2026年4月7日火曜日

Manhattan Jazz Quintet / Autumn Leaves


 大学生でジャズ研に入部した時に購入したCDで、ジャズなんて全くわからなかったのでひとまず勉強に何を聴いたら良いのかと思っていたら、MJQというバンド名が皆さんの会話の中でよく出てきていたこと、最初に組んだコンボの練習曲の Recado Bossa Nova が収録されていたことで購入したと記憶しています。しかしギターレスなんでコピーすることはなく曲を覚えることでしか活用できませんでした。このアルバムはかなり繰り返し聴いたことは聴いたのですが、このアルバムによってジャズが好きになることはありませんでした。そんなこんなで結構長い間、お蔵入りしていたのですが、ヤジオになりギターレスのジャズなんかもかなり聴くようになってから聴いたら、正攻法で結構良いアルバムだったなあと再認識しています。


 しかし、世で皆さんがジャズ談議をしていると「MJQのビブラホンが・・」となる訳ですが、私の知っている MJQ にはビブラホンと言う楽器は使われていないはず?なので、かなりモヤモヤしていました。音源を聴く機会が訪れましたが、あの学生の時に聴いていた MJQ は、こんな風に進化したのか、それにしても大胆な変化だなと思っていました。
 ある時ジャケットを見て気づきました。「Manhattan Jazz Quintet」・・・・世の多くの人が話題にする MJQ は「The Modern Jazz Quartet」の方なので大きな違いがあるのは当然💡


 Manhattan Jazz Quintet の結成は1983年。「ジャズにルーツを持つニューヨークのトップ・サイドマンを使い、50年代・60年代のジャズの最高峰を再現するようなレパートリーを選んで、ピュア・ジャズのクィンテットを結成する機会をデイブ・マシューズに与えること」をはスイング・ジャーナル誌の編集者、中山康樹氏が提供したコンセプトによってつくられたもので、日本向けの活動が中心となったバンドです。
 というわけで、上記写真とメンバーは違いますが全曲、再度聴きながらレビューします。
「Jordu」テンポ早めでキッチリとした演奏。David Matthews のスイングも気持ち良いが、 George Young、 Lew Soloff のホーン2名のアンサンブルもバッチリで、Steve Gadd のドラムが固すぎるとは思うが最初から素晴らしい。「Recado Bossa Nova」先にも書きましたが、これを聴いて Recado Bossa Nova のイメージを固めたので、他のジャズメンの演奏を聴くと、軽快じゃないなとか思ったりすることが多いです。知的な演奏が印象的です。「Confirmation」 いわずと知れた Charlie Parker の名曲。原曲に忠実な演奏であるのは難しい曲であるためとライナーノーツに書いてあります。なるほどですが微塵も難しいことをやっている感の無い演奏はまた素晴らしい。まずは George Young が自由奔放で現代的なアプローチのテナーソロ、次いでクールで抑制のきいた David Matthews のピアノソロ。控えめで周りを伺いながら少しづつ本性を現わしていくような起伏にとんだ Lew Soloff のトランペットソロ。高い音程のトランペットから Charnett Moffett の低音ベースソロになると耳をそばだてて聴いてしまう。良質の演奏です。「Autumn Leaves」そしてアルバムの主題の枯葉。ライナーノーツでは、発起人の中山氏から最初のアルバムに「枯葉」を入れるリクエストがあったが、David Matthews の頭の中で「枯葉」「サマータイム」が、ごっちゃになったため、前作は「サマータイム」今回は「枯葉」にしたとの解説がありました。なるほど曲想的には似ているような気がするので別にしといた方がアルバム制作的には良かったということでしょう。演奏は、ベテランらしく各自が自由な感じでありながら、お互いのプレイを聴きながらのインタープレイで、誰かが出れば支えに回り、時には同調しながら盛り上げる、抑えると言ったお手本の演奏です。これを最初に聴いた学生時代には、このプレイに何も感じなかったけどジャズってものを感じていた良い教材だったのだなと思い返しました。最後「Mood Piece」は、Dave Matthews のオリジナルです。フィーリングと形式を David Matthews が Miles Davis の Blue In Green(Kind Of Blue)」からインスピレーションを受けて書いた曲とのこと。この曲に関して言えば、深みのあるテーマに沿って Quintet の各メンバーが忠実に世界観を崩さずにひたすら寄り添っている感じです。
 改めて聴き直し、自分の若い頃にジャズを聴き始めたきっかけは実はこのアルバムも深い関与していたのだと思いだせましたので感慨深いものがありました。お気に入りのヘビロテの棚に移し替えておきます🎶

piano : David Matthews
bass : Charnett Moffett
drums : Steve Gadd
tenor sax : George Young
trumpet : Lew Soloff

producer : Dave Matthews
recorded at Clinton Recording Studio, New York on March 3, 1985.

