2021年3月12日金曜日

本日のCD Grp All-Star Big Band ♪ All Blues


1995年発売のGRPレーベルの人気プレイヤーが集結した
ビッグバンドによるブルースメインの企画盤で、Horace Silver、Miles Davis、
Charles Mingus、John Coltrane、 Thelonious Monkなどの
ジャズ・ジャイアンツの名曲を取り上げています

購入当時はビッグバンドを好んで聞くことは無く
GRPのフュージョン系のアーチストを購入する
ついでぐらいでこのアルバムを購入しました

また今更ながら聴きなおして、この良さがわかりました

聴き飽きないアレンジや、なんと2曲目でゲストがB.B.キングまで参加の
多彩なゲストの参加で、まるごと1枚堪能できます

エグゼクティブ・プロデューサーは、Dave Grusin, Larry Rosen
間違いないなあ

piano : Chick Corea (7, 8), Dave Grusin (3, 4), 
Ramsey Lewis (2, 6, 10), Russell Ferrante (1, 5, 9)
organ : Russell Ferrante ( 2)
guitar, vocals : B.B. King (2)
bass : John Patitucci
electric bass : John Patitucci (2)
drums : Dave Weckl

alto sax, soprano sax : Eric Marienthal
alto sax, soprano sax, flute : Nelson Rangell
tenor sax, soprano sax : Ernie Watts
tenor sax, soprano sax, bass clarinet : Bob Mintzer
baritone sax, soprano sax, tenor sax : Tom Scott
trumpet, flugelhorn : Arturo Sandoval, Chuck Findley, Randy Brecker
trombone : George Bohanon

1. Cookin' at the Continental
soloist, tenor sax : Tom Scott
soloist, trumpet : Arturo Sandoval

2. Stormy Monday
soloist, guitar : B.B. King
soloist, trombone : George Bohanon
soloist, vocals : B.B. King

3. All Blues
soloist, bass : John Patitucci
soloist, piano : Dave Grusin
soloist, trumpet : Randy Brecker

4. Birk's Works
soloist, alto sax : Eric Marienthal
soloist, piano : Dave Grusin
soloist, trumpet : Chuck Findley

5. Goodbye Pork Pie Hat
soloist, piano : Russell Ferrante
soloist, tenor sax : Ernie Watts
soloist, trombone : George Bohanon

6. Señor Blues
soloist, flute : Nelson Rangell
soloist, piano : Ramsey Lewis
soloist, trumpet : Arturo Sandoval

7. Blue Miles
soloist, piano : Chick Corea
soloist, tenor sax : Michael Brecker

8. Mysterioso
soloist, piano : Chick Corea
soloist, tenor sax : Michael Brecker

9. Some Other Blues
soloist, piano : Russell Ferrante
soloist, tenor sax : Bob Mintzer
soloist, trumpet : Chuck Findley

10. Aunt Hagar's Blues
soloist, piano : Ramsey Lewis
soloist, trumpet : Randy Brecker

Cookin' at the Continental

Stormy Monday

Some Other Blues


muu music webzine

  

2021年3月11日木曜日

本日のCD Biréli Lagrène & Jaco Pastorius ♪ Stuttgart Aria


1986年3月ドイツ、シュツットガルト(Melody Tonstudio Stuttgart)にて
ヨーロッパツアーの合間にレコーディングされたジャコがヤバい時期の作品

相方はフランス人ギタリストのビレリ・ラグレーン(Lagrene Bireli)
「Donna Lee」はラグレーンとのテーマのユニゾンでジャコの指が
ちょっとだけもつれたりしてますが、ビレリ・ラグレーンが凄すぎるとは思います
10代から神童と呼ばれたビレリ・ラグレーンは、とにかく弾きまくりです

ジャコは翌年1987年の9月27日に亡くなりますので
その前の年の1986年はアパートを追い出されて路上生活を送ったりしていたはず
その前の未だ精神状態が良い時の録音でしょうか
ジャコのフレーズにアドリブや独創性は少なく
リズムキープが多いようには感じますが
ビレリ・ラグレーンの凄さも堪能できるので、
結構聞き返しているアルバムです

guitar : Bireli Lagrene
bass : Jaco Pastorius
keyboards : Vladislaw Sendecki
syn-b : Jan Jankeje
drums : Peter Lubke
per : Serge Bringolf

