2021年4月28日水曜日

本日のCD Roland La'serie - Cortijo Y Su Combo - Ismael Rivera ♪ Danger

 

 コルティーホ楽団、イスマエル・リベーラが、このアルバム発売当時の1962年に人気だったキューバの歌手ローランド・セリエを迎えて制作したアルバムです。
 コルティーホは1950年代半ばからプエルトリコや中南米全域で活躍していて、その後のサルサに大きな影響を与えます。最初のアルバムは、真冬のニューヨークにラテン楽団がコートを着て写っているジャケットの「En New York」1959年リリース。「En New York」のほうが勢いが断然ありますが、こちら Danger のほうが親しみやすさがあります。
 最初はMoliendo Cafe(コーヒー・ルンバ)です。最初に聞いた時には、井上陽水・西田佐知子・荻野目洋子がカバーしているコーヒー・ルンバと同じとは気づきませんでしたが、何回か聞くうちになるほどそうだと気付きます。しかし最初のテーマ以降はボーカルのアドリブのようになるのでしょうか?日本人歌手との解釈の違いがあるなあと感じます。
 サルサと言えば、日本で外人と半々のメンバーのバンドで演奏している友人がいます。彼のバンドのライブに時々行っていたのですが、演奏場所は地方巡業ではローカルなライブハウスが多く、客はほぼラテン系外人で、みなさん聴きに来るのではなく踊りに来ている感じです。彼に聞いたところでは、皆さん普段はまじめに働いて酒も控えめにしてこうして週末のライブなどで踊り狂いながら発散させているとのこと。
 スペイン語の響きはこのリズムに良くなじみます。例外の方もいらっしゃいますが、日本語サルサを聴くとなぜか昭和の香りが匂ってこの躍動感は生まれませんよね。不思議です。
 ライナーノーツによると、このアルバムの収録後コルティーホとリベラは麻薬不法所持で捕まって楽団は解散したとのこと。

1. Moliendo Cafe
2. En Mi Viejo San Juan
3. Mentirosa Conmigo
4. Severa
5. Sola Y Triste
6. Yo Te Cantare
7. La Maquina Y La Madama
8. Los Carretoreros
9. Llorando Me Dormi
10. El Mar De Lima
11. Maria Conchita
12. El Pescador
13. Di Donde Estas





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