2020年1月13日月曜日

追悼 Donny Hathaway Michael Brecker を聴く

1月13日のなくなった巨匠は、なんと二人もいらっしゃる

ソウルボーカルの「Donny Hathaway」
享年 33歳 1979年 没
シカゴ生まれで幼い頃から聖歌隊、ピアノ
ハワード大学に進学してクラシックを勉強した
そのためか、シャウト、コブシは無くて
優しい歌いまわしがこの人のいいところ



フュージョン系サックス「Michael Brecker」
享年 57歳 2007年 没
テナーサックスとウンドシンセの名手
ブレッカー・ブラザーズ、ステップス・アヘッドでの
共同リーダーでの活動、数多くの録音を残しています
自分の持っているアルバムだけでも検索したら
私のよく聞くアーチストのアルバムに
かなり参加されていました
渡辺香津美 / To Chi Ka
David Sanborn / A Change Of Heart

  

2020年1月12日日曜日

本日のCD Theronious Monk ♪ Solo Monk


1965年に発売されたオリジナルに
別テイクも加えた付加価値再発版

最初の「ダイナ」はユーモラスで、ラグ・タイムのようなタッチ
続く「アイ・サレンダー・ディア」は抒情的で美しい
実に様々なタッチでピアノを聴かせてくれますが
美しいとテクニックだけでなく
響きの美しさとインパクトが絶大で音だけの存在感

ソロ演奏というのは個性とエッセンスがにじみ出ますね
モダンではないが、これも非情に魅力ある作品です


「ダイナ」、「アイ・シュッド・ケア」等、お気に入りのスタンダード・ナンバーから「ルビー・マイ・ディア」、「アスク・ミー・ナウ」といった名オリジナル

Dinah(Take2)
I Surrender, Dear
Sweet And Lovely(Take2)
North Of The Sunset
Ruby, My Dear(Take3)
I'm Confessin' (That I Love You)
I Hadn't Anyone Till You
Everything Happens To Me(Take3)
Monk's Point
I Should Care
Ask Me Now(Take2)
These Foolish Things (Remind Me Of You)

Bonus Tracks - Not On Original LP
Introspection
Darn That Dream
Dinah(Take1)
Sweet And Lovely(Take1)
I Hadn't Anyone Till You(Take2)
Everything Happens To Me(Take1)
Ask Me Now(Take1)

Dinah

North Of The Sunset

Ruby, My Dear

  


2020年1月11日土曜日

本日のCD The Brecker Brothers ♪ Straphangin'


ブレッカー・ブラザーズ通算6作目
再始動は後にありますがアリスタ・レーベルでは
本作を最後に活動は休止となったアルバム

元々ブレッカー・ブラザーズはデイヴット・サンボーンとの
三管編成で活動していたが、契約条件が当時のバンド「ドリームス」
ではなく、「ブレッカー・ブラザーズ」
悩んだ挙句に苦渋の選択をしたとのこと

サンボーンは既にワーナー・ブラザーズと1975年に
ソロ契約でアルバムを出していたためか、
ブレッカー・ブラザーズは翌年の
2枚目の1976年「バック・トゥ・バック」で脱退

もったいない話ではあるが、このおかげで
私はサンボーンのファンともなり、
フュージョン全盛期を楽しむことが出来ているわけです

前作の「デタント」はディスコ調のボーカル曲なども
取り入れていたがこのアルバムでは全曲インスト

バロック風ブラバン的なイントロから
タイトル曲の「Straphangin'」は始まる
その後にはファンクな展開になり
ランディのハイトーンなソロが印象的です
以下続く曲は
「Threesome」・・ワルツ
「Bathsheba」・・サンバ調
「Jacknife」・・ハード系
「Why Can't I Be There」・・メロー系
「Not Ethiopia」・・複雑フュージョン系
「Spreadeagle」・・ブルース

アリスタとの契約終了、マイケル・ブレッカーのドラッグ治療により
活動休止とはなりますが、
私の持つブレッカー・ブラザーズのイメージが良く反映されたアルバム

tenor sax : Michael Brecker
trumpet, flugelhorn : Randy Brecker
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
keyboards : Mark Gray
percussion : Don Alias , Manolo Badrena , Sammy Figueroa 

Straphangin'
Threesome
Bathsheba
Jacknife
Why Can't I Be There
Not Ethiopia
Spreadeagle

ライブの「Straphangin'」かっちょイ~♪

ステップス・アヘッドのバージョン「Not Ethiopia」
これは、これで、またカッコいい

  





