2021年5月30日日曜日

本日のCD Kiss ♪ AliveⅡ


 レコードも買ったはずなんですが、昔過ぎてどこに行ったのかわかりません。懐かしんで社会人になってからCDで再購入です。私がキッスを知ったのは確か小学校6年の時で、TVでメークをした人たちがコンサート会場へ行くニュースが流れていました。で友人の家に行ったらキッスのレコードがあって、なんだこれは凄いなと思い中学生になってから聞き始めたわけです。でもその頃にはディープ・パープルとかの方に直ぐにはまったんでロックンロール・タイプのハードロックが楽しくなったのは高校生ぐらいからでした。
 このアルバム「ALIVE」と言う名前くせにライブ録音だけでなく収録時間に満たなかったのか?後半に新曲を入れています。しかし、その新曲ではエースが、自分の曲の録音以外に姿を見せず、ここら辺から、バンド内部の問題が深刻化していたようです。改めて聴いてもこの時代でこのクオリティの音色で楽曲も色あせてこない。コーラスもちゃんとしてるし色物っぽいですが改めて素晴らしいバンドです。
 書く前にも気づいているんですが本作は、1975年の大ヒット「ALIVE!」の続編。確か大好きな Rock'n Roll Allnigt とかはそっちに入ってるはずなんですが1枚目を持っていないんで中古探しに行ってきます。
 2枚組でたっぷりとキッス

guitar, vocals : Paul Stanley
guitar, vocals : Ace Frehley
bass, vocals : Gene Simmons
drums, vocals : Peter Criss(dr.vo)31歳

【Disc1】
1. Detroit Rock City
2. King Of The Night Time World
3. Ladies Room
4. Makin' Love
5. Love Gun
6. Calling Dr. Love
7. Christine Sixteen
8. Shock Me
9. Hard Luck Woman
10. Tomorrow And Tonight

【Disc2】
1. I Stole Your Love
2. Beth
3. God Of Thunder
4. I Want You
5. Shout It Out Loud
6. All American Man
7. Rockin' In The USA
8. Larger Than Life
9. Rocket Ride
10. Any Way You Want It





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タワレコ 散財

 


 土曜日はかかりつけの新宿の病院に行ったので、帰りにはタワレコに寄り、少しだけのつもりが、、、、、

 ビル・エバンス特集の展示にも打ち勝ち、ノラジョーンズの誘惑にも打ち勝ち、と思っていたのですが、気が付いたら大量のCDを手に取っています。またもや散財してしまいました。下の写真のほかにも数枚購入していますので結構な金額でした。


 失敗したのは、BLUES&SOUL RECORDS という雑誌です。アレサ特集なんだなあと本屋で前から気にはなっていたのですが購入せずにいました。しかし何故アレサが表紙になっているのか、タワレコに行って気が付きました。アレサの「アメイジング・プレイス」ってCDが新しく発売されていたんですね。

 ということで、雑誌もCDも両方購入したんですが雑誌を少し読んでいたら表紙の上に別冊付録「バイオグラフィ、オリジナル・アルバムガイド、代表曲、アリサの基本はこれで安心」とある。確かに本屋で見たときは中にこれがはさんでありましたが、タワレコではCDと一緒に置いてあったのを買ったせいか、中身はなんと「ありませぬ」!!

 CDレビュー中心のブロガーとしては、うんちくを語るために付録のほうが欲しかったかも。でももう一冊は悔しいから買わないと思います・・・・多分

Q&A 恩田陸

 


 恩田陸作品は最初に「蜜蜂と遠来」を読んで次にに「ブラザー・サン・シスター・ムーン」 この作品読んで三作品目となります。先に呼んだ2作品はどちらも音楽ものでしたが、今回は音楽にゆかりのある話は出てきません。

