2020年12月8日火曜日

東芝クレーマー事件 前屋毅

 

ノンフィクションで現代のネット社会ではありがちな炎上が
当時は事件になってしまっている話し
現代であれば東芝の社員のありえない客への言葉遣いの
音声ファイルだけでネット民とマスコミで企業側に制裁が加えられます

個人対東芝という大企業のクレーム処理のズサンさ、勝手な勘違いが
HPを立ち上げたことで大きく膨らんだ事件ではあるが
事件の進み方が今よりゆっくりなので
余分な誤解が誤解を生んでいるのが読んでとれた

筆者のは公平な立場で書かれてはいるものの
企業:東芝側への批判が最後の方に散りばめられている

興味深かったのは事件性よりも「曖昧さ」が「誤解」となり
こじれるとここまで事が大きくなると言うこと
企業側も個人も「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」
と言うビジネスでは鉄則の押さえるべき点を曖昧に話しながら
お互いの齟齬が生まれてきている点です
日時でさえ具体的では無いので
お互いの都合が良い解釈で
意思の疎通ができていないのにはびっくりでした

クレーム処理であるので企業側には最低限求められる点なので
企業側のお粗末さが際立ってはいますが

私もサラリーマンのはしくれ
物事を円滑に進めるためには
「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」
を常に明確にしておく必要性を感じます

よくありがちなのが「いつ」「だれが」を明確にしないで
会議や商談が終了するパターン
進行が遅くなったり、空中分解したり、もめたりします
私は過去の経験から、会議・商談の終了間際に
これを簡潔にまとめるてお互いの確認をとるようにしていますが
相手によっては、面倒なヤツととらえる人もいるようですね
理由は「会議が長引くから」「曖昧にしておきたかった(やりたくなかった)」
などが主であると感じますが
「やりたくなかった」であれば
会議中に反対しておけよ!と言いたくなります

この手のノンフィクションはくだらないものが多いですが
この話は週刊誌のゴシップ記事を細かく長くした感じで
大した内容ではありませんが、くだらなくはありませんでした

2020年12月6日日曜日

ヤマハのデジタルサックス「YDS-150」注文しました

 


ヤマハのデジタルサックス「YDS-150」
先週の日曜に発見
水曜に会社の同僚と楽器屋に試奏しに行って
金曜の晩に注文ボタン押してしまいました

大学時代に先輩のサックスを吹かしてもらったことはありますが
これは、自分には向いていないと思いましたが
このデジタルサックスは息を吹き込めば音が出るし音量も調節できる
基本的にデジタル楽器なんで
音量小さくすれば夜中でも練習できる

おそらくこの楽器が上達してもサックスそのものが
吹けるようにはならないとは思いますが、思わずポチっとボタン押しました
でも人気のようなので、いつ来ることやら・・
年内に来てくれてコロナ自粛の冬季休暇中に楽しみたい

2020年12月5日土曜日

本日のCD Miles Davis ♪ 'Round About Midnight



プレスティッジからコロンビアへ移籍の第1弾で1956年作品で
当時まだ新人のテナーサックスのジョン・コルトレーンを起用した

  録音は、ほぼリハ無しで短期的の録音とのことですが
1956.Oct.27 / Columbia 799 Seventh Ave stuidio ,NY (2)
1956.Jun.5 / Columbia 30th Street stuidio ,NY (4, 5, 6)
1956.Jun.5 / Columbia 30th Street stuidio ,NY (1, 3 )
滞在時間が短かったんですかね。そんな短くも無いんじゃ?

モンクの「Round Midnight」で静かに俺の音楽を聴けと言わんばかりの迫力
「Ah-Leu-Cha」はイントロ・エンディングはデキシーランド風
「All Of You」「Bye Bye Blackbird」は軽めに仕上げ
「Tadd's Delight」「Dear Old Stockholm」はノスタルジック

非常に印象に残り、モダンジャズと呼ばれる要素を持った
王道の演奏ながら万人に理解しやすい
これは名盤

trumpet : Miles Davis
tenor sax : John Coltran
piano : William “Red” Garland
bass : Paul Chambers
drums : “Philly Joe”Jones

1.'Round Midnight
2.Ah-Leu-Cha
3.All Of You
4.Bye Bye Blackbird
5.Tadd's Delight
6.Dear Old Stockholm

 'Round Midnight

All Of You

Tadd's Delight
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伊坂幸太郎 AX

 

主人公の兜は殺し屋だが家では妻に頭が上がらない
なかなか面白い設定だが
会社ではスーパーマンのサラリーマンが家では
妻に頭が上がらないのと仕事が変わっただけとも思える

ここら辺の伊坂マジックの意外性は、時間軸と場面のすり替えでも発生
途中で兜が死んでしまうのでどうなる? 