1. American Boy
2. Donna Lee
3. Stuttgart Aria Ⅰ
4. Jaco Reggae
5. The Chicken
6. Teresa
7. Stuttgart Aria Ⅱ
8. The Days Of Wine And Roses

 Stuttgart Aria I

Donna Lee

Teresa


muu music webzine

  

Red 島本理生

 

 電車で本を読んでいて、隣の人に文面を見られないようにしてしまう久しぶりの官能小説という分類の本でした。ここまで性描写が延々と続く本は初めてで、作者の他の作品は読んだことはありませんが、単なる官能小説で終わっていないので「これが直木賞受賞作家なんだな」と読後の感想です。

 夫とその両親と同居する塔子は、かなり普通に地味に生きようと努力していて地味ながらも清楚な美人。しかし独身時代の不倫経験が書かれるあたりで真面目とそれは違うのかと、なんとなく納得。そうこうしているうちにかつての恋人との偶然の再開で不倫となり、手がハラハラしてそこでズルズルだめだよと思うところにそのまま不倫にはまっていきます。日常描写でホッとする部分が前半は圧倒的に少ないんですが、その濃密な描写がこれでもかと続くのだが読者に一気に読ませる力とエネルギーには感服します。

 この小説は最後のエピローグでほっとして引き締まるところにも魅力がありました。それまでハラハラして緊張して塔子とともに自分が落ちていったような感覚になっていたのが、落ち着いた視点で天から見つめるよう感覚になって安心感を持たせてくれます。読むのにもエネルギーを使いましたが長編なのに一気読みの作品でした。

 このように色々な仕掛けを作って文章の中で直接表現し全体の構成で更に骨格を作っていく小説家という職業を生業としている人には感服します。音楽は感性一発で作ってしまわれるものもありますが、似たようなプロセスで作られていると感じる作品もかなりあります。歳をとってくるとそこらへんが最近面白いと感じてしまいますね。


2021年3月10日水曜日

本日のCD Funkadelic ♪ Standing On The Verge Of Getting It On


最近のGoogle検索やブラウザはドンドン進化していて
検索をして英語ページにたどり着くと、
勝手に日本語訳になっていることが多いです

このアルバムを調べていても同様に翻訳されていましたが
タイトルが訳されていてどうも変です(乗る寸前に立っている)
今まで気にしてこなかったんですが「verge」は端っこ
知らなかったんですが「getting it on」は性交渉
「それを付ける寸前」あるいは「それをやる寸前」のどちらかでしょう
まあ、ファンカデリックのアルバムなんで
普通では無いことはわかってますが、いずれにしろ下品っすね

エディーヘイゼルが前面に出ているロック色が強いアルバムで
最初はライブでも定番「Red Hot Mama」
続いて「Alice In My Fantasies」はロック
「おとぎの国アリス」というのは題名だけで
アリスが踊りまくる悪趣味な感じと混沌
I'll Stayは少しスローな粘着系のFunk

1. Red Hot Mama
2. Alice In My Fantasies
3. I'll Stay
4. Sexy Ways
5. Standing On The Verge Of Getting It On
6. Jimmy's Got A Little Bit Of Bitch In Him
7. Good Thoughts, Bad Thoughts

Alice In My Fantasies
オフィシャルでは無いようです

Red Hot Mama

Standing On The Verge Of Getting It On


muu music webzine

  

2021年3月9日火曜日

本日のCD Soul Jazz Grooves


High Note Records というレーベルの Soul Jazz のオムニバス
住所はニューヨークです

1曲目はリズム&ブルースから始まったので
 Charles Earland はブルースマン?かと思ったら
ラスト曲ではジャズ・ブルースをやられているオルガニストでした
他"Papa" John DeFrancesco、 Melvin Sparks は2曲
Jimmy Ponder、Reuben Wilson、Rodney Jones は1曲
が収録されていますが、なんとなく知っているのはMelvin Sparksぐらい

こういうオムニバスって企画したプロデューサーの好みの選曲でしょうから
選曲の趣向が聞き手に合うかどうかは聞かなければわからず
当たりはずれはあるかと思いますが思わぬ発見も楽しみの一つです