 タイトル通りQ&A形式で物語は進行するのですが、読み始めは意味が分からずに若干退屈するタイプの小説ですが、さすが恩田陸。読んでいるうちに意外な展開になりこの構成の仕方に感心してします。退屈な出だしもある意味演出でこのように書かれているのではないかと、読後には思ってしまっています。

 ある冬の日、スーパーマーケットMで、原因不明の事故が発生し、すべての階で、いきなり客が逃げ出そうとし大パニックになる。エレベーターに人が殺到して多く人が亡くなってしまいます。その関係者にインタビュー(Q&A)形式で質問することで話は進行していきます。この話本の中のあちこちに置かれているようなイメージです。技法的には他の作家の作品でもよく見られる手口だとは思うんですが、読んでいてパーツが全て四角い塊のようになっているのが特徴だと思います。

 質問をする人は調査官でこの調査官は質問をしているうちに精神的に病んできてタクシーの運転手になりと話は展開します。途中ではこれは集団ヒステリーのようなものなのか、政府の実験なのか、怨恨による巧妙な犯罪なのか、と推理小説のような展開になってきたと思ったら最終的にその原因追及はどうでもよくなりカルト的な展開になり、ドキュメンタリーのようなことになり中々読み応えのある小説でありました。

 こういう作品を読むと、作家の人の構成力ってのは凄いものだと感心してしまいます。構成は最初に細かに地図のようなものを作って進行させるのか?書いているうちにどんどんブロックができてくるのものなのか?聴いてみたいものです。

2021年5月28日金曜日

本日のCD Sex Pistols ♪ Filthy Lucre Live

 
 
 解散から20年近く経った1996年の再結成Liveで、6月23日にロンドンのフィンズベリー・パークで行われた公演を収録しています。「Filth Lucre」とは「不正利得, 悪銭」で、さすがピストルズ、再結成ライヴのアルバム・タイトルもいかにも「らしい」ネーミング。
 「金のために再結成した」とのコメントもありましたが、ライブはスカスカと言われていた音も20年経ったら、なんとうまくなっているのには驚きです。「金のため」に再結成なんだろうけどファンにとっては決して「不正利益」なんかではなく、払う金に見合った演奏はするぜ!と意気込んでいる感じでしょうか。
 シドはとっくにいないけど、ピストルズはやはり文句なしにかっこいい。初代ベーシストGlen Matlockの ベースもなかなかいけるし Paul Cook のドラムも当時よりもパワーアップしてる。シドだって生きてたらきっと進化していたはずだよなあ。
 このアルバムでは少しオジサンになったメンバーの写真でまだまだ見れます。You Tube にも映像はアップされてますね。。現在のジョニー・ロットンは体型も中年太りしてしまって変態オヤジみたいになったのは度々ネットで見ますが、もっと変な爺さんになるのを期待してます。
 ロンドンのキングス・ロードで「SEX」というブティックを経営していたマルコム・マクラーレンが、店に出入りしていた不良少年たちの結成したアマチュアバンドに目をつけて
、金儲けに成功した。このバンドはパンク・ロックがこの世にある限りマダマダ金を稼ぎ続ける。すごい発明でしたね。

vocals : Johnny Rotten
guitar : Stephen Philip Jones
bass : Glen Matlock
drums : Paul Cook

Recorded live June 23, 1996 at Finsbury Park, London. 

1. Bodies
2. Seventeen
3. New York
4. No Feelings
5. Did You No Wrong
6. God Save The Queen
7. Liar!
8. Satellite
9. (I'm Not Your) Steppin' Stone
10. Holidays In The Sun
11. Submission
12. Pretty Vacant
13. EMI
14. Anarchy In The U.K.
15. Problems
Bonus Tracks
16. Buddies
17. No Fun
18. Problems (Spedding Demo)





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2021年5月27日木曜日

本日のCD Albert King with Stevie Ray Vaughan ♪ In Session

 