2020年1月10日金曜日

本日のCD Thelonious Monk Quintet ♪ Monk


最近モンクにはまってます
これは、1961年作品でクインテット形式ですが
メンバーを変えて様々な楽器編成での録音

あの強烈な和音の破壊は少な目で、普通のスイング
いつものモンクを想像していると
商業的だとも思えるぐらいですね

Think Of One はTake1と2があります
Take1の出だしは管楽器の誰かがミスって
ピュイっと音を出してしまっています
それども2バージョンを収録したのはミスはさておいて
甲乙つけがたかったから?

piano : Thelonious Monk
bass : Curley Russell , Percy Heath
drums : Art Blakey, Willie Jones 
french horn : Julius Watkins 
tenor sax : Frank Foster, Sonny Rollins 
trumpet : Ray Copeland 


We See
Smoke Gets In Your Eyes
Locomotive
Hackensack
Let's Call This
Think Of One (Take 2)
Think Of One (Take 1)

Locomotive

Smoke Gets In Your Eyes

  





2020年1月9日木曜日

本日のCD John Coltrane ♪ Blue World


ジョン・コルトレーン絶頂期の未発表スタジオ録音
2019年9月27日の発売で少し遅れての購入

フランス映画「Le chat dans le sac」の録音であったため
未発表音源となっていたとのこと
録音は1964年6月カナダ国立映画制作庁の委嘱

セッションの全音源は8テイク
同じ曲での違いを聴き分けてみましょう

楽曲解説は「JazzTokyo」でヒロ・ホンシュク氏が
詳しく解析されている記事も発見


tenor sax : John Coltrane
bass  Jimmy Garrison
drums : Elvin Jones
piano : McCoy Tyner

Naima (Take 1)
Village Blues (Take 2)
Blue World
Village Blues (Take 1)
Village Blues (Take 3)
Like Sonny
Traneing In
Naima (Take 2)


プロモですね

Naima (Take 1)

Naima (Take 2)

  

2020年1月8日水曜日

本日のCD Grant Green ♪ Born To Be Blue


ブルーノートより1985年発売ですが
CDでの再販で、レコーディング時の「別テイク」も
入っているシリーズです

オリジナルでは6曲に「Cool Blues」「Outer Space」を加えて
アルバムタイトルの「Born To Be Blue」を加えて9曲構成です

ググってみたら色んなバージョンが発売されていて
私の買ったこのバージョンが曲数が最も多いようです
他情報では、録音は1961年12月と翌年3月のセッション
ひっそりと発売された没テイクを集めて没後6年の1985年に発売したら
意外とファンには受けてしまったとのこと

よくあるパターンではあります

明るいノリの「Someday My Prince Will Come」の演奏は
色々なミュージシャンでしっとりとした名演が多いですが
これは楽しいパターンでの名演ではないでしょうか
「Born To Be Blue」はアイク・ケベックのエロいサックスが魅力的
「If I Should Lose You」はダーティで日本の昭和のキャバレー的でこれも良し
「Count Every Star」「Outer Space」は極めて正統派
「My One And Only Love」も、これはお手本ですね
コピーしたい

解りやすくて、直に入ってくるものがあります
ファンク時代よりも、はまるなあ

guitar : Grant Green
bass : Sam Jones
drums : Louis Hayes
piano : Sonny Clark
tenor sax : Ike Quebec

Someday My Prince Will Come
Born To Be Blue
Born To Be Blue (alternate take)
If I Should Lose You
Back In Your Own Backyard
My One And Only Love
Count Every Star
Cool Blues
Outer Space


この「Someday My Prince Will Come」良いです

My One And Only Loveも

Born To Be Blue エロい

  


2020年1月7日火曜日

本日のCD Gregory Porter ♪ Take Me To The Alley


ブルー・ノート移籍第2弾 通算4枚目のアルバムです

特に早いパッセージがあったり
技巧に優れているわけではないんですが、心に浸みる歌うたい

カテゴリーはジャズシンガーですが
ジャズとソウルとの間を行き来する
ジャンルを超えた歌とバリトンボイスが魅力です

ラブソング、家族への思い、社会へのメッセージなど
さまざまな愛が今作のテーマのようです

Voice : Alicia Olatuja, Gregory Porter
Organ : Ondrej Pivec
Piano : Chip Crawford
Bass : Aaron James
Drums : Emanuel Harrold
Alto Saxophone : Yosuke Sato
Tenor Saxophone : Tivon Pennicott
Trumpet : Keyon Harrold

