mullen, Laura McGinniss, Marti Sweet, Maura Giannini, Ricky Sortomme, Yuri Vodovoz
viola : Adria Benjamin, Mary Hammann, Monica Gerard, Vincent Lionti

2. I'm in the Mood for Love
guitar : Dean Parks
bass : Reggie McBride
drums : John Ferraro
sax (solo): Doug Webb

3. Don't Get Around Much Anymore
piano : Peter Nero
keyboards : Philippe Saisse, Rob Mounsey
acoustic guitar : David Spinozza
guitar (nylon string), keyboards : Rob Mathes
bass : Tom Barney
drums : Shawn Pelton
clarinet (Solo) : Lawrence Feldman
violin, concertmaster : Elena Barere
violin : Ann Leathers, Avril Brown, Carol Webb, Cenovia Cummins, Jan Mullen, Laura McGinniss, Marti Sweet, Maura Giannini, Ricky Sortomme, Yuri Vodovoz
viola : Adria Benjamin, MarybHammann, Monica Gerard, Vincent Lionti
cello : Ann Kim, Mark Shuman, Richard Locker

4. Bewitched, Bothered & Bewildered
guitar : Aaron Kaplan, Dean Parks, Larry Koonse
bass : Reggie McBride
drums : Joe LaBarbera
horns, sax(solo) : Doug Webb

5. Till There Was You
piano, keyboards : Rob Mathes
guitar : Carl Sturken, David Spinozza
bass : David Finck
drums : Warren Odze
percussion : Shawn Pelton
vibraphone : Joe Locke
cello : Jean LeBlanc, Richard Locke

6. Until the Real Thing Comes Along
piano, synthesizer (Strings) : Mike Thompson
bass : Reggie McBride
guitar : Dean Parks, Larry Koonse
drums : John Ferraro
clarinet, alto sax : Doug Webb

7. Where or When
guitar, piano : Carl Sturken
bass : David Finck
drums : Warren Odze

8. Smile
piano : Henry Hey
synthesizer (strings) : Mike Thompson, Philippe Saisse
bass : David Finck
guitar : David Spinozza, Jimmy Rip
drums : Shawn Pelton

9. My Heart Stood Still
piano : Henry Hey
arranged by (rhythm), keyboards : Rob Mathes
arranged by (Strings), Keyboards – Philippe Saisse
acoustic guitar : David Spinozza
bass : David Finck
drums : Frank Vilardi
alto sax : Dave Koz
violin, concertmaster : Elena Barere
violin : Ann Leathers, Avril Brown, Carol Webb, Cenovia Cummins, Jan Mullen, Laura McGinniss, Marti Sweet, Maura Giannini, Ricky Sortomme*, Yuri Vodovoz
viola : Adria Benjamin, Mary Hammann, Monica Gerard, Vincent Lionti
cello : Ann Kim, Mark Shuman, Richard Locke

10. Someone to Watch Over Me
piano, synthesizer (strings) : Mike Thompson
guitar : Dean Parks, Frank Simes
bass : Chris Golden
drums : Jimi Paxson Jr.
whistle : Rod Stewart

11. As Time Goes By
guitar : Dean Parks, Larry Koonse
piano, synthesizer (Strings) : Mike Thompson
bass : Reggie McBride
drums : Kendall Kay
sax, woodwind, sax (solo) : Doug Webb

12. I Only Have Eyes for You
keyboards : Philippe Saisse
arranged by (Rhythm), keyboards : Rob Mathes
arranged by (Strings), conductor, keyboards : Rob Mounsey
acoustic guitar : David Spinozza
bass : Tom Barney
drums : Shawn Pelton
piano : Henry Hey
trumpet (solo) : Arturo Sandoval
violin, concertmaster : Elena Barere
violin : Ann Leathers, Avril Brown, Carol Webb, Cenovia Cummins, Jan Mullen, Laura McGinniss, Marti Sweet, Ricky Sortomme, Yuri Vodovoz
viola : Adria Benjamin, Mary Hammann, Monica Gerard, Vincent Lionti
cello : Ann Kim, Mark Shuman, Richard Locke

