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2024年1月1日月曜日

Bobby Hutcherson / Happenings

 

  まずは、この中身がジャズであるとは想像できない斬新なジャケットに惹かれます。ジャケットを手掛けたのは Reid Miles なるグラフィック・デザイナーで、1956~1967年のBlue Note で400枚余りのアルバムを手掛けていたとのこと。これほどの仕事をしているのに、好きな音楽はクラシックであったとのことで仕事と趣味は別物であったようです。少し調べてみただけで、Reid Miles のお仕事は Cookin' Bags GrooveSomethin' ElseThe SidewinderBlue TrainSoul StationMidnight BlueSearch For The New LandGreen Street・・・・色付け写真、文字のみジャケなど、様々なパターンがありますが一定の法則はありそうな感じです。


 得てしてジャケットに反してイモな音であることも良くあるかと思いますが内容がまた良かった。ボヤボヤしていない輪郭がはっきりした vibraphone のサウンド。これにセンスの良いピアノ・サウンドは Herbie Hancock でした。なので、Maiden Voyage も収録されています。vibraphone と言えば、スイングの Lionel Hampton、モダン化の Milt Jackson ですが、そういった先陣のサウンドを進化させたのが Bobby Hutcherson と言えるのではないかと、このアルバムを聴いていて思います。演奏は脂がのっていますが、サウンドはクールです。
 さてレビューです。 Aquarian Moon は、イントロが始まったと思ったら直ぐに疾走感がありながらも透明感のあるプレイに魅了されます。ハンコックのピアノも絶好調でメロディー楽器で有りながら打楽器でもある両楽器の相性の良さを感じながらもスリリングなプレイは爽快。Bouquet は、どこか抽象的で前衛的な神秘的な楽曲で心に安定感をもたらしてくれます。Rojo はボサノバですが、音使いが不思議な曲です。正しい音使いがあるとすれば、そこから0.5ぐらいズレた音の選択をし続けることによって不思議な感覚が生まれます。Maiden Voyage は言わずもがなのハンコックの持ち込み曲です。1965年にハンコックは発表で、この録音はその翌年です。ハッチャーソンよりも、やはりハンコックの世界観で進行していると感じるので、オリジナルの方が印象としては好いかもしれません。Head Start ここで高速バップで主役はハッチャーソンに戻ります。どこかで聞いたことのあるテーマですが、そこは気にしない。When You Are Near は、ゆったりめのバラードで、vibraphone の、ゆらぎを聴かせるプレイです。The Omen は、怪しいフリーな曲です。Omen は日本語では「前兆」ですが何の前兆なのかを知りたいところ。嵐ではなく何か不思議なことの起こる前兆のようなホラーな雰囲気でした。アルバムの締めをこの曲にするところに芸術性を感じます。
 とりわけ好きな音って訳では無いですが、何か心に引っかかるものを遺してくれる作品でした🎵
 
vibraphone, marimba : Bobby Hutcherson
piano : Herbie Hancock
bass : Bob Cranshaw
drums : Joe Chambers

producer : Alfred Lion
recorded by : Rudy Van Gelder
photography, design : Reid Miles
recorded on February 8, 1966.

1. Aquarian Moon
2. Bouquet
3. Rojo
4. Maiden Voyage
5. Head Start
6. When You Are Near
7. The Omen


▶ Rojo



  

2022年8月20日土曜日

Bobby Hutcherson / Knucklebean

 

