2022年12月4日日曜日

The Miles Davis Sextet / Jazz At The Plaza VOL1


 おそらく私がマイルスの音源を入手した最初の盤がこれです。大学時代にジャズ研に属していたのでそれなりにマイルスの話題は出るのですが全く聴いたことも無いけれどマイルスを聴いたことが無いと言うのも気恥ずかしかったため、話題が出れば静かにしていたので何か聞いてみようかと購入したのが確かこれです。ギターを担当していた私はギターレスの音源を入手することは皆無であったので、このようなモロジャズには、ほぼ接していなかったこともあり衝撃的でした。なにしろギターレスなので、ここに直ぐにコピーしようと思うようなフレーズが無かったんですから。今当時の私の音源選びの基準はそこらへんだったんですから今のようなジャズ好きになるとは思ってもいませんでした。


 さて Kind of Blue カインド・オブ・ブルーのメンバーで録音された1958年のニューヨーク、プラザホテルでCBSの主催するパーティのライブ録音です。リリースされたのが1973年というから15年間眠っていた録音で、第1集はこのセクステット。第2集はデュークエリントン楽団です。録音されたのは9月9日で、ビリー・ホリデイも出演していた贅沢なライブでこの強力なメンバーでの演奏は凄まじく何度聞いても素晴らしい。このメンバーでは最高の出来ではないでしょうか。
 1曲目タイトルは、Jazz At The Plaza ですが中身は Straight, No Chaser でキャノンボールのテナー → アルト でサックスのソロ展開は強力で見事。My Funny Valentine ではマイルスのミュートでのバラードプレイが徐々に迫ってくるかのような迫力あるプレイ。If I Were a Bell はマイルスの当時の主要レパートリーの一つでミュージカル「野郎共と女たち」の1曲でもあります。長尺のマイルスのソロで盛り上がり、コルトレーンのソロで盛り上がり過ぎたのかマイクにぶつかる音もあり、マイルスは「Oleo」のイントロが詰まってしまったりしています。録音状態の悪さやこういったハプニングでお蔵入りになっていたのでしょうか? そんなに聞き込んだ覚えはないのですが、このアルバムは覚えてしまうほど聞いています。何かわくわくしてしまう演奏ですね

trumpet : Miles Davis
piano : Bill Evans
bass : Paul Chambers
drums : Jimmy Cobb
tenor sax : John Coltrane
alto sax : Julian "Cannonball" Adderley

1. Jazz At The Plaza (Straight, No Chaser)
2. My Funny Valentine
3. If I Were a Bell
4. Oleo



▶ Oleo


  

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