1. Jordu / Duke Jordan
2. Recado Bossa Nova / Djalma Ferreira, Luiz Antônio
3. Confirmation / Charlie Parker
4. Autumn Leaves / Jacques Prévert, Johnny Mercer, Joseph Kosma
5. Mood Piece / Dave Matthews

▶ Jordu



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年4月6日月曜日

Kenny Burrell With The Brother Jack Mcduff Quartet / Crush!


 オルガンとギターはメロディー楽器でもあり和音を出せる楽器でもあり、リズム楽器であるとも言えます。ピアノもそうじゃないかと思いますが、オルガンは電気楽器であるためアナログ的な音色とドライブ感が出せます。仕組みはは違うけどある意味似たような性格の楽器であるところがオルガンとギターの相性の良さかと思います。この 1964年リリースのアルバムもオルガン・ジャズとギターの巨匠の二人が演奏している作品です。
 ハモンドオルガンの Jack McDuff は、他にも数多くの新人ギタリストを輩出した先生でGrant Green や Melvin Sparks は、McDuff の作品に参加していますし、Cal Green、Cornell Dupree、Joe Beck、George Benson、Pat Martino、Mark Whitfield など多くのジャズギタリストを世に送り出してきています。

 

 ソウルフルな Mcduff のオルガンが縦横無尽に弾きまくり、このオルガンに合わせた Burrell のギターがツボにはまる。緩急をつけて聴かせる演奏にパーカッションが加わることでよりリズミカルになりグルーブ感が増してくる。テナーサックスの Harold Vick も所々に良い色を付けてくれて絶妙な楽しさですので、全曲レビューします。


 「Grease Monkey」McDuff らしいファンキーなソウル・ジャズで、Burrell のファンクなカッティングの録音も珍しいのではないでしょうか。別人みたいです。「The Breeze And I 」Ray Barretto のコンガを大きくフィーチャーし、Joe Dukes のシンバルが印象的な軽快なラテンナンバーです。コミカルなフレーズもあって楽しいナンバーです。「Nica's Dream」 ここまでリズミカルで楽しい騒がしい Nica's Dream はあまり聞いたことがないような気がします。「 Call It Stormy Monday」ブルースの定番ナンバーで当然ボーカルレスです。McDuff は、これでもかとオルガンを弾きまくり、Burrell もブルースマン顔負けのソロでもやるかと思ったら冷静に静かにソロをとり、McDuff の方が途中でまた熱いソロをとって煽ります。もう一回 Burrell のソロやらないかと思ったら終了で少々残念。「Love Walked In」ガーシュインのナンバーで、全員が伸び伸びと演奏しているます。McDuff は激しくうねるリズムをバックにアイデアを繰り出しメンバーがそれに呼応するチームワークが良い演奏です。「We'll Be Together Again」最後は 歌手 Frankie Laine とそのピアニスト、Carl Fischer が書いたソウルとなります。基本 McDuff の独奏状態のソロに、ドラムがハイハットだけ入れて Burrell が途中でメロディアスなギターを時折被せてくる。このような曲とパターンは Burrell は得意なパターンかと思います。バラードだけどハードボイルドな感じです。
 やっぱり一番の暴れん坊は Jack Mcduff だったよねと聞き返しながら思い出していき楽しかったです🎶

guitar : Kenny Burrell
organ : Jack McDuff
congas : Ray Barretto
drums : Joe Dukes
flute : Eric Dixon
tenor sax : Harold Vick

recorded by : Rudy Van Gelder
recoeded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey

1. Grease Monkey / Jack McDuff
2. The Breeze And I / Al Stillman, Ernesto Lecuona
3. Nica's Dream / Horace Silver
4. Call It Stormy Monday / T-Bone Walker
5. Love Walked In / George Gershwin
6. We'll Be Together Again / Carl Fischer, Frankie Laine




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2026年4月5日日曜日

The Aristocrats / Boing!