 Bobby Hutcherson(ボビー・ハッチャーソン)は1941年アメリカロサンジェルスに生まれジャズ・ヴィブラフォン奏者であるが、もとはピアノから音楽に入った人です。Milt Jackson(ミルト・ジャクソン)、Miles Davis(マイルス・デイビス)、Thelonious  Monk(セロニアス・モンク)に影響を受けてジャズに傾倒し、ジャズ・バンドへの参加はヴィブラフォンで、Dave Pike(デイブ・パイク)にヴィブラフォンの手ほどきを受けているとのこと。1961年にニューヨークへ進出し頭角を現すようになり、1963年にはジャッキー・マクリーンの「One Step Beyond」に参加、続く1964年にエリック・ドルフィーの「Out to Lunch」、アンドリュー・ヒルの「Judgment」への参加で一躍注目を集める。1965年、初リーダー作「Dialogue」を Blue Note(ブルーノート)からリリース。以降新主流派のヴィブラフォン奏者として数多くの作品を同レーベルに残し、1966年発売のHappenings は Herbie Hancock(ハービー・ハンコック)も参加していることから人気の作品とのこと(どこかで手に入れねば)1970年代に入って新主流派ジャズが下火になるとラテン、R&B、ファンク等のフュージョン的な作品が連なるが、ヒットには至らなかったようで、この作品もその一つになるんでしょうね。1980年代以降はストレート・アヘッドなジャズに戻りっているそうです。私は彼のリーダー・アルバムを購入は、これが初めてですが、参加アルバムとしては、 Eric Dolphy / Out To Lunch!Grant Green / Idle Moments などのを聴いています。その他ジャズファンクのオムニバスなんかにもハッチャーソンは収録されていて、Out To Lunch! はフリージャズの入り口のようなアルバムで印象深いアルバムで、ここでも Freddie Hubbard(フレディハバード)と共演していました。


 しかし、このアルバムでのフレディ・ハバードとの共演は実に12年ぶりとなったとのことですが、1曲目の Why Not なんかは当時流行りのスムース・ジャズ系で軽やかな出だし、フレディも控えめに、ハッチャーソンのビブラフォンが縦横無尽に音の洪水を創り出している。とにかくテクニックを魅せる楽曲となっている。Sundance Knows はのっけからフレディのソロ・トランペットから始まり、次の主役が登場したかのような流れは、ライブに来ているかのような演出と感じます。トランペットも粒立ちのはっきりした音色の楽器であり、ビブラフォンも短い音を連続させるのが真骨頂の楽器であり、聴いているリスナーを熱くさせる抜群の取り合わせだと、この演奏を聴いていて思います。MJQとかでは心落ち着かせる音色に感じるのに奏者によって全く変わるのが面白い。なんて思いながら聴いていると So Far, So Good あたりからはストレート・アヘッドなジャズで実にスリルに満ち溢れた演奏となるのに好感。Little B's Poem はハッチャーソンのオリジナル。ミドルテンポで落ち着いたテーマなのにハッチャーソンがひたすら弾ける名演です。それほど評価が高くないアルバムとのことですが結構熱いですね。隠れた名盤かもしれません。おススメ度は結構高いです。

marimba, vibraphone : Bobby Hutcherson
electric piano, piano : George Cables
bass : James Leary
drums : Eddie Marshall
flute, soprano sax, tenor sax : Manny Boyd
flute, tenor sax : Hadley Caliman
trumpet : Freddie Hubbard (2 to 4, 6)

producer : Dale Oehler

tracks 2, 3, 4, 6 recorded on March 1, 1977.
tracks 1, 5 recorded on March 3, 1977.

1. Why Not
2. Sundance Knows
3. So Far, So Good
4. Little B's Poem
5. 'Til Then
6. Knucklebean


▶ Why Not




  

2025年2月4日火曜日

Doug Carn / Infant Eyes

 

 西海岸の名門スピリチュアル・ジャズレーベル Black Jazz から発売の キーボード奏者のDoug Carn ボーカルの Jean Carn の夫妻によって録音されたものです。レーベルは1969年にカリフォルニア(オークランド)に設立された西海岸の名門スピリチュアル・ジャズレーベル Black Jazz。スピリチュアル・ジャズという新ジャンルで勝負をかけていた変わり種のレーベルです。正統派ジャズファンからは、ほぼ無視されていたので安価でDJが手に入れたことによりサンプリング・ソースを探すヒップホップDJや、レア・グルーブ好きの間での人気が高まっていったようです。3年前に聴いた頃は、闇が深く重く思想性を感じるアルバムづくりがお腹いっぱいな感じでしたが、久しぶりに聴くと私の耳や頭が経年変化しているので、何かを感じるようになっていて不思議な感覚です。


