2020年12月31日木曜日

本日のCD Thelonious Monk / Criss-Cross

 

 1963年の「Columbia Records」へ移籍後2枚目作品です。非常にコクがある演奏で、立ち止まったり、ためたように弾いているのに、全体では不思議と躍動感あるリズムとなってグルーヴィです。これは、もしかして今まで聞いたモンクの中で一番好きになってしまうアルバムかもしれないとも思ったアルバムです。

「Tea For Two」のドラムとピアノのイントロには心をつかまれ、その後の軽快でストレンジな流れ
「Criss Cross」のテーマはモンク特有のトリックのようなリズム、メロディーと和音の流れが素晴らしく、個人技ではないバンドでの音のまとまりも感じられる
「Crepuscule With Nellie」はゆったりとした中のアバンギャルド

このアルバムを聴いて思ったのですが、ギタリストの Oz Noy はギタリストで、モンクの研究家でもあると見たことがあり、フュージョンやポップに近い音作りではありますが、曲作りやサウンドのセンスが非常に近いことを感じました。文句なし🎶🎹

piano : Thelonious Monk
tenor sax : Charlie Rouse
bass : John Ore
drums : Frankie Dunlop

1. Hackensack
2. Tea For Two
3. Criss Cross
4. Eronel
5. Rhythm-A-Ning
6. Don't Blame Me
7. Think Of One
8. Crepuscule With Nellie
9. Pannonica
【Bonus】
10. Coming On The Hudson  (take3)
11. Tea For Two  (take9)
12. Eronel  (take3)


Criss Cross


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2020年12月30日水曜日

本日のCD Booker Ervin ♪ That's It!


1950年代後半、チャールズ・ミンガスのバンドに参加し
1970年に40歳でNYで亡くなったブッカー・アービン

アクが強いとか、下品じみた評が多いようですが
エロ親父っぽい感じのテナーが好きな私には、
それほどアクが強いものでも無いように感じます

ブッカー・アービンは「The Book Cooks」「Cookin'」の
2枚のリーダーアルバムを出していてこのアルバムは3枚目で
「Candid」というレーベルで発売

1960年に発足し62年に活動停止する短命なレーベルですが
 producerにナット・ヘントフという方を据えて
アバンギャルドでメッセージ性の強いアルバムを中心に
21枚のLPを制作した「幻」のレーベルらしい

tenor sax : Booker Ervin
piano : Felix Krull
bass : George Tucker
drums : Al Harewood

1. Mojo
2. Uranus
3. Poinciana
4. Speak Low
5. Booker's Blues
6. Boo

Mojo

Speak Low

Boo
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2020年12月29日火曜日

本日のCD UA×菊地成孔 ♪ Cure Jazz

 

菊地成孔のジャズ的世界を知りたいと思って購入した
進化し過ぎた世界で肩透かしをくらった感じで
普通のアルバムを聴きたいと思って
タワレコでウロウロして二枚購入したうちの一枚

2004年にUAアルバム「Sun」菊地成孔「Degustation A Jazz」
各々のアルバムにゲスト参加して
互いのスケジュール調整をして2年後の2006年に
このジャズアルバムが発表された

「cure jazz」のcure=癒し
癒しのジャズ、菊地(きくち)のキ+UA(うーあ)=きぅーあ
からこのアルバム・タイトルが付けられ
「Over The Rainbow」「Night in Tunisia」などの
スタンダード楽曲とオリジナル楽曲で構成されている

UAはヒット曲しか聞いたことが無かったのですが
イメージしていた擦れるような歌声はそのままですが
ジャズを歌うと暖かく透き通って聞こえ
音と音をつなぐ滑らかな流れが気持ち良く聴きごたえのありですね

菊地氏のサックス目当てて購入したのですが
菊地氏のアレンジャーなどの面でおそらく実力発揮なんでしょうが
演奏面ではUAの方の個性が強く出ているような気がして
楽器奏者としてのサックスが理解できたのかといえば
同時に購入したもう一枚の方を聴いてみなけらばという気がします

