2021年1月21日木曜日

ジャコ・パストリアスの肖像 ビル・ミルコウスキー著 湯浅恵子訳

 

目次
■序章:ジャコ----人と神話----
■第一章:若き日々
■第二章:オン・ザ・ロード
■第三章:ウェザー・リポート
■第四章:ワード・オブ・マウス
■第五章:失意の時代
■第六章:終焉
■第七章:ジャコの思い出
■第八章:ジャコふたたび

いちファンとして音楽は今まで聴いて楽しんできたし
それなりに、ジャコがドラッグに蝕まれて悲惨な最後となったことも知っていました

しかし今更ながら、この本を読んでジャコを聴いていると
哀しいだけではない感情が湧いてきました
読む人にとっては悪趣味なくらい赤裸々なことが書いてあり
ジャコのことをもっと知りたいと思う反面、
ただの野次馬にはなりたくもないと自分は迷っているのか?
と思うくらいのインパクトでもありました

非常に興味深く読み進めることが出来たし
関係者へのインタビューも賛美だけではなく充実
しかし読後の心情は「かなり複雑」
この本を読んで、ジャコのことが今まで以上に好きになったか?
といえばそうではない

でも、もっとジャコの音源を時代や背景をなぞりながら
改めて聴いて、聴いてない音源も出来る限り聴きたいと思っています

主要なアルバムは持っていますが
知らない間にずいぶんと発掘音源も出てきています

新規購入した音源や過去に聴いてきた音源を
この本を読み返しながら聴き込んでしまっています
読後1週間は経っていますが、しばらく尾をひきぞうです

本日のCD Miles Davis / The Man With The Horn

 

 1975年の大阪でのライブです。Agharta、Pangaeaで健康状態も悪化により休業し、1981年に約6年ぶりにリリースしたアルバムで、ロック、フュージョン色が強い作品で、読解力を試されることが好きなタイプのマイルスファンには評価が分かれる作品のようです。
 1曲目の「Fat Time」はのっけからミュート・トランペットで始まり、メンバーを見なくても Mike Stern とわかるギターで私的には、それだけでかなり満足。「Back Seat Betty」「Shout」の流れも良くロック寄りサウンドも良し。メインのベースを Marcus Miller、ドラムに Al Foster を持ってきて、適度に商業音楽的なセンスが入ったことによりマイルスがやる気になっているのでしょうか。
 いつもより分かりやすく、せわしなく、雑にと乗り気になって吹いているように感じます。あと私の持っているCDのライナーノーツは曲名・参加ミュージシャン・エンジニアなどと録音スタジオぐらいしか書いて無くて、いかにもファンを軽く見ているようなつくりで
それも「らしい」なと思ってしまったですね🎶🎺

trumpet : Miles Davis
guitar : Barry Finnerty (2, 3, 4, 6), Mike Stern (1)
bass : Marcus Miller (1, 2, 4, 6)
drums : Al Foster  (1, 2, 4, 6)
percussion : Sammy Figueroa (1 to 3, 4, 6)
soprano sax : Bill Evans (1, 2, 4 to 6)

producer : Teo Macero
recorded and mixed at CBS Recording Studios, New York.

1. Fat Time
2. Back Seat Betty
3. Shout
bass : Felton Crews
drums : Vincent Wilburn
synthesizer : Robert Irving III
synthesizer : Randy Hall
4. Aida
5. The Man With The Horn
bass : Felton Crews
drums : Vincent Wilburn
piano, synthesizer : Robert Irving III
vocals, guitar, celesta, synthesizer : Randy Hall
6. Ursula



Aida


  

2021年1月20日水曜日

本日のCD Bill Evans / Live At Ronnie Scott's

 

