2020年5月27日水曜日

本日のCD Kurt Rosenwinkel ♪ intuit


ジャズ・ライフとかで頻繁に紹介されてたんでタワレコで購入してみた
カート・ローゼンウィンケルに触れた最初の作品です

それで、この人へのイメージは正統派のジャズ・ギタリストになり、
他のアルバムを買って何か違うな??が続きます
他はコンテンポラリーな楽曲、サステイン効いたギター、
くねるフレーズ連発なんですから

改めて、これを書くにあたり色々見ていたら
「これは、カート・ローゼンウィンケルに対する一般的なイメージを
良い意味で覆す作品ではないでしょうか(DiscUnionさんの評)」
やっぱりそうなんですね。それで雑誌も騒いだわけだ。
よく読んでませんでした。

ということでこれはもう伝統的バップをあえてやっていて
ピアノ・トリオをバックに味のあるプレイ
パーカー関係の選曲も魅力的で、大変満足な一枚

guitar : Kurt Rosenwinkel
piano : Michael Kanan
bass : Joe Martin
drums : Tim Pleasant

1. How Deep Is The Ocean
2. Conception
3. Darn That Dream
4. Dewey Square
5. When Sunny Gets Blue
6. Sippin' At Bells
7. Epiphany
8. Segment
9. Summertime
10. Conception II

how deep is ocean


Stella by Starlight ソロギターライブ


Segment


全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  



2020年5月26日火曜日

本日のCD Joe Pass ♪ Summer Nights



アルバムタイトルはサマーナイトですが、邦題は「ジャンゴに捧ぐ」
4曲目のFor Djangoの録音のために、
メンバーが集まっていたところにジャンゴ作品を整理していた
サイドのジョン・ピサノが参加したアルバムなのでこの邦題となったとのこと

なるほど「Anouman」「Douce Ambience」「Belleville」はジャンゴ作品です
曲にも「For Django」が収録され1964年For Djangoの
タイトル・アルバムのものより、かなり出来は良いと思いますが
しかしこの邦題、紛らわしいですね
(気になって調べたら、このアルバムがあることが解りました)

さて、中身ですがピアノレスでギター2本+バックでベースとドラムも軽やかに
アコギもフルアコも音に輪郭が合って臨場感がある
ジョー・パスのギターも張りがあるし、何より録音がすごく良いですね
きっと、これも良いオーディオがあると違いがはっきりするアルバム

最後にアルバム名は、Nights 曲名は、Night
アルバムの中には複数の曲が入っているからSが付くんだろうか?

acoustic guitar, electric guitar : Joe Pass
acoustic guitar : John Pisano
bass : Jim Hughart
drums : Colin Bailey

1. Summer Night
2. Anouman
3. Douce Ambience
4. For Django
5. D-Joe
6. I Got Rhythm
7. E-Blue Eyes
8. Belleville
9. In My Solitude
10. Tears
11. In A Sentimental Mood
12. Them There Eyes


SummerNight

Anouman

Belleville


全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  





2020年5月25日月曜日

本日のCD Jimmy Hall ♪ Rendezvous With Blues


1971年にデビュー、ジェフ・ベックの1985年作 「フラッシュ」 で
ボーカルを担当しグラミーにもノミネートされたブルースマン
グレッグ・オールマンの日本公演のバンドメンバーにもなっている。

相当前に購入した本作ですが「Rendezvous」って
なんて読むんだろう?ランデブーと知ったのはこれのおかげ
全体的に乾いたサザン・ブルースのサウンドで
ギターのジャック・ピアソン(Jack Pearson)のスライドが
オーソドックスではあるがブットい音で
引き締めてくれています

1. That's The Truth
vocals : Jimmy Hall
rhythm guitar : Kelvin Holly
slide guitar : Jack Pearson
drums : Bill Stewart

2. Don't Hit Me No More
vocals, harmonica : Jimmy Hall
guitar : Jack Pearson
piano : Clayton Ivey
bass : David Hood
drums : Bill Stewart

3. Twenty-Nine Ways To My Baby's Door
vocals, sax : Jimmy Hall
rhythm guitar : Kelvin Holly
slide guitar : Jack Pearson
bass : David Hood
drums : Bill Stewart

4. Rendezvous With The Blues
vocals, harmonica : Jimmy Hall
guitar : Jack Pearson
piano : Clayton Ivey
bass : David Hood
drums : Bill Stewart

