Little Walter (リトル・ウォルター) と Otis Rush (オーティス・ラッシュ) のオムニバスでともに4曲づつ収録されています。発売はアメリカのほぼブルース専門のレーベルTomato Records。この会社の設立は1977年でもう存在していません。調べていたら日本にトマトレコードという会社がありましたが、おそらく関係ない会社です。
二人ともハード系のシカゴ・ブルースの重鎮であることから、おそらくトマト・レコードがブルース好きのためにセレクトしただけのセールス的なオムニバスで、特に深い意味を持たせた訳では無いようです。手に入れたのはあまりに昔で、よく覚えていませんが私もおそらく20代の若い時にブルースの勉強だと思って購入しただけだと思います。
「Little Walter」 1930年5月1日 ~ 1968年2月15日 ルイジアナ州生まれのブルース・ハーモニカ奏者。12歳からニューオーリンズ、ヘレナで活動後1946年からシカゴに住むようになり1947年レコードデビュー。アルコール依存症で1968年にシカゴのクラブ出演の時のケガが原因で死去。
「Otis Rush」 1935年4月29日 ~ 2018年9月29日 ミシシッピ州フィラデルフィアで生まれ育ったブルース・ギタリスト。8歳からギターを弾き始め。1956年にデビュー。左利きながら、右利き用に弦を張ったギターを逆向きに持って弾くユニークなスタイルで、2004年に脳梗塞で倒れ、以来リハビリを行っていたが、2018年9月に死去で、妻は日本人。
1. You're So Fine / Little Walter
2. May Be The Last Time / Otis Rush
3. It's So Hard For Me To Believe You Baby / Otis Rush
4. All About My Girl / Otis Rush
5. Walter's Blues / Little Walter
6. I Got You / Otis Rush
7. Goin' Down Slow / Little Walter
8. Watermelon Man / Little Walter