13. Crazy She Calls Me
piano, synthesizer (strings) : Mike Thompson
bass : Reggie McBride
drums : Joe LaBarbera
guitar : Dean Parks, Larry Koonse
horns, woodwind, clarinet (solo) : Doug Webb

14. Our Love Is Here to Stay
piano : Henry Hey
synthesizer (Strings) : Philippe Saisse
synthesizer (strings, vibe solo) : Mike Thompson
guitar : David Spinozza, Dean Parks, Jimmy Rip
bass : David Finck
drums : Shawn Pelton





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2021年6月15日火曜日

本日のCD Chuk Mangione ♪ Feel So Good


 タワレコに並んでいる「ジャズ百貨店」定価1,500円で10%オフで思わず注目のフリューゲル・ホルンを抱えて幸せそうに笑うこのジャケットに手が伸びます。Chuk Mangione チャック・マンジョーネ の名前も知っているんですが曲が思い出せない。まあ買ってしまうのは当然の成り行き。
 調べていると、1977年にリリースのフュージョン・ブームの記念碑的作品。「ふむ」そうだったかなと思いだしながら、当時の日本のジャケットを見ると「Soft&Mellow」のキャッチコピーに「ユートピア」の邦題。なかなかの意訳?です。外国のレコードを日本人にわかりやすいタイトルに変えて(意訳ではないですよね)発売するのは、日本のレコード業界だけなんでしょうか?全く原文と違うタイトルにするのは凄い発想ですが、アーチストもよく了承するもんだと相変わらず感心してしまいます。ヒットすると秘話としてTV番組とかで取り上げられることも多いので面白いですが・・
 当時は、喫茶店は勿論あらゆるところでかかっていたらしいのですが、流行った時にはまだ私は小学生で喫茶店に行く歳でもなく、自分のFMラジオを持つ直前であったため、タイトル曲は「なんとなく」2曲目Maui-Wauiのほうが耳覚えのあるアルバムでした。
 タイトル曲「Feels So Good」9:42で長尺ですが、当時のシングルなどは3分半ほどに縮めてあったとのことでテーマ部分だけがポップス的に流れていたようです。キャッチーで覚えやすそうなメロディーですが昭和を感じます。おそらくもう少し後で流行るナベサダ(渡辺貞夫)とかも、Steve Gaddあたりもこんな感じのアレンジが多かったような当時の流行りの曲調とアレンジで懐かしい気分には浸れますし安心感があります。今の帯に書いてあるのは「全米ポップ・チャートで最高2位を記録」とあり、ポップチャートでの記録とは確かにすごいですね。
 60年代のチャック・マンジョーネはディジー・ガレスピー可愛がられ、ディジーの紹介でArt Blakey and Jazzmessengers「Buttercorn Lady」1966年に参加(これもいずれ仕入れたいと思います)本格的なジャズ・トランペッターだったようですが、このアルバムでは鋭角的な音色のトランペットではなく温かみのあるフリューゲルホーンの音色です。
 タイトル曲はキャッチーですが、Hide & Seek (Ready Or Not Here I Come)あたりは、ブレッカーブラザーズ系( Billy Cobhamにもありそう)の鋭角的に攻めてくる曲でここらへんの方が、フュージョン好きの私にはぴったりな感じです。
 なお日本語版ライナーノーツには、グラミー賞ではレコード・オブ・ザ・イヤーでビリージョエルの「素顔のまま」に敗れたの情報もあり、そんなところと競ったのか?と感心し「フィール・ソー・グッドで私の生活はおおいに変わった。・・世界中のファンに私の音楽を知ってもらえたし、ふたりの娘を大学に行かせるための学費も得ることができた・・」などのインタビュー。エピソードも含め繰り返し聴きながらこれを書き楽しんでおります。

flugelhorn, electric piano : Chuck Mangione
soprano baritone tenor sax, piccolo alto flute, flute : Chris Vadala
electric twelve-string  acoustic  classical guitar : Grant Geissman
bass : Charles Meeks
drums, congas, timbales : James Bradley Jr.

producer : Chuck Mangione

1. Feels So Good
2. Maui-Waui
3. Theme From "Side Street"
4. Hide & Seek (Ready Or Not Here I Come)
5. Last Dance
6. The XIth Commandment