ライナーノーツには英歌詞を菊池氏が和訳していて
丁寧にこのアルバムを作ったことも伺える
2. Night in Tunisiaの演奏はとても心地よく
3. Over the rainbow の間を大事にした超スローアレンジは度肝を抜かれる
ジャズだけどジャズだけではない色々な世界観をも想像できる
音楽的エンターテイメントも高い実に楽しい♪
若干中毒性も認められます

1. Born to be Blue
vocal : UA
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦
violin : 島田真千子, 花田和加子
viola : 赤坂智子
cello : 中木健二
harp : 木村茉莉

2. Night in Tunisia
vocal : UA
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦

3. Over the Rainbow
vocal : UA
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦
violin : 島田真千子, 花田和加子
viola : 赤坂智子
cello : 中木健二
harp : 木村茉莉

4. Music on the Planet where Dawn Never Breaks
vocal : UA
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦

5. Ordinary fool
vocal : UA
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦

6. 嘆息的泡
vocal : UA
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦
guitar : 中牟礼貞則
flute : 荒川洋
trumpet : 佐々木史郎, 斎藤幹雄
horn : 阿部雅人, 吉永雅人
trombone : 河合わかば, 青木タイセイ

7. The City is too Jazzy to be in Love
vocal : UA, 菊地成孔
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦
trumpet : 佐々木史郎, 斎藤幹雄
horn : 阿部雅人, 吉永雅人
trombone : 河合わかば, 青木タイセイ

8. Luiza
vocal : UA, 菊地成孔
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦
cembalo : 中島ノブユキ
violin : 島田真千子, 花田和加子
viola : 赤坂智子
cello : 中木健二
harp : 木村茉莉
flute : 荒川洋, 渡辺泰
oboe : 最上峰行
contrabass : 安保龍也

9. Honeys and scorpions
vocal : UA
sax : 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦
percussion : 大儀見元
trumpet : 佐々木史郎
flugelhorn : 竹原正洋
trombone : 青木タイセイ

10. hymn of Lambarene
vocal : UA
organ : 中島ノブユキ
percussion : 芳垣安洋, 高良久美子,大儀見元
horn : 阿部雅人, 吉永雅人
trombone : 河合わかば, 青木タイセイ

11. I'll be Seeing You
vocal : UA
sax : 菊地成孔
horn : 阿部雅人, 吉永雅人
trombone : 河合わかば, 青木タイセイ
tuba : 関島岳郎
harp : 木村茉莉

12. Nature d'eau
vocal : UA, 菊地成孔
drums : 藤井信雄
bass : 鈴木正人
piano : 坪口晶彦
cembalo : 中島ノブユキ
violin : 島田真千子, 花田和加子, 井上桐子
小松美穂, 寺岡由美子
viola : 木佐貫美保
cello : 中木健二

Over the Rainbow

This city is too jazzy to be in love

Born to Be Blue
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2020年12月28日月曜日

本日のCD Oz Noy ♪ Ha!


Twisted Blues シリーズリリースの5年前の2005年リリース
OzNoyイメージは、変態的なギター・フレーズですが
全体的に変態で、アウトではありますが
ポップな感覚は未だ薄くロック・フュージョンに近い
あの変な楽しさは未だ薄く
変態加減は花開かず半咲きといったところ

しかし音作りはクリーン系からドライブ系の切り替えの細かさや
曲全体を構成するフレーズと一体のドライブ感は既に凄いことになってます

Downside UpにはNYに来ての師匠マイクスターンも参加してます
ブルーモンクも良いですし
雑誌でモンクの研究家であるとの記事も拝見しており
つられて私もモンクを徐々に買いそろえております

アルバム名の「ha」は「a」が1個
曲名は「a」が2個 この謎はまたどこかで調べよう

1. Chillin'
guitar : Oz Noy
organ : George Whitty
acoustic bass : James Genus
bass : Will Lee
drums : Anton Fig, Keith Carlock