 ジャズ復活音源のレーベル「Resonance Records」からまた出ました。1968年ビル・エヴァンス・トリオ at ロニー・スコッツ。メンバーはBill Evans、Eddie Gomez、Jack DeJohnette。音源は、Jack DeJohnetteディジョネットのアーカイヴとのことで、まだほかにも出てくるのかもしれないとワクワクします。
 このトリオの活動期間はわずか6ヶ月で「Montreux Jazz Festival」しか録音は出ていませんでした(お城のジャケットのアルバム)が2007年にスタジオ録音「Some Other Time」オランダ・ライヴ「Another Time」が「Resonance Records」で発掘されてリリースされています。前回も録音状態内容共に良かったし今回も3,000円を超える販売ですが買わない訳にはいかないでしょう。
 「Montreux Jazz Festival」での演奏は7月15日、その後ツアーをして、ロニー・スコッツで4週間にわたって演奏したとのこと。これぞエバンスという演奏でもあり自由な解放感も感じる気がします。大きな会場、スタジオ、ジャズクラブと短い間の異なる環境での演奏が揃ってきたわけですから、じっくりと4枚を聞き比べてみます。
 ジャケットは、David Stone Martin、ヴァーヴ・レーベルの草創期のレコード・ジャケットを数多く手掛けたイラストレイターで氏がエヴァンスを描いたのは、これが唯一のものとのこと。
 丁寧に作られたブックレットやには、多くの写真、説明が掲載されるマニアなつくりもこのシリーズの特徴です。多少高くても納得の内容です🎶🎹

piano : Bill Evans
bass : Eddie Gomez
drums, producer, recorded by : Jack DeJohnette

producer : Zev Feldman
recorded live at Ronnie Scott's in London in July 1968.
artwork (front cover) : David Stone Martin
artwork (back cover) : Francois Jacquenod

【Disc 1】
1. A Sleeping Bee (Harold Arlen, Truman Capote)
2. You're Gonna Hear From Me (André Previn, Dory Previn)
3. Yesterdays (Jerome Kern)
4. Turn Out The Stars (Bill Evans)
5. My Man's Gone Now (Dorothy Kuhns, DuBose Heyward, George & Ira Gershwin)
6. Emily - Take 1  (Johnny Mandel, Johnny Mercer)
7. Spring Is Here  (Richard Rodgers and lyricist Lorenz Hart)
8. Embraceable You (George & Ira Gershwin)
9. For Heaven’s Sake (Donald Meyer, Elise Bretton, Sherman Edwards)
10. Someday My Prince Will Come (Frank Churchill, Larry Morey)

【Disc 2】
1. Quiet Now (Denny Zeitlin)
2. Round Midnight (Thelonious Monk)
3. Stella By Starlight (Ned Washington, Victor Young)
4. Alfie (Burt Bacharach, Hal David)
5. You're Gonna Hear From Me (André Previn, Dory Previn)
6. Very Early (Bill Evans)
7. Emily – Take 2  (Johnny Mandel, Johnny Mercer)
8. Waltz For Debby  (Bill Evans)
9. Autumn Leaves  (Jacques Prévert, Johnny Mercer, Joseph Kosma)
10. Nardis (Miles Davis)





  

2021年1月19日火曜日

本日のCD Ella Fitzgerald Joe Pass ♪ Take Love Easy

 

エラがデビューしたのは1934年で17歳
本アルバムは1973年エラは56歳で盛期は過ぎていて

声が衰えてきていると言われているが
ジョー・パスの繊細なギター1本をバックに
味わい深くゆっくりのテンポに感情を込めて丁寧な唄

「Once I Loved」は切なく
「Don't Be That Way」はブルージーに
「Lush Life」の心の込め方も素晴らしく「A Foggy Day」
そして私の好きな「Gee,Baby Ain't Good To You」

ゆっくり本を読みながら珈琲飲んで
このアルバムを聴けば心はポカポカです

vocals : Ella Fitzgerald
guitar : Joe Pass

1. Take Love Easy
2. Once I Loved
3. Don't Be That Way
4. You're Blase
5. Lush Life
6. A Foggy Day
7. Gee,Baby Ain't Good To You
8. You Go To My Head
9. I Want To Talk About You

