2020年11月2日月曜日

革命前夜 須賀しのぶ

 

帯に歴史×音楽×青春と書いてあったので購入
結論から言えば、なかなか面白い
最近読んだ音楽小説の「蜜蜂と遠雷」も良かったが
こちらの方が小説としては完成度が高い気がします

題名が「革命前夜」だけに、読み進めると途中で
ベルリンの壁崩壊とともに演奏するんだろうなと
思っていたら見事に裏切られ、そこがまた良い

冷戦下のドイツが舞台で主人公は東ドイツに留学
平和慣れしてお坊ちゃんのような日本人留学生が
徐々に現地の環境にのまれ精神的に力強くなります

監視社会,社会システム、インテリジェンス,イデオロギー
現代日本では触れられない世界に少しだけ入れました

あとで、また読み返してみたい作品です




0 件のコメント:

コメントを投稿