このアルバムは最後の Round Trip/Broadway Blues だけがオーネットコールマンのカバーで全てメセニーの作曲です。幻想的に進行していたアルバムの最後にカバーを持ってきて、さらに最後の最後はジャコとメセニーのユニゾンはジャコのアイデアでしょうか?心して静かに聞いていたのに最後に聞こえる遊び心に思わずニヤっとしてしまいます。
これを購入した数年前に既に持っているものが何曲か入っていました。そして久しぶりに聞いたら今ではかなり被ってしまっています。これを購入したころにはまだ私は Horace Silver, Donald Byrd などは持っていなかったはずですが、色々と興味がわくにつれて買いそろえていますので、このCDの久しぶりのレビュー(2回目)で段々とマニアになってきている自分に感心してしまいます。
購入当時は気にもしませんでしたが、選曲は Art Blakey 厚めでオルガンがフューチャーされたものも多いようです。最も今更ながらアルバム・タイトルを見ると「ブルーノートで最もサンプリングされた曲」とのことなので、DJ?とかで使われたりBGMなどで使われた頻度が多い曲になるので、耳にして残りやすかったり、わかりやすいもの、アレンジやテーマがはっきりとしている曲が選択されているわけですね。認知度が高いものという側面もありそうです。
勉強という意味では Herbie Hancock, Reuben Wilson, Lou Donaldson, Bobby Hutcherson なんかは、私としてはまたこれから勉強するところであります。世に言われる名演というものは、古臭かったりはするのですが、やはり多くの人に好かれてきた曲なので良い曲であることがほとんどです。またアルバムで聴くと更に良かったりもします。(逆もあることはありますが・・)リスナーとしては好きな人を聴いていれば偏っていてもかまわないのですがマニアとしてはこれからも精進します。
ということで、こういったコンピを聴いて持ってない曲の購入意欲を刺激されるわけです。そして、ブルーノートの罠にひっかかるわけです。モンクは1曲しか入ってないのに、タイトルになってます。一番売れたから?タイトルにしたんでしょうか??「Most Sampled Songs From Blue Note」で十分わかりますが・・・・
それと Comment On Ritual では Art Blakey のしゃべっている音声が 1分56秒 ここらへんはプロデュースした人の趣味なんでしょうか?それともサンプリングされて使われている?
中古CD屋で懐かしく見覚えのあるジャケット。ボーカルの Ronnie James Dio が脱退して、Graham Bonnetの最初で最後のアルバム。1979年のスタジオ録音作品です。後で思えばRainbowにしてはポップなアルバムの認識ですが、当時中学生だった私にとっては、とても刺激的に聞こえたものです。この後のボーカルが Joe Lynn Turnerになってからの I Surrender, Death Ally Driver なんかもかなりのポップ路線ではありました。後になって Ronnie James Dio 時代のRisingの方がハードで好きになって、これはレコードで持っていた覚えがあります。
今更調べてみると もともとはイギリス出身のBritish rock の Deep Purple を Ritchie Blackmore が脱退し Rainbowを結成。初期は(Ritchie Blackmore's Rainbow)2ndアルバムからは(Blackmore's Rainbow)、3rdアルバム以降は(Rainbow)の名義での活動となっています。そしてリーゼントのアメリカ人の Graham Bonnet とこのアルバムを作成し、ヒットする訳です。
ロック小僧であった私は当時使っていたストラトでコピーをしていました。All Night Long はバンドでもコピーしてライブとかでもレパートリー。曲としては No Time To Lose が適度にロックンロールっぽくてので好きでしたがバンドメンバーには受け入れられず。今聞くとボトルネック使ったソロのようですが、当時ボトルネックは知らなかったので必死にチョーキングでこのニュアンスを出そうと頑張ってました。シングルカットされた Since You Been Gone もバンド・コピーしましたね。エンディングのギター・ソロも懐かしい。ラストの Lost In Hollywood も当時好きだったんですが今聞くとキーボードが少しピコピコしているのが古臭くて面白いです。