 Doug Carn はこのレーベルに最も多くの作品を残した鍵盤奏者で、本作を含めて4枚のアルバムを残しています。このレーベル以外では Savoy でトリオ作 Doug Carn Torio の1枚のみ。アルバム制作も活動も1969年~1974年までの短い期間です。暗めの独特のキーボードが印象的、奥様の Jean Carn もジャズ・ボーカルではありますが、讃美歌っぽいクセのある歌い方がヤバい雰囲気のある気になる人で、その後はソウル界で活躍されているとのことです。ちなみにEWFデビュー作、2作目 には役割は不明だが名前はクレジットされていて何らかの形で参加されているとのこともライナーノーツには書いてありました。
 さてレビューです。コルトレーンに影響を受けている Doug Carn は、このアルバムでも多くの曲をカバーしています。1分14秒で始まる曲だが、Jean Carn の声が象徴的で怖い。
続く Little B's Poem は、Bobby Hutcherson の曲でJean Carnのスキャットから始まるアシッド的な感じでフルートが恐怖感を、テナーが力強く曲を盛り上げてくれる。が、出番は短かくフェイドアウトなのでもっと聴きたい所だが、ここは奥様メインなので仕方ないか。Moon Child は、Doug Carnの曲でストレートにジャズしてるのに、今までの余波で怖いものを見ているような感覚になるのが不思議。ボーカル無しのモーダルな演奏です。Infant Eyes はショーターの楽曲です。揺れるエレピの出だしに奥様の歌声が加わると、とてもスピリチュアルです。が、3年前に聴いた違和感はありません。そして Passion Dance は、マッコイ・タイナーです。オルガンに変わると一挙にアシッド感が高まります。しかし Doug Carn のオルガンは、ジミー・スミス等のように泥臭さは無く、こういった演奏も意外と楽しめるかもしれません。うん・・ジャズだ。スピリットは無いです。そして Acknowledgement は、コルトレーンですが思いっきりスピリチュアルです。奥方のボーカルの個性が強いうえに、この選曲は反則級に印象が強いです。最後の Peace は、Horace Silver のカバーですが、怖い感じだと思っていましたが今更聴くと普通にジャズしてます。でも根底に流れているものは、独特の芸術性です。
 アルバムの持つイメージと、改めて聴いた感覚が、かなりバグったままで何か余韻が残るアルバムです。気持ちが良くなっているわけではありませんのでモヤモヤ感あり🎶

piano, electric piano, organ : Doug Carn
vocals : Jean Carn
bass : Henry Franklin
drums : Michael Carvin
flugelhorn, trumpet : Bob Frazier
flute, tenor sax : George Harper
trombone, valve Trombone : Al Hall Jr.

producer : Gene Russell

1. Welcome / John Coltrane
2. Little B's Poem / Bobby Hutcherson
3. Moon Child / Doug Carn
4. Infant Eyes / Wayne Shorter
5. Passion Dance / McCoy Tyner
6. Acknowledgement / John Coltrane
7. Peace / Horace Silver




  

2021年6月26日土曜日

本日のCD Straight No Chaser The Most Popular The Vaults , Most Sampled Songs From Blue Note


 ブルーノートの名門の定番がまとめて聴ける!オムニバスで2CDです。
これを購入した数年前に既に持っているものが何曲か入っていました。そして久しぶりに聞いたら今ではかなり被ってしまっています。これを購入したころにはまだ私は Horace Silver, Donald Byrd などは持っていなかったはずですが、色々と興味がわくにつれて買いそろえていますので、このCDの久しぶりのレビュー(2回目)で段々とマニアになってきている自分に感心してしまいます。
 購入当時は気にもしませんでしたが、選曲は Art Blakey 厚めでオルガンがフューチャーされたものも多いようです。最も今更ながらアルバム・タイトルを見ると「ブルーノートで最もサンプリングされた曲」とのことなので、DJ?とかで使われたりBGMなどで使われた頻度が多い曲になるので、耳にして残りやすかったり、わかりやすいもの、アレンジやテーマがはっきりとしている曲が選択されているわけですね。認知度が高いものという側面もありそうです。
 勉強という意味では Herbie Hancock, Reuben Wilson, Lou Donaldson, Bobby Hutcherson なんかは、私としてはまたこれから勉強するところであります。世に言われる名演というものは、古臭かったりはするのですが、やはり多くの人に好かれてきた曲なので良い曲であることがほとんどです。またアルバムで聴くと更に良かったりもします。(逆もあることはありますが・・)リスナーとしては好きな人を聴いていれば偏っていてもかまわないのですがマニアとしてはこれからも精進します。
 ということで、こういったコンピを聴いて持ってない曲の購入意欲を刺激されるわけです。そして、ブルーノートの罠にひっかかるわけです。モンクは1曲しか入ってないのに、タイトルになってます。一番売れたから?タイトルにしたんでしょうか??「Most Sampled Songs From Blue Note」で十分わかりますが・・・・
 それと Comment On Ritual では Art Blakey のしゃべっている音声が 1分56秒 ここらへんはプロデュースした人の趣味なんでしょうか?それともサンプリングされて使われている?