2. Sit Tight
guitar : Oz Noy
organ : George Whitty
bass : Will Lee
drums : Anton Fig

3. Haa!
guitar : Oz Noy
synth : Shai Bahar
bass : Will Lee
drums : Anton Fig, Keith Carlock
guitar : Oz Noy

4. Say What?!
guitar : Oz Noy
keyboards : George Whitty
bass, vocals : Will Lee
drums : Anton Fig, Keith Carlock

5. What Love Is
guitar : Oz Noy
synth, keyboards : George Whitty
acoustic Bass : James Genus
bass : Will Lee
drums : Anton Fig, Keith Carlock

6. Hey You
guitar : Oz Noy
keyboards : George Whitty
bass : James Genus
drums : Keith Carlock

7. Downside Up
guitar : Mike Stern, Oz Noy
bass : James Genus
drums : Anton Fig, Keith Carlock

8. Blue Monk
guitar : Oz Noy
bass : James Genus
drums : Anton Fig

9. Hit Me
guitar : Oz Noy
organ : George Whitty
acoustic bass :– James Genus
drums : Keith Carlock
vocals : Will Lee

10. I Cant Make You Love Me
guitar : Oz Noy
bass : Will Lee
drums : Keith Carlock

Haa!

Blue Monk

Downside Up
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2020年12月27日日曜日

本日のCD Fania All Stars Live ♪ At The Cheetah Vol2


1971年8月26日にN.Y.クラブ El Cheetahで行われたライブ
混沌としたライブの雰囲気が最高の盛り上がりを見せる
この収録時期が、ちょうどサルサが新しいラテン音楽として
N.Y.のラテン・コミュニティで受け入れられた時期と重なり
サルサ創世記の盛り上がりがわかる
歴史上の伝説のライブ・アルバムと言われています

Fania All-StarsとはN.Y.サルサを代表するレーベルFniaのオールスター
レーベルの創設者「Johnny Pacheco」を中心に
たくさんのアーティストが参加しています

fluite : Johnny Pacheco
percussion :Ray Barretto , Roberto Roena
piano : Larry Harlow
tromborn : Willie Colon
bass : Bobby Valentin
vocal : Santos Colon、Hector Lavoe
Ismael Miranda、Pete "El Conde" Rodriguez
Adalberto Santiago
そしてゲスト
Jose "Cheo" Feliciano (vo)、Ricardo Ray(p)、Bobby Cruz (vo) 、Roberto Rodriguez(tp)、Reinaldo Jorge(tb)、Barry Rogers(tb) 、Larry Spencer(tp)、Yomo Toro(tres)、Orestes Vilato(per)、Hector Zarzuela(tp)

1. Ahora Vengo Yo
2. Estrellas De Fania
3. Que Barbaridad
4. Ponte Duro
5. Macho Cimarron
6. Closing Theme

Estrellas De Fania

Ponte Duro

Ahora Vengo Yo
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2020年12月25日金曜日

本日のCD Professor Longhair ♪ Crawfish Fiesta


ニューオリンズってイメージがばっちりのProfessor Longhair
ピアニストでありシンガーです

ピアノはリズム楽器ですと言わんばかりの
ゴロゴロと楽しく弾むブギウギ系のピアノは楽しいけどしつこい

裏声と口笛をまじえながら、とぼけた感じの歌い方は
「ヒーカップ唱法」と言ってプレスリーとかも使っています
歌詞の語尾を瞬時にひっくり返して歌う唱法とのこと
プロフェッサー・ロングヘアのアルバムは今3枚ありますが
この歌い方を多用しているのは1980年リリースのこれだけ

少し調べるとこのお方、ボクサー、コック、プロのカード師など
金になることは何でもやっていたようで、
音楽も単なる金稼ぎの手段であったっぽいですね
明るい人生なんでしょうね

そんなキャラが楽しい「プロフェッサー・ロングヘア」
『ザリガニ祭り』ですよ

1. Big Chief 
2. Her Mind Is Gone 
3. Something On Your Mind 
4. You're Driving Me Crazy 
5. Red Beans 
6. Willie Fugal's Blues 
7. It's My Fault, Darling 
8. In The Wee Wee Hours 
9. Cry To Me 
10. Bald Head 
11. Whole Lotta Loving 
12. Crawfish Fiesta 

