ジャズ・アルバムの域も超えた万人に愛される完成度と
ポピュラティーのある最高傑作
ピーターソンは安定したピアノ・プレイで派手さはないのだがこれぞジャズ!
といったカッコよさが詰め込まれている
一番短い演奏時間の曲は「Honey Dripper」2:24
他3~5分程度にまとめられた丁度良さに聴きやすさもあり
1曲聴いたら次の曲は?と興味がわいてくるような
アルバムとしての楽曲構成もよく計算されているのではないでしょうか
そこらへんはピーターソンも凄いが、
さすがのプロデューサー「Norman Granz」
人気のスタンダードが心を安定させてくれて
わかりやすい!リラックス
ロングセラーになるのも納得の内容です
特にアルバムの最後「Hymn To Freedom」(自由への賛歌)
は讃美歌のような曲で心を打つメロディー
この曲は、自由民権運動のリーダーのマーティン・ルーサー・キング牧師に
捧げた曲だそうで68年にオスカーピータソンはキング牧師の死を嘆き
死後この曲の演奏を封82年の日本ツアーまで封印とのこと
ジャケットの電車の写真が力強く印象的
piano : Oscar Peterson
bass : Ray Brown
drums : Ed Thigpen
1. Night Train
2. C Jam Blues
3. Georgia On My Mind
4. Bags' Groove
5. Moten Swing
6. Easy Does It
7. Honey Dripper
8. Things Ain't What They Used To Be
9. I Got It Bad And That Ain't Good
10. Band Call
11. Hymn To Freedom
Night Train
Night Train
Moten Swing
Hymn to Freedom