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2021年6月14日月曜日

本日のCD Miles Davis ♪ Miles In The Sky

 

 1968年にリリースでマイルスが初めてエレクトリック・ピアノとエレクトリック・ギターを初めて使用したとして有名な作品ですが、電気楽器を取り入れた試作品は1曲目のStuffに Herbie Hancock、Ron Carter、2曲目ParaphernaliaでGeorge Bensonだけで、アルバム全体としては大きなサウンドの変化は少なく、電化マイルスとしては2年後の1970年 Bitches Brew とかのほうが強烈なインパクトのある作品となっているかと思います。 またこのアルバムと同じ第2期黄金クインテットのメンバーでは同年にNefertitiが発表されており芸術的にはこちらの方が評価が高いとされています。
 と巷の評価も気になりながらレビューしてしまいがちですが、ジャズにエレクトリックを持ち込んだチャレンジとマイルスが長期的な構想を描いての、その後に続く布石を打ってきているのかと思うと改めてすごい人なんだなと思ってしまいます。マイルスってよくわからないし好きではないなんて過去書いてきましたが、これだけマイルスを聞いていると段々と面白くなってきています。
 今回のアルバムで注目は、エレクトリック・ピアノ、ベースが使われた1曲目のStuff。8ビートに始まり単調な8ビートから複雑なフィルが入る前半1/3ぐらいからは違和感も消えていきます。ずっとファンだった人がはじめて聴いたらそれは驚くんでしょうけどその後のマイルスを聴いている私にとってはハッとはしますがそれほどの驚きではありません。続く楽曲も常識を逸脱するようなことはなく安心して聴ける内容です。なのでこのアルバム自体としてはその後のエレクトリック・マイルスへのプロローグと考えれば緩やかな変化にしか当たらないような気もします。そんなことを感じながら前評判を目にしながら、アルバムを通して聴いて楽器の使用による意識改革は感じますが、何を表現したいのかはハッキリとはわからないというモヤモヤ感はあります。
『Bitches Brew』がエレクトリック・マイルス時代の“動”の問題作だとすれば、本作『In A Silent Way』は“静”の衝撃作というカンジがする。というレビューも見ましたが、動と静は賛同するけど私には問題作とまで感じる衝撃度合ではありませんでした。ただこうしたジャンルの融合や、ジャズ以外のリスナーを取り込んでいける取り組みの流れを作ったマイルスが進化していく段階として興味深い作品。
 ジャケットのサイケなデザインは悪趣味なものが多いですが、空を舞う蝶のようなモチーフにも見え、中心は夜空、その周りは太陽のようにも見つめられている目のようにも見えるこのデザインは好きです。

trumpet : Miles Davis
bass : Ron Carter
drums : Tony Williams
piano, electric Piano : Herbie Hancock
tenor sax : Wayne Shorter

producer : Teo Macero

January 16, 1968 (a)
Miles Davis (tpt); Wayne Shorter (ts); George Benson (el-g); Herbie Hancock (p); Ron Carter (b); Tony Williams (d)
May 15, 1968 (b)
Miles Davis (tpt); Wayne Shorter (ts); Herbie Hancock (p); Ron Carter (b); Tony Williams (d)
May 16, 1968 (c)
Same personnel as May 16
May 17, 1968 (d)
Miles Davis (tpt); Wayne Shorter (ts); Herbie Hancock (el-p); Ron Carter (el-b); Tony Williams (d)

All tracks recorded at Columbia Studio B

1. Stuff (d)
2. Paraphernalia (a)
3. Black Comedy (c)
4. Country Son (b)
【Bonus Tracks】
5. Black Comedy (alt. take) (c)
6. Country Son (alt. take) (b)

▶ Stuff




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2021年6月13日日曜日

本日のCD Aretha Franklin ♪ Young, Gifted And Black

 