やはり私はこのパターンの伊坂作品が読みたい





2020年12月4日金曜日

本日のCD The Best Of Blind Blake


そういえばブラインド・ブレイクは
ブルース教則本にも出てくるし、ブルース・コンピにも収録されている
動画でも視聴しているけどアルバムを持っていませんでした

ジャケットは「The Best Of Blind Blake」の名前で印字されていますが
ベスト盤は何種類か出ているようで
CDのパソコンへの取り込み画面はKing Of The Blues Entry2 


生年不詳ですが一応1895年頃生まれ1932年に亡くなっています
戦前ブルースマンの中でもトップクラスのギター・ラグの名手で
リズミカルでギター1本の演奏ですがドライブ感あり
そしてなにより正確なリズムの右手がすごい

1曲目の「Blind Arther’s Breakdown」はエッセンスがぎっちり
「Police Dog Blues」「Too Tight Blues」「Diddy Wa Diddy」は
ライ・クーダーのレパートリーでもあります

戦前ブルースにありがちな
ペナペナなサビた鉄弦の音でもなく
そこらへんも違いを感じます

1. Blind Arthur's Breakdown
2. Police Dog Blues
3. West Coast Blues (take 1)
4. Dry Bone Shuffle (take 2)
5. Too Tight Blues No. 2
6. Skeedle Loo Doo Blues (take 2)
7. Bad Feeling Blues
8. Let Your Love Come Down - Bertha Henderson
9. You Gonna Quit Me Blues
10. Diddie Wa Diddie
11. Early Morning Blues (take 2)
12. Fightin' The Jug
13. Sweet Papa Low Down
14. Sea Board Stomp
15. Black Dog Blues
16. Hastings St.
17. One Time Blues
18. Panther Squall Blues
19. Georgia Bound
20. Rope Strechin' Blues Part 1 (take 2)

Blind Arthur's Breakdown

Diddie Wa Diddie

 Police Dog Blues
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2020年12月3日木曜日

本日のCD Curtis Mayfield ♪ Something To Believe In


1980年リリースでダンサブルでブラコン・ディスコを取り入れている作品です
個人的には1970年代の怪しげなソウル色が強いほうが好みですが
コンテンポラリーなこのアルバムも悪くはない

山下達郎が「甘く危険な香り」の元ネタ「Tripping Out」
1曲目は人気ディスコ・トラック 「Love Me, Love Me Now」
ファルセットが沁みるメロウな 「Never Stop Loving Me」
温かい響きのミディアム「People Never Give Up」
 「 Impressions 」 時代のセルフ・カバー
 「It's Alright」は少し余計だったような気がしなくもない
 
ジャケットの絵は「Ernie Barnes」でこれ有名らしい

vocals : Curtis Mayfield
keyboards : Rich Tufo, Tim Tobias
guitar : Ross Traut, Tom Ferrone
drums : Wendell Stewart
percussion : Alejo, Tony Carpenter

horns : Arthur Hoyle, Bill Porter, Dale Clevenger, Gil Askey, 
Lenny Druss, Paul Howard, Robert Lustrea, Sonny Seals

strings : Adrian Gola, Arnie Roth, Elizabeth Cifani, Frank Borgogne,
 Fred Spector, Hal Klatz, John Frigo, Karl Fruh,
 Leonard Chausow, Roger Moulton, Sol Bobrov, William Schoen

1. Love Me, Love Me Now
2. Never Let Me Go
3. Tripping Out
4. People Never Give Up
5. It's Alright
6. Something To Believe In
7. Never Stop Loving Me

Tripping Out

Something To Believe In

Never stop loving me
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2020年11月30日月曜日