【Disc1】
1. Pee Wee Marquette Intro / Art Blakey
2. Cantaloupe Island / Herbie Hancock 
3. Ronnie's Bonnie / Reuben Wilson
4. Comment On Ritual / Art Blakey
5. Alfie's Theme / John Patton
6. Cool Blues / Lou Donaldson
7. Crisis / Art Blakey
8. Straight No Chaser / Thelonious Monk
9. Sookie Sookie / Grant Green

【Disc2】
1. Goin' Down South / Bobby Hutcherson
2. Song For My Father / Horace Silver
3. Blind Man, Blind Man / Herbie Hancock
4. Filthy McNasty / Horace Silver
5. Jeannine / Donald Byrd
6. Steppin' Into Tomorrow / Donald Byrd





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2019年9月8日日曜日

本日のCD Beginner's Guide To Jazz Funk


ビギナーのためのジャズ・ファンク・ガイド
2013年の発売なので札幌で購入ですね
おそらくタワレコだと思います

3枚組で大量の曲が収録されています
インストあり、ボーカル物あり
最多の3曲収録のトランぺッターのDonald Byrd
jazz in cameraというアルバムは
しっかりジャズセッションしてたんですが、
ここではジャズ・ファンクをサポートしてます

その他Gary Bartz、Gene Harrisなど
EMI系列レーベル所有のジャズ・ファンク音源が続き
レアグルーヴ・ファンの愛する
ジャズ・ファンク・クラシックが詰まっています
入門といっても超濃密

【Disc One】Anthems
Donald Byrd : (Fallin' Like) Dominoes
Gary Bartz : Music Is My Sanctuary (Single Version)
Gene Harris : As
Brass Construction : Movin' (Single Edit)
Eddie Henderson : Prance On
Donald Byrd : Change (Makes You Want To Hustle)
Mystic Merlin : Just Can't Give You Up
Raul De Souza : Daisy Mae
Incognito : Parisienne Girl
100% Pure Poison : Windy C (Edit)
Bobby Lyle : The Genie
Light Of The World : London Town
Maze Featuring Frankie Beverly : While I'm Alone
Bobbi Humphrey : New York Times

【Disc Two】Funk With My Jazz
Donald ByrdThink Twice
Gene Harris : Koko And Lee Roe
Eddie Henderson : Inside You
Earl Klugh : Captain Caribe
Lou Donaldson : Sassy Soul Strut
Bobbi Humphrey : Chicago, Damn
John Lee (3) And Gerry Brown : Down The Way
Noel Pointer : Hold On
Chico Hamilton : Abdullah And Abraham
Willie Bobo : Funky Sneakers
Ronnie Foster : Cheshire Cat

【Disc Three】 Quiet Storm
Ronnie Laws : Tidal Wave
Carmen McRae : Can't Hide Love
Nancy Wilson : Sunshine
Alphonse Mouzon : Sunflower (Aka Sunshower)
Maxi : Lover To Lover
Gene Dunlap Feat. The Ridgeways : It's Just The Way I Feel
Ronnie Laws : Every Generation
Moacir Santos : Anon
Maze Featuring Frankie Beverly : Look At California
Bobby Hutcherson : People Make The World Go Round
Caldera (2) : Sky Islands

アースのカバーを先に聴いてましたが
Carmen McRae : Can't Hide Love


  

2021年7月22日木曜日

本日のCD Eric Dolphy ♪ Out To Lunch!