 高校生の頃にプログレを聴いた時期もありましたが、大ハマりすることもなく縁が無くなってきて、すっかりご無沙汰しています。The Aristcrats は凄腕ジャズ・フュージョン・バンドで、そっち系に分類されることも多いと思いますが、プログレ・ファンからも大きな支持があるバンドかと思います。あきれるぐらいのハイレベルでスピーディなスリーピースの演奏、そして楽曲アレンジも素晴らし過ぎて、試聴でビックリして購入したアルバムです。ちなみにジャケットは好みではないのでジャケ買いではありません。
 メンバーの Guthrie Govan は Asia の AURA にセッション参加していたり、GPS と言うユニットで来日もしているギタリスト。ベースの Bryan Beller は、Steve Vai、Dweezil Zappaなどとの共演しています。ドラムの Marco Minnemann はドイツ出身で Terry Bozzio、Chad Wackermanとの共演、Eddie Jobsonのプロジェクト UKZ、UK Reunion などに参加。とにかくメンバーは楽器の表現方法を知り尽くしてしまったような異次元の名手が揃っています。
 上手すぎるがゆえに、まずは各楽器のテクニックに耳が行ってしまいますが、楽曲の組み立てがとにかくハイセンス、引き出しがメチャクチャ多いので、曲の中で音質の変化が楽しめたり、クリーンからメタル系、ジャズ、ラテンまでがアルバムの中に詰め込んでしまっています。人間はどこまで進化できるか?と究極の形とも思えるバンドです。
 発売のレーベルを見たら、BOING! Music LLC. とあり、彼らの設立したインディペンデント・レーベルのようで、見た目も演奏もやってることもマニアな音楽オタクな匂いがプンプンします。


 多分レビューを書いたら「凄い」しか感想が無いのはわかっていますが、久しぶりに聴きながら全曲いってみます。
「Boing!... I'm In The Back」イントロの破壊的なコードの響きから凝ってます。静と動が目まぐるしく変わりながら曲が展開していきます。「Sweaty Knockers」がっつりと重い箇所、メロディアスなメロディーで聴かせる箇所「が、散りばめられています。「Bad Asteroid」ツルっと滑るスライドで味付けしているフレーズが魅力的で、ワウを使ったソロもかなりのカッコ良い曲です。ジャズ系ギタリストは太い弦でしっかりとした音作りをしますが、Guthrie Govan は細めのゲージを使って繊細なフレーズを弾いているのかなって思える音がします。「Get It Like That」ドラマーの Marco Minnemann が作曲なので拍子とフレーズの使い方に時々トリッキーなところが出てきますし、ビートは常に変化します。ギタリストは特徴的な音作りをアンプでする人が多いですが、Guthrie Govan はフレーズと弾き方に特徴があるので、ナチュラルな音のギターでも十分に個性を発揮しています。「Furtive Jack」レゲエのリズムを入れて、中東的なスケールを使った楽曲ですがフレーズが相変わらず細かくて速い。これも各自職人みたいな演奏です。「I Want A Parrot」 オウムを飼いたいって曲ですかね。可愛い鳥って感じの曲では無いですが「See You Next Tuesday」全体的には破壊的に狂ったり世話しなく動き回って吠えまくっているような曲で、人物に例えるなら少々いかれているヤツです。来週の火曜に会おうぜって言われても悩むな。「Blues Fuckers」機関銃のような高速フレーズのブルースのコード進行なのでこのタイトルなんですね。硬派な感じがします。「Flatlands」 最後はバラード調の曲で締めています。気持ちの良い音と和音をひとつづつ置いていっているようなテーマが、これまたセンスが良いです。ソロでは、ひたすら速弾きでテクニックを見せつける展開に持っていくのかと思いきや、スローなブルース展開、音使いとかフレーズはこんな一面もあるのかと思わせますが、まてよ Stevie Ray Vaughan にこの展開の曲があったよなと思いつつ整理が悪くて直ぐに出てきませんでした。またの機会に調べときます。
 全く真似をできないハイテクニックに、圧倒されっぱなしになるアルバムですが、昔聴いた時より親密感が増してより楽しんで聴けました🎶

guitar : Guthrie Govan
bass : Bryan Beller
drums : Marco Minnemann

recorded at Planet 10 Studios

1. Boing!... I'm In The Back / Marco Minnemann
2. Sweaty Knockers / Bryan Beller
3. Bad Asteroid / Guthrie Govan
4. Get It Like That / Marco Minnemann
5. Furtive Jack / Guthrie Govan
6. I Want A Parrot / Guthrie Govan
7. See You Next Tuesday / Bryan Beller
8. Blues Fuckers / Marco Minnemann
9. Flatlands / Bryan Beller