本日のCD David Sanborn ♪ Voyeur


Voyeurの邦題は「夢魔」
直訳は、窃視症の人、性的な面でのぞき趣味の人
出歯亀、ゴシップ好き、詮索好き
とあまり良い言葉ではないようですが、
タイトルの言葉イメージとは違い、前作「Hideaway」から少し方向転換の
アップテンポでファンキーなフュージョン

オープニングはBuzzy Feitenのギターカッテイングが印象的な
「Let's Just Say Goodbye」
(以前のレビューでハイラムと書いていたのは間違い)
このアルバムから始まった「Run For Cover」は
ドラムがSteve GaddでTom Scottも参加してます

以前はあまり気にしてませんでしたが
サンボーンのアルバムは参加ミュージシャンが多く多彩で
じっくり聞きながら、ライナー・ノーツ見てると発見が多い

3曲目でサンボーンの楽器に「saxello」と出ていたんで
調べてみるとソプラノ・サックスのビンテージらしい へえ

1. Let's Just Say Goodbye
alto saxophone, electric piano : David Sanborn
electric guitar, acoustic guitar : Buzzy Feiten
electric bass, synthesizer : Marcus Miller
synthesizer : Michael Colina
drums : Steve Gadd
percussion : Lenny Castro

2. It's You
alto saxophone, electric piano : David Sanborn
electric guitar, acoustic guitar : Buzzy Feiten
electric bass, synthesizer : Marcus Miller
synthesizer : Michael Colina
drums : Steve Gadd
percussion : Lenny Castro

3. Wake Me When It's Over
alto sax, saxello : David Sanborn
drums, electric bass, electric piano, electric guitar, synthesizer : Marcus Miller
synthesizer : Michael Colina
gong : Ray Bardani

4. One In A Million
alto saxophone, electric piano : David Sanborn
electric guitar : Hiram Bullock
synthesizer : Marcus Miller
synthesizer : Michael Colina
drums : Buddy Williams
congas, percussion : Lenny Castro
percussion : Buddy, David, Hiram

5. Run For Cover
alto sax, saxello : David Sanborn
flute, tenor sax : Tom Scott
synthesizer : Michael Colina
electric bass, electric piano, electric guitar : Marcus Miller
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald

6. All I Need Is You
alto sax : David Sanborn
backing vocals : Diva Gray, Gordon Grody, Hamish Stuart, Lani Groves
synthesizer : Michael Colina
electric bass, electric piano, electric guitar, bells : Marcus Miller
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald

7. Just For You
alto sax : David Sanborn
piano : Marcus Miller

Let's Just Say Goodbye

Wake Me When It's Over

Run For Cover
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2020年11月29日日曜日

本日のCD DCPRG ♪ Second Report From Iron Mountain USA

 

その語り口の面白さと斜めな目線の音楽観にすっかりはまり
これは氏の音楽も聴かねばなるまいと見ていたら
「菊地成孔の率いる11人のドープな特殊部隊との帯」の宣伝文句

ジャケットからしても、ファンクもやってるのか?と
ジャズらしきアルバムは避けて、興味津々で購入

1曲目はラップで、それはまあ良いとしてボーカロイド(兎眠りおん)使用
氏は、ここへたどり着いていたのか?と落胆していると
フリー・ジャズ風ラップだったり、
ザビヌル風のコズミックな曲がが入ってきてホッとする
1曲目で笑いをとってから、少し本気を出してみるみたいな感じでしょうか

1曲目真ん中の3曲目とかに来たら「金返せ!」的な感じですが
そこも、おそらく計算されているんだろうと
真剣にかまってしまうと氏の術中にはまってしまうことになるのだろう

既に術中に、はまっているようでシャクではあるが
他のジャズ系アルバムを是非聞いてみたいものである

ジャパン・ジャズ系にはあまり手を出していなかったつもりのだが
参加メンバーの 丈青  坪口昌恭 大村孝佳 大儀見元 津上健太 類家心平
結構、聴いてるかもしれない

conductor, turntables, keyboards : 菊地成孔 Naruyoshi Kikuchi
keyboards : 丈青 Josei, 坪口昌恭 Masayasu Tzboguchi
electric guitar : 大村孝佳 Takayoshi Ohmura
electric bass : アリガス Arigath
drums : 千住宗臣 Muneomi Senju, 田中教順 Kyojun Tanaka
percussion : 大儀見元 Gen Ogimi
soprano sax, alto sax : 津上健太 Kenta Tsugami
soprano sax, tenor sax : 高井汐人 Shiohito Takai
Trumpet : 類家心平 Shinpei Ruike