 アレサを知っているようで断片的にしか聞いていなかったので、勉強のためにここんとこ集中して聞いてきました。1967年のアトランティック移籍1枚目「I Never Loved A Man The Way I Love You」から、始まりこれで10枚目1972年の「Young, Gifted And Black」になります。このアルバム70年代アレサの代表作にしてニュー・ソウル名盤と書かれているのを見ましたが、アレサの場合70年代だけで数えたら16枚もアルバムを発売し2014年まで出し続けているんですから10枚程度ではマダマダ語れないですね。
 さて今まで聞いてきたアルバムは、南部のミュージシャンを起用しサザン・ソウルや都会的なディープ・ソウル、カバーアルバム、ライブなどの趣向を凝らしたアルバムでした。後半からはプロデューサーJerry Wexler の戦略が見えてきて今回も三人のプロデューサーのうちの一人で、当然仕掛けてきている感があります。今回はゴスペル的な教会サウンドをスウィート・インスピレーションによるゴスペル・クワイアに加えてきているのが印象的。他も曲によってはオーケストラを取り入れたして、アルバム全体的にはスモール・コンボ的なコンパクトさから豪華仕様なサウンドに変わってきているのがわかります。
 タイトル曲は、Nina Simone の「To Be Young, Gifted and Black」の1970年のこの録音の2年前のカバー。カバーはディオンヌ・ワーウィック「April Fools」、オーティス・レディング「I've Been Loving You Too Long」、ビートルズ「The Long And Winding Road」デルフォニックス「Didn't I(Blow Your Mind This Time)」、エルトン・ジョン「Border Song(Holy Moses)」などがありますが、どれもきっちりとアレサ仕様になっております。
 大物ミュージシャンとしては Donny Hathaway がピアノ・オルガンで、ベースではChuck Rainey , たぶん Eric Gale はギタリストではなくベーシストとして参加。でギターはCornell Dupree など。バック・コーラスではErma Franklin, The Sweet Inspirations が復活しています。また The Sweethearts Of Soul というクレジットがあり、Brenda Bryant, Margaret Branch, Pat Smith という3人がアレサを中心としたボーカリストのバックのようです。デビュー当初のゴスペルは聞いていないけど、原点回帰ではなくどんどん進化して「開放」されていくアレサに引き込まれていく良き一枚!

piano, vocals : Aretha Franklin
backing vocals : Carolyn Franklin (2, 3, 5, 8 to 10), Erma Franklin (2, 3, 5, 7 to 10), J. R. Bailey (7), Margaret Branch (10), Ronald Bright (12), Sammy Turner (12), The Sweet Inspirations (1, 4, 6, 12), The Sweethearts Of Soul (2, 3, 5, 6 to 9, 11)
organ : Billy Preston (4, 10, 12), Donny Hathaway (1, 6)
electric piano, organ : Donny Hathaway (2, 3, 5, 8, 9)
celesta : Aretha Franklin (5)
acoustic guitar : Don Arnone (2)
guitar : Cornell Dupree (2 to 5, 7 to 8), Hugh McCracken (1, 6)
bass : Chuck Rainey (2 to 6, 9 to 12), Eric Gale (1, 6), Robert Popwell (8)
drums : Al Jackson (1, 6), Bernard Purdie (2, 3, 5, 7 to 9, 11), Ray Lucas (4, 10, 12)
percussion : Dr. John (3), Mac Rebennack (3), Robert Popwell (3)
alto flute : Hubert Laws (2)
flute : Hubert Laws (7, 11)
trumpet, soloist : Neal Rosengarden (9)
vibraphone : Neal Rosengarden (5)
horns : The Memphis Horns (3, 8)
horns : Andrew Love (3, 8), Wayne Jackson (3, 8)

producer : Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd 
recorded at Atlantic Recording Studios, New York, N.Y. (1, 3, 6, 7, 10 to 12)
recorded at Criteria Studios, Miami, Florida. (2, 3, 5, 8, 9)

1. Oh Me Oh My (I'm A Fool For You Baby)
2. Day Dreaming
3. Rock Steady
4. Young, Gifted And Black
5. All The King's Horses
6. A Brand New Me
7. April Fools
8. I've Been Loving You Too Long
9. First Snow In Kokomo
10. The Long And Winding Road
11. Didn't I (Blow Your Mind This Time)
12. Border Song (Holy Moses)





