Oscar Peterson のトリオでの活動は1951年から始まっています。初期メンバーは Ray Brown (ベース) 、Irving Ashby (ギター) で、その後 1958年までにギターが Barney Kessel, Herb Ellis に代わっています。ギター、ベースでのトリオ編成は、この1964年録音のアルバムからドラムス(Ed Thigpen)、ベースに変化してギターレスになります、
ちなみに1965年には、ドラムスが Louis Hayes に交代、翌年の1965年には、ベースがSam Jones となり、以降、Joe Pass、George Mraz、Niels Pedersen、Niels Pedersen、Ray Price、Louie Bellson らも加入するなど、メンバーチェンジは、かなり頻繁なようです。
さてこのアルバム、オープニングはピーターソンのオリジナルですが、私がとにかく学生時代に、初めて組んだジャズ・コンボで、周りについていくために聴いていた Satin Doll、Fly Me to the Moon、Shiny Stockings などの懐かしのスタンダードも多数収録されています。
「The Strut」リーダー Oscar Peterson の作品で、初期オリジナル作品の一つ。スイングのテンポが気持ちよく、リズム隊のビートに乗って、これぞピアノの音を聴かせながらスイングしていく王道中の王道みたいな曲です。
「Let's Fall in Love」1933年の同名の映画の主題歌。ピアノから入るイントロで、 テーマのあとにピアノ・ソロ、2コーラスの曲に沿ったリズミカルなベース・ソロ、トリオの息はぴったり。
「Little Right Foot」トラディショナル・フォークをアレンジ。原曲は知りませんでしたが、昔からのフォークならではの親しみ易いメロディが良い。 この曲に親しんでいる人にとっては、色々な思い出も浮かべながら聴ける安心ソングなのでしょう、シングル・トーンでコロコロとした音でアドリブしながら、ピアノの音の世界へ徐々に引っ張り込んでいかれてしまいます。エンディングも優しいですね。
「Fly Me to the Moon」今まで原曲に忠実でベーシックなアレンジでしたが、凝ったアレンジで、アップ気味のテンポも楽しく、アドリブでは小技も飛び出しながら、気分良くなって歌われながらの演奏。この人も「唸るミュージシャン」ですが、調子っぱずれでは無いですね。
「This Nearly Was Mine」1949年のミュージカル South Pacific の歌曲で、お馴染みRichard Rodgers 作品。 原曲どおりのスロー・バラードのワルツにしています。音数が多すぎず音のわずかな空間の出すリズムが気持ち良いかも。やっぱりこの人はスローテンポでも、あくまでもリズミカル。
「You Stepped Out of a Dream」1940年のMGM映画「 Ziegfeld Girl」の曲で、軽快なラテンのテーマ。アドリブではビートを細かくして、ひたすら弾きまくっていて、ここでも気分が良くなって「唸るミュージシャン」が発症していますが、ほぼスキャット状態で相変わらず調子っぱずれでないのが、つまらないです。好演です。
ナルホド、そんなバンドの背景も調べながら今回聴いていると、確かにポップなサウンドで日本人にも聴きやすく Orquesta De La Luz あたりのサウンドとも共通点があるように感じます 。
ここで一考、日本の誇るサルサ・バンド Orquesta De La Luz は、1984年に結成なので、Dan Den よりも歴史は少し古い。1989年夏に自費で渡米し、ニューヨークのサルサ・フィスティバルでヤンヤの喝采と、ここらへんでキューバとアメリカの違いがありますが年代がリンクしてきます。そして1990年「Salsa caliente del Japón」で米国デビューし、ビルボード誌ラテン・チャートで11週間にわたって1位を獲得しています。キューバの新サルサ・サウンドの Dan Den とバッチリ、リンクしています。
「Solve」タイトルの ソルベ は、フアン・カルロスの故郷ベフカルの町に住んでいた実在の名物の物売り、ホセ・デ・ラ・コンセプシオンのあだ名で、彼のような人物に象徴されるようなキューバの風情を、地方性豊かなリズムにのせて表現するというのがコンセプトで、リズムはRitmo Dan Den(リトゥモ・ダンデン)の表記で代表曲のようです。