 

 抽象絵画を見ているような気分の独特の世界が聞ける1964年のブルーノートでの作品。プロデューサーは、やはりアルフレッド・ライオンでしかけてきています。このアルバム「Out To Lunch」の録音後、約4ヶ月後の1964年6月29日にミンガス楽団のヨーロッパツアーに参加中、糖尿病による心臓発作のため、西ベルリンにおいて享年36歳で客死で急逝される前の遺作となった作品です。
 「チャーリー・パーカーのコピーからスタートしたエリック・ドルフィーは、当初伝統的なスタイルのジャズマンだったが、最後はフリー・ジャズの入口にまでたどり着いた」と言われる作品で、全くのフリーではなくて、テーマとアドリブを繰り返す様式は保たれているので「フリージャズの入口」と言われているわけです。
 全曲ドルフィーによるオリジナルで、ドルフィーの独壇場とはならずに当時の新主流派の他メンバー面々もドルフィーの意図を理解して緊張感みなぎるプレイを展開しています。特に気になるのはトニー・ウィリアムス。基本は4beatを刻みながら突き刺すようにタムを叩き、鋭いハイハットを自在に入れてくる従来のジャズの伝統とテクニックを見せながら従来のジャズとはかけ離れたプレイ。ここら辺がこの作品が抽象絵画のような作品でありながら聞きやすく感じて決してとっつきにくくない印象にさせていると思われます。ピアノレスの演奏というのも珍しくてインパクトがあります。
 ここらへんの加減がフリージャズには明るくないけど最近は聞かなくもない程度の、私のようなリスナーにはちょうど良い深さです。新しい音楽の方向性を見つけようと追及しているジャズメンが色々な試みをしていた時代も、感じることのできるアルバムで世に傑作と評されているのも納得の一枚です。

alto sax, flute, bass clarinet : Eric Dolphy
trumpet : Freddie Hubbard
vibraphone : Bobby Hutcherson
bass : Richard Davis
drums : Anthony Williams

producer : Alfred Lion

1. Hat And Beard
2. Something Sweet, Something Tender
3. Gazzelloni
4. Out To Lunch
5. Straight Up And Down






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2019年12月19日木曜日

本日はVIDEO Jazzopen Stuttgart Blue Note Night 1996


「ジャズ・オープン・シュツットガルト96」のブルーノート・ナイト
1996年時点で最も活躍しているミュージシャンが収録されているとのこと
録画は1996年7月20日となっています

ジャズ・オープン・シュツットガルトとは
ドイツ南部シュツットガルト(Stuttgart)で開催される音楽祭で
1994年から開催されています

ロンカーターは相変わらず格式が高く威厳があり
ボビー・ハッチャーソンのヴァイブが印象に残ります

ブルーノート・オールスターズのセッションは3管編成で
音に厚みがあり心地よい演奏です

カサンドラ・ウイルソンがダークホースでした
32-10の歌詞はロバートジョンソンですが
スライドギターとカサンドラの個性がマッチして非常に素敵です
でも歌詞は浮気した女を32-10型の銃でぶち殺すという、
ぶっそうな歌のようです
次の曲はアフロでジャズでソウルで
スリリングなボーカルのアドリブもお見事です

最後は大西順子トリオの演奏で、
日本人として誇らしく思いながら見てしまいました
収録が1曲なのが残念


【The Masters】
bass : Ron Carter
vib : Bobby Hutcherson
drums : Joe Chambers
tenor sax : Javon Jackson
piano : Kevin Hays

【Blue Note All Stars】
trumpet : Tim Hagans
alto sax : Greg Osby
tenor sax : Javon Jackson
piano : Kevin Hays
bass : Esslet Esslet
drums : Bill Stewart

【Cassandra Wilson】
vocals : Cassandra Wilson
guitar : Marvin Swel , Anthony Peterson
bass : Lonnie Plaxico
drums : Fred Alias
percussion : Jeff Hynes

【Junko Onishi Trio】
piano : Junko Onishi
bass : shigeo aramaki
drums : Dairiki Hara


Teddy / The Masters
Little Waltz / The Masters
Our Trip / Blue Note All-Stars
Naaman / Blue Note All-Stars
32-20 / Cassandra Wilson
Little Warm Death / Cassandra Wilson
Play, Piano Play / Junko Onishi Trio


このビデオの映像ではありませんが
カサンドラ・ウイルソンの、別の曲の映像がありました
また別の魅力がありますが「Death Letter」なんてまた物騒な歌ですな


  