ジャケットからして期待していたのは
力入り過ぎてコテコテの油ギッシュでダサい曲とか
人間の理解を超えるような難解な曲とか
こんな演奏でマイナーなのか?超メジャー級じゃないか
みたいなことだったんですが、無難なジャズファンクが続き「少しだるい」

と思いながら聴いていたら「Let the Music Take Your Mind」 
「Hot Barbeque」もニューマスターサウンズで聴いたことがあるな
とか、原曲の発見もあり・・・なるほど面白くなってきた

1. Honky Tonk / Charles Earland
2. 160 Million Dollar Chinese Man / "Papa" John DeFrancesco
3. Get 'N' It / Melvin Sparks
4. Please Give Me Someone to Love / Jimmy Ponder
5. Movin' On / Reuben Wilson
6. It's Your Thing / "Papa" John DeFrancesco
7. Hot Barbeque / Melvin Sparks
8. Let the Music Take Your Mind / Rodney Jones
9. She's a Bad Mama Jama / Melvin Sparks
10. Will You Love Me To / Charles Earland

Let the Music Take Your Mind / Rodney Jones

Honky Tonk / Charles Earland

Hot Barbeque / Melvin Sparks


muu music webzine

  

2021年3月8日月曜日

本日のCD Orquesta De La Luz ♪ La Aventura


グラミー賞トロピカル・ラテン・アルバム部門にノミネート
タイムアフタータイムではトゥーツ・シールマンスがゲスト
ニューヨークで録音1993年のアルバム

立て続けにプラチナ・ゴールド・ディスク受賞し
世界を意識した録音なんでしょうか
まさに黄金期に作成したアルバムでアレンジもゴージャス
リズム隊の音がなどもスペーシーで少しよそ行きのような感じもします

vocals, chorus : Nora
vocals, chorus, percussion, bongos, cowbell, bata : Carlos Kanno
piano, synthesizer, chorus : Satoru Shionoya
trumpet, flugelhorn : Shiro Sasaki
trumpet, flugelhorn : Shigeru Terauchi, Yoshihito Fukumoto
trombone : Hideaki Nakaji, Taisei Aoki

【Guest】
chorus : Adalberto Santiago (7)
guitar : Jose Febles (10)
harmonica : Toots Thielemans (4)
vocals : Mic Murphy (8)

1. Move It!
2. Arroz Con Salsa
3. Despues De Ti
4. Time After Time
5. Soy Sincera
6. Pier 72
7. Mucho Trabajo, Poco Dinero !!
8. I Can Only Be Me
9. Acercate Mas
10. La Aventura De Vivir

Soy Sincera

Time After Time

Mucho Trabajo, Poco Dinero !!


muu music webzine

  

2021年3月7日日曜日

本日のCD Jaco Pastorius Big Band ♪ Then & Now


ジャコの30歳の誕生日に当たる1981年12月1日
フロリダ州の「 Mr. Pip's 」という店で開かれたバースデイ・ギグ

このギグはドラムのピーター・アースキンによって
1995年に「The Birthday Concert」というアルバムで既に発売
しかしCD1枚分での発売であったため69分のCDに
収まりきらなかったテイクが今回のDisc1「Then Side」

Disc2「Now Side」は、ピーター・グレイヴスが率いた
ジャコの遺志を継ぐ「Word of Mouth Big Band」の
2011年11月の来日公演の音源と
2012年1月のフォート・ローダー・デイル
(バースデイ・ギグもフォート・ローダー・デイル)で収録されたライヴ音源

ピーター・アースキンの書いた、このアルバムのライナー・ノーツでは
バースデイ・コンサートはピーター・ヤニロスによって
マルチ・トラックで録音されていて「The Birthday Concert」が発売

しかし現在その音源の所在は不明で、
このアルバムは、ピーター・アースキンがヤニロスにもらった
カセット・テープをデジタル技術で編集してCD化したとのことで
なかなかミステリアスな話題ですね
そのうち所在不明のマルチ・トラック音源が見つかって・・
なんてことになる予告編みたいなことなったりして