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2026年4月4日土曜日

The Allman Brothers Band ‎/ Hittin' The Note


 2003年に発売の The Allman Brothers Band 9年ぶりのスタジオアルバムです。Sanctuary Records バンド自身が経営する Peach Records の提携先の Sanctuary からの発売となっています。メンバーを変えながらThe Allman Brothers Band (1969) から34年間アルバムを出し続けてきましたが、この次の One Way Out (2004) でアルバムの発表は終了。最終的に2014年でバンドの活動は終了となっています。
 1989年から在籍し、1997年に一度バンドを脱退した Warren Haynes も復帰していて、アルバムの業績としては、Billboard 200では37位、全米トップ40入り。Firing Line は Billboard メインストリーム・ロック・チャートで37位、ドイツのアルバム・チャートで55位となっています。


 私の The Allman Brothers Band の入り口がこのアルバムで、札幌在住時に参加したバンドで、Firing Line が課題曲としていて、スライドを始めたのもこの曲からでした。
 バンドとしては、ブルースを核としながら、カントリー・ミュージックの影響と即興性の強いジャムバンド的なイメージが強いですが、本アルバムは、洗練された感じのアーバンなブルースでソウル色が強い感じがします。それでは再度聴きながら全曲レビューしていきます。
「 Firing Line」エッジの効いたギターリフから始まる曲で、バンドでやるためにスライドをコピーしたこともあり思い出の曲です。Derek Trucks 部分のソロのコピーは全く歯が立ちませんでしたが、最後のソロのツインギターも懐かしい。「High Cost Of Low Living」マイナーコードを基調としながらカラッとした曲調の展開も入れています。アメリカって感じがしますし、ソロの導入部分とかは Allman Brothers Band のお得意パターン。「Desdemona」泣きのギターがイントロのド・ブルース。ボーカルもカッコ良いですが、やっぱり Derek Trucks のソロの盛り上がりが圧巻で、Warren Haynes で熱さをさましてくれる対比も良い。「Woman Across The River」スタンダードでストレートなブルースで  Freddie King のカバーですが作曲者は Allen A. Jones, Bettye Crutcher。ベースラインはファンク系の細かいヤツですが基本変則技は使わずに正攻法ですので、そこが新鮮。「Old Before My Time」 オッアコギから始まりです。こんな曲あったっけかと思いながら聴いていると何かのメロディーラインが混じってる感じがします。Rolling Stones のAngie が近いような気がします。「Who To Believe」 ここらへんで、いつもの雰囲気に戻すかと思ったらそうでもありません。最初のギターソロの Warren Haynes はやっぱりロックっぽいですが、2発目の Derek Trucks は、やっぱりキレが良いです。彼のギターの音は人間の肉声に近いと何かの本で読んだことあります。「Maydell」ブギータイプのブルース・ロックで派手で良いです。「Rockin' Horse」純然たるブルースよりは、現代ロックよりで、Stevie Ray Vaughan タイプのサウンド見え隠れします。氏は 1990年8月27日 に亡くなっていることからアレンジに影響が出ていてもおかしくは無いはず。後半のリズムの、たたみかけ方は、アレですし、ボーカルの歌い方まで似てる気がします。「Heart Of Stone」ここで Rolling Stones のカバーです。Stones には印象的なリフの曲が多いですが割と普通な目だないタイプの曲で、なんでこの曲なのかと思わんでもありませんが、Stones よりも感情込めた演奏にはなっているので成功ではあります。「Instrumental Illness」セッション用につくったような曲で楽しい演奏です。各自好きに暴れてる感がとても好きです。「Old Friend」最後は渋いドブロのアコースティックなスライドのアドリブから始まり、男っぽいアコースティック・ブルースで、弾き語りはできるように覚えたい曲です。
 やっぱり、このアルバムはマニア過ぎずキャッチーな曲が多い手聴きやすいし、好きなアルバムであることを確認しました🎶


lead guitar, slide guitar, acoustic guitar, acoustic slide guitar, Lead Vocals, Backing vocals : Warren Haynes
lead guitar, slide guitar, acoustic slide guitar : Derek Trucks
organ, piano, clavinet, lead vocals : Gregg Allman
bass : Oteil Burbridge
drums : Butch Trucks, Jaimoe
congas, percussion : Marc Quinones

producer, mixed by : Warren Haynes
producer, mixed by, engineer : Michael Barbiero
recorded in December, 2001 & April, 2002

The album is dedicated to our godfather Tom Dowd
Recorded at Water Music, Hoboken, NJ

