2021年3月19日金曜日

本日のCD  Eric Dunbar ♪ Free Way


日本のthink Recordsというレーベルで作成
Disk Unionで distribute のレアすぎる超カルト盤で
オリジナルは$1,000オーバーらしい
アナログレコードは完全限定500枚プレスだが
これは大量生産のCD

中身はズッシリめファンクの「Freeway」「Love Rope」「Super Love」
メローソウル「You Must Be From Heaven」
ファンク・ロック「Does Anybody Wanna Listen」
レアな昔のファンク録音で悪くはないですし
この時代の、この音は正直好きなんで聴きますが
演奏も楽曲もよだれが出るほどの名盤ではないです

Erick Dunbarは1951年ニューオリンズ生まれ
Eric Dunbar自身は地元の教会でオルガン奏者として
19歳まで活動していたとか、キーボード奏者という事だが
その他のプレイヤー情報は一切ありません
地元のニューオリンズスタジオと契約して録りためたものが
このアルバムだそうで、本人もこのアルバムに驚き!とライナーノーツにあります
したがって、録音は1970年代中ごろというアバウトな感じ

1. Freeway
2. Love Rope
3. Super Love
4. Save The Young Ones
5. Rainbow Men
6. You Must Be From Heaven
7. Does Anybody Wanna Listen
8. Magical Moments

Freeway

Super Love

Does Anybody Wanna Listen


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2021年3月17日水曜日

本日のCD Orquesta De La Luz ♪ Sin Fronteras


1991年発表のセカンドアルバムで
グラミー賞にもノミネートされ
プラチナディスクも獲得する大ヒットアルバム

NHK 「 紅白歌合戦 」 に初出場した際に披露した表題曲「Sin Fronteras」
名曲のラテン・カバー「私はピアノ(I Am A Piano) 」
ティト・プエンテ が参加の「Descarga De La Luz」
メロディアスな哀愁サルサ "「Make The World Stand Still」等
本場のラティーノ達からも絶賛された情熱的で華麗な演奏と活躍は
当時見ていて圧巻の勢いとエネルギーがありました

バンドとしては1997年に解散しましたが
2001年のアメリカ同時多発テロを受けて翌年チャリティー参加で再結成
2003年に新生デラルスとなって現在も活動されているのは嬉しい限り

改めて所有CDを見ているとmade in Canada
と書いてありますが、ジャケットは日本語です

lead vocals, chorus : Nora
piano : Satoru Shionoya
synthesizer : Satoru Shionoya (2)
bass : Hiroshi Sawada
trombone : Hideaki Nakaji, Taisei Aoki
trumpet : Yoshihito Fukumoto
trumpet : Tatsuya Shimogami (2, 5, 7)
trumpet : Shiro Sasaki
timbales, vocals, chorus, percussion, shekere, bata : Gen Ogimi
chorus, percussion, maracas, guiro, bata : Carlos Kanno
bongos : Yuichi Nakagawa
congas, bata : Gen Date

【Guest】
timbales, soloist : Tito Puente (7)
Guest, Chorus, Synthesizer – Sergio George (3, 4)
Guest, Programmed By [Synthesizer Programming] – Sergio George (1)
Guest, Timbales – Genichi Egawa (6)
Guest, Trumpet – Shuichiro Ise (1, 3, 4, 6, 9)

1. Sin Fronteras
2. Amame
3. I Am A Piano
4. Cuanto Vale Tu Amo
5. Ban Con San
6. El Me Ama, Yo Le Amo
7. Descarga De La Luz
8. Make The World Stand Still
9. Flores Y Tambores


Sin Fronteras

I am a piano

Descarga De La Luz
(ティト・プエンテ参加)


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2021年3月16日火曜日

本日のCD John Coltrane ♪ Blue Train

 

ホーン部隊には Lee Morgan、Curtis Fuller といった
ジャズ・メッセンジャーズのフロント
リズム隊には Kenny Drew、Paul Chambers、"Philly" Joe Jones
の強力なメンバーで制作された1957年作