5. Long Distance Call
vocals, harmonica : Jimmy Hall
rhythm guitar : Kelvin Holly
slide Gguitar : Jack Pearson
bass : David Hood
drums : Bill Stewart

6. Too Tall To Mambo
vocals, sax : Jimmy Hall
backing vocals : Dave Gallaher, Jimmy Keith, Ric Seymour, Topper Price
guitar : Jack Pearson
piano : Clayton Ivey
bass : David Hood
drums : Bill Stewart

7. A Change Is Gonna Come
vocals : Jimmy Hall
guitar : Jack Pearson
organ : Dan Matrazzo
piano : Clayton Ivey
bass : David Hood
drums : Bill Stewart

8. The Hunter
vocals, harmonica : Jimmy Hall
lead guitar : Kelvin Holly
rhythm guitar : Jack Pearson
bass : David Hood
drums : Bill Stewart

9. Weep And Moon
vocals, harmonica : Jimmy Hall
resonator guitar : Jack Pearson
percussion : Bill Stewart

10. Hold What You Got
vocals, harmonica : Jimmy Hall
rhythm guitar : Kelvin Holly
slide guitar : Jack Pearson
bass : David Hood
drums : Bill Stewart

11. The Money Doesn't Matter
vocals, harmonica : Jimmy Hall
resonator guitar : Jack Pearson
percussion : Bill Stewart

That's The Truth





Rendezvous With The Blues



全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  


2020年5月24日日曜日

本日のCD Esperanza Spalding ♪ 12 Little Spells


エスペランザ2019年のアルバムで面白いことをやっている

ジャズやポップなどのジャンルから解き放たれている
音楽を「芸術と癒し」「音楽と身体の相互作用」
また民間療法のレイキ・ヒーリングにエスペランサが
関心を持ち触発されて、それぞれの楽曲は身体の各パーツをテーマに作曲

パーツ(曲)にはそれぞれ呪文がついている
楽曲は2018年10月7日から18日までの12日間
自身のFacebook、Instagram、ウェブサイト上で1曲ずつ
ミュージック・ビデオと呪文を公開
その後2018年10月19日にストリーミング・サービスでのみアルバムをリリース
ミュージックビデオは
12 Little Spells
映像を見て聴いたほうがこれはわかりやすいかもしれない

非常にユニークであり演奏スキルも素晴らしい
少し聞くと形がないものをつかんでいるようで理解しがたい
でも理解しようとすると彼女の感情、エネルギーが見えるような気がします
自分のビジョンを表現することは万人には
受け入れられないものであるでしょうが突き進んでいただき
たまには理解しやすい作品も出していただきたい
ファンからのお願いである

vocal, piano, organ, electric bass, orchestral bass drum : Esperanza Spalding
guitar, electric bass : Matthew Stevens
guitar, electric bass, vocals : Matthew Stevens
electric bass, acoustic bass, vocals : Burniss Travis
electric bass, synth, synth bass, vocals : Morgan Guerin
 drums, organ, synth, vocals, beats, programming : Justin Tyson

1. 12 Little Spells (thoracic spine)
2. To Tide Us Over (mouth)
3. 'Til the Next (eyes)
4. Thang (hips)
5. Touch in Mine (fingers)
6. The Longing Deep Down (abdominal portal)
7. You Have to Dance (feet)
8. Now Know (solar portal)
9. All Limbs Are (arms)
10. Readying to Rise (legs)
11. Dancing the Animal (mind)
12. With Others (ears)



全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  

本日のCD John Coltrane ♪ Soultrane


ジャズを好きな人は初期に聞いている1枚なんでしょうけど
多分私はジャズ喫茶とかででもおそらく無くて
これが初めて聞いたはずです

でも予想以上にオーソドックスなハード・バップ・スタイルで
拍子抜けとともに安心しました
とはいえ、特徴の「シーツ・オブ・サウンド」は既にあります
1曲目から静かな曲に音を詰め込むのは若干ストレンジ
全体的に、普通にソロをとっていたかと思えば
とりつかれたように埋め込んできて
埋めつくす音は他とは違います

先にオーソドックスで安心したと書きはしましたが
超スピードの ロシアの子守歌(Russian Lullaby)は
途中から爆発して寝られない子守歌になっていて
レッド・ガーラントも触発されて爆発ソロは普通にびっくりです

tenor sax : John Coltrane
piano : Red Garland
bass : Paul Chambers
drums : Art Taylor