1. Firing Line / Gregg Allman, Warren Haynes
2. High Cost Of Low Living / Gregg Allman, Jeff Anders, Ron Burgin, Warren Haynes
3. Desdemona  / Gregg Allman, Warren Haynes
4. Woman Across The River / Allen A. Jones, Bettye Crutcher
5. Old Before My Time / Gregg Allman, Warren Haynes
6. Who To Believe / John Jaworowicz, Warren Haynes
7. Maydell / Johnny Neel,  Warren Haynes
8. Rockin' Horse / Allen Woody, Gregg Allman, Jack Pearson, Warren Haynes
9. Heart Of Stone / Jagger-Richards
10. Instrumental Illness / Oteil Burbridge, Warren Haynes
11. Old Friend / Chris Anderson, Warren Haynes


▶ Maydell


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2026年4月3日金曜日

The Brand New Heavies / Excursions & Rare Grooves


 ブランニューのいつものパターン。リミックス違いが収録されているヤツですので新曲とかは無いです。ブランニューとかは、発売する国によってジャケ写が違ったりしますので、既に購入しているものと被って購入してしまうことが多々あるのでネット検索もしてみました。どうやら US、CANADA での発売で、ジャケ違いは存在してなさそうなんで、うっかり購入もしなくて済みそうです。
 ところで、ブランニューはリミックスアルバムが他のアーチストに比べて多いような気がしますが最近のバンドはこんなもんなんでしょうか。多発の原因は、当然売れるからなんでしょうが、クラブとかでDJがかける頻度が多いから音源として使う人も多いのが要因なのかとも想像したりしてます。生粋のファンは聴いただけで、これはどのバージョンとかわかったりすんでしょうね。

 

 リミックスなんで、全曲レビューはしないでおきますので曲の一部を少々やっておきます。「Mind Trips」BNH Remix 元の曲も泥臭くはないですが、さらにカラッとした曲にリミックスされています。ソロ部分はギターでしょうか、キーボードでしょうか。判別がつきにくい音色です。
「Brother Sister」「Dream On Dreamer」  The Angel Remix 。Angel は Film & TV Composer、Record Producer、Recording Artist のミュージシャンです。Brother Sister は原曲の形がだいぶ残ってますが Dream On Dreamer は、だいぶ改造されていてなるほどでした。


 「Forever」Soulshock Remix CDに音源に書いてあるデータは Soulpower になってたんで、Walkman データ書き換えときました。最近細かいことが気になります。曲はリズムギンギンではなく空間系の優しいアレンジになっています。この手の音楽に詳しくは無いのですが日本人ラッパーでちょっとしんみり聴かせてやろう系でこんな音作りあるような気がします。でも落ち着いて聴けて良いリミックスかと思います。Soulshock は、やはり songwriter、producer を生業としている方です。


「 Midnight At The Oasis」Ian Green Remix 名曲で売れた曲が故、他にも様々なリミックスを依頼してるんでしょうか。この Ian Green バージョンは、ハイセンスです。原曲を活かしつつ、BNHの持ち味を活かしつつ、極めて自然に流れるようにリミックスされていて、最後の方のブレイクとそれ以降の流れも見事。この人も singer、songwriter、producer です。


「Keep Together」は、メンバーのドラマーの(Jan Kincaid Version です。なるほどリズムトラックを少し打ち換えて、2分6秒あたりのサビ部分を作り替えていますが、その後のサビに使っていないところが、こだわりポイントでしょうか
 あんまり、このリミックス・パターンを執念深く集めてやろうって気にはならないですが、集中しながら聴き直すと面白い発見もあるんで、アリと言えばアリか🎶

1. Mind Trips (BNH Remix)
2. Bang
3. Brother Sister (The Angel Remix)
4. Close To You
5. Dream On Dreamer (The Angel Remix)
6. O-Fa-Fu
7. Keep It Coming
8. Forever (Soulshock Remix)
9. Keep It Together (Jan Kincaid Version)
10. Country Funkin'
11. World Keeps Spinning
12. Midnight At The Oasis (Ian Green Remix)




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2026年4月2日木曜日

Stuff


 1976年のスタッフのファースト・アルバムです。ジャンル的にはフュージョンにはなりますが、インストの R&B、ソウルです。こんなバンドがやりたいとジャズ研に入ったときに思ったんですが、残念ながら我らがジャズ研にはリチャード・ティーがいませんでしたのでコンボは組めませんでした。メンバーは Gordon Edwards、Richard Tee、Steve Gadd、Christopher Parker、 Eric Gale、Cornell Dupree などの当時売れっ子のスタジオ・ミュージシャン。始まりはニューヨークのクラブ Mikell's (ミケールズ)  でのセッションのレギュラーメンバーが中心で、ゴードン・エドワーズが結成したセッション・バンド Encyclopedia of Soulが母体です。Stuff と見分けのつかない、Gadd Gang  はこのバンドが解散後、Steve Gaddドがメンツを集めて結成され、インスト・フュージョンをメジャーにしてきた立役者的なバンドですが、月日の経つのは早いもの、2026年現在の存命は Gordon Edwards、Christopher Parker、Steve Gadd  の三人だけになってしまいした。