2025年2月26日水曜日

Calvin Keys / Electric Keys


 全く知らなかったギタリストですが、タワレコでギターを弾く渋いお姿のジャケットを見かけての購入でした。調べて見ると、Calvin Keys は1942年生まれ、2024の4月にカリフォルニアの Berkeley と言うところで82歳で亡くなっています。ジャズギタリストで1971年から202年までリーダー・アルバムを16枚出しています。そのうち、スピリチュアル・ジャズ・レーベル Black Jazz Records からの発売がデビューから2枚、インディーズの Ovation 1枚、Olive Branch 2枚、Lifeforce Jazz 4枚、Silverado, 2枚、今回の Wide Hive からは 4枚 のアルバムを発売しています。Black Jazz Records からの作品が有名なようです。共演したミュージシャンは Ray Charles, Ahmad Jamal, Jimmy Smith, John Handy, Bobby Hutcherson, Eddie Marshall, Sonny Stitt, Pharoah Sanders, Joe Henderson and Leon Williams などの有名どころ。ただ私知ってはいるけど、音源はそれほど所持していない方々ばかりでした。もしや認識していないけど知らず知らずのうちに聴いていた場合があるので、改めて検索してみましたが、そんなことはありませんでした。



 ジャズ・ファンク、ジャズロック系のギタリストですが、お若い頃のジャケ写はかなり尖っています。今になって気になって youtube で聴いてみたら、見た目の激しさや怪しさは無く普通にジャズしてましたのが、何か残念。
 購入当初に聴いた時には、ジャズ・ファンクっぽいけど印象に薄かったので、再度聴き直せばどう変わるのか楽しみにレビューしてみます。You Know The Game グラント・グリーン系のファンクっぽい8ビートで、軽く歪ませたギターに、ブラスが加わったサウンド。何か緩ーく流れる感じです。Love and Innocence これは1曲目より、もっとジャズっぽい感じですが相変わらず緩いです。ギターを引き立てるようにしているんでしょうかブラスのアレンジがかなり丸いです。後半のに入るとギターソロが少し熱いフレーズになりますが、メリハリは少な目。Backyard 少し重めの8ビートのドラムがイントロで、少しばかりパンチが効いてて、なかなか良い感じです。Electric Keys またもやドラムがイントロで早めのビートです。歪み強めのロックっっぽい。御大御年の割に頑張って Baker Brothers 系ですね。これも良い。Rhubarb Jam 変拍子っぽく聞こえますが4拍子でした。ルバーブ・ジャム?なるほど食べ物のジャムと掛けているのですね。演奏は曲名の通りJamって見ましたって感じです。Senior Moment 少しアングラっぽくアシッド系の感じの曲で、お若い頃はこんなセッションも多かったのでありましょう。大人な変則ファンクナンバーです。Telegram Blues お気楽ブルースセッションでブラス部隊登場無しの泥臭いヤツです。Shawneeq やっと純ジャズにきました。こんな曲があったのは全く印象に残っていませんでした。The Hernia そして、またやってきましたド・ブルースです。時々変則的なスケールを混ぜているのがジャズギタリストの主張ですね。Touch 静かにギターソロで締めくくりです。
 以前に聴いた時の散漫な感じの印象は少なくなり、音楽的にも年齢的に円熟した渋みを感じ少し評価が上がりました🎶

electric guitar : Calvin Keys
bass, piano, keyboards, songwrite : Matt Montgomery
drums : Josh Jones, Thomas McCree
sax : Doug Rowan
trombone : Mike Rinta

producer, songwriter : Gregory Howe

1. You Know The Game
2. Love and Innocence
3. Backyard
4. Electric Keys
5. Rhubarb Jam
6. Senior Moment
7. Telegram Blues
8. Shawneeq
9. The Hernia
10. Touch





  

2020年1月4日土曜日

本日のCD Grant Green ♪ Idle Moments


このアルバムの発売は1964年
ジャズ界は少し前にコルトレーン、ウェス、アート・ブレイキー
などハード・バップの時代

私のグラント・グリーンのイメージはジャズ・ギタリスト
というよりはファンク系ですが、後期の方の話のようで
元々はジャズ系で名を馳せた人
これは、今まで聞いてきたグラント・グリーンと全く違いました

1曲目「Idle Moments」はタイトル曲の「だるい時間」ですが
ゆっくりとしたテンポでガンガン来てます
(約15分と長尺ではあります)

2曲目「Jean De Fleur」はぐっと雰囲気を変えてスリリング
ファンク要素は、ほぼ無し
このCDは再販なのでレコードバージョンではなかった
別テイクも入っています

