2019年8月11日日曜日

本日のCD Jiaco Pastorius / Live In New York City Volume One


 録音は1985年の Vol.Three と同じメンバーによる第三弾で、おそらく11月か12月のセブンス・アベニューでの1週間ほどのギグのはずです。ちなみに Vol.Two は、Hiram Bullock,  Kenwood Dennard のトリオでの演奏となっています。ジャコの死後に発掘された音源で現在までにシリーズは調べてみたら7まで発売らしい(えええ)ジャケ写違いのダブりとか気にして後で確認して買い揃えなければ。
 さて、1982年にウェザー・リポートを脱退ごろから麻薬とアルコール依存が強まっていました。ですから1985年の頃のジャコはかなり荒れていて、ベースを持たずにギグに現れて15分間ピアノを弾くとか、ベースを最大音量にして10分間フィードバックさせたり、州の開催する学生たちのための音楽プログラムに酔っぱらって裸足で途登場し騒動を起こすなどの奇行があったようです。しかし同年9月にはフィラデルフィアの病院に入院し、リチウム系鎮痛剤で興奮を抑制する治療を行い、12月のギグを迎え、ここでのジャコは別人のように控えめであったそうです。


 正式な録音ではないブートレグで、おそらくカセットレコーダー等の機器による録音ですので音質はそれなりです(良いほうだと思いますが)
 実際ここでの演奏は落ち着いたテンポとタイム感、バンド・メンバーとの高揚した演奏ではあるものの、ジャコは終始、冷静なプレイを聴けます。惜しくも録音の状態は良いとは言えませんが、精彩に欠くとは言われているものの、後期のジャコの演奏としては、かなりの良い状態での演奏であると言えると思います。ついでに言えば、私が大好きな常にハイなはずのお祭り男のハイラムも、珍しく控えめの演奏です🎶

electric bass, Keyboards (8)  : Jaco Pastorius
acoustic Piano : Michael Gerber : (1, 2, 4, 6, 7)
synthesizer : Delmar Brown (1, 2, 4, 6, 7)
electric guitar : Hiram Bullock (1 to 7)
drums : Kenwood Dennard (1 to 7)
sax : Alex Foster (1, 2, 4, 6, 7)
sax : Butch Thomas (1, 2, 4, 6, 7)
trumpet, congas : Jerry GonzalezT (1, 2, 4, 6, 7)

1. Donna Lee (Charles Parker)
2. Dania (Jaco Pastorius)
3. Teen Town (Jaco Pastorius)
4. The Chicken (Pee Wee Ellis / Jaco Pastorius)
5. Invitation (Bronislaw Kaper)
6. N.Y.C. Groove #1
7. Punk Jazz (Jaco Pastorius)
8. Liberty City (Jaco Pastorius)



  


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