伊坂幸太郎の2010年に発刊した小説で
もともとは「郵便小説」という形態で発表されていたとのことで
この場合毎回50人が抽選で選ばれて
一話ごとに郵送されたユニークな形式
文庫本の終わりには解説や作者へのインタビューも
掲載されていてファンとしては最後まで興味深く読めました
さて、そんな形式での作品のせいか
最後の章は単独だと?もあるかもしれないですが
6編がそれぞれに独立して読めるし
6編を続けて読むとまた、それも良しという構成です
テイストは他の作品とはまた違いますが
読み終えて回想すると
構成は「伊坂作品」だと、なんとなくわかります
最初の構成があって、引き算をしたりしながら
その中にある程度の伏線を入れる
でも伏線を知らなくても独立して楽しめるのが
「伊坂作品」の特徴かなと私は思っています
登場人物の設定も面白い
5股をかける星野くんだが、いやな奴ではなく純朴
豪快な繭美さんは、血も涙もなく人が困るのを見るのが大好き
限りなく陰湿であるはずが豪快すぎて憎めない
5股をかける星野くんだが、いやな奴ではなく純朴
豪快な繭美さんは、血も涙もなく人が困るのを見るのが大好き
限りなく陰湿であるはずが豪快すぎて憎めない
最後のバイクのキックでエンジンはかかったのか、かからなかったのか
続編があれば、読みたいです
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