2019年5月4日土曜日

空とセイとぼくと 久保寺健彦


これは、大好きな作品で2回目読み直しです

鈴はホームレスの父親と死に別れ
相棒の犬のセイを心のよりどころにしていた

児童養護施設に保護されたが脱走する野生児

野生といっても森の中で生活するのではなく
都会の中をたくましく生き抜く野生児である

野生児の良いところは、
女性の発情した匂いをかぎ分けられるとこで
この特技を活かしてホストになってみたり
ブレイクダンサーに挑戦したりする

零は段々と大人になり野生を失うにつれて
セイのことが解らなくなってくる

人間として生きる術を身につけて
失うものも大きい

終わりは少し悲しく切ないけど
青い空を見つめていたい気分になる

これは世の人に触れて欲しい話です


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