2022年12月24日土曜日

David Sanborn / Song From The Night Before


 David Sanbornは、1975年に最初のソロアルバム Taking Off から24枚のアルバムをリリースし、グラミー賞を6回受賞、8枚のゴールドアルバムと1枚のプラチナを獲得してきました。キャリアの最初は Paul Butterfield(ポール・バターフライフィールド)共演で、以降スティービー・ワンダー、ストーンズなど様々なミュージシャンと共演し数えきれないほどのミュージシャンと交流してきました。そして マーカスとの出会いでファンク・フュージョン・サウンドを牽引し、1991年の Another Hand ではメローなジャズ路線、1992年 Upfront では再びファンク路線にと音楽性は様々に変化します。

 
 この1996年の作品 Song From The Night Before はフュージョン系サウンドですが、ポップ系のサウンドから少しメローになってきています。プロデューサーがキーボードの Ricky Peterson になったことで、元気印のマーカスからアダルト路線にサウンドを変わり、バラエティよく曲を配置しバランスもよくうまくまとめていると感じます。しかし明確な方向性はあまり感じられないので、アルバムとしては落ち着いた味わいと言えばそうなんですが、私にとっては、やや地味との印象を受けてしまいます。
 このアルバムの曲は大きく3タイプに分類できます。アダルト・フュージョン系で Relativity、D.S.P.、Spooky、Rumpelstiltskin。ひと昔前っぽいフュージョン Listen Here、Southern Exposure、サンボーンをゆっくり聴く、Rikke、Missing You、Infant Eyes など。私はマーカス時代のファンク・フュージョン路線から大ファンになりました。若干おとなしめのこのアルバムは嫌いではないけど印象は薄め。プログラミング主体で軽めのせいもあるかもしれません。

alto sax : David Sanborn
keyboards bass and drum programming : Ricky Peterson
programming, guitar : Paul Peterson
guitar : Dean Brown, Philip Upchurch
percussion : Don Alias

Additional Musicians
bass : Will Lee (6)
fretless Bass : Pino Palladino (3)
guitar : Philip Upchurch
additional drums : Steve Jordan

Horn Section
bass clarinet, alto flute : John Purcell
soprano sax, clarinet, flute : George Young
tenor sax, flute : Dave Tofani
trumpet : Randy Brecker

producer : Ricky Peterson

1. Relativity
2. D.S.P.
3. Rikke
4. Listen Here
5. Spooky
6. Missing You
7. Rumpelstiltskin
8. Infant Eyes
9. Southern Exposure


Spooky



  

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