2025年3月31日月曜日

Soulive / Next


 ギタリストの Erick Krasno の兄の Jeff Krasno が設立したというインディーズ・レーベル Velour Recordings から Get Down! (1999)を発売。次いで Turn It Out (2000) 、そして メジャーの Blue Note からの Doin' Something (2001) 今作 Next (2002) の4枚目となります。Get Down!  は自宅スタジオ録音のデビューアルバムで、中古で未だ見つけていないので聴いておりません。
 さてこのアルバム、今まではライブなどのサポートメンバーだったサックスの Sam Kininger が正式加入して、今までの濃い目の オルガン・ジャズ・ファンクから、あっさり目のサウンドに変化しています。しかしせっかく正式加入した Sam Kininger は、このアルバムのみのメンバーとなり、その後、脱退してしまいます。仲たがいでの脱退ではないようで、Steady Groovin' (2005)Up Here (2009) に参加、ライブにも登場しているようです。以降ボーカルが加入したり、別のサックスが加入したりしていますが長続きはしないので。基本トリオでの音楽路線です。公式サイトは閉鎖されていませんが、2018年のCinematics, Vol. 1 が、アルバム制作が最後、2004年にライブ・アルバムを大量放出。ツアーは2018年が最後ですが、現在もライブは続けている模様。


 音がだいぶんと変化したのが、印象のこのアルバム。バンドの歴史をおさらいしたところで本アルバムを再度聴いてレビューしていきます。Tuesday Night’s Squad で、直ぐに発見があり、Kurt Rosenwinkel が作曲に参加していました。ジャズっぽい要素はありますが、今風ファンクのような音作りで、そういえば Kurt Rosenwinkel のアルバムでも意外と正統派ジャズでは無いのも多いことを思い出しました。Flurries サックスが前面に出たファンク・ナンバーで、Neil Evans のペダル・ベースが腹にズンズンきます。Eric Krasno のワウをかませたギターも、それっぽい。1曲目の淡白な感じより、イメージ通りの Soulive の音です。そして今更気づくエンディングは、アースの Can't Hide Love でした。Liquid は、かなり印象強いクセのあるテーマが素晴らしい楽曲で、Neal Evans の作曲です。今までの楽曲のエッセンスは引き継ぎつつも汗臭さを消してきているますね。Kalen は、ファンクな単音カッティング・ギターとフュージョンなサックスで、今までとは違った方向性が良いのではないでしょうか。Clap! では、「きたなラップお前もか」って感じです。ラップはリズムとか形態の一部として、この手のアルバムにはもう入っていて当たり前、リズム楽器の壱部みたいな役割とボーカルだけでは表せない表現手段かと思います。ラップの終わったところのピアノのリフはジャミロクワイっぽい?かも、ネタで入れてますよね。そして黒い感じでオルガン・ファンク Interlude です。いいじゃんと思ったら1分で終了。Ne-Ne は、フワッと系のジャズ・フュージョンで、らしい気はしますが新風を入れてきた感じです。I Don’t Know は、ネオ・ソウル系で Amel Larrieux の色っぽいボーカルが導入されています。ソウル系と言うよりは黒いけど透明感がある歌いまわしが新感覚です。他のアルバムも聴いてみたいけど、趣味ではない可能性もあるので検索して確認しときます。Whatever It Is は、カツンカツンと短く歯切れ良いリズムの楽曲で、Sam Kininger, Soulive が作曲となってます。Sam Kininger がテーマだけ決めて後はジャムっぽくやっているんでしょう。思いっきりサックスの存在感を主張する作品。Alkime は、聴かせるタイプの楽曲でゆったりとしたバックに、前曲の張り切り方とは違った形で Sam Kininger のサックスが歌い、息をためてプハっと出すような Neil Evans のオルガンが聴きどころかと思います。最後はライブの客の声をイントロSEにした E.D. Hambone が、ライブの煽りのようなジャムです。ボコーダーを混ぜたような Eric Krasno のギターがカッコ良いです。低音思いっきりカットでオート・ワウ掛けてるんですかね。ギター弾きとしてはセッティングが気になります。これアルバムの本編は終了で、ボーナスの Doin' Something Chameleon (Live) は、ファン・サービスです。ライブのこのグルーブ感はたまりませんし、アレンジが凄くイカしてます。
 物凄くあっさりとした印象だったのが、真剣に聴けば、濃い部分も多くて良いですね。誰かがスルメのようなアルバムと紹介しているのを見かけましたが・・・確かに🎶

vocals : Amel Larrieux (9), Dave Matthews (4), Talib Kweli (13), Tariq "Black Thought" Trotter (6)
guitar : Eric Krasno
organ : Neil Evans
drums : Alan Evans
alto sax : Sam Kininger

producer : Soulive
recorded at Applehead Studios in Woodstock, NY in October 2001
overdubs & mixing at Chung King Studios New York, NY in October & December 2001

Except: Track 4 recorded at Aerowave Studios Los Angeles, CA
Track 13 recorded and mixed at The Cutting Room, NYC in May 2001

1. Tuesday Night’s Squad /  Kurt Rosenwinkel, Neal Evans
2. Flurries / Eric Krasno, Skip Scarborough
3. Liquid / Neal Evans
4. Kalen / Alan Evans
5. Clap! / Neal Evans, Tariq Trotter
6. Interlude / Adam Deitch
7. Ne-Ne / Eric Krasno
8. I Don’t Know / Amel Larrieux, Eric Krasno, Neal Evans
9. Whatever It Is / Sam Kininger, Soulive
10. Alkime / Alan Evans
11. E.D. Hambone / Soulive
12. Doin' Something Chameleon (Live) / Eric Krasno, Herbie Hancock



Alkime


  

0 件のコメント:

コメントを投稿