著者の本については「放送禁止歌」を前に読んだことがあり
この本は単なる歌の話ではなく時代や体制を切る話であった
私自身この話は全く知らなかったので、この本を読んでの
再発見などは当然ないがこの本についても史実を暴く本ではなかった
単なる昭和24年の初代国鉄総裁の下山定則の自殺、他殺のン関する
下山事件についての時代背景なども含めて取材結果をまとめたものであり
政治、権力により事実は曲げられることが出来ることが
時代や権力を背景としたその構造を書かれている
史実が明らかになった話でも無く、結論はでないと踏んで
事件の話と、自分の報道を取り巻く環境などについても書かれているのでしょう
昔の日本はこうであったと言うよりは
現代でもこのような環境下では人は
殺人でさえも小さいことに見えてしまう怖さがあるのかと思い知らされる
現代の日本でさえも、政治の世界では事実が
曲げられてことは当然あるだろうし
ましてや、日本以外の国でも現在進行形だろう
読後何を思うか改めて書いてみると
住んでいる環境によるが人間は怖いとも思えてくる
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