2021年1月18日月曜日

本日のCD 富樫雅彦 菊地雅章 ♪ Concerto

 

2015年7月に他界したピアニスト菊地雅章
1972年ニューヨークに移住してから共演をしていなかった富樫雅彦と
15年ぶりに再会して録音された1991年のアルバム
富樫雅彦といえば1970年自身のの浮気が原因で、妻に背中をナイフで刺され
脊椎を損傷で下半身不随となり。その後自身で考案したドラムセットにより、
両手のみで演奏するパーカッショニストとなった人
当然ここではパーカッションを叩いておられます

1981年のヒップな「Susto」に感銘し菊地雅章を聴き始めたので
この張りつめた緊張感のあるアルバムは衝撃です

いつもパソコン打ちながらCD聴いてるんですけど
このアルバムは音に集中して聴かないと
間合いと緊張を楽しめません(断言)

2人による即興「Two In Silence」で始まり
ソロやオリジナルとスタンダードも収録

音はあるけれど、静かで澄み渡った空気感
こんなアルバムも最近好みではあります

percussion : 富樫雅彦
piano : 菊地雅章
録音:1991年4月16、17日 銀座、音響ハウス

【Disc1】
1. Two In Silence
2. Walking Step
3. Pause
4. Memories
5. Kid's Nap
6. All The Things You Are
7. Misterioso

【Disc2】
1.Riding Lover's Echoes
2. Relighting
3. Mezame
4. Little Eyes
5. Passing Breeze
6. Utviklingssang
7. Unbalance

Two In Silence

Mezame

Passing Breeze


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2021年1月17日日曜日

Donna Lee の テンポアップ トレーニング

 昨年末に、youTubeで開かれていた
Donna Lee最速選手権「ギター類の部」
第一段階は260bpm、優勝は420bpm(笑)の
素晴らしい競技会でした

ということで、年末から私もDonnaLeeの練習を始めました
youTubeで色々なレッスン動画を見ましたが
結構ボイシングは様々なものがありますが
どれも皆さん高速で弾きこなしておられます

でも最初から高速で弾きこなすのは当然無理です
一番参考になったのはギタリスト宮脇俊郎氏のテンポアップ式でした
4小節ごとに遅いテンポから始まるので非常にわかりやすい

しかしある程度弾けるようになってくると
テンポアップ式の動画が細かい

そこで通しでできるバッキング・トラックを録画しました
バッキングは「ChordPulse」というコードネームを
入れるだけの、いつも練習に使っているソフト
PC画面の録画は「Wondershare Filmora 」というシェア・ウェア
購入していないのでメーカーの宣伝が入ってしまいますが
ブラウザでの録画と編集が完結できるので中々優秀なソフトでした

Donna Lee Traning Backing BPM120 -140

Donna Lee Traning Backing BPM140 -160

一応160まで弾けるようにはなりましたが
百中ではないので、慣れたら次の160-180を作成します

良かったら使ってみてください

久しぶりのタワレコ

 

最近、中古のCDばっかり買ってたんで
タワレコとかに行ってませんでした

新譜コーナーで「LARKIN POE」を発見し購入したのは
youTubeで気に入っていた「Preachin' Blues」の入っている方

本の方のジャコパストリアスの肖像を読んでいて
ジャコがBlood, Sweat & Tearsのドラマー、ボビー・コランビーと出会い
初アルバムを完成させたくだりを読んでいて
聴いたことはあったがアルバムを持っていないので
次に「Blood, Sweat & Tears」を探しにソウルの棚に行ったんだが無い
ブルース棚にも、そりゃないですわ。ロックの方にありました

そしてジャズ棚では、ビル・エバンスの未発表音源
高いんですよね3千円超え
でも迷った挙句に手にしていました
特典付きと書いてあったので
ポスターでも来たらラッキーと思っていたらハガキでした

まあ、そんなもんです

そしてもっかジャコづいている私は未購入だったヤツを2枚
マイルスのマラソン・セッションの歯抜けを購入し・・・

コロナの濃厚接触者になっていたので
外出もあまりしていなかったし
丁度良いストレス発散で散財しました

コロナの影響でしょうタワレコも人は少な目でしたね

2021年1月16日土曜日

本日のCD The Baker Brothers ♪ Hear No Evil


UKジャズファンクの中でも適度に古臭くおしゃれ過ぎないのがこのバンドの良さ
オリジナルメンバーはChris Pedleyのみでブラザーズはもういませんが
通算9枚目のこの作品はいつもにも増してファンクな歌物が中心で聞きやすい
でもキャッチーな曲が多い分ゴリゴリなファンクや
重低音の複雑なヤツが好きな人には物足りないかもしれません