コルトレーンのリーダーアルバムとしては2枚目だが
1枚目はColtrane(1957年5月録音)(Prestige) 
本作はBlue Train(1957年9月録音)(Blue Note) 
と一枚目から4カ月で2枚目を録音し
ブルー・ノートからのスタジオ録音の発売は、なんとこれ1枚のみ
なんとも忙しい録音ですがレコード量産の
音楽バブルとも思えるこの時代、
売れそうなアーチストの争奪は当たり前だったのでしょう

ちなみにコルトレーンのマイルスバンドに加入は1955年
1957年のこの初リーダーアルバム録音で
コルトレーンは31歳と遅咲の人です
改めて今回人物像を見ていると
麻薬の問題で、マイルス楽団をクビになったり
この時代に即したミュージシャンの逸話があるようですので
それはまた別の機会に掘り下げていこうと思います

さて、このアルバムのコルトレーンは
至極まっとうなプレイで「Blue Note」のカラーと
一瞬マッチした貴重な録音かと思います
冒頭のタイトル曲は普通のブルースだが10分を超える長い曲
しかし各人のソロを聞いて変化を楽しんでいるとあっという間に過ぎてゆく
 2曲目の「Moment's Notice」はコルトレーン作曲の
ハードバップでポール・チェンバースは弓弾き
「Locomotion」「Lazy Bird」はバップ「’I'm Old Fashioned」はバラード
先にも書きましたがアルバム全体に「Blue Note」のイメージと
マッチした優等生的な演奏で、シーツ・オブ・サウンドと呼ばれる
コルトレーンの始まりと思うと感慨深いですね

tenor sax : John Coltrane
trumpet : Lee Morgan
trombone : Curtis Fuller
piano : Kenny Drew
bass : Paul Chambers
drums : "Philly" Joe Jones

1. Blue Train
2. Moment's Notice
3. Locomotion
4. I'm Old Fashioned
5. Lazy Bird

Blue Train

Locomotion

Lazy Bird


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君の膵臓を食べたい 住野よる

 


 住野よるの作品を読んだのは「よるのばけもの」でした。ほんとの「ばけもの」の話なんですが「ばけもの」は怖くない「ばけものより人間の方が怖い」「無意識の行動って怖いもんだな」などなど非常に考えさせられることが多かった作品でした。

 そして題名だけは知っていた2015年のデビュー作は、おそらく半年以上前に買ってあってやっと読み始めました。文体は「よるのばけもの」と同じで、本の題名からしても、そっち系の話かなと思っていたら、ちっともそちらのほうへ話はいかず、どうやら青春ものっぽい。

 軽快に読み進めていましたが、途中で、これはシリアスな展開に最後はなるんだろうなと気づきます。予想は間違ってはいませんでしたが、これほどまでに感情を揺さぶられるとは思っていませんでした。

 私は通勤や移動の電車、そして帰宅前に電車を降りてからドトールで珈琲を飲みながら本を読みます。今回も少しづつ読み進めてドトールの珈琲で少しほろ苦くなるところでやめて帰宅しました。しかし気になってしまい寝ころびながら読み進めると、別に悲しくない普通の話なのに、なんだか涙が少し涙が出てきます。そして途中から一気に涙と鼻水が溢れてきてしまい、最後まで一気に読み切りました。切りどころが悪かったら電車の中で泣いている「変なおじさん」になるところでした。歳をとると涙もろくなるとはいえ、危ない本ですね。

