2020年4月5日日曜日

残り全部バケーション 伊坂幸太郎


87


伊坂幸太郎作品にしては展開がありがちであったように思います
つまり異次元の世界の住人であったり、死神は出てきません

登場人物は一般的にいそうな人ですが
少しだけ社会から逸脱している人だけで
若干凡人とは違う思考回路を持っているくらい

他作品のような、常人の思考回路を一か所欠落させるとか
極端な嗜好の持ち主に仕立て上げるとか
いつものヤツではありませんでした

いつかヤバい奴が出てくるだろう
どんでん返しはいつだ?
そんなことを読みながら思っていたら終わっていました

普通でないヤツが最後に普通の人と
同じ思考に近くなったら人間はホッとするもんです
池袋ウエストゲートパークの舞台を
伊坂幸太郎が見たらこうなるんだろうな
というような作品でした

結構良い感想かなと思いますがどうでしょう?

0 件のコメント:

コメントを投稿