2021年1月22日金曜日

本日のCD Donald Byrd & Barney Wilen ♪ Jazz In Camera


Donald Byrdを意識した初のCDで
最近はトランぺッター作品も多く聞いてます
ほぼ帯を見ての衝動買いと思われますが、当たりでした

ライナーノーツによりますと、このアルバムは
未公開映像作品のフランスジャズ映画のサントラ録音の発掘
1958年のことで「Jazz In Camera」という
レコーディングセッションを映画化するものだったそうです
お蔵入りから日の目をみたのは2012年でなんと50年以上
アルバムを作る用の売る用の作品ではないわけですが
テンション高めのアドリブの応酬が
かなりスリリングで気持ちが良い

当たりの音源に出会えました

曲はチュニジアの夜っぽいテーマⅠ、Ⅴ
そのテーマのアフロキューバンバージョンでⅢ
ブルーステーマでⅡ、Ⅳ、Ⅵ

Barney Wilenはマイルスの死刑台のエレベーター
アート・ブレイキー、バド・パウウェル、チェット・ベイカー作品
に参加しているフランスのサックス奏者

trumpet : Donald Byrd
tenor sax : Barney Wilen
piano : Walter Davis
guitar : Jimmy Gourley
bass : Doug Watkins
drum : Al Levitt 

1. Jazz in Camera - Bande I  
2. Jazz in Camera - Bande II 
3. Jazz in Camera - Bande III
4. Jazz in Camera - Bande IV
5. Jazz in Camera - Bande V 
6. Jazz in Camera - Bande VI

Jazz in Camera - Bande I

 Jazz in Camera - Bande V 

Jazz in Camera - Bande II 


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2021年1月21日木曜日

ジャコ・パストリアスの肖像 ビル・ミルコウスキー著 湯浅恵子訳

 

目次
■序章:ジャコ----人と神話----
■第一章:若き日々
■第二章:オン・ザ・ロード
■第三章:ウェザー・リポート
■第四章:ワード・オブ・マウス
■第五章:失意の時代
■第六章:終焉
■第七章:ジャコの思い出
■第八章:ジャコふたたび

いちファンとして音楽は今まで聴いて楽しんできたし
それなりに、ジャコがドラッグに蝕まれて悲惨な最後となったことも知っていました

しかし今更ながら、この本を読んでジャコを聴いていると
哀しいだけではない感情が湧いてきました
読む人にとっては悪趣味なくらい赤裸々なことが書いてあり
ジャコのことをもっと知りたいと思う反面、
ただの野次馬にはなりたくもないと自分は迷っているのか?
と思うくらいのインパクトでもありました

非常に興味深く読み進めることが出来たし
関係者へのインタビューも賛美だけではなく充実
しかし読後の心情は「かなり複雑」
この本を読んで、ジャコのことが今まで以上に好きになったか?
といえばそうではない

でも、もっとジャコの音源を時代や背景をなぞりながら
改めて聴いて、聴いてない音源も出来る限り聴きたいと思っています

主要なアルバムは持っていますが
知らない間にずいぶんと発掘音源も出てきています

新規購入した音源や過去に聴いてきた音源を
この本を読み返しながら聴き込んでしまっています
読後1週間は経っていますが、しばらく尾をひきぞうです

本日のCD Miles Davis ♪ The Man With The Horn

 

マイルスは1975年の大阪でのライヴ・アルバム
Agharta、Pangaeaで健康状態も悪化により休業し
1981年に約6年ぶりにリリースしたアルバム
ロック、フュージョン色が強い作品で
読解力を試されることが好きなタイプのマイルスファンには
評価が分かれる作品のようです

1曲目の「Fat Time」はのっけからミュート・トランペットで始まり
メンバーを見なくてもMike Sternとわかるギターでかなり満足
「Back Seat Betty」「Shout」の流れも良くロック寄りサウンドも良し
メインのベースをMarcus Miller、ドラムに Al Foster を持ってきて
適度に商業音楽的なセンスが入ったことにより
マイルスがやる気になっているのでしょうか
いつもより分かりやすく、せわしなく、雑にと
乗り気になって吹いているように感じます

あと私の持っているCDのライナーノーツは
曲名・参加ミュージシャン・エンジニアなどと
録音スタジオぐらいしか書いて無くて
いかにもファンを軽く見ているようなつくりで
それも「らしい」なと思ってしまったですね

trumpet : Miles Davis
guitar : Barry Finnerty (2, 3, 4, 6), Mike Stern (1)
bass : Marcus Miller (1, 2, 4, 6)
drums : Al Foster  (1, 2, 4, 6)
percussion : Sammy Figueroa (1 to 3, 4, 6)
soprano sax : Bill Evans (1, 2, 4 to 6)