4,5曲目の「Django」も
ジョーヘンダーソンの渋いテナ ーが良い味です

最後は「Nomad」ですが、これまた良いです
ビブラホンが良い仕事をしながら、
グラント・グリーンのソロが、これまたカッコいい

いやいや余りの違いにビックリしながら
思ったよりはまるグラント・グリーンのギターです

guitar : Grant Green
bass : Bob Cranshaw
drums – Al Harewood
piano : Duke Pearson
tenor sax : Joe Henderson
vibraphone  : Bobby Hutcherson

Idle Moments
Jean De Fleur
Jean De Fleur (alternate version)
Django
Django (alternate version)
Nomad

Idle Moments

Jean De Fleur

Django

Nomad

  


2024年1月12日金曜日

Tommy Flanagan, John Coltrane, Kenny Burrell & Idrees Sulieman / Cats

 

 デトロイトのミュージシャンが集まって作ったアルバムとのこと。同じようなコンセプトは Kenny Burrell / Jazzmen Detroit ですが、こちらのメンバー はデトロイト生まれ : Kenny Burrell、Tommy Flanagan、デトロイト育ち : Paul Chambers、Pepper Adams:おそらく関係ない人 : Kenny Clarkeでした。メンバーは Kenny Burrell、Tommy Flanagan のみ一緒で他のメンバーは違いますが、こちらの録音は1956年、本アルバムは1957年の録音なので、この時の流行りなのか、デトロイト出身者が大いに盛り上がっているようです。
 先輩後輩関係で言うと1926年生まれの John Coltrane は、1930年生まれの Tommy Flanagan の4歳年下、このアルバムが作られた1957年時点では二人とも29才と25才と相当若い頃の録音です。このアルバムでは Tommy Flanagan がリーダー?となって、アルバム中の5曲中4曲に自作を提供しています。


 それではレビューです。Minor Mishap 日本語訳で「些少な事故」1961年に、Freddie Hubbard がこの曲をタイトルとしてレコーディングしています。この曲では Idrees Sulieman がトランペットを吹いています。曲としてはA部分でB♭のテーマがBではFmに転調する形式のABCA形式の32小節での曲構成が、ひとひねりの楽曲で大人でクールな演奏が好感。How Long Has This Been Going On は、このアルバムで唯一のスタンダードで、Gershwin の楽曲で、ギターと管楽器が入らないトリオ演奏のバラードで、厳かで品格のあるトミフラのピアノが光ります。Eclypso もトミフラではお馴染みの楽曲で、後の1977年のアルバム Eclypso でも取り上げています。ちなみに Eclypso は、「Eclipse」(日食や月食の"食"の意味)と「Calypso」(カリプソ。20世紀にカリブ海で起こった4分の2拍子の音楽)をミックスした造語で、イントロは Calypso で始まります。明るく軽快な楽曲はステージで、雰囲気を変えるのにもってこいの作品の位置づけだったのでしょうか。Solacium この曲ではコルトレーンが、長尺のソロを吹き続けるのですが何か苦しそうにフレーズを出してきている気がします。それに対比してバレルのソロは余裕で軽く弾いているのが印象的。 Tommy's Time 安直なネーミングのトミフラのオリジナルの軽いブルース。パソコンへのWalk Man 対応ソフトの Music Center for PC への取り込みで、Tommy's Tune になってますので直しときます。この現象はCDへのデータの登録時の作業ミスなのでしょう。たまに起きます。
 ジャケットのデザインが、Bobby Hutcherson / Happenings の Reid Miles の写真に紫の色を被せるパターンと同じなのが気になりましたが作者は調べてもわかりませんでした。ちなみにタイトルの「キャッツ(Cats)」とは、俗語で、ジャズ・ミュージシャンのことらしいです🎵

piano : Tommy Flanagan
bass : Doug Watkins
drums : Louis Hayes
guitar : Kenny Burrell (1, 3 to 5)
tenor sax : John Coltrane (1, 3 to 5)
trumpet : Idrees Sulieman (1, 3 to 5)

recorded by : Van Gelder

recorded in Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey, April 18, 1957.

1. Minor Mishap
2. How Long Has This Been Going On
3. Eclypso
4. Solacium
5. Tommy's Time



▶ Eclypso