 レイ・ヴォーンが1st「Texas Flood」をリリース、デビッド・ボーイのLet’sDanceに参加したのは1983年。その12月6日に行われたTV番組でのオンタリオ、ハミルトンのTV局CHCHスタジオでのアルバート・キングとのセッション。場所は。アルバム名の邦題は「ブルースギターの絆~イン・セッション」
 アルバート・キングはいわずと知れた、B.B. キング、フレディ・キングと並ぶ三大キングの一人で、レイボーンが影響を受けたギタリストの筆頭に挙げられている巨匠です。アルバート・キングはサウスポーで右利き用に弦を張ったギターを逆に持って弾くスタイル。ギターのチューニングはEmの6弦をCに下げた「C.B.E.G.B.E」「E.E.B.E.G#.C#」といった変則チューニングを愛用。一方レイ・ボーンはレギュラー・チューニングの半音下げです。それ故チューニングが狂いやすいのかこのライブ録音はチューニングが若干気になるところではあり、さらにその影響もあってかラストでは、ギターソロで音程を外してしまうというアクシデントもありそのまま収録されているのがリアリティあります。
 サウンド的にはアルバートキングは指弾きのはずなので少し粘りのあるギターで、レイボーンのほうがカラッとしていますが、音使いとかリックはかなり似ているので師匠との共演といった感じで、まさにレイボーンが影響を受けたとことが、よくわかります。
 この録音当時はレイ・ボーンのほうが勢いがあったのは間違いありません。しかしこの世界で長い間キャリアを積んできた先駆者のアルバート・キングが余裕を見せながら、若造に胸を貸してやるぜ的なところがあったのか?と勝手に思ってます。

vocals : Albert King, Stevie Ray Vaughan (3)
electric guitar : Albert King, Stevie Ray Vaughan
piano, organ : Tony Llorens
bass : Gus Thornton
drums : Michael Llorens

1. Call It Stormy Monday
2. Old Times
3. Pride And Joy 
4. Ask Me No Questions
5. Pep Talk
6. Blues At Sunrise
7. Turn It Over
8. Overall Junction
9. Match Box Blues
10. Who Is Stevie?
11. Don't Lie To Me





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2021年5月26日水曜日

本日のCD Aretha Franklin ♪ Aretha In Paris

 

 1968年に録音・発表のキャリア初のライブ・アルバムとなります。先に聴いていた1971年の「Live At Fillmore West」がスタジオアルバムとはぐっとアレンジや雰囲気を変えた内容だったので、その3年前のライブを聴くのが楽しみでした。
 さてこのアルバム、初のヨーロッパ・ツアーでのパリ公演で2回のショウで1万5千人以上を動員したうちの、5月7日の公演収録とのことです。このツアー・メンバーは先に聴いた Fillmore Westとは異なり、マネージャーのテッドホワイトの案でデトロイトを拠点としていたミュージシャン達をバック・バンドに起用。Fillmore Westでは、バンド演奏を含めたステージの一体感があったのに比べて、このライブはソロ・アーティストのアレサがメインでフューチャーされたステージと感じます。
 シングル曲やカバー曲を混ぜて構成ですが、収録曲はいずれもアトランティック・レコード移籍後の3枚のアルバムから選曲されています。前年に発売された「Aretha Arrives」と同様に「Satisfaction」からソウルフルにから始まり「Groovin'」といったロックナンバーや「 Chain Of Fools」や「A Natural Woman」「Respect」などのヒット曲。
 
vocals, piano:Aretha Franklin
background vocals : Carolyn Franklin, Charnessa Jones, Wyline Ivey
piano : Gary Illingworth
guitar : Jerry Weaver
bass : Hicks
drums : George Davidson

tenor sax : Donald "Buck" Waldon, Miller Brisker
baritone sax : David Squire
trumpet : Ron Jackson, Donald Townes, Little John Wilson, Russell Conway
trombone : Rene Pitts