簡単に表現するとブルースやロックにブラスをプラス、クラシック的要素も加えて、セールスも意識しなければならないんで当時絶好調のBeatles的要素も盛り込んだといった感じで、私のイメージするBS&Tの原型でした。これはキーボード、ボーカルの Al Kooper の幅広い音楽性と、ザ・サークル、サイモン&ガーファンクル、レナード・コーエンなどのアレンジやプロデュースをして注目され始めていたプロデューサーはプロデュースした John Simon の手腕も大きい。Simon はこの後 The Band の最初のアルバム2枚も制作しています。なども同じようにブラス・ロックの代表格とされるバンドChicago (最初はChicago Transit Authority)のデビューは1969年でBS&Tはやや先輩ですのでブラス・ロック文化が作られる最初の過程の一つとしては、こんな感じだったのかと思いながら聴くのもまた一つ勉強です。
メインの作曲、ボーカルも担当していたことから実質 Al Kooper のソロ・アルバムにも近いのですが、ワンマン体制が災いしてかこのアルバムでクビになり、一般的には路線を変えたセカンドアルバムが名盤とされているようです。
メンバーにはトランペットで Randy Breckerが参加しています、ドラマーはジャコにも深くかかわるBobby Colomby
organ, piano, synthesizer, vocals : Al Kooper
bass : Jim Fielder
guitar, acoustic guitar, flute, vocals : Steve Katz
drums, percussion, vocals : Bobby Colomby
alto sax, piano : Fred Lipsius
trumpet, flugelhorn : Jerry Weiss, Randy Brecker
trombone : Dick Halligan
producer : John Simon
1. Overture
2. I Love Y ou More Than You'll Ever Know
3. Morning Glory
4. My Days Are Numbered
5. Without Her
6. Just One Smile
7. I Can't Quit Her
8. Meagan's Gypsy Eyes
9. Somethin' Goin' On
10. House In The Country
11. The Modern Adventures Of Plato, Diogenes And Freud
12. So Much Love / Underture
【Bonus Tracks】
13. Refugee From Yuhupitz
14. I Love You More Than You'll Ever Know
15. The Modern Adventures Of Plato, Diogenes And Freud
あの「Kind of Blue」(ジャズアルバムでは異例の1,000万枚超え)直前のモードジャズへ移行する記念碑的アルバム。1958年の2月4日&3月4日ニューヨークのコロンビア30番街スタジオにて録音。メンバーは精鋭プレイヤーばかりを集めてマイルスが編成したセクステット、Cannonball AdderleyとJohn Coltrane、ドラマーの "Philly" Joe Jones、ベースはPaul Chambers、ピアニストのRed Garland。
1958年3月7日にニュージャージー州ハッケンサックのヴァンゲルダースタジオで録音されたアルバム。時代的にはケニー・バレルはリーダーアルバムを2枚発売し、第1人者として認知されつつあり、コルトレーンは1957年に、一旦マイルス・バンドを退団しモンクのバンドに加入、9月には初期の代表作 Blue Train を録音、1958年にコルトレーンはモンクの元を離れ、マイルスのバンドに再加入という目まぐるしく色々なセッションを繰り広げている時代です。
「コモブチキイチロウ」 Liberty City / イントロでベースと一緒に歌っているところから好感。バッキングのカリブ的なリズムもジャコだったら、こんなアレンジもあってもおかしくないと思わせてくれます。バッキングではxoticフレットレス5弦、 メロディ部はxoticフレットレス6弦。Las Olas / アルバムを締めくくるのにふさわしい鎮魂。これもジャコだったらこんな感じもありだろうというアレンジでフレットレスの特性をジャコ風に素晴らしい演奏。かなりのジャコ好きなんですね。 ザンドナー・ジャーマンウッド・ベース、メロディではxoticフレットレス6弦。