2021年4月11日日曜日

本日のCD Art Blakey and Jazzmessengers / Album of the Year

 

 「Art Blakey and Jazzmessengers」 は1954~1955年にかけて、ピアノの Horace Silverと結成されています。1058年のヒット作「Moanin'」ジャズ史に名前を刻み、多くのミュージシャンを輩出した Art Blakey(アート・ブレイキー)のバンドですが、その Art Blakeyでも低迷期があり、1970年代後半ぐらいから暗黒時代と呼ばれていたようです。
 そして1981年、18歳の若き Wynton Marsalis(ウィントン・マルサリス)をメンバーとした、このアルバムを契機に人気復活したアルバムです。
 確かにトランぺッターのアート・ブレイキー門下生は多く、Hank Mobley・Jackie McLean・Johnny Griffin・Benny Golson・Wayne Shorter・Dorham・Donald Byrd・Lee Morgan・Freddie Hubbard など
トロンボーンではCurtis Fuller、ピアノでは Bobby Timmons・Cedar Walton・Keith Jarrett あたりが、このバンドを経てジャズ界で活躍しています。
 さてオープニングは「Cheryl」チャーリー・パーカーのビバップですが、バンドメンバー全員に勢いと活力がみなぎってます。これは、やはりウイントン効果なんでしょう。続いて「Ms. B.C.」ですが、これも疾走感があります。テーマ部分のベースのスタタタンというフレーズが硬質で煽ってきたな、と思ったらウイントンがソロをとりブレイクしその後も怒涛のソロ合戦。
 発売前から「Album of the Year」なんて名前をつけてますが、気合と新しい時代のへの確信がうかがえる傲慢なネーミング🎶

drums : Art Blakey
trumpet : Wynton Marsalis
alto sax : Robert Watson
tenor sax : Bill Pierce
piano : James Williams
bass : Charles Fambrough

recorded and mixed at Davout Studios, Paris, France, April 12, 1981.

1. Cheryl
2. Ms. B.C.
3. In Case You Missed It
4. Little Man
5. Witch Hunt
6. Soulful Mister Timmons

Cheryl




  

2021年4月10日土曜日

本日のCD Jaco Pastorius ♪ Twins Ⅰ&Ⅱ Live In Japan 1982


1982年に「ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンド」で来日し
オーレックス・ジャズ・フェスティバルでのコンサートを収録したライブ・アルバム
当初は「Twins I」「Twins II」として2枚のLPとして日本国内限定発売
後に世界発売向けとしてアメリカのワーナー・ブラザース・レコードが
2枚のアルバムを1枚のアルバム・サイズに抜粋し、
コンピレーション化したアルバムを「Invitations」として発売
さらに、これをの2枚組として1999年には「Twins I & II」としても発売
これは2007年には「Twins I & II - Live In Japan 1982」として
24ビット、デジタル・リマスタリングされた音源
いつものことですが「ファン」何枚買わされるんだか?

この来日公演にも色々なネタ話があります
この公演が行われたのは8月
準備として1/15にニューヨークのサボイ・シアターで
20人編成のビッグ・バンドで公演し大成功を収めた
しかしジャコの飲酒とドラッグはエスカレートしていた
そして1982年4月に来日公演の予定はあって
チケットも発売されていたんですが、
来日直前で病気などを理由に急遽ツアーは中止
ようやく8月に来日にこぎつけたんですが、
来日ツアー中にも奇行が目立っていた
ステージで顔にペイントしたり裸で走り回る
広島湾にベースを投げ捨てる、
ホテルにバイクで乗り付け落ちて気を失い、シャツの中にタコ

この話を見ているととんでもない状態だとは思うんですが
アルバムの中のジャコの演奏はそんなことは感じさせず
しっかりとしたベースラインで粋なグルーブを感じます
大人数でのビッグバンドも迫力で様々な仕掛けが楽しい
オープニングの「Invitation」なんかはジャコらしい高速プレイ
そして途中休みはあるものの8分の間高速のまま弾き続けるタフさ
「Three Views of a Secret」の幻想的で繊細なプレイ
「Sophisticated Lady」でのToots Thielemansに優しくよりそうベース