1. Catch 22
featuring : Jazz Dommunisters, 兎眠りおん
2. Circle/Line
3. 殺陣/Ta-Te Contact & Solo Dancers
4. Microphone Tyson
featuring : Simi Lab
5. Tokyo Girl
6. Uncommon Unremix
featuring : Simi Lab
7. Duran

Catch 22

Uncommon Unremix

Microphone Tyson
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2020年11月28日土曜日

本日のCD The Impressions ♪ Further Impressions


このアルバムは1996年の発売のコンピで
曲は全てカーティス・メイ・フィールドの作曲の
クラシック・ソウルの名曲ばかりです

でも、なんか懐かしのアルバムを入れた
高速のドライブインで売ってた昔のグループのカセットみたいな
ノスタルジックな雰囲気が漂うと感じるのは私だけだろうか?

この曲好きだな
Whenever you've got a little problem
And misery's payin' it's dues
You can't get ahead layin' in bed
Get up and put on your shoes, baby
Get up and move
Get up and move
Get up and move 'fore sundown
Get up and move
Get up and move
Get up and move 'fore sundown

Now how do I win my baby
On a train she's leavin' today
I admit I was wrong
She'll be gone much too long
And how much I need her to stay
What do I do
Get up and move

1. Can't Work No Longer
2. Girl You Don't Know Me
3. I Made More Mistake
4. We're In Love
5. Just Another Dance
6. I've Found That I Lost
7. Get Up And Move
8. Never Could You Be
9. Just One Kiss From You
10. Since I Lost The One Love
11. Too Slow
12. You Always Hurt Me
13. I Can't Stay Away From You
14. You Got Me Running

Get Up And Move

 Can't Work No Longer

Just One Kiss From You
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2020年11月27日金曜日

本日のCD The Modern Jazz Quartet ♪ Concorde


「The Quartet」「MJQ」に続く3作目でこのアルバムから
ドラマーが、Kenny ClarkeからConnie Kayへ変わっています

vibraphoneのMilt Jacksonのスウィング感は
「Softly As In Morning Sunrise(朝日のようにさわやかに)」で本領発揮
全体的に、穏やかで上品でクラシックっぽい重さが心地よく
ここらへんはピアノのJohn Lewisの色ですよね
アルバム・タイトルでもある「Concorde」はJohn Lewisの
ヨーロッパへの曲を何曲か書いているうちの一つで
パリのコンコルド広場にちなんで書かれています

ジャケットはコンコルド広場で優雅な曲ですが、
場所的にはフランス革命中にルイ16世やマリー・アントワネットが
ギロチン刑になった場所らしく、そう思うとジャケ写に威圧感

古典的な伝統のような雰囲気が聴き手を高尚な気持ちにさせてくれます

vibraphone : Milt Jackson
piano : John Lewis
bass : Percy Heath
drums : Connie Kay

1. Ralph's New Blues
2. All Of You
3. I'll Remember April
4. Gershwin Medley:
Soon 
For You, For Me, Forevermore
Love Walked In
Our Love Is Here To Stay
5. Softly As In Morning Sunrise
6. Concorde
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2020年11月26日木曜日

告白 湊かなえ


 ポイズンドーター・ ホーリーマザーで初めて作者の作品を読み
そこから5作目で、このデビュー作

同級生、親、担任などの視点で事件が語られていく心理描写に
読み始めからどんどん引き込まれます

じわじわとくる怖さがあり、登場人物のほぼ全員が幸福にはなれず
「そうだよね」「いやいややり過ぎ」「こいつは何なんだ」など
読後の爽快感と不快感が混在しデビュー作からイヤミスは発揮

人はそれぞれに大切なものの価値感が違うんですよね

やはり読んでよかった本です

2020年11月24日火曜日

本日のCD Miles Davis Quintet ♪ Cookin With The Miles Davis Quintet

 