1. Fat Time
2. Back Seat Betty
3. Shout
bass : Felton Crews
drums : Vincent Wilburn
synthesizer : Robert Irving III
synthesizer : Randy Hall
4. Aida
5. The Man With The Horn
bass : Felton Crews
drums : Vincent Wilburn
piano, synthesizer : Robert Irving III
vocals, guitar, celesta, synthesizer : Randy Hall
6. Ursula

Fat Time

Back Seat Betty

Aida


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2021年1月20日水曜日

本日のCD Bill Evans ♪ Live At Ronnie Scott's

 

ジャズ復活音源のレーベル「Resonance Records」からまた出ました
1968年ビル・エヴァンス・トリオ at ロニー・スコッツ

メンバーはBill Evans、Eddie Gomez、Jack DeJohnette
音源は、ディジョネットのアーカイヴとのこと(まだ出てくるのか)

このトリオの活動期間はわずか6ヶ月で「Montreux Jazz Festival」しか
録音は出ていませんでした(お城のジャケットのアルバム)が
2007年にスタジオ録音「Some Other Time」オランダ・ライヴ「Another Time」が
「Resonance Records」で発掘されてリリースされています
前回も録音状態内容共に良かったし今回も3,000円を超える販売ですが
買わない訳にはいかないでしょう

Montreux Jazz Festival」での演奏は7月15日
その後ツアーをして、ロニー・スコッツで4週間にわたって演奏したとのこと
これぞエバンスという演奏でもあり自由な解放感も感じる気がします
大きな会場、スタジオ、ジャズクラブと短い間の異なる環境での
演奏が揃ってきたわけですから、じっくりと4枚を聞き比べてみます

ジャケットは、デヴィッド・ストーン・マーチン氏
ヴァーヴ・レーベルの草創期のレコード・ジャケットを
数多く手掛けたイラストレイターで
氏がエヴァンスを描いたのは、これが唯一のものとのこと

丁寧に作られたブックレットや多くの写真やこのジャケット
多少高くてもしょうがないかな

piano : Bill Evans
bass : Eddie Gomez
drums : Jack DeJohnette

【Disc 1】
1. A Sleeping Bee
2. You're Gonna Hear From Me
3. Yesterdays
4. Turn Out The Stars
5. My Man's Gone Now
6. Emily - Take 1
7. Spring Is Here
8. Embraceable You
9. For Heaven’s Sake
10. Someday My Prince Will Come

【Disc 2】
1. Quiet Now
2. Round Midnight
3. Stella By Starlight
4. Alfie
5. You're Gonna Hear From Me
6. Very Early
7. Emily – Take 2
8. Waltz For Debby
9. Autumn Leaves
10. Nardis

Bill Evans "Live at Ronnie Scott's" (Mini-Documentary)

Chick Corea & Jack DeJohnette on Bill Evans "Live at Ronnie Scott's"

A Conversation with Chevy Chase about Bill Evans (Resonance Records)


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2021年1月19日火曜日

本日のCD Ella Fitzgerald Joe Pass ♪ Take Love Easy

 

エラがデビューしたのは1934年で17歳
本アルバムは1973年エラは56歳で盛期は過ぎていて

声が衰えてきていると言われているが
ジョー・パスの繊細なギター1本をバックに
味わい深くゆっくりのテンポに感情を込めて丁寧な唄

「Once I Loved」は切なく
「Don't Be That Way」はブルージーに
「Lush Life」の心の込め方も素晴らしく「A Foggy Day」
そして私の好きな「Gee,Baby Ain't Good To You」

ゆっくり本を読みながら珈琲飲んで
このアルバムを聴けば心はポカポカです

vocals : Ella Fitzgerald
guitar : Joe Pass

1. Take Love Easy
2. Once I Loved
3. Don't Be That Way
4. You're Blase
5. Lush Life
6. A Foggy Day
7. Gee,Baby Ain't Good To You
8. You Go To My Head
9. I Want To Talk About You

。 Once I Loved

Don't Be That Way

Gee,Baby Ain't Good To You


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2021年1月18日月曜日

本日のCD 富樫雅彦 菊地雅章 ♪ Concerto

 