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ビ・バップとハード・バップへの変遷とジャズの分化

 音楽を語ると時にジャンル分けはつきものですが、この「ジャンル」というものは最初から定義されていたものではありません。新しいタイプの音楽が生まれて定着してくると評論家や音楽業界の方がその音楽をリスナーに説明したり、従来のものと差別化して売り込んだりするために造られるものです。したがってその定義は曖昧であり、似たような造語が存在したり、国によって同じ単語でもニュアンスが違ったりするもの。そもそも音なんてものは聴く人によって印象が違うもので、私もレビューをするときにジャンル分けして記述するときにはかなり曖昧であることがよくあり、迷うこともよくあり面倒なもんだとつくづく最近感じております。

 さて、今までに私は正直に言えば、ハード・バップはビバップより新しい時代のテンポ早めのハードなジャズかな?ぐらいの認識しかなかったので(これは大きな間違いであったようです)、誰かがこれはハード・バップと書いてあれば「そうなんだ💡これがハードバップなんだ」ぐらいの感覚で使っていました。

 四谷「いーぐる」の店主、ジャズ評論を続ける後藤雅洋氏が「ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか」の中でわかりやすく説明してくれていたので、私自身の整理のためにも再度まとめて、味付けしてみようと思います。 

■ジャズの始まり

 20世紀初頭 西洋音楽の影響を受けながらジャズの誕生(ニューオリンズ)した。1940年代は、大型ダンスホールが隆盛でフルサイズのダンスバンド、ビッグバンドが主体だったが、第二次世界大戦間近となり、制約も厳しくなってきてジャズの中心は狭いクラブになり5~6人の少人数コンボに変わっていった。

■ビ・バップ

アドリブ第一主義、リズム革命」を念頭に置いた演奏のビ・バップという枠組みができる。特徴的なのはきままなジャムセッション(個人の力量による一瞬のアドリブのひらめき)あり、必ずしも決まったメンバーのコンボである必要性がなかった。

ビ・バップ? ⇔ ハード・バップ?  
過渡期としては1954年がひとつの目安説があり、ビバップ、ハードバップの明確な違いというほどのものは無い。
MilesDavis / Walkn' / Bags Groove、Clifford Brown & Max Roach Quintet、The Jazz Messengers / At The Cafe Bohemia Volume 1 , 2

■ハード・バップへの発展
ビバップの発展型として「楽曲の構成に力点黒っぽさ」を追求したものをハード・バップと呼ぶようになる。レギュラーメンバーによるコンボ(構成美としてテーマとアドリブの関連などリーダーの考え方が重要)であり、同じメンバーだからこそ超高速な演奏なども生まれやすく、それを私たち素人リスナーは早くて激しいのがハード・バップだと思ってしまうんですね。
MilesDavis / Relaxin'(1956)、George Wallington / Jazz for the Carriage Trad(1956) / The New York Scene (1957)、Modern Jazz Quartet、Charles Mingus

「コード進行に基づくアドリブの限界」により演奏者の音楽的概念の開放により、モードジャズ、フリージャズが生まれる

●モード・ジャズ(モード奏法) コード進行を主体とせず、アドリブを展開する音楽理論的概念「モード」を使用することにより、ソロにおける自由度が増し、メロディの選択肢を増やしたもの
MilesDavis / Kind of Blue (1959)John Coltrane / Giant Steps 1960

●フリー・ジャズ コード進行という束縛からの脱却したジャズで、1950年代末に、クラシック音楽のような白人西洋音楽の理論や様式に従わないという理念と、ビバップ、ハード・バップ、モード・ジャズなどが限界に達したという認識により誕生した
Ornette Coleman、Sun Ra、Albert Ayler、Pharoah Sanders、Archie Shepp、Cecil Taylor、Art Ensemble Of Chicago

「ハードバップの行き詰まりを打開

●ファンキー・ジャズ(ファンキー・ムーブメント) 
レギュラーメンバーによるコンボ(基本フォーマットはハードバップで黒っぽさの追求)

Art Blakey And Jazz Messengers / Moanin'(1958)、Cannonball Adderley Quintet in Chicago