【Disc1 Then Side】
bass : Jaco Pastorius
congas : Don Alias
sax, woodwinds : Dan Bonsanti, Neal Bonsanti, Gary Lindsay 
tenor sax : Michael Brecker
baritone sax : Randy Emerick
trumpet : Kenny Faulk, Brett Murphey, Melton Mustafa, Brian O’Flaherty
french horn : Jerry Peel, Steve Roitstein
trombone : Russ Freeland, Mike Katz
trombone, tuba : Dave Bargeron
bass trombone : Peter Graves
bass clarinet : Bob Mintzer
steel drum : Paul Hornmuller, Othello Molineaux
drums : Peter Erskine
percussion : Oscar Salas
 hand drums : Bobby Thomas Jr.

【Disc-2 Now Side】
【sax】
Billy Ross (1-11)/Ed Calle (1-11)/Mark Colby (12)
Gary Keller (1-11)/Mike Brignola (1-11)/Randy Emerick (12)
【trumpets】
Walter White (2-10)/Jason Carder (1-11)/Ken Faulk(1-12)
Jim Hacker(1 & 11)
【trombones】
Dana Teboe (1-11)/John Kricker (1-11)/Keyboards
Jim Gasior (2-10)/Mike Levine (1 & 11)/Alex Darqui (12)
John Beasley (1)
【guitar】
Randy Bernsen (1-11)
【bass】
Jeff Carswell (6 & 9)/Damian Erskine (3, 4, 6 & 7)
Richard Bona (2, 5, 6, 8 & 10)/Will Lee (1 & 11)/Jaco Pastorius (12)
【drums】
Peter Erskine (1-8, 10-11)/Mark Griffith (9)/Bobby Economou (12)
【congas】
Mark Griffith (6)
【vocal】
Dana Paul (1)/Will Lee (1)Richard Bona (8)
【Conductor】
Peter Graves

【Disc1 Then Side】
1. Invitation
2. Soul Intro / The Chicken
3. Quietude
4. Donna Lee
5. Liberty City
6. Reza / Giant Steps
7. Truth
8. Three Views Of A Secret
9. Fannie Mae
Recorded live at MR. PIP’S, Fort Lauderdale, 1 Dec 1981

【Disc-2 Now Side】
1. Come On, Come Over
2. Black Market
3. Portrait Of Tracy
4. Amelia
5. Invitation
6. Liberty City
7. Domingo
8. Continuum
9. Soul Intro / The Chicken
10. A Remark You Made
11. Soul Makossa
(tracks: 2-8 & 10): live to cassette at Bachelors III Fort Lauderdale, FL(1970’s)
(tracks: 1 & 9): Recorded in Japan

 Liberty City

Reza

Soul Intro / The Chicken


muu music webzine

  

歳をとったら音楽の聴き方が変わってきた

 

 行きつけの笹塚にあるとあるバーでいつものように飲んでいると、いつものように常連さんがやってきます。私とマスターだけだと大体が音楽の話題で「あれが良い、これが面白い」なのですが、私よりも年齢が高めの常連先輩の方々は歴史・政治系の話題が多め。歴史は昔から苦手だった私には難易度高めの話も多く、そんな時はおとなしく皆様の会話を聞いております。

 しかし先週飲みながら「歴史は苦手なんですよね」と話していたら、苦手の割には音楽のアルバムと時代背景なんかの話だったら積極的に参加しているんだから苦手ではないんじゃない?とマスター。

 そう言われてみると自分の音楽の聴き方は昔は単に音を聞いて感じるだけだったのが、最近はライナーノーツを丹念に読み込んだり、その音楽を作ったときに時に世の中は何が起こっていたのか時代背景を調べながら聞くことが多くなってきています。

 数年前に聞いてもあまり興味がなかったアルバムも意外と良いなあと思ったりすることが最近増えています。改めて考えると、おそらくこういった聞き方の変化に原因があるんだなあと気が付きました。単にその音楽を好きかどうかだけで聞いていた音に作り手の考えや状況を想像することで響きが好みではない音楽でも興味を持って聞くようになっているんですね。(フリージャズも最近は聞けるようになったのは慣れもあるけど、フリージャズの生まれた流れとかを面白がって本を読んでいることにも原因があるんでしょう)また最近はジャズやブルース・ソウルを聴きながら、戦争・ドラッグ・人種差別問題を読み解き、その時代のレーベルの戦略なんかも気になります。