。 Once I Loved

Don't Be That Way

Gee,Baby Ain't Good To You


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2021年1月18日月曜日

本日のCD 富樫雅彦 菊地雅章 ♪ Concerto

 

2015年7月に他界したピアニスト菊地雅章
1972年ニューヨークに移住してから共演をしていなかった富樫雅彦と
15年ぶりに再会して録音された1991年のアルバム
富樫雅彦といえば1970年自身のの浮気が原因で、妻に背中をナイフで刺され
脊椎を損傷で下半身不随となり。その後自身で考案したドラムセットにより、
両手のみで演奏するパーカッショニストとなった人
当然ここではパーカッションを叩いておられます

1981年のヒップな「Susto」に感銘し菊地雅章を聴き始めたので
この張りつめた緊張感のあるアルバムは衝撃です

いつもパソコン打ちながらCD聴いてるんですけど
このアルバムは音に集中して聴かないと
間合いと緊張を楽しめません(断言)

2人による即興「Two In Silence」で始まり
ソロやオリジナルとスタンダードも収録

音はあるけれど、静かで澄み渡った空気感
こんなアルバムも最近好みではあります

percussion : 富樫雅彦
piano : 菊地雅章
録音:1991年4月16、17日 銀座、音響ハウス

【Disc1】
1. Two In Silence
2. Walking Step
3. Pause
4. Memories
5. Kid's Nap
6. All The Things You Are
7. Misterioso

【Disc2】
1.Riding Lover's Echoes
2. Relighting
3. Mezame
4. Little Eyes
5. Passing Breeze
6. Utviklingssang
7. Unbalance

Two In Silence

Mezame

Passing Breeze


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2021年1月17日日曜日

Donna Lee の テンポアップ トレーニング

 昨年末に、youTubeで開かれていた
Donna Lee最速選手権「ギター類の部」
第一段階は260bpm、優勝は420bpm(笑)の
素晴らしい競技会でした

ということで、年末から私もDonnaLeeの練習を始めました
youTubeで色々なレッスン動画を見ましたが
結構ボイシングは様々なものがありますが
どれも皆さん高速で弾きこなしておられます

でも最初から高速で弾きこなすのは当然無理です
一番参考になったのはギタリスト宮脇俊郎氏のテンポアップ式でした
4小節ごとに遅いテンポから始まるので非常にわかりやすい

しかしある程度弾けるようになってくると
テンポアップ式の動画が細かい

そこで通しでできるバッキング・トラックを録画しました
バッキングは「ChordPulse」というコードネームを
入れるだけの、いつも練習に使っているソフト
PC画面の録画は「Wondershare Filmora 」というシェア・ウェア
購入していないのでメーカーの宣伝が入ってしまいますが
ブラウザでの録画と編集が完結できるので中々優秀なソフトでした

Donna Lee Traning Backing BPM120 -140

Donna Lee Traning Backing BPM140 -160

一応160まで弾けるようにはなりましたが
百中ではないので、慣れたら次の160-180を作成します

良かったら使ってみてください

久しぶりのタワレコ

 

最近、中古のCDばっかり買ってたんで
タワレコとかに行ってませんでした

新譜コーナーで「LARKIN POE」を発見し購入したのは
youTubeで気に入っていた「Preachin' Blues」の入っている方

本の方のジャコパストリアスの肖像を読んでいて
ジャコがBlood, Sweat & Tearsのドラマー、ボビー・コランビーと出会い
初アルバムを完成させたくだりを読んでいて
聴いたことはあったがアルバムを持っていないので
次に「Blood, Sweat & Tears」を探しにソウルの棚に行ったんだが無い
ブルース棚にも、そりゃないですわ。ロックの方にありました

そしてジャズ棚では、ビル・エバンスの未発表音源
高いんですよね3千円超え
でも迷った挙句に手にしていました
特典付きと書いてあったので
ポスターでも来たらラッキーと思っていたらハガキでした