「音楽性(音楽理論)」とは別の買い手の「市場開拓」としてジャンルの融合

ジャズ・ロック 
 ロックとの融合ではなくて、(8ビート)に乗ったジャズのことでリズムが理解できないリスナーには、ただのジャズにしか聞こえないかもしれないところ。
Lee Moragan / The Sidewinder (1963)Herbie Hancock / Watermelon man(1962)The Ramsey Lewis Trio / The In Crowd(1965)

●クロス・オーバー、フュージョン、スムース・ジャズ、コンテンポラリージャズ
 1970年代半ばに発生。ジャズを基調にロックやラテン音楽、電子音楽、クラシック音楽などを融合したムーブメントでソウル・ラテンを取り入れてクロス・オーバーと呼ばれるジャンルが発生し、そのクロスオーバーをさらに商業化したサウンドがフュージョンと呼ばれるようにようになった。1990年代からフュージョンを大衆に聞きやすくしたものをスムース・ジャズと呼ぶようになる。微妙です。
クロスオーバーでは、 Deodato / Prelude(1973) 、Bob James / Two(1975)、フュージョンと呼ばれるイメージは Lee Ritenour/ Captain Fingers(1975)、Larry Carlton / Room 335(1978)、Stuff / Stuff(1976)、Crusaders、Weather Report でしょうか。クロスオーバーはフュージョンと共にコンテンポラリー・ジャズという大きな分類に属しNAC(ニュー・アダルト・コンテンポラリー)というフォーマットで呼ばれていることもあるかなり分類や定義があいまいなところですね。

●アシッド・ジャズ
 1980年代にイギリス のクラブシーンから派生したジャズの文化。ジャズ・ファンクやソウル・ジャズ等の影響を受けた音楽のジャンル。レーベルとしては Acid Jazz Record のレーベルを発祥としてそこから独立した Talkin' Loud などがあります。ブラ・コンとの違いも明白ではないような気がします。
incognito、Jamiroquai、The Brand New Heavies 、US3、日本では United Future Organization

●ジャズ・ファンク
 本来ジャズのアンサンブルで16ビートのリズムを持つ楽曲のこととされているようですが、しばしば初期の incognito、The Brand New Heavies あたりを私ジャズ・ファンクって言ったりしちゃってますね。あらためて、このジャンルを考えると都会的なのがアシッド・ジャズで泥臭さ残る怪しいのがジャズ・ファンクに多いんでしょうか
FUNK. INC / CHIKEN LICKIN' 1971 1972、Donald Byrd / Black Byrd(1973)、Grant Green / Shades of Green (1971)

 ジャズのジャンル分けについて整理してみた訳ですが、教科書があるわけでもなし学問として体系づけられているわけでもなし(音楽学校に行ったら、もしかしてこういった授業とかあるんですかね)
 ジャンル別に代表的アルバムやアーティスト名も書きましたが、違うんじゃねえのか?と思うところあればご指摘いただけると嬉しいところです。
 先日、酒飲みジャズリスナー仲間に「ビ・バップとハード・バップの違い」について知ってますか?とこれを語ったら段々と難しいことを言うようになってきたなと言った顔をされて、少し場がシンとしてしまいました。場と雰囲気を選んでの発言に心がけなければなりませぬ。

