2021年2月14日日曜日

本日のCD Miles Davis / Nefertiti

 

 1968年発売のアルバムですが、前作「Sorcerer」と連続して、バンド・メンバーも同じでの録音となっています。
 Sorcerer ・・ 19675月 
 Nefertiti・・ 同年6月7月
当然ながら、私のこの盤は1998年発売のボーナス4曲付きの Remastered CD。
 タイトル曲の Nefertiri は1曲目に持ってきています。マイルスとショーターはテーマを延々とユニゾンで繰り返し、リズム隊のトニーとバービーが微妙に変化をつけていき、最後はマイルスとショーターのユニゾンにも微妙なズレがでてきます。凡人は「ん?」と思ってしまいますが、どうやら意図的なズレのようです。
 この曲はこのような珍しい形態での演奏以外にも話題があり、1発目の録音はメンバーから笑いがもれるほどの素晴らしいものであったにもかかわらず、プロデューサーであるTeo Macero(テオ・マセロ)が最後の2分しか録音をしてなくて再度取り直したものとのこと(なんて話が残ってるってことは2分間の録音もどこかで発売されるんでは?)
 なお、全曲オリジナルですが、前作に続きマイルスの作品は1曲もありません。また、このメンバーは第二期黄金クインテットと呼ばれ、E.S.P.(1965)、Miles Smiles(1966)、Sorcerer(1967)、Nefertiti(1968)と録音しており、本作はこのメンバー最終作で次はエレクトリックに突入です。
 そのうち、この第二期黄金クインテットを連続で聴いてみます。マイルスを雄弁に語る人はめんどくさいと思っていましたが、音楽性やメンバー、時代背景を見ながら聴くのも悪くないと最近の心境です🎶

trumpet : Miles Davis
tenor sax : Wayne Shorter
piano : Herbie Hancock
bass : Ron Carter
drums : Tony Williams

producer : Howard A. Roberts (2, 5, 6), Teo Macero (1, 3, 4)

recorded June 7, June 22-23 and July 19, 1967 at Columbia 30th Street Studios, New York City.

1. Nefertiti
2. Fall
3. Hand Jive
4. Madness
5. Riot
6. Pinocchio

【Bonus Track】
7. Hand Jive (First Alt. Take)
8. Hand Jive (Second Alt. Take)
9. Madness (Alt. Take)
10. Pinocchio (Alt. Take)





  

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