まあ、そんなもんです

そしてもっかジャコづいている私は未購入だったヤツを2枚
マイルスのマラソン・セッションの歯抜けを購入し・・・

コロナの濃厚接触者になっていたので
外出もあまりしていなかったし
丁度良いストレス発散で散財しました

コロナの影響でしょうタワレコも人は少な目でしたね

2021年1月16日土曜日

本日のCD The Baker Brothers ♪ Hear No Evil


UKジャズファンクの中でも適度に古臭くおしゃれ過ぎないのがこのバンドの良さ
オリジナルメンバーはChris Pedleyのみでブラザーズはもういませんが
通算9枚目のこの作品はいつもにも増してファンクな歌物が中心で聞きやすい
でもキャッチーな曲が多い分ゴリゴリなファンクや
重低音の複雑なヤツが好きな人には物足りないかもしれません

全体的な印象としてはアルバムとしてはよく出来ているが
心に残るシングル仕様の印象的な曲は少な目
イヤな聴き方ですが、サウンド面での進化はしたけど
アイデアは枯渇してきているのかなとも思ってしまいます

bass, Mellotron, lead vocals : Chris Pedley
guitar, vocals : Geoff Lai
drums, Backing vocals : Ted Carrasco
tenor sax, electric piano , vocals : Paul Young
trumpet, flugelhorn, electric piano , keyboards : Scott Baylis

1. Intercontinental Flower Power
2. New Way Of Thinking
3. Cherry Wine
4. Kiss Of Life
5. Push
6. Just Try Now
7. Breathe Fire
8.3 Hill Climb
9. Love’s Atonement
10. Ring True
11. Sow And Reap
12. Dancing With My Mates Till Dawn (Bonus Track)
13. Big Guns

New Way Of Thinking

 Intercontinental Flower Power

Big Guns


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2021年1月15日金曜日

本日のCD James Cotton ♪ Living The Blues


このアルバムは1994年リリースのアルバム
御大が良好な状態で発声が出来たアルバムはこれが最後です

1996年のブルース・カーニバル出演時
Deep in the Blues も苦しそうですが自身で歌われていました
97年来日時はボーカリストを連れてきていたようです

何しろファンなんで全曲が良いですが
このアルバムの特徴としてはドラム、ギター、オルガン、ピアノとの
デュオ演奏が多数収録されていて、これがまた素敵です
声の調子も良くは無いのでメモリアル的な意味もあるのでしょうか?
なんてことも思いながらしみじみ
「Mississippi Freight Train」ドラム 
「Pacific Blues」ギター
「Hucklebuck」「Black Knights」オルガン
「Cotton in the Kitchen」ピアノ
個人的には「Mississippi Freight Train」のドラムのブラッシングとの
コンビで機関車が走る様子が再現されるのが好きですが

レコーディングは、あちこちのスタジオで収録されていて
音質などは良い出来です
Recorded March and June, 1993 at Chicago Recording Corporation, Chicago, Illinois; July, 1993 at Kiva Recording Studio, Memphis Tennessee; September, 1993 at Soundtrack, New York City and January, 1994 at Russian Hill Recording, San Francisco, California.

1. Mississippi Freight Train
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones

2. You Didn't Think About That
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

3. Pacific Blues
harmonica : James Cotton
guitar : Joe Louis Walker

4. Take a Message
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

5. Hungry Country Girl
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

6. Hucklebuck
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson

7. One Little Piece of Shade
harmonica : James Cotton
piano, vocals : Dr. John
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

8. Living the Blues
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

9. Black Knights
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson

10. Mississippi Saxophone
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

11. Cotton in the Kitchen
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John

12. Certified
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

13. Mississippi Freight Train - Part 2
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones

Living the Blues

Mississippi Freight Train - Part 1

Hucklebuck


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2021年1月14日木曜日

本日のCD Curtis Mayfield ♪ Live in Europe


ニューソウルの巨匠の1987年録音1998年リリースのライブ
あの独特の歌いまわしは唯一で、このアルバムはホーン部隊もいない

でもヒットメドレーのような曲構成で
インプレッションズからの名曲「It's Alright」「Amen」は、
私の小さい頃の子守歌だった刷り込まれたメロディーでジンとくる