「Se Parte De Mi Vida」辞めたサンティアゴがボーカルで、ライナーノーツにも書いてありましたが、線が細い歌い方ですが、若い女の子受けは良いらしいです。なるほどサルサではありますがギチッと詰めてくるのではなくポップさがあります。
「El Humo O La Vida」 歌は自分のグループを率いて来日したパウロ。彼も美形なので女の子のファンが多いらしい。高い音程でのパンチの効いた歌い方です。この歌はキューバの禁煙キャンペーンを歌ったもの。立ち位置は日本の「嵐」みたいなかんじなのでしょうか。
1987年からソロアルバム「Michael Brecker(1987) を30歳で発表、次作を1988年に発売が本アルバムで、以降パットメセニーが参加した「Tales from the Hudson(1996)」などを発表し、2007年57歳で白血病で他界。「Pilgrimage(2007)」が遺作となっています。
「Chime This」1曲目はバイオリンとのデュオで始まりましたが、今度は作曲者 Don Gronick とのデュオで曲調は「静」になっての開始。幾何学的な印象のコード展開にリズム隊が参加してくると徐々に力が入ってきて、やがて混沌とした激しいインプロの世界に入っていくベタな展開ですが、この王道の展開もたまりません。
「Scriabin」タイトルの単語の意味は何だろうとググって見ると、ロシアの作曲家、ピアニストの Alexander Scriabin がヒットしたので、おそらくモチーフはこの方なのかと思われ、静かで前衛的なクラシック音楽も思わせる楽曲です。
「Suspone」そしてここで聴きなれた曲調の独特のスイング、聴きなれた Mike Stern と一発でわかるギターがでてきます。やはり楽曲提供は Mike Stern です。やっぱり安心のいつもの展開はスリリングながらも、私はリラックスして聴けます。
「Don't Try This At Home」アルバムのテーマ曲で、作曲は Michael Brecker, Don Grolnick の二人ですが、この曲でピアノを弾いているのは Herbie Hancock です。聴いてみると、なるほど、この手のハードバップ的な曲は Herbie Hancock の方が良いかも知れない。アルバムの中の曲のインパクトとしては、1曲目の Itsbynne Reel の方があると感じますが、Michael Brecker の思いは、この正統派な曲での原点回帰のような曲にEWIをかませるみたいなところなのでしょう。
Art Blakey はこの時、66歳。プレイヤーは若手を揃えての力強く溌溂とした演奏で何かスマートであり豪華な感じもします。CDの帯には1985年度ジャズ・ディスク大賞金賞受賞とあります。
さてレビューしていきます。Jodi 派手なドラムソロから始まり、Jean Toussaint のソロも強力なアクの強いブロー、Donald Harrison のフリーな感じのソロで爆発です。で素晴らしい。Blues March 1958年のマーチを取り入れた勇ましいブルースです。大人しめの録音を聴くと、まさに軍隊の更新のような曲ですが、しっかりとハードバップ。Mr. Babe, Moanin'
「Jodi」演奏週間の最終日の2ステージからアルバムのトップに選ばれたのは、1958年に Messengers に加入した卒業生 Walter Davis の陽気な作品。イントロは御大のド派手なドラム・ソロから始まり、一挙にブラス部隊が流れ込んでくる。1985年なのでバンド自体が昔よち進化し、何より若手が加入しているだけあって勢いがある。明らかに Art Blakey & The Jazz Messengers のサウンドではあるんだけど、1954,1955年の Night At Birdland Vol1, Vol2 あたりの昔のアルバムを聴いてから、このアルバムを聴くと戸惑いが・・
「Mr. Babe」は、サックスの Donald Harrison の作品です。これも長尺の御大のソロがイントロから入り、怒涛の超高速のバップになだれ込み全員が最後まで疾走します。ものすごいインタープレイの連続とも言えますが、「Art Blakey 体育大学」の忍耐力トレーニングで、鬼教官が御大といった感じです。最後の Mulgrew Miller のピアノ・ソロは、延々と終わらない短距離走のようで男気が感じられます。
