2018年8月26日日曜日

猫を抱いて象と泳ぐ


読み終わる数ページ前から
目頭が熱くなった

この本について何かを語るとすると

チェスが題材である

タイトルから中味が想像できない

基本的に静の世界であること

読みながら主人公を傍観していたら
いつのまにか引きずり込まれている

チェスの棋士「アリョーヒン」は実在するが
どうやら「リトル アリョーヒン」は
この物語の中だけの人物であるようである こと

などなど

読みながら結構ググりもしました

終盤で「インデイラ」からの手紙が来た時に、
この手紙のやり取りの内容では
やり取りがこのままではいつか終わってしまう

終わったら何かが起こる?

と気づいた瞬間から
グッと引き込まれました

ドトールでの、
読書時間がこのあたりで倍の長さになり
(珈琲一杯で粘る時間が長くなり)

結末が見えた瞬間、眼のあたりがジワッっと
ふと、我に返り

オジサンの涙腺が緩んでいることに
誰も気づいていないことを確認

余韻に浸りながら、これを書いています

他にも小川洋子の本は購入済み、未読があったはず

「博士の愛した数式」は
あえて購入していません

でしたが、近いうちに購入の決心しました

他のタイトルでも泣かされるんだろうか?

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