「Freddie's Dead」「Pusherman」のクール・ファンク
「We've Gotta Have Peace」で駆け抜けて
「Move On Up」で遊ばれ
ラストの「When Seasons Change」ではゴスペル風
斬新アプローチがたまらない

全盛期の録音でもありませんので
若干旬は過ぎているかなとも思われますが
ファンとしては十分楽しい中身です

vocals guitar : Curtis Mayfield 
bass : Joseph Scott, Lebron Scott
keyboads : Buzz Amato
drums : Lee Goodness

1. Introduction
2. Ice 9
3. Back to the World
4. It's Alright/Amen
5. Gypsy Woman
6. Freddie's Dead
7. Pusherman
8. We've Gotta Have Peace
9. We've Only Just Begun
10. People Get Ready
11. Move On Up
12. (Don't Worry) If There's a Hell Below, We're All Going to Go
13. When Seasons Change

It's Alright/Amen

Move On Up

When Seasons Change


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哀しくなるな ジャコ・パストリアスの肖像

 

ジャコ・パストリアスの肖像 ビル・ミルコウスキー著 湯浅恵子訳

私もジャコ・ファンではあるので
そこそこ知っていたつもりだったが、今更ながらこの著作を読んでみた

ジャコの35年の短い歴史について書かれた本で
彼の音楽的な才能と成功
波乱に満ちたドラッグによる終焉までが細かく書かれている

ちょうど、ビレリ・ラグレーンとの共演アルバムを聞きながら
以前書いたレビューを再校していたら、
どうも私が知っているジャコのドラッグによる破綻の時期と
この録音の時期が同時期であるため、府に落ちなかった

同時にこの本を読んでいるのだが未だ全部は読んでいなくて
ようやく半分を超えたところで
ちょうど、そこのところで最後の復活チャンスの入退院
ビレリ・ラグレーンとの共演の記述の箇所でした

なるほど、この時期にも関わらず
何故ビレリ・ラグレーンとの録音を残せたのかは理解できた

しかし読み終えていないのに、
哀しい結末にドンドン向かうジャコの状態に
アルバムを聞きながら、無性に悲しい気持ちになってきました

読み終えてから、また再度その生涯を思いながら
、彼の作品を聴き直そうと思っています

2021年1月13日水曜日

本日のCD The Oscar Peterson Trio ♪ Night Train


ジャズ・アルバムの域も超えた万人に愛される完成度と
ポピュラティーのある最高傑作

ピーターソンは安定したピアノ・プレイで派手さはないのだがこれぞジャズ!
といったカッコよさが詰め込まれている
一番短い演奏時間の曲は「Honey Dripper」2:24
他3~5分程度にまとめられた丁度良さに聴きやすさもあり
1曲聴いたら次の曲は?と興味がわいてくるような
アルバムとしての楽曲構成もよく計算されているのではないでしょうか
そこらへんはピーターソンも凄いが、
さすがのプロデューサー「Norman Granz」

人気のスタンダードが心を安定させてくれて
わかりやすい!リラックス
ロングセラーになるのも納得の内容です

特にアルバムの最後「Hymn To Freedom」(自由への賛歌)
は讃美歌のような曲で心を打つメロディー

この曲は、自由民権運動のリーダーのマーティン・ルーサー・キング牧師に
捧げた曲だそうで68年にオスカーピータソンはキング牧師の死を嘆き
死後この曲の演奏を封82年の日本ツアーまで封印とのこと

ジャケットの電車の写真が力強く印象的

piano : Oscar Peterson
bass : Ray Brown
drums : Ed Thigpen

1. Night Train
2. C Jam Blues
3. Georgia On My Mind
4. Bags' Groove
5. Moten Swing
6. Easy Does It
7. Honey Dripper
8. Things Ain't What They Used To Be
9. I Got It Bad And That Ain't Good
10. Band Call
11. Hymn To Freedom

Night Train

Moten Swing

Hymn to Freedom


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