1. Good Bait
2. I Want To Talk About You
3. You Say You Care
4. Theme For Ernie
5. Russian Lullaby

Good Bait

You Say You Care

Russian Lullaby

全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  

2020年5月23日土曜日

本日のCD Lafayette Harris Jr. ♪ You can't Lose with The Blues


マックス・ローチの晩年のレギュラー・ピアニストとして
有名なベテラン・ピアニストで
ここ数年はサックス奏者のヒューストン・パーソン・カルテットの
レギュラーメンバーとして活躍
正統派、自然体な演奏が楽しめるトリオ作品

タイトルの通りブルース・メインで、オーソドックスではありますが
様々なタイプのブルースを聞かせてくれます
 1963年生まれのフィラデルフィア出身
ボルティモアで育ちで 現在はNYブルックリン在住

収録曲は全12曲、3曲がラファイエットのオリジナル曲
ソロ演奏の「Please Send Me Someone to Love」が
ソウルフルでお気に入りになりました

TowerRecord のお勧めコーナーにあったんですが
なんか近所に居る親父さんみたいな写真だなと思って足が止まりました
でもお歳を見てみると私より2歳だけ年上なんでほぼ同じ年
近所の親父よりも同級生だったか
 
piano : Lafayette Harris Jr.
bass : Peter Washington (except track 11)
drums : Lewis Nash (except tracks 5 & 11)

Recorded at Van Gelder Recording Studio, Englewood Cliffs, NJ on May 3, 2018

1. He’s My Guy
2. I Love You Yes I Do
3. Blues for Barry Harris
4. Don’t Let the Sun Catch You Crying
5. Ev’ry Time We Say Goodbye
6. Things Ain’t What They Used to Be
7. Love Me in a Special Way
8. Bloomdido
9. You Can’t Lose with the Blues
10. Wonder Why
11. Please Send Me Someone to Love
12. The Juicy Blues

Blues for Barry Harris

You Can’t Lose with the Blues

Love Me in a Special Way

Please Send Me Someone to Love

全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  


2020年5月22日金曜日

本日のCD Stevie Ray Vaughan And Double Trouble ♪ Soul To Soul


1985年リリースの3作目
ジャケ写ではストラトを持っていませんね
腰にぶらさげているのは、おそらく日本のお守り
そうなると後ろの小屋はもしかして日本家屋に見えなくも無いが
テキサスの田舎の掘っ立て小屋か?余計なところに目が行きます

どれもこれもパンチが効いていて、エネルギー満タン
 「Lookin' Out The Window」はブラスのアンサンブル
「Look At Little Sister」はサックス・ソロ

それにしても捨て曲が相変わらず無い
これがレイボーンの作品のすごいとこですが
ライブ映像ではあまり見られない曲もあったりして
そのマイナー感がこのアルバムの良いとこでもあります

このCDではボーナストラックとして
レイボーンの肉声コメント、メドレーなどが入っています。

guitar, vocals : Stevie Ray Vaughan
keyboards : Reese Wynans
bass : Tommy Shannon
drums : Chris "Whipper" Layton*

1. Say What!
2. Lookin' Out The Window
3. Look At Little Sister
4. Ain't Gone 'n' Give Up On Love
5. Gone Home
6. Change It
7. You'll Be Mine
8. Empty Arms
9. Come On (Part III)
10. Life Without You
【Bonus Tracks】
11. SRV Speaks
12. Little Wing/Third Stone From The Sun
13. Slip Slidin' Slim

ジャジーレイボーン
Gone Home

Lookin' Out The Window

You'll Be Mine

全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  



2020年5月21日木曜日

本日のCD Keb'Mo ♪ Keep It Simple


ド・ブルース、フォーク、ジャジー、ポップと様々な形で
ブルースをアレンジしてくれる
知的な魅力を感じるブルースマン  Keb'Mo
何気なく歌っていらっしゃいますが抜群のセンス
新しいブルースの世界を展開しているのが楽しめます

アルバムも良いですが
ライブ映像を見てると
ああっ これもやってみたい

等と自分が歌って弾いてる姿を
想像してしまいます。

guitar, bouzouki, harmonica, synthesizer – Keb' Mo'
guitar : John Hobbs, John Porter
resonator guitar : Paul Franklin
bass : Willie Weeks
drums : Chad Cromwell