1. (I Can't Get No) Satisfaction
2. Don't Let Me Lose This Dream
3. Soul Serenade
4. Night Life
5. Baby, I Love You
6. Groovin'
7. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
8. Come Back Baby
9. Dr. Feelgood (Love Is a Serious Business)
10. (Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone
11. I Never Loved a Man (The Way I Love You)
12. Chain Of Fools
13. Respect





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2021年5月25日火曜日

本日のCD Aretha Franklin ♪ Aretha Arrives

 

 1961年にコロンビアに移籍デビューし数々のアルバムを録音し、1966年11月アトランティック・レコードに移籍、「I Never Loved a Man the Way I Love You」をヒットさせ、大忙しですがコロンビア移籍の第2弾として1967年に発売されたのが本作「Aretha Arrives」
 この発売された1967年はレーベルはまたがっているものの5枚のアルバムが発売される大忙しの年で大量のレコーディングと発売が集中しています。ちなみにレコーディングでも大量に録って振り分けているので、このレコーディングで録った「Chain Of Fools」は、次作「Lady Soul」での発売。「It Was You」「The Letter」「So Soon」はアウト・テイクとなり、後の未発表音源集に持ち越しとなっています。
 ストーンズの「Satisfaction」からスタートする本作は、大半がカバーというコンセプトからか、このアルバムではアレサはリラックスしてしてる印象があります。他カバーはレイ・チャールズ「You Are My Sunshine」、ジョニー・エース「Never Let Me Go」フランク・シナトラ「That's Life」などなど、ジャンルにこだわりはありません。 
 それにしてもこの年大量に発売されているだけにレーベルの本気度、プロデューサーJerry Wexler の次々に客に買わせる仕掛けが見えて面白い。それにしてもアレサは25歳なのに大量に発売しても客に飽きさせない、消耗されない。力強く説得力のある歌声と歌手としても技量があってこそ!すごいの一言につきます。
 このCDはタワレコで販売していた廉価版5枚組Original Album Series Vol. 2 の一枚目。Vol. 1ではアトランティックの 1968 Lady Soul , Aretha Now を聞かせておいて1967年の本作に戻ってきています。この廉価版の企画者もやりてなのか?代表作を聞かせてすごいなと思わせて、やっぱりVol. 2も買わなきゃと思わせる。そしてその第2弾の一枚目にカバーアルバムを持ってきて第1弾とは違うぞと思わせる。私の考えすぎでしょうか?
 廉価版だからそんなことは考えずに並べているだけかもしれませんが、次の作品を聴くのが楽しみになってきてます。

vocals, piano : Aretha Franklin 
guitar : Jimmy Johnson, Joe South
bass : Tommy Cogbill
drums : Roger Hawkins
vibraphone : Teddy Sommer
piano, organ, electric piano : Spooner Oldham, Truman Thomas
tenor sax : Charles Chalmers, King Curtis
bass trombone : Tony Studd
trumpet : Melvin Lastie
background vocals on "Ain't Nobody" : The Sweet Inspirations
background vocals on "You Are My Sunshine" : Aretha, Carolyn and Erma Franklin 
producer : Jerry Wexler

1. (I Can't Get No) Satisfaction / Mick Jagger & Keith Richard
2. You Are My Sunshine / Charles Mitchell, Jimmy Davis
3. Never Let Me Go / Joe Scott
4. 96 Tears / Rudy Martins
5. Prove It / Horace Ott, Randy Evretts
6. Night Life / Willie Nelson
7. That's Life / Dean K. Thompson, Kelly Gordon
8. I Wonder / Cecil Gant, Raymond Leveen
9. Ain't Nobody (Gonna Turn Me Around) / Carolyn Franklin
backing Vocals / The Sweet Inspirations
10. Going Down Slow
11. Baby, I Love You / Ronnie Shannon