アルバムの名前の「Twins」は生まれた二人の双子に
ちなんでつけられたタイトル

家族を愛するジャコで充実した仕事内容で日本の観客を満足させてくれる一方
舞台裏ではジャコの精神はかなりの崩壊だった
ほんとにドラマチック過ぎる生き方だ

The Word of Mouth Sextet
bass : Jaco Pastorius 
trumpet  Randy Brecker
tenor & soprano sax, bass clarinet : Bobby Mintzer
steel drums : Othello Molineaux
drums, timpani : Peter Erskine
percussion : Don Alias

Special Guest
harmonica : Toots Thielemans

Word of Mouth Big Band
lead trumpet : Jon Faddis
trumpet : Elmer Brown, Forrest Buchtel, Ron Tooley
lead trombone : Wayne Andre
trombone, tuba : David Bargeron
bass trombone, co-conductor  Peter Graves
bass trombone : Bill Reichenbach
tenor & soprano sax, clarinet, alto flute : Mario Cruz
baritone sax, clarinet, alto flute : Randy Emerick
tenor alto & soprano sax, clarinet, piccolo : Alex Foste
tenor sax, oboe, english horn : Paul McCandliss
french horn : Peter Gordon, Brad Warnaar

【Disc1】
1. Invitation
2. Soul Intro / The Chicken
3. Continuum
4. Liberty City
5. Three Views of a Secret
6. Sophisticated Lady

【Disc2】
1. Amerika
2. Okonkole' Y Trompa
3. Reza / Giant Steps / Reza (Reprise)
4. Elegant People
5. Twins
6. Pac-Man Blues (Fannie Mae)
7. Eleven

Invitation

Three Views of a Secret

Reza / Giant Steps / Reza


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本日のCD Erroll Garner ♪ Contrasts

 

Mistyのオリジナル・バージョンが収録されていることで
有名なアルバムで1954年の作品です

エロール・ガーナーは楽譜が書けなかったピアニストですがプレイは華麗です
左手の強力なリズムに僅かに遅れる右手のメロディーが特徴で
「Mr. ビハインド・ザ・ビート」の異名もある人です

代表曲となったMistyにも作曲秘話があり
飛行機で移動中に唐突に魅力的なメロディが浮かんで、
楽譜が書けなかったために忘れないように
反復してホテルにタクシーで急行してテープ・レコーダーに録音
曲名は本人ではなく友人から「霧のようにぼんやりとしている」と名付けられたそうです。
確かに強力なメロディーでは無いのですが
なんとなく頭に残るのがこの曲の良いところかもしれないですね

私も楽譜はからっきし駄目だったんですが
歳をとって記憶力も悪くなるにつれ
楽譜って便利だなと思うようになり
今さらPCの楽譜作成ソフトなどを購入して
勉強しながら音楽を楽しんでいます

Recorded July 27, 1954

piano : Erroll Garner
bass : Wyatt Ruther
drums : Eugene Heard

1. You Are My Sunshine
2. I've Got The World On A String
3. 7-11 Jump
4. Part-Time Blues
5. Rosalie
6. In A Mellow Tone
7. Don't Worry 'Bout Me
8. All Of A Sudden (My Heart Sings)
9. There's A Small Hotel
10. Misty
11. I Wanna Be A Rugcutter 
12. Exactly Like You

I've Got The World On A String

Misty

There's A Small Hotel


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2021年4月7日水曜日

本日のCD B B King ♪ Live & Well 


2015年に89歳で亡くなってから、5月14日で6年経つことになります
このように音楽を残せるミュージシャンって職業は素敵です

1969年発売のこのアルバムは5曲目(LPではA面)までが
ニューヨークの「Village Gate」でのライブ
6曲目以降(B面)はスタジオ・レコーディングとなっています