2015年7月に他界したピアニスト菊地雅章
1972年ニューヨークに移住してから共演をしていなかった富樫雅彦と
15年ぶりに再会して録音された1991年のアルバム
富樫雅彦といえば1970年自身のの浮気が原因で、妻に背中をナイフで刺され
脊椎を損傷で下半身不随となり。その後自身で考案したドラムセットにより、
両手のみで演奏するパーカッショニストとなった人
当然ここではパーカッションを叩いておられます

1981年のヒップな「Susto」に感銘し菊地雅章を聴き始めたので
この張りつめた緊張感のあるアルバムは衝撃です

いつもパソコン打ちながらCD聴いてるんですけど
このアルバムは音に集中して聴かないと
間合いと緊張を楽しめません(断言)

2人による即興「Two In Silence」で始まり
ソロやオリジナルとスタンダードも収録

音はあるけれど、静かで澄み渡った空気感
こんなアルバムも最近好みではあります

percussion : 富樫雅彦
piano : 菊地雅章
録音:1991年4月16、17日 銀座、音響ハウス

【Disc1】
1. Two In Silence
2. Walking Step
3. Pause
4. Memories
5. Kid's Nap
6. All The Things You Are
7. Misterioso

【Disc2】
1.Riding Lover's Echoes
2. Relighting
3. Mezame
4. Little Eyes
5. Passing Breeze
6. Utviklingssang
7. Unbalance

Two In Silence

Mezame

Passing Breeze


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2021年1月17日日曜日

Donna Lee の テンポアップ トレーニング

 昨年末に、youTubeで開かれていた
Donna Lee最速選手権「ギター類の部」
第一段階は260bpm、優勝は420bpm(笑)の
素晴らしい競技会でした

ということで、年末から私もDonnaLeeの練習を始めました
youTubeで色々なレッスン動画を見ましたが
結構ボイシングは様々なものがありますが
どれも皆さん高速で弾きこなしておられます

でも最初から高速で弾きこなすのは当然無理です
一番参考になったのはギタリスト宮脇俊郎氏のテンポアップ式でした
4小節ごとに遅いテンポから始まるので非常にわかりやすい

しかしある程度弾けるようになってくると
テンポアップ式の動画が細かい

そこで通しでできるバッキング・トラックを録画しました
バッキングは「ChordPulse」というコードネームを
入れるだけの、いつも練習に使っているソフト
PC画面の録画は「Wondershare Filmora 」というシェア・ウェア
購入していないのでメーカーの宣伝が入ってしまいますが
ブラウザでの録画と編集が完結できるので中々優秀なソフトでした

Donna Lee Traning Backing BPM120 -140

Donna Lee Traning Backing BPM140 -160

一応160まで弾けるようにはなりましたが
百中ではないので、慣れたら次の160-180を作成します

良かったら使ってみてください

久しぶりのタワレコ

 

最近、中古のCDばっかり買ってたんで
タワレコとかに行ってませんでした

新譜コーナーで「LARKIN POE」を発見し購入したのは
youTubeで気に入っていた「Preachin' Blues」の入っている方

本の方のジャコパストリアスの肖像を読んでいて
ジャコがBlood, Sweat & Tearsのドラマー、ボビー・コランビーと出会い
初アルバムを完成させたくだりを読んでいて
聴いたことはあったがアルバムを持っていないので
次に「Blood, Sweat & Tears」を探しにソウルの棚に行ったんだが無い
ブルース棚にも、そりゃないですわ。ロックの方にありました

そしてジャズ棚では、ビル・エバンスの未発表音源
高いんですよね3千円超え
でも迷った挙句に手にしていました
特典付きと書いてあったので
ポスターでも来たらラッキーと思っていたらハガキでした

まあ、そんなもんです

そしてもっかジャコづいている私は未購入だったヤツを2枚
マイルスのマラソン・セッションの歯抜けを購入し・・・

コロナの濃厚接触者になっていたので
外出もあまりしていなかったし
丁度良いストレス発散で散財しました

コロナの影響でしょうタワレコも人は少な目でしたね

2021年1月16日土曜日

本日のCD The Baker Brothers ♪ Hear No Evil


UKジャズファンクの中でも適度に古臭くおしゃれ過ぎないのがこのバンドの良さ
オリジナルメンバーはChris Pedleyのみでブラザーズはもういませんが
通算9枚目のこの作品はいつもにも増してファンクな歌物が中心で聞きやすい
でもキャッチーな曲が多い分ゴリゴリなファンクや
重低音の複雑なヤツが好きな人には物足りないかもしれません