 この記事も、改訂、修正しながら精度あげていきます。 初校 2021.06.13

2021年6月12日土曜日

本日のCD Whitney Houston ♪ My Love Is Your Love


 1998年に発表された、ホイットニー・ヒューストンの4thオリジナル・アルバム。この時35歳。歌手であり女優もやってモデル出身のお美しい姿がまぶしいジャケット写真です。ベイビーフェイスやローリン・ヒルなどの人気アーティストを迎え全米最高位は13位だったが、全米だけで400万枚のセールスを上げた作品で、歌手としての実力を再認識する大ヒット作です。
 ホイットニーというとパワーボーカルのイメージが強いのですが、このアルバムは力を抜いてやさしく歌い上げマライア・キャリーとのデュエット When You Believe も収録されています。この曲はミュージカル・アニメーション映画「The Prince of Egyp」のテーマ曲として制作され、ベイビーフェイスがプロデュースを務めた実力とお膳立てが全て揃った豪華な曲でした。輝かしいホイットニーの歌手としての実力や表現力が素晴らしさがわかる素晴らしいアルバム。My Love Is Your Love は改めて聞けば、レゲエ調のアレンジがとても凝っているスピリチュアルかつソウルフルでやはり名曲。
 ホイットニーは1963年8月9日、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。アレサ・フランクリンの作品で知りましたがお母さんは Cissy Houston という歌手で、60年代にはスイート・インスピレーションズのリード・ボーカルとして、またエルビス・プレスリー、マヘリア・ジャクソン、娘アレサ・フランクリンのバックコーラスを務め、晩年はゴスペル&ソウル・シンガーとしてソロで活躍された方です。そこで、仕事場にも連れて歩いていたホイットニーが14歳ごろからプロの目にとまり、モデルなどもやりながら学校卒業後に正式にデビューしたそうです。ホイットニーは1992年にボビー・ブラウンと結婚してからは生活が乱れ歌手としても低迷しますが、本作は久々のヒット。しかし2000年にはハワイの空港で大麻所持で拘束されてしまいます。2012年にビバリーヒルズ・ホテルで浴槽の中から発見される最後となりました。検視ではコカインが検出されたとのこと。
 アメリカのミュージシャンと麻薬は昔から切ってもきれないですね。悲しい最後ですが、輝く自分を切り取って、音楽という記録に残して後世の人に影響を与えてくれる作品を残したホイットニーに感謝です。

1. It's Not Right But It's Okay
2. Heartbreak Hotel
3. My Love Is Your Love
4. When You Believe
5. If I Told You That
6. In My Business
7. I Learned From The Best
8. Oh Yes
9. Get It Back
10. Until You Come Back
11. I Bow Out
12. You'll Never Stand Alone
13. I Was Made To Love Him





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酒のつまみに、 Kenny Dorham Eric Dolphy

 


 今週は苦手なパワポでの資料作りなんかが多くてかなり疲れました。週末がやってきましたので疲れた心は、好きな音で酒を飲むに限ります。で今週選んだ2枚は Kenny Dorham と Eric Dolphy で、購入してから未だ聴いていない未開封のCDを初聞きです。

 ここ何回かで、金曜の晩は私セレクションを聴くのが通例になってきてまして「今週は何?」との声にこれを出すと「うーん、今週は普通だな」との反応。いいんです。気分で選んでるんですから。それに今回は未開封なんだし。

 で少し楽しみにしていた Eric Dolphy から始めました。原盤のレコードではA面1曲、B面1曲の2曲しか入ってないAt The Five Spot の Volume 2 です。1曲目はダークで妙なテンションの曲が17分19秒!週末に疲れた心を癒すにはキツめのパンチが入ってきます💦

 裏面というか2曲目ではリラックスです。やっとこれで19分58秒は心地よく飲めました🍺スタンダードの「ライク・サムワン・イン・ラブ」で最初はルパートで始まりたっぷりの時間を使って曲が進行します。高級ジャズ・バーでゆったりしてる気分で満足な気分です。

 心が解放されてきたところで、Kenny Dorham です。正調ハードバップは安心して酒が進みますな。ここらへんで 'Round About Midnight は個性が出にくい君が代みたいなもんだよな と誰かが言いだし、モンク曲だけどテーマの旋律性が強すぎるから引きつられちゃんじゃない?など酔いがまわってくると、コロナ中ですから大声は出さずに静かに、にわか評論家が誕生します。こころらへんの個人的主観で、あーだ、こーだ と好き勝手に語る酒は楽しいですな。心の栄養です。