Crawfish Fiesta 

Big Chief 

You're Driving Me Crazy 
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2020年12月24日木曜日

本日のCD Sly And The Family Stone / There's A Riot Goin' On


 当初は5曲目の「Africa Talks To You」 というタイトルで発売される予定であったそうです。しかし元々のLPではA面最後に4秒の無音曲があって、それが「There's A Riot Goin' On」だったとのこと。
 ファンのフリー・コンサートで起きた暴動騒動を指していたものとされていたが、スライはこの噂を否定し「自分はいかなる暴動も起こってほしくない」がゆえに表題曲 "There's a Riot Goin' On" には、演奏時間がないのだとインタビューに答えています。
 無音曲には、ピアノを弾かずに蓋を締めてのJohn Cage の “4分33秒" の沈黙曲が有名ですが、The West Coast Pop Art Experimental Band「Anniversary of World War III」、ジョン・レノンのTwo Minutes Silence、Soulfly Soulflyなども有名で、日本ではMr.Children「ヒカリノアトリエ」「himawari」など。音が無い曲には沈黙という音楽の在り方について問うものや、思想的なものが曲名を含めて無音に込められているものなど、意外に多くあります。
 またこのアルバムには色々と逸話があり、スライ・ストーンがCBSレコード会社の重役に
ニューアルバムを早く出せというプレッシャーをかけられ仕方なく独りでリズムボックス等を駆使してドラッグまみれになりながらオーバーダブなどでほぼ独りで創りあげたようです
ジャズ・ミュージシャンも含めヤクを買うためにアルバムを量産した時代ですからレコード会社としては、これぞ儲けもんですね。
 しかし経過はどうあれ結果的にはセッションやらとは対極にある作業を積み重ねで、後に語り継がれる本作に至ることになったわけです。
 さらに色々なエピソードがあり、ジャケ写は元々のLPとは差し替えて、レコード会社が大衆受けするようにライブ写真に切り替えたとのことで、暴動を意味するようなコンサートとタイトルの Riot なのかと思ったら違うようです。
 一人で作ったと有名なアルバムではありますが、その割には後のオーバーダブに参加のミュージシャン多いと感じるのは私だけでしょうか🎶

Sly Stone / drums, drum programming, keyboard programming, synthesizers, guitar, bass, keyboards, vocals

vocals, keyboards : Rose Stone
backing vocals : Little Sister
keyboards:Billy Preston
guitar : Bobby Womack
guitar : Freddie Stone
guitar : Ike Turner
bass, backing vocals : Larry Graham 
bass, backing vocals : Greg Errico
tenor saxophone : Jerry Martini 
trumpet : Cynthia Robinson
drums : Gerry Gibson 

1. Luv N' Haight
2. Just Like A Baby
3. Poet
4. Family Affair
5. Africa Talks To You "The Asphalt Jungle"
6. There's A Riot Goin' On
7. Brave & Strong
8. (You Caught Me) Smilin'
9. Time
10. Spaced Cowboy
11. Runnin' Away
12. Thank You For Talking To Me Africa





  

2020年12月22日火曜日

本日のCD Kenny Burrell Trio ♪ Newport Jazz Festival 1976

 



アメリカの国営放送のラジオ番組Voice Of Americaで放送された
1976年7月4日のニューポート・ジャズ・フェスティバル音源
発掘音源のレーベル Equinox より2020年リリース

ベースのLisle AtkinsonとドラムのFreddie Waitsによるトリオ演奏で
音源としてはリバーブ強く各楽器の音の分離も悪く
ラジオ音源なのですが、海賊版レベル
3曲めの出だしの音声もマイクの拾いが悪く何言ってるのか?わからない
ファンとしてはかなり嬉しいですが、あまりお勧めではないかも

guitar : Kenny Burrell
bass : Lisle Atkinson
drums : Freddie Waits

1. Tin Tin Deo (Intro)
2. Out Of This World
3. Child Is Born
4. Make Someone Happy
5. Do What You Gotta Do


Kenny Burrell Trio Live in Japan 1976

Kenny Burrell Trio - Jeannine (1990)

