1995年の発売当時は、トヨタのRV4のCMで、視覚的にも音的にも情報が入ってきました。そしてフュージョン大好き人間だったので、このタイプの音楽もカッコ良いと思ったことは思いました。しかし何か違うものを感じて、当時購入することはなく、おそらく10年以上経ってから、中古でこの盤を見つけて手にしたはずなのでリアル・タイムでの購入ではありませんでした。そう思い返すと1995年グ以来の時は、バス釣りにハマっていて、車の購入にトヨタのRV4もどうしようかと思いながらも、ホンダのCRVを購入、休みの日には夜明け前に起きて、爆音で音楽を聴きながらバス釣りに行っていたことを思いだします。
このアルバムの作者は Hans Dulfer で、1940年オランダ生まれ。フュージョン・コンテンポラリー系、娘さんの Candy Dulfer もコンテンポラリー系のジャズで有名なサックス奏者です。他のアルバムについて聴いたことはありませんが、ファンクやパンク・ロックの色合いの濃い音楽性があり、自身のアルバム以外にも様々なセッションに参加しているようです。
本CDは、日本のみの独自編集版のEPで、Hyper Beat の3種類のリミックスと、Mickey Mouthを含む4曲を収録しています。Hyper Beat ついては、1曲目は、1930年代のスイング・ジャズのリフを使用して、ラップを取り入れながらの印象の濃いサックスのリフを繰り返す、ジャズ・ヒップホップ。2曲目は、重めのリズムに歪みかかったベース、ホーハードロックタイプのドラム、ラップ無し。3曲目 Double Dutch は、テクノっぽいリズムにのせて、打ち込みかサンプリングした切れ目の無いベース・リフを連続させる手法で、1、2曲目目の Hyper Beat には無かったアドリブを入れています。Grand Slam は、完全にプログラミングで作成したヒップホップのトラックにのせて、速いリフで軽快な楽曲。Hyper Beat に次いで色々なシーンで使い勝手が良さそうな楽曲。Valley People も、プログラミングで作成したヒップホップのトラックに、ダル目のサックスでのアドリブをのせる手法ですが、ねちっこいサックスにしています。ラップは味付けに使っています。Mickey Mouth は有名なので、このポップなリフは聴いたこともある人が多いはず。オジサン、オバサンはこれで踊り狂った人も結構いるでしょう。派手でキャッチーでポップ、ラップ愛好者にも受け入れられるセンス抜群の楽曲です。最後の、Hyperbeat (Rav4 Mix) は、基本は1曲目と同じなのですが、ラップでしつこく「Rav4」を連呼するトヨタの手先のような楽曲になっています。
全曲レビューはする気が無かったのですが、懐かし過ぎて書いちゃいました。お祭り騒ぎ全開で、これはこれで楽しいです。昔のスイング・ジャズの要素もしっかり入れての近代的な音への展開・・・といっても1995年ですから約30年前ですか🎶
1995 EMI Music Holland
1. Hyperbeat (Single Version)
2. Hyperbeat (Ace Mix)
3. Double Dutch
4. Grand Slam
5. Valley People
6. Mickey Mouth
7. Hyperbeat (Rav4 Mix)
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