 改めて聴き直して肉声の代わりを楽器がやっているだけのR&B、ソウルであるのが、心地よくかっこいい音です。Steve Gadd、Christopher Parker のドラムは細かいビートの方と基本的なリズムの二人が叩いているのは注意すれば聴き分けられますが上手すぎるので、どちらがどちらかは聴き分けられませんが、このバンドのグルーブはこのツインドラムによって牽引されているのがわかります。それに大好きな Richard Tee の跳ねるようなオクターブ奏法によるキーボードのソウル・ゴスペル的なフレーバーが加わります。そして Cornell Dupree、Eric Gale のハートフルなギター、特には Cornell Dupree のなでるようなオブリで最高の味付けをしながら、ボーカルがいない分ギターで歌っちゃいます。


 それでは、全曲聴き直しながらレビューです。
 「Foots」やはりアマチュア・ギタリストとして Cornell Dupree, Eric Gale のフレーズは耳に優しいです。難しいことは、やらなくても歌心をもったフレーズだけで説得力があります。4分2秒の曲が短く聞こえます。「My Sweetness 」ギターも良いんですが Richard Tee のフェンダーローズの響きも良いです。静かな響きのテーマとテレビ番組とかのバックで使われそうな優等生的なテンポ、かと思えばソウルになる。カッコ良いです。「 (Do You) Want Some Of This」前から気になっていたんで、記憶をたどりながら調べてみたら、やっぱりこの曲のイントロのベースラインは向井滋春の Morning Storm と同じパターンです。曲は全く違いますがイントロのピアノも Richard Tee のオマージュみたいな感じです。向井滋春のほうを学生の時にライブでやっていたのを思いだし、それも懐かしみながら聴けました。「Looking For The Juice」このノスタルジックな感じも聴かせてくれる魅力的なバンドです。 ジュースを探すってお題ですが、どんなシチュエーションのイメージなんでしょうか。寝ぼけながら朝ベッドから起きたら窓から日差しがうっすらさしていて、ヨロヨロと冷蔵庫にあるジュースを探すみたいな感じでしょうか。「Reflections Of Divine Love」 J.C. White の1975年のカバーですので、ほぼ同時期の録音。Gordon Edwards、Cornell Dupree、Richard Tee が本家にも参加しています。本家のボーカル Gloria White の歌をギターに置き換えて、少しリズミカルなアレンジにしています。「How Long Will It Last 」Eric Galeが作曲の、いかにも Stuff なイメージのダンサブルな曲で大好物です。「Sun Song」 Leon Thomas のカバーで、原曲を聴いてみると、かなり特殊な感じなので、これは Stuff のほうが普通に売れそうな感じでした。「Happy Farms」これは Cornell Dupree の作品で、ハッピーなソウルナンバーです。Cornell Dupree, Eric Gale のギターの歌心の違いが比較しやすくて、そこも聴きどころかなと思います。「 Dixie / Up On The Roof 」前半部分が Traditional で、後半は The Drifters の Up On The Roof かなと思ったんですが、とすると全く違う曲のようなので違うような気がします。
 これを聴くと学生時代を思いだします🎶

keyboards : Richard Tee
guitar : Cornell Dupree, Eric Gale
bass : Gordon Edwards
drums percussion : Christopher Parker, Steve Gadd

producer : Herb Lovelle, Tommy LiPuma

1. Foots / Stuff
2. My Sweetness / Richard Tee
3. (Do You) Want Some Of This / Richard Tee
4. Looking For The Juice / Gordon Edwards, Richard Tee
5. Reflections Of Divine Love / J.C. White
6. How Long Will It Last / Eric Gale
7. Sun Song / Leon Thomas
8. Happy Farms / Cornell Dupree
 9. Dixie / Up On The Roof / Traditional, Goffin And King(Up On The Roof )