 こんな話をしていたら常連先輩から「そういった変化が歳をとるってことなんだよなあ。自分も歴史とかは学生の時は嫌いだったんだけど歳をとるにつれてドンドン面白くなったし、仕事で海外に行くとそこに住んでいる人の歴史的背景を気にすることも多いうちに政治とか歴史が面白くなってきたんだよ」

 含蓄のあるお言葉でありました。記憶・気力・体力の衰えを感じつつ、改めて「歳をとるのも悪くない。楽しいジジイになろう」

2021年3月6日土曜日

本日のCD Bill Evans ♪ The Bill Evans Album

 

ヴァーヴからコロンビアへ移籍して第一弾、1971年発
エレクトリック・ピアノを取り入れた賛否両論の作品
エバンスのアコースティックの響きが好きな人には許せないようですね
(そりゃそうだ)

そんなことよりも、このアルバムの清潔感、緊張感、臨場感が好きです
20代のエディ・ゴメズのベース、マーティー・モレルのドラミングも
エバンスのピアノをしっかり活かしていてが素晴らしい
アコピとエレピでの表情の切り替えも私には面白く感じます
十八番「Waltz For Debby」もエレピでのソロが入ると
静かでクールな表情に変わり最後にアコースティックで
ダイナミクスを活かして暴れる
色々な録音がありますが、これも凝ったアレンジかなと思います

エレピと言えば他にToots Thielemansと競演の「Affinity
1979年発もあり、リバーブがかかり過ぎたエレピが気になりましたが
作品自体は私はそれも嫌いではありません

piano (Steinway), electric piano (Fender-Rhodes) : Bill Evans
bass : Eddie Gomez
drums : Marty Morell

1. Funkallero
2. The Two Lonely People
3. Sugar Plum
4. Waltz For Debby
5. T.T.T. (Twelve Tone Tune)
6. Re: Person I Knew
7. Comrade Conrad
8. Waltz For Debby (alternate)
9. Re: Person I Knew (alternate)
10. Funkallero (alternate)

Funkallero

Waltz For Debby

Comrade Conrad


muu music webzine

  

2021年3月5日金曜日

本日のCD Donald Byrd ♪ Black Byrd

 

1973年リリースの当時Blue Note Records史上最も売れた大ヒット作
ハードバップの名トランぺッターだったドナルド・バードが、マイルスの元から巣立ち
コンテンポラリー・ファンクに取り組んだジャズファンクの元祖的な革新的作品

オープニング「Flight Time」はまさに旅立ちのイメージ
「Black Byrd」は、Funk Inc.あたりに近い雰囲気のコーラス入りファンク
「Love's So Far Away」は軽快なジャズ・ファンク
「Mr.Thomas」は、正当派ファンク
「Slop Jar Blues」は、このアルバムで私一番好き

なるほど、ここらへんがロイ・ハーグローヴなどのトランぺッターの
ファンクへの転換などの源流なのかと音楽の歴史を感じます

なおこの作品はMizell兄弟の「Sky High Production」の第1号作品
「Sky High Production」はジャクソン5、ザ・ミラクルズ、
テスト・オブ・ハニーなどの楽曲アルバムをプロデュース

trumpet, flugelhorn, electrick trumpet, lead vocals : Donald Byrd
vocals : Larry Mizell
piano, electric piano : Joe Sample
synthesizer, vocals, electric piano : Freddie Perren
guitar : David T. Walker (2, 3, 5 to 7), Dean Parks (1, 4)
bass : Chuck Rainey (2, 3, 5 to 7), Wilton Felder (1, 4)
percussion : Bobbye Hall (1, 4), Stephanie Spruill (2, 3, 5 to 7)
trumpet, vocals : Fonce Mizell
flute, sax : Roger Glenn

1. Flight Time
2. Black Byrd
3. Love's So Far Away
4. Mr. Thomas
5. Sky High
6. Slop Jar Blues
7. Where Are We Going

Slop Jar Blues

Mr. Thomas

Black Byrd


muu music webzine