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2021年5月24日月曜日

本日のCD Lucky Peterson / Beyond The Cool


 この手のサングラスをかけて髭を生やした人は鈴木雅之に見えてしまいますが、ブルース・ギタリストでブラコン・アーティストではありません。1964年生まれのピータースンは、父親もブルース・ギタリストのジェイムズ・ピータースンで、父親の経営するクラブ「The Governor’s Inn」に5歳から出演していて、そのクラブに出演していた Willie Dixon がプロデュースして、その5歳のままデビューアルバム「Our Future」を発売。そして10代でエタ・ジェイムズやボビー・ブランド、リトル・ミルトンらのバックアップ・ギタリスト/キーボーディストとして活動していたブルース・エリートです。他にトランペットも吹かれているようでかなりのマルチミュージシャンです。2020年に55歳で病死しています。
 私所有のアルバムでは、ジェイムスコットンの、Living The Bluesでオルガニスト、35Th Anniversary Jamではギタリストで参加されています。他にもCarey Bellでは Deep Down(これはピアニスト)などブルース系アルバムに多数参加されています。
 さてこのアルバム、ブルース・ロックで、コテコテのブルース・ナンバーなんですがサウンドは軽めに感じます。ホーン部隊がいてギターソロはロック系ギタリストのように思いっきり歪ませているせいか、何故かブルース独特のねちっこさが少ないように感じます。
 音的にはホーン部隊もいて適度のブルースロックで私の好みな「はず」ですが、何故かこのアルバムは昔から私の心に響かず印象は薄い。昔聞いたアルバムを聴くと、最近は印象が変わることが多くなってきているんですが、このアルバムに限ってはあまりかわらないですね。歳をとってから段々と受け入れる音楽の幅が広がってきているはずなんですが・・アメリカン・ブルース・レジェンドと名高い方で、ファンも多いと思われますが、こればかりは相性で・・💦

vocals (1 to 7, 9, 10, 12), clavinet  (2, 3, 9, 11), electric piano (5,7), guitar (2 to 4, 6 to 12), organ (2 to 12), piano (1) : Lucky Peterson
backing vocals : Jacquelyn Reddick (2, 5, 6, 9, 10), Jaqueline Johnson (2, 5, 6, 9, 10)
percussion : Arto Tuncboyaciyan (6) , Brent Nance (11)
rhythm guitar : Danny Draher (1 to 4, 7, 9 to 11) , Jack Holder (4 to 6, 8, 11)
soloist (1st solo), guitar : Danny Draher (12)
soloist (2nd solo), guitar : Lucky Peterson (12)
bass : Willie Weeks
drums : Crusher Green
guitar : Danny Draher (12)

horns : The Memphis Horns (1 to 5, 7 to 9, 11, 12)
tenor sax : Andrew Love
trumpet, trombone : Wayne Jackson


producer (produced by), liner notes : John Snyder (4 to 6, 8, 11)
recorded and mixed June and July 1993 at Kiva Recording Studios, Memphis, Tennessee.

1. I'm Talking To You (Jim Payne, Lucky Peterson)
2. Count On Me (Jim Payne, Lucky Peterson)
3. Compared To What (Eugene McDaniels)
4. Up From The Skies (Jimi Hendrix)
5. Your Love Is Amazing (Robert Ward)
6. That's The Way It Ought To Be (Warren Haynes)
7. Pouring Money On A Drowning Love Affair (Jim Payne, Lucky Peterson)
8. Beyond Cool (Lucky Peterson)
9. You Haven't Done Nothin' (Stevie Wonder)
10. Your Good Thing Is About To Run Out (Jim Payne, Lucky Peterson)
11. You Can't Fool Me (Jim Payne, Lucky Peterson)
12. Drivin' Wheel (Roosevelt Sykes)





  

2021年5月23日日曜日

先週に「はまった二枚」

 