全体的な印象としてはアルバムとしてはよく出来ているが
心に残るシングル仕様の印象的な曲は少な目
イヤな聴き方ですが、サウンド面での進化はしたけど
アイデアは枯渇してきているのかなとも思ってしまいます

bass, Mellotron, lead vocals : Chris Pedley
guitar, vocals : Geoff Lai
drums, Backing vocals : Ted Carrasco
tenor sax, electric piano , vocals : Paul Young
trumpet, flugelhorn, electric piano , keyboards : Scott Baylis

1. Intercontinental Flower Power
2. New Way Of Thinking
3. Cherry Wine
4. Kiss Of Life
5. Push
6. Just Try Now
7. Breathe Fire
8.3 Hill Climb
9. Love’s Atonement
10. Ring True
11. Sow And Reap
12. Dancing With My Mates Till Dawn (Bonus Track)
13. Big Guns

New Way Of Thinking

 Intercontinental Flower Power

Big Guns


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2021年1月15日金曜日

本日のCD James Cotton ♪ Living The Blues


このアルバムは1994年リリースのアルバム
御大が良好な状態で発声が出来たアルバムはこれが最後です

1996年のブルース・カーニバル出演時
Deep in the Blues も苦しそうですが自身で歌われていました
97年来日時はボーカリストを連れてきていたようです

何しろファンなんで全曲が良いですが
このアルバムの特徴としてはドラム、ギター、オルガン、ピアノとの
デュオ演奏が多数収録されていて、これがまた素敵です
声の調子も良くは無いのでメモリアル的な意味もあるのでしょうか?
なんてことも思いながらしみじみ
「Mississippi Freight Train」ドラム 
「Pacific Blues」ギター
「Hucklebuck」「Black Knights」オルガン
「Cotton in the Kitchen」ピアノ
個人的には「Mississippi Freight Train」のドラムのブラッシングとの
コンビで機関車が走る様子が再現されるのが好きですが

レコーディングは、あちこちのスタジオで収録されていて
音質などは良い出来です
Recorded March and June, 1993 at Chicago Recording Corporation, Chicago, Illinois; July, 1993 at Kiva Recording Studio, Memphis Tennessee; September, 1993 at Soundtrack, New York City and January, 1994 at Russian Hill Recording, San Francisco, California.

1. Mississippi Freight Train
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones

2. You Didn't Think About That
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

3. Pacific Blues
harmonica : James Cotton
guitar : Joe Louis Walker

4. Take a Message
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

5. Hungry Country Girl
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

6. Hucklebuck
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson

7. One Little Piece of Shade
harmonica : James Cotton
piano, vocals : Dr. John
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

8. Living the Blues
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

9. Black Knights
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson

10. Mississippi Saxophone
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

11. Cotton in the Kitchen
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John

12. Certified
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones

13. Mississippi Freight Train - Part 2
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones

Living the Blues

Mississippi Freight Train - Part 1

Hucklebuck


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2021年1月14日木曜日

本日のCD Curtis Mayfield ♪ Live in Europe


ニューソウルの巨匠の1987年録音1998年リリースのライブ
あの独特の歌いまわしは唯一で、このアルバムはホーン部隊もいない

でもヒットメドレーのような曲構成で
インプレッションズからの名曲「It's Alright」「Amen」は、
私の小さい頃の子守歌だった刷り込まれたメロディーでジンとくる

「Freddie's Dead」「Pusherman」のクール・ファンク
「We've Gotta Have Peace」で駆け抜けて
「Move On Up」で遊ばれ
ラストの「When Seasons Change」ではゴスペル風
斬新アプローチがたまらない

全盛期の録音でもありませんので
若干旬は過ぎているかなとも思われますが
ファンとしては十分楽しい中身です

vocals guitar : Curtis Mayfield 
bass : Joseph Scott, Lebron Scott
keyboads : Buzz Amato
drums : Lee Goodness