Imagination
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2020年12月21日月曜日

本日のCD Russell Malone Quartet ♪ Wholly Cats

 

ラッセル・マローンのギターは音の輪郭がはっきりしていてわかりやすく親しみやすい
はっきりしているだけに「教科書」のように聞こえるがそうでもない
和音とアルペジオの使い方や
この作品でのアウトフレーズの入れ方も
やり過ぎず少し入れて戻ったりするところがニクイです

音の輪郭がはっきりしていてわかりやすいだけに
このように弾けたら良いなあと思うギタリストにとっては
「教科書」のように錯覚できるのかと思います

このアルバムはスタンダードを題材にしながら
ストレートなジャズで曲の長さもちょうど聞きやすいこと
ピアノのLarry Willisもラッセル・マローンとのギターの相性は抜群で
ラッセル・マローンのアドリブの随所で、
弾き手を高揚させるアオリ加減が絶妙です 

アルバム名のWholly Catsはチャーリー・クリスチャンが
ベニー・グッドマン楽団中に書いたオリジナル・ブルースで
終盤の登場するピアノとのスリリングな掛け合いが素晴らしい
そして、ラッセル・マローンではロック的なブルースを聴くことが無かったのだが
Chitlin Bluesでは、違ったストレートなブルース・ギターも良かった

electric guitar : Russell Malone
piano : Larry Willis
bass : Rodney Whittaker*
drums : Yoron Israel

1. Wholly Cats
2. I Concentrate On You
3. Carousel
4. Swing Low, Sweet Chariot
5. Off The Top
6. Four In One
7. After All
8. Chitlin Blues
9. Yesterdays


Wholly Cats

Swing Low, Sweet Chariot

Russell Malone JAS Cafe Aspen Colorado
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ブラザー・サン・シスター・ムーン 恩田陸

 

蜜蜂と遠雷」の描写でとても気に入った作者ですが他を読んでませんでした

作者の自伝的小説とのことで、やはり音楽をやってられたんですね

小説家、ジャズバンド、映画監督と3人の若者がの群像小説
共通しているのは皆が最終的に職業が表現者となること
小さい頃の不思議な記憶が将来に影響を与えたのかは不明ですが
読み終えた後にそんなことも想像しました

私にはジャズ研での大学時代のくだりが
自分の大学時代ともリンクしてとても共感しながら読めました

小説としてはそれぞれの人生の関連性とかが希薄なので
つまらないと感じる人もるのかもしれません

私的には、ジャズ研エピソードだけで
印象がグンと引きあがったので
意味を読み取ると言うよりも、
空気感を感じる小説で良いのではないかと
おそらく少数派の◎をつけときます

大学時代は金は無かったけど時間はあった
音楽に没頭する暇もあった
懐かしいなあ
2年後くらいにまた読もう♪

2020年12月20日日曜日

本日のCD The Ramsey Lewis Trio ♪ The In Crowd


1965年ボヘミアン・キャバーンズでのライブ
観客の手拍子の音が演奏よりも大きい録音状態ですが
とてもラフなファンキージャズで独特の泥臭さ、
R&B色が色濃く出ていてアルバムとしては楽しめます

「Crowd」とは「群集」の意で、何よりも楽しむ事の大切さが
このアルバムには入っています

私のラムゼイ・ルイスはファンク時代の「Sun Goddess」から
始まっているので、このアルバムを聴いて
なるほど、このジャズ時代があってのラムゼイ・ルイスと
興味深く聴けました

本CDは紙ジャケ、ライナーノーツなど一切なしの
そっけないヤツです

piano : Ramsey Lewis
bass, cello : Eldee Young
drums : Red Holt

1. The 'In' Crowd
2. Since I Fell For You
3. Tennessee Waltz
4. You Been Talkin' 'Bout Me Baby
5. Spartacus (Love Theme From)
6. Felicidade (Happiness)
7. Come Sunday

The In Crowd

Spartacus (Love Theme From)

Felicidade (Happiness)
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