SOIL&"PIMP"SESSIONSからスピンオフしたジャズトリオ。新しい音楽世界を作られているバンドは、解散も早いのですが今バンドはまだ現役で活動しておられるようです。
解散せずに続けていられるのは、こういった活動が自由にできるからでしょうか。ソイル・ピンプのメンバーは、タブゾンビ(Tp)/ 丈青(Pf)/ 秋田ゴールドマン(Ba)/ みどりん(Dr)/ 社長(Agitator)で、このトリオは、タフゾンビと社長以外のメンバーで構成されていて、本家よりもロック、ヒップホップなどを取り入れたサウンドとなっています。
オープニング Jazz Acoustic Machine は象徴的なピアノフレーズでオープニングを飾り、クロスオーバーでファンク的な Sing Without You、ハウス的なダンスミュージックにオリエンタルな音階を使った Quiet Wave、8ビートながらもジャズの Blue In Green は中々よし、Arioso ではきらびやかなピアノソロから始まり、ダンサブルなジャズに発展、Join And Move On もタイトなドラムと印象的なベースラインで思わず体が動く、そしてひと昔前のダンスミュージック的なテーマの New Step 、Back From Dark Side は一つ一つ確かめながらメンバーが音を探るような楽曲がカッコイイ。そしてゲストに世界的トランぺッター日野皓正さんを迎えた He Knows が入ることでまた引き締まり、日野さんのトランペットのトリルで、他のメンバーの音が全く変わってきています。Liquid Street はロバートグラスパーのカバーらしい。そして疾走する Real で勢いをつけてから、さらに加速する Justice で混沌とした世界にゴール。
これ札幌タワーレコードでメンバーのミニライブを見に行った時に買ってサインもらったんだけど、ジャケットがツルツルの材質なんでほぼ消えています。残念。ちなみにアルバムの発売記念ミニライブだけど、全然違うことやってくれました。凄かった、楽しかった、テクニック、インスピレーションと迫力!!のライブでした。懐かしいなあ。
piano : 丈青
bass : 秋田ゴールドマン
drums : みどりん
1. Jazz Acoustic Machine (Opening)
2. Sing Without You
3. Sing Without You (Reprise)
4. Quiet Wave
5. Blue In Green
6. Arioso
7. Join And Move On
8. New Step
9. Back From Dark Side
10. He Knows feat. Terumasa Hino
11. Liquid Street
12. Real
13. Justice