 これから読む人のためにネタバレはせぬように細かいところは書きませぬので、未読の方はぜひ読んでください。読み手の性別、年齢の適合性はなく読める本であると思います。

2021年3月15日月曜日

本日のCD Weather Report / Mr Gone

  
 Weather Reportは、1971年のデビューアルバム以降ほぼ毎年アルバムを発売していて、
本作は7枚目の1978年スタジオ録音アルバムで、あの大ヒット作「Heavy Weather」の次にあたります。
 収録曲は「River People」「Punk Jazz」「Young and Fine」「And Then」などジャコでもお馴染みの名曲も揃っています。さらには Wayne Shorter がマイルスの Nefertiti に参加していた「Pinocchio」なども収録されています。
 CDの帯には「これぞWRの隠れ名盤NO1」のコピー。マイナーとは言うもののそこそこ売れたアルバムでありますが、当時ダウンビート誌のアルバム評価で最低点の星一つだったというのは、あちこちで見かける有名な話。
 確かに「Heavy Weather」はコマーシャルなアルバムだったのに対し、このアルバムは先を行き過ぎていたかもしれません。
 しかし、やっぱりジャコのベースに耳を傾けざるを得ない内容であり、あと、最後の曲になんとAWFのモーリス・ホワイトがゲスト参加など、話題作りもしっかりしています。
 ですが、評価が今一つで確かにリスナーにも印象は薄いのは、個々の曲は良いんだけど、アルバムとして通して聴くとまとまりに欠けるのかもしれません。
 そういった意味では「これぞWRの隠れ名盤NO1」のコピーはやっぱり正しいか🎶

keyboards : Josef Zawinul (1 to 6, 8)
bass(oberheim) : Josef Zawinul (5, 7)
voice : Josef Zawinul (1, 3)
soprano sax : Wayne Shorter (1, 2, 6)
tenor sax : Wayne Shorter (3 to 8)

bass : Jaco Pastorius
drums : Jaco Pastorius (1, 2)
voice : Jaco Pastorius (1, 2, 6)

drums : Tony Williams (5, 6), Peter Erskine (1,3,7), Steve Gadd (3, 8)

recorded at Devonshire Sound Studios, CA, May 1978.

1. The Pursuit of the Woman with the Feathered Hat
kalimba, drums (thumbeki), Bells (sleigh) : Zawinul
voice : Jon Lucien, Manolo, Erskine, Shorter
voice(solo) : Manolo Badrena

2. River People
synthesizer (arp, prophet; solo)  Josef Zawinul
timpani : Jaco Pastorius

3. Young and Fine
hihat : Peter Erskine
reeds (melodica), hihat : Josef Zawinul

4. The Elders
5. Mr. Gone
6. Punk Jazz
7. Pinocchio
acoustic piano : Josef Zawinul

8. And Then
 alto sax : Wayne Shorter
vocals : Maurice White
voice : Deniece Williams





  

2021年3月14日日曜日

本日のCD Jackie Mclean ♪ Let Freedom Ring

 


よく行く音楽好きの集まるバーで耳にしたことがあり
マイルス・デイビスのアルバムにも参加していたことがある
ということで、あまり演奏に記憶がないままに購入してみました

聞いてみると、まずはフリーキーな高音のサックスに耳を奪われます
元々は伝統的なスタイルのアルト奏者だったらしいですが
1960年代からこのような鋭角的なトーンを取り入れて
インパクトのある作風になってきたとのこと

しかし聴きなれてくるとリズム隊は普通に演奏しているし
全体の構成としては特にあっちの世界に飛んでいくこともない
アバンギャルドを表現の技術の一つとして実験的に取り入れている印象

ライナーノーツにも書いてあったことが
1960年代にハード・バップの行き詰まりを感じた若手ジャズメンは
オーネットコールマンの影響によって勢いを増した「ニュー・ジャズ」
のムーブメントを受け止め自身の中に取り入れようとした
しかし失敗したりレコード会社にNOと言われること多くあった
なるほど、ムーブメントとして取り入れる最初の作品
として聞けば意欲的な作品であると言えるし
現代の難解な先鋭的な音楽に比べたら全く理解しやすい

アルバム4曲中3曲は自身のオリジナルで
I'll Keep Loving You のみバド・パウエルのバラード

alto saxophone : Jackie McLean
piano : Walter Davis, Jr.
bass : Herbie Lewis
drums : Billy Higgins

1. Melody for Melonae
2. I'll Keep Loving You
3. Rene
4. Omega

Melody for Melonae

Rene

Omega


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2021年3月13日土曜日

本日のCD Roberta Flack / Oasis

 

