よく行く音楽好きの集まるバーで耳にしたことがあり
マイルス・デイビスのアルバムにも参加していたことがある
ということで、あまり演奏に記憶がないままに購入してみました
聞いてみると、まずはフリーキーな高音のサックスに耳を奪われます
元々は伝統的なスタイルのアルト奏者だったらしいですが
1960年代からこのような鋭角的なトーンを取り入れて
インパクトのある作風になってきたとのこと
しかし聴きなれてくるとリズム隊は普通に演奏しているし
全体の構成としては特にあっちの世界に飛んでいくこともない
アバンギャルドを表現の技術の一つとして実験的に取り入れている印象
ライナーノーツにも書いてあったことが
1960年代にハード・バップの行き詰まりを感じた若手ジャズメンは
オーネットコールマンの影響によって勢いを増した「ニュー・ジャズ」
のムーブメントを受け止め自身の中に取り入れようとした
しかし失敗したりレコード会社にNOと言われること多くあった
なるほど、ムーブメントとして取り入れる最初の作品
として聞けば意欲的な作品であると言えるし
現代の難解な先鋭的な音楽に比べたら全く理解しやすい
アルバム4曲中3曲は自身のオリジナルで
I'll Keep Loving You のみバド・パウエルのバラード
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