Oscar Peterson と言えば、Night Train (1962) が最も有名、本盤はジャズ初心者向けの名盤と言われています。ファンのリクエストから曲を選び、当時流行っていた曲、スタンダード、ボサ・ノバ、映画のテーマ曲が多く含まれており、メロディーに重点を置いた短い演奏です。
Oscar Peterson は1925年にカナダのモントリオールの西インド諸島出身の移民家庭に生まれ、5歳より父からピアノとトランペットを習い始めるが、7歳の時結核にかかり、ピアノに専念。24歳の1949年にアメリカに進出し、Ray Brown、Louis Armstrong、Ella Fitzgerald、Joe Pass、Count Basie、Stan Getz など共演し、1959年からは Verve Records、1965年~1971年にはドイツのMPS Records、1973年には Verve のグランツが創設したPablo Records でも作品を残しています。1993年に脳梗塞で倒れましたが、リハビリを重ねて演奏活動を続け、82歳で亡くなる前年の2006年まで演奏を続けています。
録音は1964年10月19~20日にニューヨークでレコーディングで、当時39歳の脂がのっている時期で、前身レーベルを含めると約15年間続いたピーターソンの Verve Records 時代をこのアルバムで締めくくっています。
「Quiet Nights Of Quiet Stars (Corcovado)」聴き始めると、まず最初に思うのは音質の良さ。ピアノの打鍵の力の入れ具合も想像できるかのようなクリアな音質に、各楽器のバランスも非常に良く編集されています。 Antonio Carlos Jobim 作のボサノバ。
「The Days Of Wine & Roses」Henry Mancini, Johnny Mercer 作の1962年の映画 ”The days of wine and roses”の主題歌で、映画はアル中夫婦の堕ちて行く悲しい物語ですが、この曲は逆に「お酒とバラに囲まれた夢のような日々を」思い返す、陽気でお気楽な歌で Oscar Peterson は、その魅力をわかりやすく表現していてくれる名演。難解な演奏が名プレイな訳ではないことがよくわかります。お酒はほどほどに。
「My One And Only Love」ベタなスタンダードが続きます。スリリングな展開の難解なジャズも楽しいですが、こういった耳慣れた曲が楽しめるアルバムも良いです。特に特別なアート感はありませんが、丁寧でわかりやすく美しい。心の糧になる様な演奏は素晴らしいの一言。スタンダードを覚えようと思って色々な演奏を聴いても、アートすぎる演奏だとテーマも覚えられないようなことにはこのアルバム絶対なりませんね。
「Have You Met Miss Jones? 」1937年のミュージカル I'd Rather Be Right の曲で、Miss Jones は劇中の登場人物です。もう少しテンポは速めで軽やかに演奏するものが多いように感じますが、テンポは遅めにしていて甘いバラードのように仕上げています。コードの響きが気持ち良いです。私ももう少しピアノが上達したら弾いてみたい感じの、初心者も頑張れば弾けそうな感じもする絶妙なところ。リスナー・オンリーばかりではないでしょうから、こういったところも大事なんだろうなと思います。
「You Look Good To Me」おそらく初演がこのアルバム?でしょうか。だとすれば書き下ろしなのかと思われますが、それほど詳しくは調べてはいません。ソロを除けばテーマは難しくないメロディーで初心者の為のピアノ伴奏のような曲です。前の曲の「Have You Met Miss Jones?」もコンセプトは似ているような感じなので、- 初心者も頑張れば弾けそうな感じもする絶妙なところ - をもしかしたら狙っているのかも。
「The Girl From Ipanema」現代では一般的なスタンダードなボサノバの、この曲も1962年につくられたヒットナンバー。このアルバムの2年前なので、やはり当時のヒット曲も入れました的な選曲ですね。軽やかでポップに中高音のコロコロしたシングルノートでのピアノの音色でのソロ部分は聴きやすくて一層ポップで良いです。
「D. & E.」 ピアニスト John Lewis が書いたブルースナンバーで、1958年の本人のアルバム The John Lewis Piano に収録されているブルースナンバー。ヒットナンバーでは無いと思われるので、Oscar Peterson の何かの思い入れがある曲なのでしょう。