 前作「Born to Love」から6年ぶりの1988年作品で、シンセを中心とした楽曲と、複数のプロデューサーが、楽曲を担当してロバータ・フラックが総指揮を執っているアルバムです。プロデューサーに名を連ねるのは Quincy Jones,  Marcus Miller, Michael Omartian, Andy Goldmark, Barry Miles, Jerry Hey など。
 参加ミュージシャンも Oasis では私の好きな David Sanborn、ギターでMike Landau, Paul Jackson Jr.、ベースは Nathan East, Earl Klugh そして当然の Marcus Miller、ドラムは Steve Gadd、パーカッション Don Alias と名だたるメンツが豪勢に名を連ねています。
 アルバムタイトルは「Oasis」でありますが、9曲目の Reprise などもあることから、ロバータ・フラックのメッセージが込められているのは「And So It Goes」なのかと思われます。曲はマヤ・アンジェロウ(Maya Angelou)との共作で彼女は詩人であり黒人女性社会運動家です。別れた恋人が他の女性と歩いていてるのを見て昔を思い出す歌詞ですが、その情景に男女間の思い出だけではない、何かを暗示しているのか、と想像もかき立てられます🎶

1. Oasis
vocals : Roberta Flack
bass, keyboards : Marcus Miller 
 alto sax Solo : David Sanborn 
 drums : Buddy Williams
 percussion : Steve Thornton
 synthesizer programming: Jason Miles 
 background vocals: Lani Groves, Chude  Mondlane, 
Brenda White-King, Dennis Collins, 
Marcus Miller, Mark Stephens, Roberta Flack

2. All Caught Up In Love
vocals : Roberta Flack
drums, keyboards : Michael Omartian 
guitar : Dann Huff
soloist, sax : Larry Williams

3. Uh-Uh Ooh-Ooh Look Out (Here It Comes)
vocals : Roberta Flack
backing vocals : Phil Perry
keyboards : Randy Kerber
synthesizer : Mike Boddicker
guitar : Mike Landau
bass : Neil Stubenhaus
drums : Harvey Mason
percussion : Paulinho da Costa
sax : Dan Higgins
trumpet : Jerry Hey

4. Shock To My System
vocals : Roberta Flack, Simon Climie
keyboards, programmed By synthesizer : Andy Goldmark, Greg Phillinganes, Jason Miles, John Barnes, Pete Robinson
guitar : Paul Jackson Jr.
drums : Jimmy Bralower, Steve Ferrone
drum programming : Andy Goldmark

5. You Who Brought Me Love
vocals : Roberta Flack
keyboards, programmed By synthesizer : Andy Goldmark, Greg Phillinganes, Jason Miles, Larry Williams, Pete Robinson
drum machine :  Andy Goldmark
percussion : Paulinho da Costa

6. Something Magic
vocals : Roberta Flack
backing vocals : Lori-Ann Velez, Marcus Miller, Mark Stephens, 
Tawatha Agee, Yvonne Lewis
percussion : Steve Thornton
bass, synthesizer : Marcus Miller
programmed by synthesizer : Jason Miles

7. And So It Goes
vocals : Roberta Flack
backing vocals : Gabrielle Goodman, Phil Perry, Roberta Flack
synthesizer : Barry Miles, Larry Williams, Randy Kerber
guitar : Mike Landau
soloist, acoustic guitar : Earl Klugh
bass : Neil Stubenhaus
drums : John Robinson
percussion : Mike Fisher

8. You Know What It's Like
vocals : Roberta Flack
backing vocals : Gabrielle Goodman, Phil Perry
programmed by synthesizer : Jason Miles
synthesizer : Larry Williams, Randy Kerber
synthesizer : Barry Miles
guitar : Mike Landau
drums, sampler : Buddy Williams, John Robinson
percussion : Michael Fisher
sax : Dan Higgins

9. And So It Goes (Reprise)

10. My Someone To Love
vocals : Roberta Flack
piano, backing vocals : Roberta Flack
bass, keyboards, backing vocals : Marcus Miller
programmed by synthesizer : Jason Miles
electric piano : Barry Miles
drums : Steve Gadd
percussion : Don Alias
soloist, tenor sax : Roger Byam