1. Introduction
2. Ice 9
3. Back to the World
4. It's Alright/Amen
5. Gypsy Woman
6. Freddie's Dead
7. Pusherman
8. We've Gotta Have Peace
9. We've Only Just Begun
10. People Get Ready
11. Move On Up
12. (Don't Worry) If There's a Hell Below, We're All Going to Go
13. When Seasons Change

It's Alright/Amen

Move On Up

When Seasons Change


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哀しくなるな ジャコ・パストリアスの肖像

 

ジャコ・パストリアスの肖像 ビル・ミルコウスキー著 湯浅恵子訳

私もジャコ・ファンではあるので
そこそこ知っていたつもりだったが、今更ながらこの著作を読んでみた

ジャコの35年の短い歴史について書かれた本で
彼の音楽的な才能と成功
波乱に満ちたドラッグによる終焉までが細かく書かれている

ちょうど、ビレリ・ラグレーンとの共演アルバムを聞きながら
以前書いたレビューを再校していたら、
どうも私が知っているジャコのドラッグによる破綻の時期と
この録音の時期が同時期であるため、府に落ちなかった

同時にこの本を読んでいるのだが未だ全部は読んでいなくて
ようやく半分を超えたところで
ちょうど、そこのところで最後の復活チャンスの入退院
ビレリ・ラグレーンとの共演の記述の箇所でした

なるほど、この時期にも関わらず
何故ビレリ・ラグレーンとの録音を残せたのかは理解できた

しかし読み終えていないのに、
哀しい結末にドンドン向かうジャコの状態に
アルバムを聞きながら、無性に悲しい気持ちになってきました

読み終えてから、また再度その生涯を思いながら
、彼の作品を聴き直そうと思っています

2021年1月13日水曜日

本日のCD The Oscar Peterson Trio ♪ Night Train


ジャズ・アルバムの域も超えた万人に愛される完成度と
ポピュラティーのある最高傑作

ピーターソンは安定したピアノ・プレイで派手さはないのだがこれぞジャズ!
といったカッコよさが詰め込まれている
一番短い演奏時間の曲は「Honey Dripper」2:24
他3~5分程度にまとめられた丁度良さに聴きやすさもあり
1曲聴いたら次の曲は?と興味がわいてくるような
アルバムとしての楽曲構成もよく計算されているのではないでしょうか
そこらへんはピーターソンも凄いが、
さすがのプロデューサー「Norman Granz」

人気のスタンダードが心を安定させてくれて
わかりやすい!リラックス
ロングセラーになるのも納得の内容です

特にアルバムの最後「Hymn To Freedom」(自由への賛歌)
は讃美歌のような曲で心を打つメロディー

この曲は、自由民権運動のリーダーのマーティン・ルーサー・キング牧師に
捧げた曲だそうで68年にオスカーピータソンはキング牧師の死を嘆き
死後この曲の演奏を封82年の日本ツアーまで封印とのこと

ジャケットの電車の写真が力強く印象的

piano : Oscar Peterson
bass : Ray Brown
drums : Ed Thigpen

1. Night Train
2. C Jam Blues
3. Georgia On My Mind
4. Bags' Groove
5. Moten Swing
6. Easy Does It
7. Honey Dripper
8. Things Ain't What They Used To Be
9. I Got It Bad And That Ain't Good
10. Band Call
11. Hymn To Freedom

Night Train

Moten Swing

Hymn to Freedom


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2021年1月12日火曜日

本日のCD Zapp ♪ New Zapp IV U


ロジャー・トラウトマンがリーダー
メンバーは皆トラウトマン兄弟のファンクバンド
本アルバムは1985年にリリースの4枚目

当時日本ではボディコンが流行り、
音楽はWe Are The Worldのチャリティソングが流行り、
マドンナのマテリアル・ガール
アーハのテイク・オン・ミーがヒット