 差し入れのつまみの「鮎の骨を炊いたヤツ」も旨かったし、心の平和を取り戻しました。



2021年6月11日金曜日

本日のCD Lonnie Mack ♪ Strike Like Lightning


 Stevie Ray Vaughanつながりで購入した Lonnie Mack の1985年アルバム。全曲 Stevie Ray Vaughan、Lonnie Mack の共同プロデュースで、Stevie Ray Vaughan はゲスト・ギタリストとして5曲に参加しています。
 ロニー・マックは60 年代初頭から活動を続ける元祖白人ブルース・ロック・ギタリストの一人でフライングVがトレードマーク。Elektra Record に所属して3枚のレコードリリースしたんですが鳴かず飛ばずでそのレーベルを去ることになり、目立たないサイド・マンとしての仕事しかなかったのですが、本作は8年ぶりに Alligator Record から発表した復活作品です。
 白人ぽいカントリー的な要素も入ったブルース・ロックで、昔ながらのブルースマンらしく殆どの曲がファースト・テイクだったとのこと。売れなかったとはいえ「ギターヒーローのためのギターヒーロー」とも言われる方らしいですからテキサス系のこの手の元祖はレイボーンではなくおそらくこちら。ギタープレイはレイボーンと共通するところもありますが、ロニーの方が音数は少なめシンプルでわかりやすいです。基本歌物ですがギターインストなどもあります。個人的にはエレクトリックなヤツではなく、最後のアコースティック・ブルースの Oreo Cookie Blues が特にかっこよくて👍(Oreo Cookieって、あのオレオなんでしょうね?)
 Lonnie Mack は2016年4月に74歳で逝去、Stevie Ray Vaughan も1990年に飛行機事故で、二人とも天国へ逝っていしまいました。天国でもブルース・セッションしているのでしょうか?

vocals : Lonnie Mack
background vocals : Lisa Gilkyson (2), Gwen Newsome (2), Karen Kraft (2)
keyboards : Stan Szelest
guitar : Bill McIntosh (3, 4, 10), Lonnie Mack, Stevie Ray Vaughan (1, 2, 5, 8, 10)
bass : Tim Drummond
drums : Dennis O'Neal (1 to 3, 5, 8, 9), Gene Lawson (4, 5)

producer – Lonnie Mack, Stevie Ray Vaughan

1. Hound Dog Man
2. Satisfy Susie
3. Stop
4. Long Way From Memphis
5. Double Whammy
6. Strike Like Lightning
7. Falling Back In Love With You
8. If You Have To Know
9. You Ain't Got Me
10. Oreo Cookie Blues






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2021年6月10日木曜日

本日のCD The Brecker Brothers ♪ Heavy Metal Be Bop


 無人島に一枚だけCDを持っていって良いとしたら? 私は David Sanborn / Straight to The Heart なんですが、10枚でもいいよってなったら確実にランクインの一枚です。
 1曲目の East Rive rのみスタジオ録音で、以降はライブ録音の 伝説的名盤です。お気に入りの曲は、なんといっても Some Skunk Funk 🎵 メカニカルなテーマのフレーズはフュージョンなのだがロックでポップ。さらにこのヘビーメタル的なタイトなサウンドに、トランペットにエフェクターをかけ、さらにメカニカルなテナーサックスのアドリブが暴れまくる。また、超絶技巧のTerry Bozzioのドラムがかなりロック寄りでメンバーを煽りまくっています。
 思い出も深い曲で、大学ジャズ研で「この曲やりたいよね」と夏合宿でをひと夏練習しましたのが Some Skunk Funk 。でも大変でしたこの曲。早い、細かい、激しい、誰かがバンド譜を調達してきましたが、この手の曲なのでギターにはタブは付いていませんし、音符がいっぱい書いてあります。いやいや楽しかったです。
 そして、その後の学園祭ライブではこの曲で燃えあがりました。大きなホールではなく教室で人数多めでやっていたら、漏れた音からドンドン人が入ってきて「ここはジャズ研?これは?ジャズ?ロック?」状態でした。みている人も楽しかったようですが、やっているほうはもっと楽しい。演奏中は興奮しすぎていたようでライブが終わったら脱力感が一挙に襲ってきてへたり込みました。あんなことは前にも先にもなかったですね。いやいや、青春の思い出の曲です。

tenor sax : Michael Brecker
trumpet , keyboards : Randy Brecker
guitar : Barry Finnerty
bass, lead vocals : Neil Jason
drums, backing Vocals : Terry Bozzio

1. East River
backing vocals : Jeff Schoen, Roy Herring
handclaps : Michael Brecker, Randy Brecker
organ (Fender Rhodes) : Paul Schaeffer
tambourine : Victoria
2. Inside Out
3. Some Skunk Funk
4. Sponge
5. Funky Sea, Funky Dew
6. Squids




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