Foots



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2026年4月1日水曜日

James Cotton Band / High Energy


 1975年 Buddah Records から発売の、まさにエネルギッシュなアルバムで愛聴してます。御大は1935年生まれなんで当時40歳、若くてまだまだ元気いっぱいです。
 Muddy Waters のバンドには1966年まで在籍し、1967年 The James Cotton Blues Band を  Verve からリリースし、1968年には James Cotton Band として Cut You Loose! を Vanguard よりリリースしています。なんで1年でレーベルが違うのかと思ってよく見たらバンド名が違います。The James Cotton Blues Band では、Verve から3枚のアルバムを発売していますが、その後は James Cotton Band でのプレイになっていくようです。
 James Cotton Band の主要メンバーはギターで Mat Murphy、ドラムで Kenny Johnson、ベースで Charles Calmese で、サウンドはファンキーなアップテンポになり、シカゴ・ブルースの中でも多分ジャンプ・ブルースって言われてるヤツだと思っています。
 アーチストとしての地位を確立したのは、 Buddah Records に移籍した直後のアルバム 100% Cotton で、このレーベルからは 100% Cotton (1974) 、High Energy (1975)、Live & on the Move (1976) を発売しています。(100% Cotton は私の音源リストに登録していませんが、ジャケットを見た記憶があるので、そのうち出てくるかと期待してます)
 

 漫然と聴いていると知らなかったことが、こうやって書いて掘り下げているとわかってくるのが良かったと思います。ということで聴きながら深堀りしていこうと思いますが、ライナーノーツには全く文書が掲載されているものがなく上記の御大のアップの写真のみなので、聴きながらネット検索でもしていきます。
 それでは全曲を再度ノリノリで聴きながらレビューです。
「Hot 'N Cold」何百回も聴いてきた、夕陽に向かっていくみたいなノスタルジーなコード進行の流れが好きな曲です。主題と違ったイントロから始まるのも素晴らしいアイデア、作曲はプロデューサーでもある Allen Toussaint ってなっててこの曲だけピアノも弾いてました。「Chicken Heads」ブルースってよりはファンク系の曲で、ここら辺も私が James Cotton 推しの理由の一つですね。「Hard Time Blues」これも1曲目と同じ、夕陽に向かっていくみたいなノスタルジーなコード進行の流れの曲です。作曲者を見てみると1曲目と同じ Allen Toussaint です。なるほどここら辺が得意な人なんですね。このアルバムでは Allen Toussaint はこの2曲の提供です。「I Got A Feelin' 」御大の作曲でゆったりとしたリズムですが、JBっぽさも感じます。でもJBっぽさはアレンジのせいかもしれません。35th Anniversary Jam of the James Cotton Blues Band では御大は歌えないので Koko Taylor が違った形でソウル魂ぶつけてきます。「Weather Report (The Weather Man Said) 」これもアレンジがしっかり入ってて味付けが単調ではな色んな所で入ってくるキメが良い、カッコ良いソウル・ブルースです。「Keep Cooking Mama」正統なブルース曲です。「Fannie Mae」 有名な曲ですが、同じく大好きな Jaco のバージョンとは全く違う曲になってます。本家はどんな曲なのか聴いてみると Buster Brown - Fannie Mae (1959) Jaco よりの御大との中間のような感じ、「Caldonia」Louis Jordan が1945年に発表したジャンプブルースで、ロックンロールの源流になった曲と言われていて原曲より御大の方がスローで泥臭い感じになってます。Caldonia / Louis Jordan  作詞作曲者は、当時の彼の妻であった Fleecie Moore の名義になっていますが、実際の作者は Jordan 本人とのこと。「Rock 'N Roll Music (Ain't Nothing New) 」リフは確かにロックンロールですが軽くはない。「Jame's Theme」 2本のサイド・ギターのリフが交じり合い、変則的で少々サイケな雰囲気もありますが基本ブルースらしいブルース。2分40秒あたりのキメのギターは、現代ロック風なフレーズですが、Matt Murphy なんだろうか?
 実は聴いていて発見したのですが、6.9,10曲の中身が入れ替わっていましたので私のバックアップのデータは先ほど直しました。安物の海外版だと、たまにあるんですよね。ひどいのは中身が違うアルバムなんてのも確かBeatles でありました。こうゆう代物は仮面をかぶった海賊版なのでしょうか?
 なんて事件もありましたが、気持ち良くホーン部隊とタイトなリズム部隊、全体的にシカゴブルースにファンク要素が混じった構成がとても気分をあげてくれる良きアルバムでお気に入りに間違いはありません🎶

lead vocals, harmonica : James Cotton
lead guitar : Mat Murphy
guitar : Steve Hughes, Teddy Royal
piano : James C. Booker, Allen Toussaint (1)
bass : Charles Calmese
drums : Kenny Johnson
flute : Nancee Sehorn
keyboards : Wardell Quezergue
sax : Shavis Sheriff
tenor sax : Alvin Thomas, Lon Price
trumpet : Clyde Kerr, Jr., John Longo

producer : Allen Toussaint, Marshall E. Sehorn
recorded and remixed at Sea-Saint Recording Studio, Inc., New Orleans, La. 70122