Holding On
Don't Lose Your Steam
Take Me To The Alley
Daydream
Consequence Of Love
In Fashion
More Than A Woman
In Heaven
Insanity
Don't Be A Fool
Fan The Flames
French African Queen
Holding On  Featuring – Kem
Insanity  Featuring – Lalah Hathaway

オフィシャルビデオ
Take Me To The Alley

ライブバージョン
Take Me To The Alley



  

2020年1月6日月曜日

本日はVIDEO HIram Bullock ♪ Live At Indigo Blues


1991年2月2日 ニューヨーク「インディゴ・ブルース」にて収録のライブ
愛すべき男、尊敬するギタリストのハイラム・ブロック
フレーズはしっかりロックしながら、
独特のサウンドと、うねりを魅せるギターワーク
'90年代のNYフュージョン・シーンといえば、この人

2008年7月25日に喉頭癌で死去されたので
生ではもう聴くことはできません

主に使用していたギターは、改造ストラトキャスター
ピックアップレイアウトがHSHに改造されています

ソロでは歌い過ぎなのが、やはり気になりますが
ファンとしては甘んじて受け入れます

guitar , vocal : Hiram Bullock
keyboads : Dave Delhomme
bass : Steve Logan
drums :  Steven Wolf 

Intoroduction
 Gotta Get Your Jollys
Pick Up The Pieces
What About Me
Angelina
Another Night
Cactus
Never Give Up
Wolfman
Show Me
Them Changes
Funky Broadway



  




山の博物誌 西丸震哉


読み返しの本ですね

高校生の頃は、山岳部(ほぼワンゲル)に属していましたが
単独で山に行くことも多かったので
植物図鑑とか山の本なんかを読んでいました

これは本と図鑑の中間です

「山が好きで山へ入って行く人たちのうちで、
山があるから行くんだというのは、
最低の人種に属する。」

こんな頑固おやじのような始まり方をして
自然と人間の関わり方を主観を交えて紹介しています
サル、キツネ、カマキリ、ケラ、ミジンコ
山の植物、日暮れ、月食

1980年に発刊なので今から40年前
今はヘルニア持ちなんで
一人で登山なんかやる気も起きませんが

若い頃は、こんな本を読んでいたのを思い返しました

2020年1月5日日曜日

本日のCD Bill Evans / Another Time (The Hilversum Concert)


 Bill Evans(ビル・エバンス)、Eddie Gomtz(エディ・ゴメス)Jack DeJohnette(ジャック・ディジョネット)のトリオの発掘音源で、ドラムの Jack DeJohnette(がマイルスバンドに参加するためこのトリオは6カ月で解散です。なのでAt The Montreux Jazz Festival(モントルー・ジャズフェス)での共演が有名で「モントルー・トリオ」と呼ばれているようです。ちなみに、このトリオは6カ月しか活動していなかったため音源は、これを入れて三作しかありません。
 ・「At The Montreux Jazz Festival」1968年6月15日録音
 ・「Some Another Time」1968年6月20日録音
 ・本作、オランダのヒルフェルスムライブ「Another Time」1968年6月22日録音

 レーベルは発掘音源のレーベルの「Resonance Records」で、エンジニアだった社長George Klabin(ジョージ・クラビン)と、ディレクター、Zev Feldman(ゼヴ・フェルドマン)が、ジャズの歴史をひも解き、遺族などに対しても了解を得て出版権を獲得して合法的に音源を復刻するレーベルとのこと。
 発売価格は海外版の方が少し安かったんですが、ライナーノーツもしっかりと書いてあって読める日本版を選びました。強気の3,380円+消費税です。おそらく5年後には値下がりしたりするんでしょうが、これは早く聴いておきたいので購入しました。
 さて、この音源、1968年6月22日オランダのヒルフェルスムで行われたコンサートのものですが音質は最高と書かれていた通りリアルな音質で最高の録音状態でビックリします。
 この録音はレコード化して発売するつもりで、録音したものではなかったのか?とそこが疑問です。日本語版のライナーノーツは色々な人が長々と書かれているのでそこらへんの記述があるので、後で楽しみに読むこととします。
 正直ピアノトリオの演奏はギタリストにとっては、若干退屈なものも多いのですがこのアルバムはものすごく刺激的です。間合いの詰め方、一体感が自然でこれトリオだっけ?って言う感じの濃さが楽しめます。
 曲目では全部いいんですが、あえて言えば「Very Early」「Alfie」「Emily」などが良かったです独特の空気感が好きです🎶🎹

piano : Bill Evans
bass : Eddie Gomez
drums : Jack DeJohnette

producer ; Zev Feldman
recorded at Netherlands Radio Union (NRU) Vara Studio 8 in Hilversum, Netherlands on June 22, 1968