11. (His Name) Brazil
vocals : Roberta Flack
backing vocals : Gabrielle Goodman, George Duke, George Duke, Bob Henley
keyboards, programmed by synthesizer : Andy Goldmark, Greg Phillinganes, Jeff Lorber, Pete Robinson, Randy Kerber
guitar : Chieli Minucci, Paul Jackson Jr.
bass : Nathan East
percussion : Paulinho da Costa
drum programming : Andy Goldmark

Oasis




  

2021年3月12日金曜日

本日のCD Grp All-Star Big Band ♪ All Blues


1995年発売のGRPレーベルの人気プレイヤーが集結した
ビッグバンドによるブルースメインの企画盤で、Horace Silver、Miles Davis、
Charles Mingus、John Coltrane、 Thelonious Monkなどの
ジャズ・ジャイアンツの名曲を取り上げています

購入当時はビッグバンドを好んで聞くことは無く
GRPのフュージョン系のアーチストを購入する
ついでぐらいでこのアルバムを購入しました

また今更ながら聴きなおして、この良さがわかりました

聴き飽きないアレンジや、なんと2曲目でゲストがB.B.キングまで参加の
多彩なゲストの参加で、まるごと1枚堪能できます

エグゼクティブ・プロデューサーは、Dave Grusin, Larry Rosen
間違いないなあ

piano : Chick Corea (7, 8), Dave Grusin (3, 4), 
Ramsey Lewis (2, 6, 10), Russell Ferrante (1, 5, 9)
organ : Russell Ferrante ( 2)
guitar, vocals : B.B. King (2)
bass : John Patitucci
electric bass : John Patitucci (2)
drums : Dave Weckl

alto sax, soprano sax : Eric Marienthal
alto sax, soprano sax, flute : Nelson Rangell
tenor sax, soprano sax : Ernie Watts
tenor sax, soprano sax, bass clarinet : Bob Mintzer
baritone sax, soprano sax, tenor sax : Tom Scott
trumpet, flugelhorn : Arturo Sandoval, Chuck Findley, Randy Brecker
trombone : George Bohanon

1. Cookin' at the Continental
soloist, tenor sax : Tom Scott
soloist, trumpet : Arturo Sandoval

2. Stormy Monday
soloist, guitar : B.B. King
soloist, trombone : George Bohanon
soloist, vocals : B.B. King

3. All Blues
soloist, bass : John Patitucci
soloist, piano : Dave Grusin
soloist, trumpet : Randy Brecker

4. Birk's Works
soloist, alto sax : Eric Marienthal
soloist, piano : Dave Grusin
soloist, trumpet : Chuck Findley

5. Goodbye Pork Pie Hat
soloist, piano : Russell Ferrante
soloist, tenor sax : Ernie Watts
soloist, trombone : George Bohanon

6. Señor Blues
soloist, flute : Nelson Rangell
soloist, piano : Ramsey Lewis
soloist, trumpet : Arturo Sandoval

7. Blue Miles
soloist, piano : Chick Corea
soloist, tenor sax : Michael Brecker

8. Mysterioso
soloist, piano : Chick Corea
soloist, tenor sax : Michael Brecker

9. Some Other Blues
soloist, piano : Russell Ferrante
soloist, tenor sax : Bob Mintzer
soloist, trumpet : Chuck Findley

10. Aunt Hagar's Blues
soloist, piano : Ramsey Lewis
soloist, trumpet : Randy Brecker

Cookin' at the Continental

Stormy Monday

Some Other Blues


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2021年3月11日木曜日

本日のCD Biréli Lagrène & Jaco Pastorius ♪ Stuttgart Aria


1986年3月ドイツ、シュツットガルト(Melody Tonstudio Stuttgart)にて
ヨーロッパツアーの合間にレコーディングされたジャコがヤバい時期の作品

相方はフランス人ギタリストのビレリ・ラグレーン(Lagrene Bireli)
「Donna Lee」はラグレーンとのテーマのユニゾンでジャコの指が
ちょっとだけもつれたりしてますが、ビレリ・ラグレーンが凄すぎるとは思います
10代から神童と呼ばれたビレリ・ラグレーンは、とにかく弾きまくりです