Prestigeでのマラソン・セッションの一枚で
特には「My Funny Valentine」の出来の良さなど4部作の中でも評価は高い

CBSに移籍するためにPrestigeとの契約を終了させるために
1956年5月11日と同年10月26日に行われたセッションで
マラソンと言うからには持久戦だったイメージだが
2日だけの録音で有ればマラソンではないとの評がよくあり
実際にマラソン・セッションの表現は日本だけのようです
発売は以下の通り
1.「Cookin」 1957 2. 「Relaxin」 1958年
3. 「Miles Davis and The Modern Jazz Giants」 1959
4. 「Workin」1960 5. 「Steamin」1961

マイルスのアルバムも枚数が増えてきて年代追って聞くこともあるんですが、
この時代のマイルスの素朴なトランペットが好きかもしれません
また、このマイファニーバレンタインでは、
レッドガーランドのピアノも良い味で、可憐な感じのフレーズもいいな

 trumpet, leader : Miles Davis
bass : Paul Chambers
tenor sax : John Coltrane
piano : Red Garland
drums : Philly Joe Jones

1. My Funny Valentine
2. Blues By Five
3. Airegin
4. Tune Up / When Lights Are Low


My Funny Valentine

Airegin

Tune Up / When Lights Are Low
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憂鬱と官能を教えた学校(上)調律・調整および旋律・和声 菊地成孔+大谷能生


東京大学のアルバート・アイラー」はかなり面白かったので
この人の著書を読み進めようとネット購入した本作

かなり難解な表現と繰り返しが多く
途中で訳がわからなくなりながらも読み終えました

巻末の対談で著者はの神経症的傾向が書かれていて
本人も自覚し、文中の著者の独断と偏見は時間とともに変わるので
現在進行形では違うことを言っているようなこともある
しかしこれを書いていた時はこう思っていたで良いので
改訂などで記述の変更削除はせずに、このまま出版し続けるとのこと

これでもっとジャズがうまくなりたいとか思うのは断念して
ヨーロッパ系文学の訳本を読んだような気分になって
内容はあまり噛み締めずに
読み進めることに重きをおいて時々振り返る
みたいな読み方をすればよいのではないでしょうか

そもそも、音楽とは何か?音とは何か?
現代の楽譜表記は学問として発達し、
商業的に音楽の再現をするためのものであり
もしかしたら、私たちの音楽(音階)に対する感性は
体制に訓練されてしまった洗脳かもしれない

続編で下巻があったので、怖いもの見たさに
今取り寄せ中

2020年11月21日土曜日

本日のCD  Phat Phunktion / Real Life .:. High Fidelity


 きっちりとして切れのあるホーンアレンジでぴっちりと細かなキメで、TOPみたいだと言えば、その通りだが重量感が違います。また、Earth,Wind & Fireの「Jupiter」なんかも入ってたり、ホントそれ系で嬉しい限りです。
 都会的なニュアンス、ストレートなファンクフレーズ、ロック的な曲作りは、Paulo Mendonca ともかなり似ています。Phat Phunktion、Paulo Mendoncaとももっと表舞台に出てきても良いバンドだと思うんですが残念です。
 アルバム名の .:.  の意味は?わからんですね🎶

vocals keyboads : Tim Whalen
saxophone, vocals : Al Falaschi
trombone, vocals : Courtney Larsen
trumpet : Jon Schipper 
trumpet : Jim Doherty
guitar : Vince Jesse
percussion : Pauli Ryan
drums : Darvonte"Turbo" Murray

Guests
You want it all intro : Johnny Chims
Knockin' em Down "The Clap" : Bruce Briney and Kurt kupcho
Dance in the Rain : Emily Leader (violin)
Christina Wensel(violin) Ben wensel(cello)
1. You Want It All (feat. Johnny Chimes)
2. Eyes of Mine
3. With You
4. Knockin' em Down (feat. Bruce Briney & Kurt Kupcho)
5. No More
6. Don't Destroy the Funk
7. Competition
8. Miss Madison
9. Dance in the Rain (feat. Emily Leader, Christina Wensel & Ben Wensel)
10. Well Run Dry
11. Broken
12. Jupiter