1. France
2. Let Your Light Shine
3. One Friend
4. Shave Yo' Legs
5. Prosperity Blues
6. Closer
7. Keep It Simple
8. Riley B. King
9. House In California
10. Walk Back In
11. I'm Amazing
12. Proving You Wrong

Keep It Simple


ライブはまた違った雰囲気のcloser


Riley B. King


one friend


Prosperity Blues

全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  


WEB音楽マガジン「DdisComu」

デビッド・サンボーンへの愛などなど



2020年5月20日水曜日

本日のCD James Cotton Band ♪ High Energy


ジェイムス・コットンも若くて
まだまだ元気いっぱいで、アルバム名もHigh Energy

気持ち良くホーン部隊とタイトなリズム部隊
全体的にシカゴブルースにファンク要素が混じった
構成がとても気分をあげてくれます

「Hot 'N Cold」「Hard Time Blues」って
夕陽に向かっていくみたいなノスタルジーな
コード進行の流れが好きです

「Fannie Mae」はBobby Robinson、Buster Brownが作曲です
知っていたのはジャコパスの演奏の方が先で
ほんとに同じ曲?と思うほど違うので
ゆくゆく検証はしたいと思ってます

lead vocals, harmonica : James Cotton
lead guitar : Mat Murphy
guitar : Steve Hughes, Teddy Royal
piano : James C. Booker, Allen Toussaint
bass : Charles Calmese
drums : Kenny Johnson
flute : Nancee Sehorn
keyboards : Wardell Quezergue
sax : Shavis Sheriff
tenor sax : Alvin Thomas, Lon Price
trumpet : Clyde Kerr, Jr., John Longo

Hot 'N Cold
Chicken Heads
Hard Time Blues
I Got A Feelin'
Weather Report (The Weather Man Said)
Keep Cooking Mama
Fannie Mae
Caldonia
Rock 'N Roll Music (Ain't Nothing New)
Jame's Theme

Hot 'N Cold

Hard Time Blues

Fannie Mae



全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine

  

2020年5月19日火曜日

本日のCD Buddy Rich ♪ this one's for Basie


最近買ったバディ・リッチの「Big Swing Face」が
良くて今更ながらビッグ・バンドの良さも再認識し
続けて購入にカウント・ベイシーに捧ぐタイトルを選択してみた

このアルバムのビッグバンド編成は、少人数編成で
トランペット3、トロンボーン1、サックス3 + ピアノ・ドラム・ベース
通常のフルバンド編成は
トランペット4、トロンボーン3~4、サックス5 + ピアノ・ドラム・ベース
聞いていても、ダイナミクスなどの違いは私には全くわからないぐらい
フルバンド・サウンドだと思います

ビッグバンドは聞き込んでいないので、私のコメントは軽薄だとは思いますが
ビッグバンドは、ベイシーに始まりベイシーに終わる
と書かれている評論もよく見かけます
終わったらいかん、とは思いますが
「初心忘るべからず」「原点回帰」のようなことなんですかね

こんなアルバムは小さい音量でしか聞けない
私の住宅環境がばからしく思えます
オーディオ設備の整った、いつものバーでかけてもらうのが良いようです

将来的に定年引退したら、ド田舎の一軒家に引っ越して爆音で聴く
なんてことも夢ですね

バディリッチのドラムは、出るところでガツン出てきて締めてくれる
存在感と重量感でバンド全体をスイングさせてくれるのがホント魅力です

drums : Buddy Rich
guitar : Bill Pitman
bass : Joe Mondragon
piano : Jimmy Rowles
trumpet : Conrad Gozzo, Harry Edison, Pete Candoli
tenor sax : Bob Cooper
tenor sax,  baritone sax, flute : Buddy Collette
valve trombone, tenor sax : Bob Enevoldsen
trombone : Frank Rosolino

producer : Norman Granz

1. Blue And Sentimental
2. Down For Double
3. Jump For Me
4. Blues For Basie
5. Jumping At The Woodside
6. Ain't It The Truth
7. Shorty George
8. 9:20 Special

Jumping At The Woodside

Blues For Basie

9:20 Special

全世界の音楽を聴きつくすことはできない
muu music webzine