「Time And Again」 ヴァイオリン奏者 Stuff Smith の作品で、1945年に Stuff Smith は Sarah Vaughan を招き録音し、彼女はこの録音がきっかけで Musicraft と契約となった曲です。原曲 Time and Again (Sarah Vaughan) よりも、しっとりと聴かせる乙女チックなピアノに惚れ惚れします。
「Goodbye J.D.」 Oscar Peterson がプロデューサー Jim Davis の為に書き下ろした、なんとも勇ましくアルバムで一番のアグレッシブな曲です。このアルバムで Verve Records を離れるお別れ曲で感謝を締めくくっています。
ライナーノーツの中で 原田 和典氏は、原盤のライナーノーツに“ピーターソンはナイト・クラブで演奏するとき、よく観客からリクエストを受ける”と書いてあるが、ラスト2曲「D. & E.」「Time And Again」こんなマニアな曲をリクエストするファンはそういない、と鼻息荒く書かれていますが、「Time And Again」は Sarah Vaughan の出世作でもあるので、そんなことも無さそうな気もしますが。原田 和典さま、まあまあ興奮しないで・・
「King Of Pain」これも流行った曲で、Police っぽいメロディーラインと従来と同じようなアレンジが嬉しい曲です。拍をくう箇所もメリハリがついて印象が濃くなる仕掛けも、さすが Police で、一筋縄ではありません。
「Wrapped Around Your Finger」レゲエ・リズムを基調として、これも Police っぽい。音と音の間にある空間のようなものが気持ち良い曲で、洗練されています。
「Tea In The Sahara」サハラ砂漠でお茶をって、映画みたいなタイトルです。この曲はPaul Bowles の小説 The Sheltering Sky の一節にインスパイアされてた曲で、砂漠で王子様と茶を飲むことを夢見て待ち続けるが、その夢かなわず、いつしかティーカップの中に砂が・・
「Murder By Numbers」最後は Sting が歌詞、作曲は Andy Summers、ジャズ風の曲調に、殺人を「事務的な作業」や「芸術」として、さらには「政治の道具」として描くブラックな内容。
購入時は Every Breath You Take が入ってるアルバムが懐かしいと思って購入したので、軽く聴いてましたが、本気でアルバムを聴きながら書いていたら色んなことが盛り込まれていました。よく考えてみれば、発売前に Every Breath You Take が売れるのはわかっていたはずなのに、タイトルを Synchronicity にしたってことは、商業的なものより志に重点が置かれていると、なるほど理解できます。アルバムを作るために、めんどくさい話し合いがなされたものと推測もでき、その結果解散なのか、解散前にメモリアルで徹底的に考えたアルバムを作ったのか、思ったより、これを書くのに力入りました🎶
bass , vocals : Sting
guitar : Andy Summers
drums : Stewart Copeland
producer : Hugh Padgham, The Police
1. Synchronicity I / Sting
2. Walking In Your Footsteps / Sting
3. O My God / Sting
4. Mother / Andy Summers
5. Miss Gradenko / Stewart Copeland
6. Synchronicity II / Sting
7. Every Breath You Take / Sting
8. King Of Pain / Sting
9. Wrapped Around Your Finger / Sting
10. Tea In The Sahara / Sting
11. Murder By Numbers / word Sting, written Andy Summers
はい、Geminiの音楽生成機能では、プロンプトを通じてコード進行を指定することが可能です。例えば、「C - G - Am - F のコード進行で、爽やかなアコースティックギターの曲を作って」というように、具体的なコード名を伝えてみてください。また、「王道のカノン進行で」「切ないジャズ調のコード進行で」といったイメージでの指定も有効です。