1. You're Gonna Hear From Me
2. Very Early
3. Who Can I Turn To?
4. Alfie
5. Embraceable You
6. Emily
7. Nardis
8. Turn Out Of The Stars
9. Five



Alfie


  

休みと言えば髭(ひげ)



本日で正月休みも終了
昨晩はいつもの笹塚おでんバーに新年のご挨拶

約1週間のばしたヒゲが好評で(男しかいませんでしたが)
仕事もそれでやれ!と酔っ払いたちに命令されていました



会社にヒゲ禁止令はありませんが
食品会社はヒゲは禁止と昔から教育されてきましたので
本日でサヨナラです

定年したら伸ばしたいですねエ

2020年1月4日土曜日

本日のCD Grant Green ♪ Idle Moments


このアルバムの発売は1964年
ジャズ界は少し前にコルトレーン、ウェス、アート・ブレイキー
などハード・バップの時代

私のグラント・グリーンのイメージはジャズ・ギタリスト
というよりはファンク系ですが、後期の方の話のようで
元々はジャズ系で名を馳せた人
これは、今まで聞いてきたグラント・グリーンと全く違いました

1曲目「Idle Moments」はタイトル曲の「だるい時間」ですが
ゆっくりとしたテンポでガンガン来てます
(約15分と長尺ではあります)

2曲目「Jean De Fleur」はぐっと雰囲気を変えてスリリング
ファンク要素は、ほぼ無し
このCDは再販なのでレコードバージョンではなかった
別テイクも入っています

4,5曲目の「Django」も
ジョーヘンダーソンの渋いテナ ーが良い味です

最後は「Nomad」ですが、これまた良いです
ビブラホンが良い仕事をしながら、
グラント・グリーンのソロが、これまたカッコいい

いやいや余りの違いにビックリしながら
思ったよりはまるグラント・グリーンのギターです

guitar : Grant Green
bass : Bob Cranshaw
drums – Al Harewood
piano : Duke Pearson
tenor sax : Joe Henderson
vibraphone  : Bobby Hutcherson

Idle Moments
Jean De Fleur
Jean De Fleur (alternate version)
Django
Django (alternate version)
Nomad

Idle Moments

Jean De Fleur

Django

Nomad

  


2020年1月3日金曜日

2020年 福袋はやっぱり


ヘルニアが少々悪化して歩くのが辛い正月ですが
正月とくれば福袋

昨年と同様にKALDIの珈琲福袋 
豪華バージョン「5,500円」を買いました

食品の「もへじ」とかが人気らしいですが
ヤジオはこれで十分

普段「ブルマン」なんて高いから飲まないし
「ゲイシャエチオピア」も売ってないですし
正月の贅沢な珈琲ですね

「ブルーマウンテンNo.1」(200g)
「ゲイシャエチオピア」(200g)
「ケニア」(200g)
コーヒー豆ポイントカード(55ポイント付き)


そしてサラリーマンのヤジオとしては
ORIHICAのワイシャツ4枚 5,000円
靴下は10足1,000円
割引券1,000円

歩き回るのが辛く
ヤジオは夢のない福袋でした


本日のCD Thelonious Monk ♪ Briliant Corners


昔は興味がありませんでしたが
今は、何か気になるピアニストです

タイトル曲の「Brilliant Corners」は、1曲目から強烈で
イントロからの不協和音、7小節展開、そしてテンポ・チェンジ
スピードアップしてからがカッコいい
やはりモンクだ

「I Surrender, Dear」はビング・クロスビーの歌で
大ヒットしたスタンダードで美しいピアノソロ

「Bemsha Swing」は典型的なビーバップですが
モンクが弾けば不可思議な音が鳴り響きます

難解なようで聴けば世界に入り込めるアルバム

piano , celesta : Thelonious Monk 
Alto Saxophone : Ernie Henry 
bass : Oscar Pettiford , Paul Chambers 
drums : Max Roach
tenor sax : Sonny Rollins
trumpet : Clark Terry

Brilliant Corners
Ba-Lue Bolivar Ba-Lues-Are
Pannonica
I Surrender, Dear
Bemsha Swing

Brilliant Corners

Bemsha Swing