このアルバムも音的にはナルホドそれ系かという
シンセとボコーダーがこれでもかと活躍で少々しつこい
商業的なディスコ向けの音楽制作といった匂いがする時代を感じる一枚です
ファンクに凝った時にコレクションとして購入

lead vocals : Greg Jackson , Roger Troutman, Zapp Troutman
keyboards : Bernie Worrell, Billy Beck, Dale DeGroat, Greg Jackson , Roger Troutman, Zapp Troutman
lead guitar : Rhythm Guitar – Aaron Blackmon, Roger Troutman
bass  : Aaron Blackmon, Roger Troutman, Zapp Troutman
drums : Damian Black, Lester Troutman
horns : Carl Cowen, Jerome Derrickson, Michael Warren, Robert Jones
percussion : Larry Troutman, Lester Troutman, Robert "Kuumba" Jones

1. It Doesn't Really Matter
2. Computer Love
3. Itchin' For Your Twitchin'
4. Radio People
5. I Only Have Eyes For You
6. Rock 'N' Roll
7. Cas-Ta-Spellome
8. Make Me Feel Good
9. Ja Ready To Rock

It Doesn't Really Matter

Computer Love

Cas-Ta-Spellome


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2021年1月11日月曜日

本日のCD The Bill Evans Trio Live

 

随所に聴きどころもあり水準以上に良い演奏が楽しめるアルバムなんですが
若干ビル・エヴァンスにしては?と違和感もあります

妙に明るく軽いテンションで翳りが無いところがいつもと違います
ライブはカリフォルニアのサウサリートにあるトリデント・クラブ
Recorded in 1964 at The Trident, Sausalito, California.
当然演奏メンバーや場所によって、テンション高めでも良いのですが
録音は1964年で発売は1971年と6年のブランクもあります

レコード会社の戦略か、権利などの大人の事情か
エヴァンスがこの演奏を気に入らずお蔵入りにしたのか
ネット検索では「エヴァンスが気に入らなかった」っぽいことが
書いてありますが、証言などのエビデンスはないので気になるところ

イメージ的には、いつものエヴァンスは暗いジャズ喫茶でじっくり聴き込む
本作は明るい喫茶店でモーニングでも食べながら聴く
違いとしてはそんな名演です

時代的には1963年右手の神経にヘロインの注射を刺してしまい、
ヴィレッジ・ヴァンガードでの演奏は左手一本で演奏をこなすという事件もありました
1964年録音の他の音源でも探して
セッション・メンバーの入れ替わりや、時代背景を類推しながら
聴き比べるのも面白そうです

piano : Bill Evans
bass : Chuck Israels
drums : Larry Bunker

1. Nardis
2. Someday My Prince Will Come
3. Stella By Starlight
4. How My Heart Sings
5. 'Round Midnight
6. What Kind Of Fool Am I?
7. The Boy Next Door
8. How Deep Is The Ocean (How High Is The Sky)

 Nardis

How Deep Is The Ocean 

 Someday My Prince Will Come


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2021年1月10日日曜日

本日のCD oasis / Don't Believe The Truth

 

 今までより更にビートルズっぽくなってきたとの下馬評を見るアルバムです。今まで聞いてきたアルバムとは作風が少し変わってあっさりシンプルになっているようでもあります。
 アルバム全体の出来としては、耳に残るシングルに向いた曲は少ない気がするが全体の流れとバランスは聴いていても悪くないように感じます。
 オアシスが流行ってきたとき、私はあまりロックを聴いていなかったので、特に思い入れは全くないが、アルバムを色々聴いているうちに、オアシスと言うバンドのサウンドの変化や楽曲に耳が慣れてきて、心地よく聴けるようになっているかもしれません。
 近くの古本屋の小さいCDコーナーに置いてあるもんで、安く仕入れさせていただいて、今頃楽しんでおります🎶

vocals : Liam Gallagher, Noel Gallagher
guitar : Noel Gallagher
rythm guitar : Gem Archer
bass : Andy Bell
drums : Zak Starkey (1,3 to 11)

producer : D. Sardy (1, 4, 6 to 11), Noel Gallagher (2, 3, 5)

1. Turn Up The Sun
2. Mucky Fingers
drums : Terry Kirkbride
3. Lyla
4. Love Like A Bomb
piano : Martin Duffy
5. The Importance Of Being Idle
6 The Meaning Of Soul
7. Guess God Thinks I'm Abel
8. Part Of The Queue
percussion : Lenny Castro
9. Keep The Dream Alive
10. A Bell Will Ring
11. Let There Be Love
piano, keyboards : Paul Stacey

▶ Lyla