ライブでは「Don't Answer The Door」「Sweet Little Angel」といった代表曲
(イントロのフレーズは同じです(⌒∇⌒))
スタジオではファンク・ブルースよりのナンバーが楽しいです
「I Want You So Bad」と「Let's Get Down To Business」はアル・クーパーのピアノ
キングのエレクトリック・ギターがビンビンに冴え、
思わず聞きながら自分のギターを出してきて
勝手にセッションしてしまう一枚です

キングを師匠としてコピーしたわけではありませんが
昔から味があるとは、こういう事なんだとは思って聞いています
ギター弾きの私としては、普段はどうしても派手で
テクニックのを散りばめたものを好む傾向にありますが
実際にやるときには別に派手なソロをやらなくても
キチンとタイミングよくうたえれば、人は十分カッコいいと思ってくれる
と再認識できますよね

guitar : B. B. King, Hugh McCracken (6 to 10)
organ : Charlie Boles (1 to 5)
piano : Al Kooper (6, 7), Paul Harris (6 to 10)
bass : Gerald Jemmott (6 to 10), Val Patillo (1 to 5)
drums : Herb Lovelle (6 to 10), Sonny Freeman (1 to 5)
trumpet : Patrick Williams (1 to 5)

1. Don't Answer The Door
2. Just A Little Love
3. My Mood
4. Sweet Little Angel
5. Please Accept My Love
6. I Want You So Bad
7. Friends
8. Get Off My Back, Woman
9. Let's Get Down To Business
10. Why I Sing The Blues

Don't Answer The Door

Sweet Little Angel

Let's Get Down To Business


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2021年4月6日火曜日

本日のCD Al Di Meola ♪ Electric Rendezvous


私が若い時はカセット・デッキで、ずっと録音・再生をして音楽を聞いていました
CDデッキを初めて買えたのは、大学1生の時で
なんとこれは!私が初めて買ったCD

ロック小僧だった私が大学でジャズ研に入り
アル・ディ・メオラをコピーできないかと思ったら
聴くだけで終わって、現在に至ります

久しぶりに聞くと思い込んでいたイメージと違ってロック色が強い
 「Electric Rendezvous」はラテン系ロック・フュージョン
「Black Cat Shuffle」なんかのシャッフル系
でもなんと言ってもパコとの楽曲「Passion, Grace & Fire」
がディ・メオラのイメージですね

guitar : Al Di Meola, Paco De Lucia (3)
keybords : Philippe Saisse (5), Jan Hammer (1,2, 4-8)
bass : Anthony Jackson (1,2, 4-8)
drums : Steve Gadd (1,2, 4-8)
percussion : Mingo Lewis (1,2, 4-8)

1. God Bird Change
2. Electric Rendezvous
3. Passion, Grace & Fire
4. Cruisin'
5. Black Cat Shuffle
6. Ritmo de la Noche
7. Somalia
8. Jewel Inside a Dream

Electric Rendezvous

Black Cat Shuffle

Passion, Grace & Fire


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2021年4月4日日曜日

本日のCD George Howard ♪ Attitude Adjustment


ブラコンを意識した本格的な歌物ではないボーカル入りAcid Jazz, Jazz Funk系
基本打ち込みドラムを使用したアーバンな雰囲気のアルバムです
1996年作品でフュージョン全盛期が終わり
アシッド・ジャズ系が流行りだした頃であり
この時代のブラコン、クラブ系ビートを取り入れ
ヒップホップの香りを取り入れた流行の音づくりですが非常に好印象

ヒップホップやクラブ系の音を取り入れると
そちらの味付けが濃くなってしまって
私なんかは最初に聞くと若干のアレルギーが出て
慣れてくるとクセになるようなものが多いんですが
この人のアレンジは混ぜ加減が絶妙で、私にもすんなりと入ってきました

