2023年8月26日土曜日

The Horace Silver Quintet / Horace-Scope

 

 Horace Silver (ホレス・シルバー)は、1950年代前半から1970年代末まで最も長く Blue Note (ブルー・ノート)に在籍したピアニストで1928年生まれ。シルバーは24才でブルーノート、モダンジャズ・シリーズの第一弾、 Blue Note 1501,1502 の Miles Davis Vol 1,2 からピアノ演奏で参加しています。その後のブルーノートは世界的なファンキージャズ・ブームに乗り全盛を極めることとなりホレス・シルバーは36枚のアルバムを録音しています。



 シルバーがアート・ブレイキーと活動し始めたのは1954年の Horace Silver and the Jazz Messengers からで、Jazz Messengers(ジャズ・メッセンジャーズ)は最初はシルバーの名前が冠となっています。1956年にはジャズ・メッセンジャーズから脱退し、自己のハード・バップ・クインテットで作品を作り続けます。この演奏は脱退後の1960年の録音となる全盛期の作品ですが、彼の作品の中でもマイナーな部類かもしれません。
 ライナーノーツによるとホレスは、同じ曲の再録音は滅多にしないということですが、Nica's Dream は最初にジャズ・メッセンジャーズにこの楽曲を提供していたとのことで、この曲は再演であるとのこと。Nica's Dream 以外は全てホレスの新曲です。
 1曲目のStrollin'が、ややゆっくり目のテンポでややアーシー、Me And My Baby はいかにもスタンダード、タイトル曲 Horace-Scope は、やはり売れ線な曲作り。聴きどころはやっぱり、速い連アレンジの Nica's Dream になってくるのでしょうか。ドラマーはこのアルバムから Louis Hayes から Roy Brooks に変わり、このあと5年はこのメンバーでの演奏となります。
 ホレスのイメージである元気印が第一印象で、ピアノなどのリズム隊よりホーン部隊が前に出ています。中々良いアルバムではありますが隊長が自分を目立たせることなく、バンドアンサンブルを中心としたサウンドつくりです。このアルバムも最初に聴いたのは自宅ではなく、いつもの行きつけ「おでんバー」なんですが、皆さん違和感なくノリ良く聴かれて、特に悪い反応も無かったので普通に聴きやすいアルバムと言った印象だったことでしょう。再度今回聴いてみて思うことは、やっていることは王道のハード・バップなのですがサウンド自体はポップな印象で、カルテットとしてのバランス、サウンド重視で作った感じです🎵

piano : Horace Silver
bass : Gene Taylor
drums : Roy Brooks
tenor sax : Junior Cook
trumpet : Blue Mitchell

producer : Alfred Lion
recorded at the Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey on July 8, 1960.

1. Strollin'
2. Where You At?
3. Without You
4. Horace-Scope
5. Yeah!
6. Me And My Baby
7. Nica's Dream





  

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