1959年録音、releaseのビルにとっては4作目のトリオ作品です。1961年の Waltz for Debby と双璧をなす代表作であるとの評判もあるアルバムで、マイルスの Kind of Blue(1959)で、新しいモードジャズをするためのコンボを本作 Portrait In Jazz で作ったと言われていますが、音楽的な下準備という意味で、特に従来のフォービートのベースではなく積極的にピアノとのコールアンドレスポンスをするベースとピアノの関係が対等である点でしょうか。メンバー的なところでは、Kind of Blue のベースは Paul Chambers、ドラムは James Cobb と本録音とは異なります。しかし Waltz for Debby とはメンバーは同じで、ベースは、Scott LaFaro、ドラムは Paul Motian となります。
生涯 最高のパートナーとも言われるベーシストの Scott LaFaro、ドラムの Paul Motianで、リマスターのCDなので、Autumn Leaves も2バージョン収録です。
このアルバムを聴いたのは、私が Bill Evans を少しづつ聴き始めたころで、それまでエバンスはさらっとした「静」演奏が多い印象でしたが、このアルバムでは少し「動」な感じになっていることに、以前聞いたときに気づいたアルバムです。
Peri's Scope はエバンスののガールフレンドのペリが、自分の名前がついた曲がない、とエヴァンスに催促をしてできたらしい🎶🎹
piano : Bill Evans
bass : Scott LaFaro
drums : Paul Motian
producer : Orrin Keepnews
recorded at Reeves Sound Studios, New York; December 28, 1959
1. Come Rain Or Come Shine (Harold Arlen & Johnny Mercer)
2. Autumn Leaves take1 (Jacques Prévert, Johnny Mercer, Joseph Kosma)
3. Autumn Leaves take2 (Jacques Prévert, Johnny Mercer, Joseph Kosma)
4. Witchcraft (Carolyn Leigh, Carolyn Leigh)
5. When I Fall In Love (Edward Heyman, Victor Young)
6. Peri's Scope (Bill Evans )
7. What Is This Thing Called Love? (Cole Porter)
8. Spring Is Here (Richard Rodgers and lyricist Lorenz Hart)
9. Someday My Prince Will Come (Frank Churchill, Larry Morey)
10. Blue In Green (Miles Davis)