ジャコは翌年1987年の9月27日に亡くなりますので
その前の年の1986年はアパートを追い出されて路上生活を送ったりしていたはず
その前の未だ精神状態が良い時の録音でしょうか
ジャコのフレーズにアドリブや独創性は少なく
リズムキープが多いようには感じますが
ビレリ・ラグレーンの凄さも堪能できるので、
結構聞き返しているアルバムです

guitar : Bireli Lagrene
bass : Jaco Pastorius
keyboards : Vladislaw Sendecki
syn-b : Jan Jankeje
drums : Peter Lubke
per : Serge Bringolf

1. American Boy
2. Donna Lee
3. Stuttgart Aria Ⅰ
4. Jaco Reggae
5. The Chicken
6. Teresa
7. Stuttgart Aria Ⅱ
8. The Days Of Wine And Roses

 Stuttgart Aria I

Donna Lee

Teresa


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Red 島本理生

 

 電車で本を読んでいて、隣の人に文面を見られないようにしてしまう久しぶりの官能小説という分類の本でした。ここまで性描写が延々と続く本は初めてで、作者の他の作品は読んだことはありませんが、単なる官能小説で終わっていないので「これが直木賞受賞作家なんだな」と読後の感想です。

 夫とその両親と同居する塔子は、かなり普通に地味に生きようと努力していて地味ながらも清楚な美人。しかし独身時代の不倫経験が書かれるあたりで真面目とそれは違うのかと、なんとなく納得。そうこうしているうちにかつての恋人との偶然の再開で不倫となり、手がハラハラしてそこでズルズルだめだよと思うところにそのまま不倫にはまっていきます。日常描写でホッとする部分が前半は圧倒的に少ないんですが、その濃密な描写がこれでもかと続くのだが読者に一気に読ませる力とエネルギーには感服します。

 この小説は最後のエピローグでほっとして引き締まるところにも魅力がありました。それまでハラハラして緊張して塔子とともに自分が落ちていったような感覚になっていたのが、落ち着いた視点で天から見つめるよう感覚になって安心感を持たせてくれます。読むのにもエネルギーを使いましたが長編なのに一気読みの作品でした。

 このように色々な仕掛けを作って文章の中で直接表現し全体の構成で更に骨格を作っていく小説家という職業を生業としている人には感服します。音楽は感性一発で作ってしまわれるものもありますが、似たようなプロセスで作られていると感じる作品もかなりあります。歳をとってくるとそこらへんが最近面白いと感じてしまいますね。


2021年3月10日水曜日

本日のCD Funkadelic ♪ Standing On The Verge Of Getting It On


最近のGoogle検索やブラウザはドンドン進化していて
検索をして英語ページにたどり着くと、
勝手に日本語訳になっていることが多いです

このアルバムを調べていても同様に翻訳されていましたが
タイトルが訳されていてどうも変です(乗る寸前に立っている)
今まで気にしてこなかったんですが「verge」は端っこ
知らなかったんですが「getting it on」は性交渉
「それを付ける寸前」あるいは「それをやる寸前」のどちらかでしょう
まあ、ファンカデリックのアルバムなんで
普通では無いことはわかってますが、いずれにしろ下品っすね

エディーヘイゼルが前面に出ているロック色が強いアルバムで
最初はライブでも定番「Red Hot Mama」
続いて「Alice In My Fantasies」はロック
「おとぎの国アリス」というのは題名だけで
アリスが踊りまくる悪趣味な感じと混沌
I'll Stayは少しスローな粘着系のFunk

1. Red Hot Mama
2. Alice In My Fantasies
3. I'll Stay
4. Sexy Ways
5. Standing On The Verge Of Getting It On
6. Jimmy's Got A Little Bit Of Bitch In Him
7. Good Thoughts, Bad Thoughts

Alice In My Fantasies
オフィシャルでは無いようです

Red Hot Mama

Standing On The Verge Of Getting It On


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