タイトル曲の「Attitude Adjustment」は
このアルバムの中でも一番アクが強い楽曲で
ヒップ・ホップの色が濃く、演奏者は楽しそうです
アルバムのラストには「Adjusted Attitude」と言う
単語順序を逆にしたものが入っています
(おそらく別テイクではなくて、タイトル曲のリミックスだと思います)
そんな曲がありながらの「One Last Time」のような
美しい曲を混ぜてすんなり聞かせてくれるのがセンスの良さを感じます

1. Watch Your Back
tenor sax, soprano sax : George Howard vocals : Sarah Brown
keyboards : Eric Daniels
keyboards (Additional) : Rickardo Reid
bass : Sam Sims guitar : Dave Berry drum programming : Ray Hayden

2. Best Friend
tenor sax, soprano sax, spoken words : George Howard vocals : Wayne Holmes
backing vocals : Howard Hewett
keyboards : George Duke
guitar : Ray Fuller
bass : Freddy Washington

3. One Last Time
soprano sax : George Howard
Keyboards : George Duke
acoustic guitar : Paul Jackson, Jr. bass : Larry Kimpel drums : Sonny Emory percussion : Lenny Castro

4. Dianne's Blues
soprano sax, drum programming, keyboards, synth (Bass) : George Howard
electric piano : Phil Davis
bass : Sam Sims
acoustic piano, clavinet : Vance Taylor
bata : Bill Summers
congas : Munyungo Jackson

5. Our Love
soprano sax, keyboards : George Howard
electric piano, strings, keyboards : Phil Davis
bass : Sam Sims
drums : Lil' John Roberts
bata, percussion : Bill Summers

6. Interlude
7. Attitude Adjustment
guitar : Ray Fuller keyboards : George Duke
8. Let's Unwind
soprano sax : George Howard
keyboards : Eric Daniels
vocals, acoustic guitar : Jonathan Butler
guitar : Dave Berrybacking vocals, drum programming : Ray Hayden

9. I Apologize
backing vocals : Timothy Johnson bass : Larry Kimpel drums : Rayford Griffin keyboards : Darrell Smith lead vocals, backing vocals : Will Downing percussion : Munyungo Jackson soprano sax, keyboards(additional), backing Vocals : George Howard

10. A Whole Lotta Drum In Me
soprano saxo, keyboards (Additional) : George Howard vocals : Tiffany L. Graves
backing vocals, drum rogramming :Speech bata, kalimba, drum (jihmbe), bells, talking drum, shekere : Bill Summers

11. Adjusted Attitude
tenor sax, soprano sax : George Howard
keyboards : George Duke
guitar : Ray Fuller

Attitude Adjustment

One Last Time

Let's Unwind 


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2021年4月3日土曜日

本日のCD Steve Kuhn Trio ♪ Three Waves


 アメリカNY生まれのジャズ・ピアニストのスティーブ・キューン(Steve Kuhn)
キューンはハンガリー系の血筋で5歳からピアノを学び
12歳の時にクラシックのマーガレット・チャロフ女史
(バリトン・サックスのサージ・チャロフのお母さん)の門下生となり
13歳でサージとともにナイト・クラブ・デビュー、ハーバード大学に進学
1959年にケニー・ドーハムからバンド加入の誘いを受け
1960年にマイルス・バンドを去ったコルトレーンのカルテットの初代ピアニストとなり、
本人曰く実力不足で数カ月でマッコイ・タイナーにその座を譲る
エリートのようで苦労人のようでもあります

このアルバムは1966年の録音で初期作品
演奏はアップテンポな曲が主体でゴリゴリとしたダイナミック
「Three Waves」は力ずくでピアノをねじ伏せている熱演
「Today I Am a Man」「Memory」「Bits and Pieces「Kodpiece」
など力強くて中身の濃い作品で好印象
これは当たりですね

piano : Steve Kuhn
bass : Steve Swallow
drums : Pete La Roca

 1. Ida Lupino
2. Ah, Moore
3. Today I Am A Man
4. Memory
5. Why Did I Choose You ?
6. Three Waves
7. Never Let Me Go
8. Bits And Pieces
9. Kodpiece

