2022年12月17日土曜日

Herman Kelly & Life / Percussion Explosion


 帯は捨ててしまったんですが、限定プレスのCDとのうたい文句とかにひかれて買ったアルバムで、存在を忘れがちなマイアミのパーカッションの Herman Kelly(ハーマン・ケリー)率いる Herman Kelly & Life 。数年前に書いた本ブログで「唯一のアルバムらしい」と書いてありググってみても確かにリーダーアルバムはこれだけというか他のアーティストへの参加なども確認できなかったのでその活動はよくわかりません。ミュージシャンとしての情報量が圧倒的に少ない Herman Kelly です。写真もほぼ無くいろんなバージョンのアルバムジャケットぐらいです。

 
 
 サウンド的にはファンク・ソウルかと思いきやバリバリにラテンの曲もあります。基本的に踊れるパーティ系であることは間違いなく、この限定プレスの再発以前もDJ系の人にはサンプリングされて使われることも多い方のようです。確かドラムとパーカッションにファンク・ベースに乗せるが基本のこういった楽曲はDJのリミックスには適していそうです。
 サンプリングでよく使われるのは Dance To The Drummer's Beat で、きっちりと作ってあって爽やか系の売れ線のファンク。Time After Time は懐かしいレトロなメロディー・ライン、A Refreshing Loveは静かにピアノから始まったかと思ったらワールド系のラテン・ファンクでコーラスはアフリカンな感じも入れてきていて、曲の間のブレイクは完全にラテンの決めで思わずニッコリ、Who's The Funky DJ はラテンとかは排除したジェイムス・ブラウン系の繰り返しファンク・リフの楽曲(ギターもそれ系)Share Your Love ではサザンソウル系に変身します。Do The Handbone はグルーヴィーなモータウンも入ったファンクでホーン部隊がイイ感じ。そしておそらくサイケ路線を狙ったけど失敗したような変なギター・ソロもレトロでバカバカしくて素晴らしい。
 70年代ディスコティックなファンク好きの方ならきっと気に入るアルバムで、私は70年代ディスコに興味はありませんが耳には心地よく感じる世代。こんなマニアなアルバムよく買ったもんだと自分でも感心しております。

vocals & percussion instruments
vocals, drums, bells, temple block, cowbell, castanets, bass drum, gong, cymbal, effects, bongos, congas, wood Block : Herman Kelly

Recorded in Brazil and Miami.

1. Dance To The Drummer's Beat
2. Time After Time
3. A Refreshing Love
4. Who's The Funky DJ
5. Share Your Love
6. Do The Handbone






  

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