2023年10月14日土曜日

Albare / Acid Love

 

 アシッド・ジャズに凝っていた時に、アルバムタイトルの 「Acid Love」が気になって中身は聴かずに購入したアルバムでした。アシッド・ジャズ自体がジャズ寄りのファンクであったり、アーバン・ソウルのようなものもジャズ・ファンクと呼ばれていたりするようなので、これがジャズ・ファンクではないとは言えるのかどうかも疑問ではありますが、このアルバムは私がほぼ聴かないタイプのダンス・ミュージックであり、私の理解するアシッド・ジャズではありませんでした。しかし、このアルバムも聴き直すのは多分3回目で前回よりも良いイメージではあり、どうやらここ数年で音楽に対する私の感性も、また変わってきているようです。
 ライナーノーツによるとモロッコ生まれでイスラエル、フランスで育ち、フランスで音楽家のキャリアをスタートし、今はオーストラリアに住んでいるようです。打ち込みの女性ヴォーカル曲から、ラップ、はては生ギターによるチック・コリアのスペインまで。多分器用な人であるので、こんなアルバムになってしまったものと想像できます。


 あんまり聴きこむほどの情熱は持てないのですが簡単に紹介です。What Would I Do? 女性ボーカルの Kim Collins を前面に押し出したマーカスがポップに手を出した時のような打ち込み曲です。全体を通してこれに徹してるのであれば納得なのですがそうではないのが中途半端かなあ。Enjoy The Music アコースティック・ギターでリフを作って、Zachary Breaux 風の感じで、ラップの FLI T と言う人が、また中途半端に起用されています。サウンド的には悪くないんですが。。。Way 2 Love 打ち込みのポップスでボーカルは Peabo &
 Jamie O'neil です。売れ線の軽めのヤツですが、このボーカルの人のアルバムで良いんではないかな。Love Line ラップで Little B でよくあるヤツ。Bottom Line ドラムのプログラミングパターンが前の曲と同じ?な気がします。好きで作ったのかなあ。ああ辛口コメントしか出ない。Midnight Skat アーバン・ソウルっぽいヤツが作りたかったんですね。パソコンで作るとこんな曲ができやすい。ですよね。Love's Got A Hold 女性ボーカルの Kim Collins がまた登場です。この人の歌はうまいです。Can't Say で、また打ち込みの Zachary Breaux 路線ですね。Girl 軽いポップで聴きやすいことは聴きやすいかな。Acid Love は、タイトル曲ですね。一番アシッド・ジャズっぽい感じではあります。Going On ボーカルは Melisa James & Albre この女性も上手いし音域がものすごく広い方です。Spain が最後の締めです。アコースティック・ギターとエレクトリックの多重録音作品です。
 先にも書いたように前回聴いた時よりは印象良いですが、楽器の上手いアマチュア・ミュージシャンの作品ような感じは中途半端なB級といったところ🎵

1. What Would I Do?
2. Enjoy The Music
3. Way 2 Love
4.  Love Line
5. Bottom Line
6. Midnight Skat
7. Love's Got A Hold
8. Can't Say
9. Girl
10. Acid Love
11. Going On
12. Spain

▶ Can't Say

▶ ALBARE 'South' Official music video

▶ Albare's Urban Groove Project - The Mind Reader (Live)



  

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