2021年9月10日金曜日

本日のCD Idris Muhammad ♪ Power Of Soul

 


 ドラマーの Idris Muhammad(イドリス・ムハンマド)1974年のリリースの作品です。ニューオリンズ生まれで、ジャズファン系のセッションドラマーで、共演者は演奏/編曲/指揮が Bob James、テナー・ソプラノサックスが Grover Washington, Jr.、トランペットとフリューゲルが Randy Brecker、ほかベース Gary King、ギターJoe Beck。アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれのドラマーで、本人の名前「レオ・モリス」でイスラム教への改宗で「イドリス・ムハンマド」となったとのこと。
 タワレコでクラシックのお勧めコーナーに置いてあって髭が気になって購入してみた今回初めて知ったドラマーですがジャズ・ファンク界では有名な人のようでシンバルのシグネイチャー・モデルも出ているようです。




 イスラム系の格好に髭がアップのジャケットですから中近東系のマニアな展開になることかと期待しながらかけ始めるとムード歌謡に近いベタなテーマのフュージョンで始まります。別に意味でマニアな展開になりそうかなあと思わずニヤリとしながら聴いておりました。しかし2曲目に突入すると繊細な感じの爽やかなフュージョン。そして4曲中の3曲目に突入すると静かなフュージョン曲でグローバー・ワシントン・Jrが甘めのソプラノ・サックスに硬質な音のギターカッティングも1970年代中盤に流行っていたサウンド。最初に期待していたマニアな展開はなく最初のテーマ曲の Power Of Soul がアクが強いぐらいでした。アメリカ系フュージョンを期待すると少し肩透かしで、B級ジャズ・ファンクを期待すると少し物足りない感じがするかもしれません。家で聴く前に行きつけの「おでんバー」で聴いたのですが皆様ジャケットを見てマニアックな内容を期待していたようです。聴き終わった後には皆さま「音楽に髭は生えていなかった」「ターバンの雰囲気も無かったね」などなど、どうしてもジャケットと中身のギャップばかりが気になる一枚となってしまった。お勧めはサンプリングにも使われた Loran's Dance ですが、ゆったりとしたフュージョン曲であばれるランディとかは居ませんのであしからず。
 気になって検索してみると今まで注目していなかっただけで、私所有の音源にも結構参加しているので既に聴いているドラマーでした。Eric Gale / ForecastGrant Green / AliveRoy Hargrove's Crisol / Habana、Donald Byrd / Fancy Free

drum : Idris Muhammad
keyboards : Bob James
guitar : Joe Beck
bass : Gary King
percussion : Ralph MacDonald
soprano sax, tenor sax : Grover Washington, Jr.
trumpet, flugelhorn : Randy Brecker

producer : Creed Taylor
recorded at Van Gelder Studios, March 1 & 14, 1974

1. Power Of Soul
2. Piece Of Mind
3. The Saddest Thing
4. Loran's Dance





muu music webzine

  

0 件のコメント:

コメントを投稿