 ブログでのレビューはだいぶ後になると思いますが、先週からこの2枚を気に入ってしまい繰り返し聴いていました。特に「Alice Clark」は1972年に1枚だけしか出していない謎のソウルシンガーですが、なんで今まで知らなかったのか?と思うほどの名盤でした。まず最初に感じるのは「素直で澄んだ歌声」「聞く人に訴えかけてくるボーカル」で若くて瑞々しい歌声は鍛えられて技巧に上手くなる手前の原石を感じます。その後がききたかった人ですね。

 モンクの Palo Alto は未発表音源の発掘版で、既に持っているのでうんちくは要らない人も再度思い出して聞き直していただき、モンクを知らない方にも聴いていただきたい実に楽しい演奏です。正式な録音でないのですが海賊盤よりもはるかに音は良くて十分聞けますし、ラフな録音がかえって臨場感を増しているような気もします。

 ここまで繰り返し聴くことも少ないのですが、実に楽しかった二枚でした。

2021年5月20日木曜日

本日のCD Jaco Pastorius ♪ Invitations


 これは生前に発表されたジャコの最後の公式リーダー作「ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンド」で1982年オーレックス・ジャズ・フェスティバルで来日のライブで武道館、横浜スタジアム、大阪ホールのなどの録音で構成されています。
 当初は「Twins I」「Twins II」として2枚のLPとして日本国内限定発売。後に世界発売向けとしてアメリカのワーナー・ブラザース・レコードが2枚のアルバムを1枚のアルバム・サイズに抜粋し、コンピレーション化したアルバムを「Invitations(本作)」として発売。さらに2007年には「Twins I & II - Live In Japan 1982」として24ビット、デジタル・リマスタリングされた音源が発売。まあLPという録音時間の物理的録音容量が少ない媒体から、CDという容量が大きい媒体で再発売する場合には特典つけなきゃ売れないという構造もわからなくはありませんが「ファン」何枚買わされるんだか?とは以前も書いております。
 オーレックス・ジャズ・フェスティバルとは、東芝が主催して1980-1983年まで開催されたジャズフェスティバル。プロデューサーは、George Wein(ジョージ・ウエイン)で、「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」「ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバル」、ロサンゼルスの「Playboy Jazz Festival」「Newport Folk Festival」 など数々のフェスティバルを立ち上げを行ったジャズプロモーターとして有名な方。
 このフェスは毎年ほぼ9月上旬に日本の各都市で行われていて、海外から4グループと日本のグループも参加。1982年のフェスの参加は「The Woody Herman Big Band」「Jaco Pastorius Big Band」「The Dave Brubeck Quarte」でした。
 当時CMも派手にやっていた記憶もありますが1982年当時の私は10代でありロック、パンクにまっしぐらで全くジャコには無関心。もう少し早くこの素晴らしさに気づいて見に行ければ良かったのに・・
 この時の演奏はすごく良いんですが、ツアー中のジャコの精神状態は悪くて広島湾にベース投げ捨てたり、バイク運転して戻ってきたら落車して気を失ってシャツの中からタコが出てくるとか日本でも奇行を繰り返していたというのは有名な話。また娘のメリーを「オール5のご褒美」として一緒に連れてきていたとのことです。きっと娘はスタッフの誰かが面倒を見ていたんでしょうが、偉大なるやばいオヤジですね。
 和傘をさしたジャコの姿。この手のジャケにしてはセンスが良いかな。

The Word of Mouth Sextet
bass : Jaco Pastorius 
trumpet  Randy Brecker
tenor & soprano sax, bass clarinet : Bobby Mintzer
steel drums : Othello Molineaux
drums, timpani : Peter Erskine
percussion : Don Alias

Special Guest
harmonica : Toots Thielemans

Word of Mouth Big Band
lead trumpet : Jon Faddis
trumpet : Elmer Brown, Forrest Buchtel, Ron Tooley
lead trombone : Wayne Andre
trombone, tuba : David Bargeron
bass trombone, co-conductor  Peter Graves
bass trombone : Bill Reichenbach
tenor & soprano sax, clarinet, alto flute : Mario Cruz
baritone sax, clarinet, alto flute : Randy Emerick
tenor alto & soprano sax, clarinet, piccolo : Alex Foste
tenor sax, oboe, english horn : Paul McCandliss
french horn : Peter Gordon, Brad Warnaar