全体的な印象としてはアルバムとしてはよく出来ているが
心に残るシングル仕様の印象的な曲は少な目
イヤな聴き方ですが、サウンド面での進化はしたけど
アイデアは枯渇してきているのかなとも思ってしまいます

bass, Mellotron, lead vocals : Chris Pedley
guitar, vocals : Geoff Lai
drums, Backing vocals : Ted Carrasco
tenor sax, electric piano , vocals : Paul Young
trumpet, flugelhorn, electric piano , keyboards : Scott Baylis

1. Intercontinental Flower Power
2. New Way Of Thinking
3. Cherry Wine
4. Kiss Of Life
5. Push
6. Just Try Now
7. Breathe Fire
8.3 Hill Climb
9. Love’s Atonement
10. Ring True
11. Sow And Reap
12. Dancing With My Mates Till Dawn (Bonus Track)
13. Big Guns

New Way Of Thinking

 Intercontinental Flower Power

Big Guns


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2021年1月15日金曜日

本日のCD James Cotton ♪ Living The Blues


このアルバムは1994年リリースのアルバム
御大が良好な状態で発声が出来たアルバムはこれが最後です

1996年のブルース・カーニバル出演時
Deep in the Blues も苦しそうですが自身で歌われていました
97年来日時はボーカリストを連れてきていたようです

何しろファンなんで全曲が良いですが
このアルバムの特徴としてはドラム、ギター、オルガン、ピアノとの
デュオ演奏が多数収録されていて、これがまた素敵です
声の調子も良くは無いのでメモリアル的な意味もあるのでしょうか?
なんてことも思いながらしみじみ
「Mississippi Freight Train」ドラム 
「Pacific Blues」ギター
「Hucklebuck」「Black Knights」オルガン
「Cotton in the Kitchen」ピアノ
個人的には「Mississippi Freight Train」のドラムのブラッシングとの
コンビで機関車が走る様子が再現されるのが好きですが

レコーディングは、あちこちのスタジオで収録されていて
音質などは良い出来です
Recorded March and June, 1993 at Chicago Recording Corporation, Chicago, Illinois; July, 1993 at Kiva Recording Studio, Memphis Tennessee; September, 1993 at Soundtrack, New York City and January, 1994 at Russian Hill Recording, San Francisco, California.

1. Mississippi Freight Train
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones

2. You Didn't Think About That
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

3. Pacific Blues
harmonica : James Cotton
guitar : Joe Louis Walker

4. Take a Message
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

5. Hungry Country Girl
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

6. Hucklebuck
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson

7. One Little Piece of Shade
harmonica : James Cotton
piano, vocals : Dr. John
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

8. Living the Blues
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

9. Black Knights
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson

10. Mississippi Saxophone
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

11. Cotton in the Kitchen
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John

12. Certified
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

13. Mississippi Freight Train - Part 2
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones

Living the Blues

Mississippi Freight Train - Part 1

Hucklebuck


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2021年1月14日木曜日

本日のCD Curtis Mayfield ♪ Live in Europe


ニューソウルの巨匠の1987年録音1998年リリースのライブ
あの独特の歌いまわしは唯一で、このアルバムはホーン部隊もいない

でもヒットメドレーのような曲構成で
インプレッションズからの名曲「It's Alright」「Amen」は、
私の小さい頃の子守歌だった刷り込まれたメロディーでジンとくる

「Freddie's Dead」「Pusherman」のクール・ファンク
「We've Gotta Have Peace」で駆け抜けて
「Move On Up」で遊ばれ
ラストの「When Seasons Change」ではゴスペル風
斬新アプローチがたまらない

全盛期の録音でもありませんので
若干旬は過ぎているかなとも思われますが
ファンとしては十分楽しい中身です

vocals guitar : Curtis Mayfield 
bass : Joseph Scott, Lebron Scott
keyboads : Buzz Amato
drums : Lee Goodness

1. Introduction
2. Ice 9
3. Back to the World
4. It's Alright/Amen
5. Gypsy Woman
6. Freddie's Dead
7. Pusherman
8. We've Gotta Have Peace
9. We've Only Just Begun
10. People Get Ready
11. Move On Up
12. (Don't Worry) If There's a Hell Below, We're All Going to Go
13. When Seasons Change

It's Alright/Amen

Move On Up

When Seasons Change


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