1. Hot 'N Cold / Allen Toussaint
2. Chicken Heads / Bobby Rush, Calvin Carter
3. Hard Time Blues / Allen Toussaint
4. I Got A Feelin' / James Cotton
5. Weather Report (The Weather Man Said) / Isaac Bolden, Wardell Quezergue
6. Keep Cooking Mama / Bobby Charles
7. Fannie Mae / Bobby Robinson, Buster Brown
8. Caldonia / Fleecie Moore, Louis Jordan
9. Rock 'N Roll Music (Ain't Nothing New) / Matt Murphy
10. Jame's Theme / Isaac Bolden, Marshall E. Sehorn, Wardell Quezergue




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2026年3月30日月曜日

B'z / Monster


 私らしくない音源ですが、こんなのも実は持ってます。カラオケの練習用に曲を覚えるために購入したものだと思われますが、B'z はキーが高いしエネルギー使いすぎるんで全くレパートリーに加わっていないのが現状です。元々ロック小僧ではあった私も還暦を過ぎ、爆音でロ億を聴いていたのは40年以上前です。20代以降は、ブルース、ファンクを主体にフュージョン、ジャズと聴いてきて日本人のロック系ミュージシャンの音源はかなり少ないです。ロック系では サンボマスター。スカパンク系は、Radio Swing、kemuri。ブルース系では 憂歌団、内田勘太郎、濱口祐自。ポップス系では、山下達郎、平井堅。インディーズ、路上販売系、ジャムバンド系も何枚か。意外とありました。
 ロック遍歴は、中学校では Deep Purple、Foreigner、Kiss、Queen で、高校あたりからWhite Snake、Gary Moore、Black Sabbath とかの洋楽ハードロックのライブに行ったり、見に行ってました。日本人では44マグナム、ノヴェラ、マリノとかをライブハウスに良く行ってました、和t櫛の時は、関西系のバンドが強くて、ロフトでは関西→東京殴り込みギグなんてのも開催されたりしてました。ラウドネスはほんの少しかじったぐらいで通った感じはありません。パンク系だと、Sex Pistols、The Clash は当然はまり、日本人では新宿のライブハウスのロフトに、アナーキー、スターリンなんかを見に行ったりしてました。そこから発生して The Jam、The Who 等も聴き始めた感じです。Led Zeppelin の無料フィルムコンサートとかも、新宿の高層ビル街の広場や楽器屋、さびれたシアターであったり、子供バンドが無料ライブを楽器屋で爆音でやってたり今思っても良い時代だったなって思います。無料もありましたが、ライブにもかなり行ってたのでよくそんな小遣いあったなと思います。親の財布からくすねるにしては高額ですからどうしてたんだろう。
 ただそんな時代が私のロック全盛期なので、B'z については、流行ったのは遥か後の時代なので私が語る思い出はありませんでした。ので、日本の昔のロックバンドの話でお茶を濁してしまいました。


 TVでは見ることも過去ありましたが、最近はTV自体をあまり見ないので、今出ているのかどうかもわかりません。
 普段はあまり聞かない B'z ですが、さすが日本の誇るスーパー・ビッグ・ロック・バンドです。聴いてみれば楽曲もロックばかりでなくバラエティ豊かで、職人によって作られた何か貫禄を感じます。ファンではありませんが、松本孝弘のギターは完璧なタイミングと緻密な音作りですね。スキが無い。ボーカルの稲葉浩志は、知ってはいましたが、何をやっても全てが稲場節で、知らない人が聞いてもこの人が歌っているとわかる。これが一流は間違いない。でも思い入れも解説ポイントも知識も興味もないので、レビューは無しですね🎶

1. All-Out Attack
2. Splash!
3. ゆるぎないものひとつ
4. 恋のサマーセッション
5. ケムリの世界
6. 衝動 〜Monster Mix〜
7. 無言のPromise
8. Monster
9. ネテモサメテモ
10. Happy Birthday
11. ピエロ
12. 雨だれぶるーず
13. 明日また陽が昇るなら
14. Ocean 〜2006 Mix〜


▶ Monster


定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。