1. Invitation
2. Amerika
3. Soul Intro / The Chicken
4. Continuum
5. Liberty City
6. Sophisticated Lady
7. Reza / Giant Steps / Reza (Reprise)
8. Fannie Mae
9. Eleven





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2021年5月19日水曜日

本日のCD Lee Morgan ♪ The Sidewinder

 

 1958年作の「Candy」を聴いていて、丁寧なトランペットに発音とダンディな響きに感動して他のアルバム持ってませんか?と聞いたら速攻でこの「The Sidewinder」を薦められました。その時はほろ酔いでYoutubeで聞いてたんで後日買いに行こうと思って心に留めて置いたら、なんと未聴盤の山の中から既に購入済であるCDを発見しました。いつもの「しまった!重ね買いだ」は避けられたので良かったです。
 何回か繰り返し聞いてから「そういえば、サイドワインダーって聞いたことがあるけどなんだっけ? 」「ガラガラヘビ」「卑劣なヤツ」の二つの意味がありました。タイトル曲の曲調が挑戦的だから「ガラガラヘビ」だろうなと思ってたんですが、割と直ぐに解答が見つかりました。「"The tune kind of put in mind of the sidewinder - you know, the 'bad guy' on the television " There's a snake called the sidewinder, but I was thinking of the bad guy 」のテレビで見た〈bad guy〉のことだよとの記述あり「卑劣なヤツ」。やっぱり誰もが気になるとこなんですねえ。日本語版のライナー・ノーツには書いてなかったんですが、英語版のほうには書いてありました。読んだ方が勉強になるんですけど字が小さくて読みづらいので読まないことも多い英語版ライナーノーツに改めてなるほど。
 さてこのSidewinderは変わったリズムの上に明るいメロディが乗っているように聞こえるが風変りなメロディ、つまり8ビートを取り入れた演奏で、24小節構成のテーマの17~18小節目にメジャーコードからマイナー・コードへのコード転換が盛り込まれる曲で革新的なジャズ・ブルースと言われています。セールス的にはアルバム・チャートで最高25位、シングル・チャートで最高81位です。ジャズでのチャート入りは相当の大ヒットでした。
 ここからこの手のブルースはジャズ・ロックと呼ばれるようになったとのことですが、現代人は多種多様なジャズが聞けるため「ただのジャズじゃないの?」とあまりピンとこないですね。
 このアルバムは日本版でのボーナスとして「Totem Pole」の alternate take が収められています。オリジナル採用のほうが派手目で後者のほうが正統派ジャズっぽいものとなっています。オリジナルには少し荒削りのほうを採用したのはアルバム全体の方向性を考えてのことだったんだようですが、あえて変化があるほうを採用して対比するのもありだったのではないか?などと楽しみながらこれも聴いております。
 「Candy」以降にどのように変わっていくのかを聞きたかったLee Morgan。イメージとしては、「Candy」では真面目な好青年だったトランぺッターが、6年経った「The Sidewinder」で、チョイ悪オヤジになったような感じで、だいぶ雰囲気が異なるワイルドさを増した演奏となっています。ここに至るまでのアルバムが5、6枚ありますので、途中の過程を揃えて聴くことを楽しみに、中古盤探しにいかねば。

trumpet : Lee Morgan
tenor sax : Joe Henderson
piano : Barry Harris
bass : Bob Cranshaw
drums : Billy Higgins

1. The Sidewinder
2. Totem Pole
3. Totem Pole (alternate take)
4. Gary's Notebook
5. Boy, What A Night
6. Hocus-Pocus





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