Three Waves

Today I Am A Man

Bits And Pieces


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2021年4月2日金曜日

本日のCD The Ramsey Lewis Trio ♪ Sound Of Christmas

 

ファンキー・ピアニストのラムゼイ・ルイスのジャズ版を
聴いてみたいと購入した一枚

前に聞いた「The In Crowd」ではとてもラフで独特の泥臭さあり
R&B色が色濃いエンターテイメント性のあるライブ録音でしたが
このクリスマス・パーティ用の気軽に聞いて楽しめる録音です

「Merry Christmas, Baby」はケニーバレルで有名でしょうか?
ラムゼイ・ルイスもスローテンポから始まり強力にバーンアウト
「Winter Wonderland」はニューオーリンズ風
「Santa Claus Is Coming to Town」はスローテンポ
ルイスのオリジナル曲「The Sound of Christmas」は楽しいクリスマスの雰囲気
ストリングスのクラシカルな前半部で後半のブルース
前半5曲がピアノトリオ、後半5曲がストリングス入り
という構成でルイスの書下ろしは2曲


double bass : El Dee Young
drums : Red Holt
piano : Ramsey Lewis
strings(6 to 10) : Abe Meltzer, David Chausow, Emil Podsada , Harold Kupper , Irving Kaplan, Karl Fruh , Leonard Chausow , Oscar Chausow , Sol Bobrou, Theodore Silavin 

1. Merry Christmas Baby
2. Winter Wonderland
3. Santa Claus Is Coming To Town
4. Christmas Blues
5. Here Comes Santa Claus
6. The Sound Of Christmas
7. The Christmas Song
8. God Rest Ye Merry Gentlemen
9. Sleigh Ride
10. What Are You Doing New Year's Eve

Merry Christmas Baby

The Sound Of Christmas

The Christmas Song


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2021年4月1日木曜日

本日のCD John Coltrane ♪ Impressions

 

1963発売でアルバム収録曲のうち2曲
「India」「Impressions」は1961年11月3日に
ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ演奏が録音されたもので
コルトレーンが自分のレギュラーバンドにエリック・ドルフィーを招き入れて
敢行したライブ音源で、歴史的なライブと言われています

タイトル曲は「Impressions」はスタンダードとしての定番となっていて
個人的にはZachary Breaux の Groovin` に収録のカッコよく現代風に
アシッド・ジャズのアレンジなんかも気に入っています
他のアルバムでも同様の傾向はありますが
トリオでもあまり変わらないじゃないか?ぐらいスカッと
吹きまくっていてマッコイ・タイナーのピアノは
バラードのAfter The Rainまでも、かなり控えめで存在感を消していますね

まあこのアルバムを聞いていたら熱量を感じれば幸せなんで
そんな小さいことはどうでもよい
ジャズ喫茶のとかの大音量で聴いてライブ演奏でスカッとして
スタジオ演奏はじっくりといきたいものです

tenor sax : John Coltrane (2-5)
soprano sax : John Coltrane (1)
alto sax : Eric Dolphy (3)
bass clarinet : Eric Dolphy (1)
piano : McCoy Tyner ( 1, 3 to 5)
bass : Jimmy Garrison, Reggie Workman (1)
drums : Elvin Jones (1 to 3), Roy Haynes (4, 5)

tracks 1 & 3 Recorded November 3, 1961 
at the Village Vanguard, New York City.

track 2 Recorded September 18, 1962 
at Van Gelder Recording Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

tracks 4 & 5 Recorded April 29, 1963 
at Van Gelder Recording Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

1. India
2. Up 'Gainst The Wall
3. Impressions
4. After The Rain
5. Dear Old Stockholm

Up 'Gainst The Wall

Impressions

After The Rain


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